今回解説する仮面ライダーはリュウガです。
「ミラーワールドのライダー……“リュウガ”」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 鏡像の城戸真司
- 概要
- 特徴
- 誕生の秘密
- キャストの考察
- ファンの考察
- ジオウにおける正体
- 仮面ライダーリュウガ
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 龍召機甲ブラックドラグバイザー
- 暗黒龍ドラグブラッカー
- 所有カード
- アドベント
- ソードベント
- ガードベント
- ストライクベント
- ファイナルベント:ドラゴンライダーキック
- 劇中の活躍
- 劇場版
- TVSP
- TV本編
- RIDER TIME 龍騎
- 本編外の活躍
- DRAGON KNIGHT版
- 仮面ライダーディケイド
- 超電王トリロジー
- オールライダーレッツゴー仮面ライダー
- 仮面ライダージオウのリュウガ
- 世界観
- 城戸真司
- アナザーリュウガ
- スペック等
- 概要
- 外見
- 戦闘能力
- 武器
- 固有能力
- リュウガライドウォッチ
- 劇中での活躍
- 第21話「ミラーワールド2019」
- 第22話「ジオウサイキョー!2019」
- HERO SAGA
- アドベントカレンダー
- リュウガサバイブ
- ゲーム作品
- PS版龍騎
- ガンバライド
- ガンバライジング
- 仮面ライダークライマックスヒーローズ
- 仮面ライダーバトライドウォー
『仮面ライダー龍騎』の登場人物。仮面ライダーリュウガの変身者。演じたのは須賀貴匡。『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』にのみ登場する。
概要
ミラーワールドで真司の虚像が実体化して誕生した存在。神崎士郎がライダーバトルの最後の三日間に投入した切り札的存在で、自らを「ミラーワールドの“ライダー”」と名乗る。
ミラーワールドにおいての制限時間はないが、逆に現実世界において制限時間がある。目的は現実世界の自分と融合して制限時間を無くすこと。その上でライダーバトルに勝ち残り、新しい命を神崎優衣に捧げようとしていた。
姿は真司と同じだが、よく見ると衣服の模様が左右反対。注意深く観察すれば本物と見分けが付かない事も無い。性格は真司と真逆で邪悪にして寡黙、狡猾かつ好戦的。実力もかなり高い。
何度も繰り返されて来たライダーバトルの中で仮面ライダーオーディンが何らかの理由で完全に消滅したときの保険、及びライダーバトルを円滑に推し進める為に生み出したリーサルウェポンのような存在らしい。
キャストの考察
『仮面ライダー龍騎超全集 最終巻』のキャストへのインタビューにおいて、真司役の須賀貴匡氏は「設定が不明なところが多々あるキャラなので自分で解釈するしかなく、士郎が『更なる闘いの円滑化』の為に用意したリーサルウェポン(つまり真司の姿をしたモンスター)と考えて演じた」と語った。
ファンの考察
神崎士郎がライダーバトルの最後の三日間に投入した切り札的存在。何度も繰り返されたライダーバトルの中で"仮面ライダーオーディンが何らかの理由で完全に消滅してしまった時間軸"において、ライダーバトルを円滑に推し進めるために生み出された存在。
“現実世界の城戸真司”と融合して実体を得る事で現実世界での活動時間の制限を無くした上でライダーバトルに勝ち残り、新しい命を神崎優衣に捧げるというもの。
姿が真司である理由は、「何度タイムベントさせても介入してくる真司に業を煮やした神崎士郎が『“幼少期の真司”のモンスターを現実の真司と同程度まで成長させ、リーサルウェポンとしてリュウガに仕立て上げた』という説もある。
真司の心の中に存在する「負の深層心理」即ち「心の奥底でくすぶり続けた真司の感情そのもの」だった。理性によって心の片隅に抑え込んでいた真司の本心=「フォロワー達がもっと支持してくれていれば、OREジャーナルは潰れずに済んだ」という恨みの感情が鏡の中に具現化した存在。
劇中で次々と過去にOREジャーナルのフォロワーだった人間を襲っていたのも、この凄まじい恨みの感情が原因。また、鏡像の真司の活力にもなっていた。真司本人は逆恨みだと思いつつも、心の中にそんな情けないことを思う自分がいる事を認め、もう1人の自分を受け入れることを覚悟していた。
映像作品内で明確に鏡像の城戸真司の正体について描かれたのは今回が初。初登場した『劇場版』の彼の正体を仮に本作と同じと考えた場合、「最強の存在となってライダーバトルを終わらせる」などの心理が働いていたのかもしれない。
スペック
身長:190cm
体重:90kg
パンチ力:250AP(12.5t)
キック力:450AP(22.5t)
ジャンプ力:ひと跳び40m
走力:100mを4.5秒
映画『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』、及びTVSP『仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS』に登場する仮面ライダー。TV本編未登場かつ、TVSPはほぼ顔見せ程度だったので、実質的には所謂「劇場版限定ライダー」である。
外見は黒色の龍騎だが、複眼「レッドアイ」は浮き出ておらず、スーパー1のように吊り上がっている。ライダーズクレストも形状が禍々しい。契約モンスターはドラグブラッカー。
頭脳プレイにも長けており、王蛇戦では先にジェノサイダーを倒す事で王蛇をブランク体に戻して弱体化に成功。ファム戦ではバイザーにアドベントカードを事前にセット。時間差でドラグブラッカーを呼び出す奇襲でファムに致命傷を与えた。
龍召機甲ブラックドラグバイザー
龍の頭部を模した黒いガントレットタイプの召喚機。左腕に装備されている。上部カバーを開き、その中にカードを装填する。カード装填時のボイスがくぐもった様な声になっている。それ以外は龍騎のドラグバイザーと同型。
スペック
全長:615.0cm
体重:210.0kg
特色/力:ドラグレッダーと酷似した姿、飛行能力、口から吐く6000℃の火炎
概要
黒色の龍型モンスター。6000AP。ドラグレッダーと同型だが、全ての能力が上回る漆黒の龍。目の色は赤。飛行速度は時速520㎞。視覚や索敵能力に関してはドラグレッダーと同等らしい。
各部機能
触覚型のレーダー「ドラグフィーラー」は30㎞四方にいる敵を感知する。両目の「ドラグアイ」は、ほかのモンスターの特性を解析。また、戦った相手の能力はデータ化されて蓄積、戦闘に活用される。
「ドラグブレス」を吐き出す口部の「ドラグジャウ」には、鋭い牙もあり、これで対象をかみ砕く。4本の脚「ドラグアーム」は、物を持ったり引っ掛けたりするのに活用され、腹部の「ドラグボディ」はドラグブラッカーの中でももっとも硬い部位。
戦闘能力
背ビレと胸ビレにあたる「ドラグフィン」はダイヤモンドカッターのように鋭い。剣のような形状のドラグブラッカーの尻尾「ドラグテイル」は、素早く振り回して対象を粉砕する。
口から放つ6000℃の青い炎には敵を石化させる。劇中では戦闘力が高いジェノサイダーやコンファインベントを持つ仮面ライダーガイがこの能力の犠牲になった。
だがキックが命中する前に火炎を敵に浴びせておく必要があり、龍騎やナイトとのファイナルベント対決では相手も普通に動けていた。
活躍
映画では龍騎の救援に駆け付けたドラグレッダーと戦闘し、それぞれの主人が殴り合いをしている後ろで激しい肉弾戦(噛み付き)を繰り広げていた。
『RIDER TIME 龍騎』ではドラゴンライダーキック発動時に吐く炎でガイを拘束した他、リュウガvsナイトの決戦ではナイトが召喚したダークウイングとも対決している。
客演での活躍
『仮面ライダーディケイド』第1話では光夏海の夢の中に登場。ドラグレッダーと共に飛行し火炎弾を連射していたが、謎の光弾で撃墜された。
第11話・第21話ではリュウガに召喚されて登場。前者はディエンドのキバアローによるディエンドファングで、後者はディケイド・コンプリートフォームと龍騎サバイブによるバーニングセイバーでリュウガ諸共倒された。
その後の客演
『超電王トリロジー』エピソードイエローではディエンド・コンプリートフォームに召喚されたリュウガと共にドラゴンライダーキックを発動。自身も突撃してG電王の撃破に貢献した。
『仮面ライダージオウ』第47話では龍騎のライドウォッチが壊れた事で登場最終話では常磐ソウゴが変身したオーマジオウに上空から襲い掛かるも、オーマジオウの圧倒的な力を前に呆気なく粉砕された。
所有カード
龍騎と同じカードを所有しているが、龍騎に比べて全てのカードのAPとGPが総じて1000Pずつ高い。デザインも鏡写しのように左右逆の構図で。黒を基調としたカラーリングに変わっている。アドベントとファイナルベントは別デザイン。
ドラグブラッカーを召喚する。6000AP。劇中では仮面ライダーファムを柱に何度も激突させて致命傷を負わせた。体当たりでジェノサイダーを横転させた。
ソードベント:ドラグセイバー
ドラグブラッカーの尻尾を模した反りの入った黒い剣『ドラグセイバー』を召喚する。3000AP。
ガードベント:ドラグシールド
ドラグブラッカーのボディを模した黒いシールド『ドラグシールド』を召喚する。3000GP。長らく劇中未使用であったが、『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』のナイト戦で初披露した。
ストライクベント:ドラグクロー
ドラグブラッカーの頭部を模した黒い手甲『ドラグクロー』を召喚する。3000AP。右腕に装着して打撃武器として使う。ドラグブラッカーを操作して火球を発射させる「ドラグクローファイヤー」も発動可能。
ファイナルベント:ドラゴンライダーキック
ドラグブラッカーの炎を纏った蹴りを放つ。7000AP。相手が避けられないよう、その場に固定する。技名や蹴り技という点は龍騎と同じ。
直立状態からゆっくりと浮遊して蹴りのポーズを取り、そこに背後のドラグブラッカーが吐いた黒い炎で一気に加速。蹴りを見舞う。劇場版ラストのようにストレートなライダーキックスタイルも使える。
シリーズへの影響
それまでに登場していた「仮面ライダーの偽者」は間抜けだったり実力で本物に劣るなど、どこかしょっぱい役回りが多かった。
しかしリュウガは高い実力と物語における重要な役割など、それまでの偽ライダー達とは一線を画する存在として描写され、視聴者に強い印象を残した。
これ以降、平成ライダーにおいて「主人公とよく似た姿のライダー」は強敵やストーリーで重要な役割を果たす存在とされることが多くなった。
いわゆる「ネガライダー」の始まりである。後続のネガライダー達はその多くがリュウガと似た配色であり、開祖である彼が与えた影響は非常に大きい。
劇中の活躍
劇場版
生き残った6人の1人だったが、今まで誰も見た事がないため、他の5人は特に気にもとめていなかった。中盤、ファムと王蛇の闘いに介入。王蛇を圧倒し、王蛇のジェノサイダ―をファイナルベントにて粉砕。ファムの敵討ちに協力したふりをした後一旦姿を消す。
その後、霧島美穂に「城戸真司」と偽って近づき、隙を見て襲いかかる。現実での時間制限が来ると、変身してミラーワールドで戦闘。終始圧倒してファムに致命傷を与える。龍騎が来ると再び姿を消す。
融合・決戦
その後、彼は真司に正体を明かす。幼い頃に一度だけ遊んだ女の子が優衣だと気付かせ、自分が彼女との約束を守らなかったことがライダーバトルの元凶と知る。
苦悩する真司に、自身と一体化すれば彼女を救えるなどと言葉巧みに真司を誘惑して融合。実体を得る。自由に現実世界を行き来可能になったリュウガは、ナイトとも戦闘して圧勝。しかし直後に神崎優衣が自殺。それを見た神崎士郎は発狂して消滅。
現実の真司は鏡像との分離に成功。龍騎とリュウガは最終決戦を行う。激しい攻防戦を繰り広げ気迫に勝る龍騎に次第に圧倒されてきたが徐々に善戦。ドラゴンライダーキックの激突の末、龍騎に敗れた。
なぜ勝てたのか
ファイナルベントの威力はリュウガが上回るが、正面衝突で打ち負けた。メタ的な事情を抜きにすると、「実は劇場版における龍騎のファイナルベントの方がスペックが上だった(ドラグレッダーが今まで倒した多くのモンスターを餌にしたことで数値よりも強化されていた)のではないか?」という説が有力。
また、2人の決戦の直前における「美穂が結びなおした真司の靴紐」が影響してリュウガは負けたというロマンチックな説、龍騎は高所から斜め下にキックを放ったのに対し、リュウガは斜め上に進んだため、位置エネルギーの差で辛くも勝利を修めたという科学的な説もある。
終盤にオーディンと共に登場。龍騎とナイトを倒す為に他のライダーと共闘した。ファムがディスパイダーと闘ってる際には、心なしか彼女を庇っている。闘う場合も闘わない場合も、TVSPが終わるまで生存している。
変身者は『仮面ライダーオフィシャルデータファイル』で榊原が真司に渡したメモの名前が「湯村敏幸」と「椎名修治」となっており、その上で「オーディンやリュウガなど、変身者を見せていないライダーだった可能性が高い」と二人のどちらかということになる。
変身者は『仮面ライダーオフィシャルデータファイル』で榊原が真司に渡したメモの名前が「湯村敏幸」と「椎名修治」となっており、その上で「オーディンやリュウガなど、変身者を見せていないライダーだった可能性が高い」と二人のどちらかということになる。
TV本編
公式では『主人公らとは別の場所で戦い、散ったライダー』となっている。可能性としては、用済みとしてオーディンに始末された可能性が高く既に脱落していたのかもしれない。
「神崎士郎のリーサルウェポン」説にのっとるならばTV本編ではオーディンが採用され、リュウガの採用は見送られた可能性もある。
「神崎士郎のリーサルウェポン」説にのっとるならばTV本編ではオーディンが採用され、リュウガの採用は見送られた可能性もある。
奇しくも劇場版公開日とオーディン登場回はほぼ同時(劇場版が8月17日放映、オーディン登場回放送日が8月11日)。媒体・時間軸こそ異なるが同じタイミングで「神崎士郎のリーサルウェポン」がお披露目されたことになる。
仮面ライダージオウのスピンオフ作品にも登場。真司と融合して現実に進出するのが目的。物語開始当初は真司の夢の中に現れていた。第2話にて手塚を煽り、ライアとガイを戦わせる。
その後、手塚の死体に潜り込み、木村によって真司のもとに担ぎ込まれると、二人の隙をついて真司の肉体を掌握した。リュウガに変身して芝浦を殺すと、次に木村を殴る。浅倉が乱入すると王蛇と戦闘。
それから、記憶を取り戻した蓮がナイトに変身して乱入。ファイナルベントの撃ち合いに発展し、これを制する。しかし、ナイトの危機を前に真司の記憶が戻り、肉体を奪回されてトドメを刺し損ねる。以降、リュウガの人格は表に出てこなかった。
本編外の活躍
海外のリメイク版での名前はオニキス。ドラゴンナイトのデッキをゼイビアックスに奪われて戦う術を失っていたキット・テイラーが、マスターユーブロンからオニキスのデッキを新たに授かり変身した。
キットは当初、自分がこの姿になって仲間たちをベントする悪夢に怯えて、オニキスのデッキを拒絶。だが、ユーブロンに説得によってオニキスのデッキを自分の信じる道へ進むための力として受け入れる。その後は最終決戦までオニキスに変身して戦った。
映像作品で唯一「正義のために戦うリュウガ」が見られる。今作で新録されたヒロイックに戦うオニキスの姿は非常にカッコよい。最終的にキットはドラゴンナイトの変身者として復帰したアダムとも和解しており、日本では見ることの出来ない「龍騎とリュウガの共闘」も果たした。
映像作品で唯一「正義のために戦うリュウガ」が見られる。今作で新録されたヒロイックに戦うオニキスの姿は非常にカッコよい。最終的にキットはドラゴンナイトの変身者として復帰したアダムとも和解しており、日本では見ることの出来ない「龍騎とリュウガの共闘」も果たした。
「君のために最高のライダーを用意した」
第11話:鳴滝がディケイド抹殺の為に差し向けた。彼曰く「最高のライダー」。ディケイドに変身出来ない士を、異空間の海岸で襲う。しかし、キバーラの力を無理矢理使って乱入してきたディエンドと交戦。
ディエンドや彼が召喚したキバを苦戦させるが、最期はアドベントで呼び出したドラグブラッカー諸共ディエンドの必殺技「ディエンドファング」を受けて消滅した。
この時、デッキからカードを引き抜いたSEはオリジナル、バイザーの音声は他のライダー達と同様に普通の音声になっていた。また、原典『EPISODE FINAL』同様、爆死する際には漆黒の爆炎を発生させていた。
この時、デッキからカードを引き抜いたSEはオリジナル、バイザーの音声は他のライダー達と同様に普通の音声になっていた。また、原典『EPISODE FINAL』同様、爆死する際には漆黒の爆炎を発生させていた。
ネガの世界
第20・21話:『ネガの世界』に君臨するダークライダーの一人として登場。『ネガの世界』の光夏海の友人である佐藤博彦を殺害して成り代わっていた。
最期はディケイドコンプリートフォームと龍騎サバイブの「バーニングセイバー」を受けて、消滅した。どのリュウガも必ずドラゴンライダーキックを放つも、相手の必殺技に押し負けて倒された。
ファイナルステージ
龍騎に化けた偽物が登場。鍋の裏に鏡を仕込んだトリックを使ってディケイドとディエンドの苦手なナマコを鍋に仕込んで、恐怖と混乱の渦に陥れるが、トリックを暴かれて正体を現した。
原典では見せなかったガードベントを両肩に装着した姿を披露するが、番宣の為に登場した仮面ライダーWの加わったオールライダーに敗れる。
超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ〜ツ
終盤、ディエンド・コンプリートフォームの「アタックライド・劇場版(GEKIJYOUBAN)」で召喚された。他に召喚された劇場版限定ライダー達と共に必殺技『ドラゴンライダーキック』を放った。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
終盤にバースの呼びかけで歴代サブライダーと共にオーズや1号の救援に登場。「悪役ライダーなのによく駆けつけたな」と思うだろうが、他にもそういうメンツがちょくちょくいるので気にしてはいけない。オールライダーの一員として、岩石大首領への大技「オールライダーブレイク」に参加した。
第21話・第22話にアナザーライダーの1体であるアナザーリュウガが登場。変身者は鏡像の城戸真司。『仮面ライダー龍騎』のその後について触れられた。
2002年における『仮面ライダー龍騎』の歴史は『龍騎』最終話にて神崎士郎と神崎優衣の手により「最初からライダーバトルが無かった世界」に改変された。
『ジオウ』における『龍騎』の登場人物達は、最終話で歴史が変わった『龍騎』本編のその後の姿である。真司が勤めていたモバイルネットニュース配信会社「OREジャーナル」は、2019年には既に閉鎖された。
SNSの発展によって誰もが気軽に情報を発信できるようになった時代の変化が原因で、編集長である大久保大介は閉鎖の理由を「時代のニーズに合わなくなったから」と明かしている。
ミラーワールドは残っており、鏡像の真司も『龍騎』最終話から16年が経過しても消滅していなかった。
仮面ライダー龍騎の変身者だがその記憶はない。OREジャーナル閉鎖後の職業は不明。劇中では大久保が「以前自分の下で働いていた熱い記者」としてソウゴに説明している。
経緯は不明だが鏡の中のもう一人の自分の存在を認識して怯えており、自宅であるアパートの鏡や窓ガラスを目張りすることでアナザーリュウガに襲われるのを防いでいた。この窓や鏡を目張りする行動は、『龍騎』本編における先代のカードデッキ所有者と同じである。
しかし、ストーブを点けていたため、ソウゴ達が駆け付けた際には一酸化炭素中毒になりかけていた。やがて「本物が消えればアナザーリュウガも消える」という無茶苦茶な理屈から、白ウォズに命を狙われる。
経緯は不明だが鏡の中のもう一人の自分の存在を認識して怯えており、自宅であるアパートの鏡や窓ガラスを目張りすることでアナザーリュウガに襲われるのを防いでいた。この窓や鏡を目張りする行動は、『龍騎』本編における先代のカードデッキ所有者と同じである。
しかし、ストーブを点けていたため、ソウゴ達が駆け付けた際には一酸化炭素中毒になりかけていた。やがて「本物が消えればアナザーリュウガも消える」という無茶苦茶な理屈から、白ウォズに命を狙われる。
「お前にも俺は倒せん。俺は”仮面ライダーリュウガ”だからな」
スペック等
身長:190.0cm
体重:90.0kg
特色/力:鏡の中の異世界と現実の往来/鏡で敵の攻撃を跳ね返す
契約したタイムジャッカー:ウール
モチーフ:仮面ライダーリュウガ
デザイン:篠原保
登場話:第21話、第22話
体重:90.0kg
特色/力:鏡の中の異世界と現実の往来/鏡で敵の攻撃を跳ね返す
契約したタイムジャッカー:ウール
モチーフ:仮面ライダーリュウガ
デザイン:篠原保
登場話:第21話、第22話
概要
第21話、第22話に登場したアナザーライダー。変身者は本来の仮面ライダーリュウガと同じ鏡像の城戸真司。初の主役ライダー以外の仮面ライダー(サブライダー)かつ、悪のライダー(ダークライダー)をモチーフとした個体。
外見
仮面ライダーリュウガがモチーフで全身が黒い。リュウガは龍騎と同じく東洋の龍がモチーフだが、さらに龍の要素が強まっている。突き出した両肩の造形や金色のアクセントは『HERO SAGA』で登場したリュウガサバイブを彷彿とさせる。
頭部は金色の長い髭をなびかせた龍を思わせる造形。クラッシャー部の口に鋭い歯が生える。顎部分も牙が生えた龍の下顎を模した装甲でガードしている。
顔面はリュウガや龍騎同様にスリット状のフェイスシールドだが、龍の皺を思わせる歪な形状。と劇中では見えにくいが、フェイスシールドの奥には赤い複眼が存在。複眼内にも丸い有機的な眼が確認できる。
顔面はリュウガや龍騎同様にスリット状のフェイスシールドだが、龍の皺を思わせる歪な形状。と劇中では見えにくいが、フェイスシールドの奥には赤い複眼が存在。複眼内にも丸い有機的な眼が確認できる。
胴体は中華風の鎧のよう。鎧の各部にも龍の鱗らしき意匠が存在している。首の周りは武将を思わせるスカーフを巻いたような造形。胸の装甲部分の左側には反転した鏡文字の「RYUGA(リュウガ)」、右側に「2002」の年号が描かれている。
両肩の装甲部分はリュウガサバイブのように突き出した形状で、下半身には中華服のような前垂れがある。腰にはVバックルを模したベルトを巻いているが、バックル部分のベントホルダーはカードデッキを咥えた鬼の顔のような外見と化している。
元のリュウガが強力だったことに加え、変身者が本来の歴史と同じ人物なため、非常に高い戦闘能力を持つ。特に接近戦においては無類の強さを発揮する。
劇中ではジオウ、ゲイツ、ウォズすらも敵わない程。並大抵の攻撃では怯む程度で、ダウンすらしないタフネスも持つ。
右腕にドラグクローやブラックドラグバイザーのような龍の頭を模した手甲を装着(または腕の一部として一体化)。ドラグクロー同様に青い炎を放つ。
手甲で直接敵を攻撃した際には、ドラグブラッカーの咆哮のSEが流れる。左手にはドラグセイバーを模した長剣を所持。鋭い切れ味を誇る。
固有能力
ミラーワールドの行き来
鏡の中の異世界と現実の往来できる。『龍騎』のライダーやミラーモンスター同様、鏡だけに限らずガラスや窓など姿が映るものでも可能。敵に居所を予測させず神出鬼没に出現して襲い掛かる。アナザーリュウガの出現時には、ミラーモンスターが出現する時と同じ独特な環境音が響く。
敵に攻撃された場合は、鏡で敵の攻撃を跳ね返せる。アナザーリュウガの目の前にリュウガのライダーズクレストを模した歪な形状の鏡が現れ、その鏡から相手の攻撃を威力そのままの状態で跳ね返す。
その為、アナザーリュウガに攻撃すればするほど、攻撃した本人が大きなダメージを負うことになる。劇中ではゲイツの「タイムバースト」すら反射。
ウォズフューチャーリングシノビの分身能力で全方位から攻撃を浴びせた際は、全ての攻撃をウォズ本体だけに反射。自動判別のような機能も兼ね備えていることが発覚した。しかしダメージが大きすぎると跳ね返せず、ジオウⅡのライダー斬りは防げなかった。
リュウガライドウォッチ
アナザーライダーを倒すには、同じライダーのライドウォッチが必須。しかし、『龍騎』本編で既に発生した改変でミラーワールドは開かれない歴史となったことで、例え2002年に行ってもアナザーリュウガ撃破に必要なリュウガライドウォッチの入手は不可能。
そのため、これまでのアナザーライダーのルールではアナザーリュウガは倒せない。ちなみにリュウガライドウォッチは玩具でも存在しない。
劇中での活躍
2019年現代、ウールは門矢士から「数千回に一回鏡が割れる瞬間にだけ繋がる失われた鏡の中の異世界がある」と聞かされる。ウールは「時間停止中に鏡に石を投げては時間遡行で元に戻し、それをまた割る」ことでミラーワールドと繋げる。鏡の中から現れた鏡像の真司に「アナザーリュウガウォッチ」を与え、アナザーリュウガに変身させた。
アナザーリュウガは過去にOREジャーナルのフォロワーだった人間を次々と襲う。工事現場でジオウやゲイツと遭遇するが能力で二人を圧倒、逃走した。
その後真司と遭遇。真司の命を狙っていた白ウォズも圧倒。続けて現れたゲイツにも襲い掛かる。ジオウが現れると、アナザーリュウガはミラーワールドに逃走。ジオウもそのあとを追う。鏡の中でジオウは鏡像のソウゴに出会い、戦闘になる。
アナザーリュウガは引き続き、OREジャーナルの元フォロワー達を襲う。ゲイツは白ウォズに頼み込み、ノートの力でアナザーリュウガを誘導。ゲイツとウォズと再戦して圧倒。ゲイツを殺害した。
そこに完成したジオウライドウォッチⅡを携えたソウゴが登場。時間逆行能力でゲイツの死をリセットされる。ソウゴはジオウⅡに変身。反射できない火力と、ルールを無視した特効でアナザーリュウガを撃破。アナザーリュウガウォッチも破壊された。
敗れた後も鏡像の真司は消滅していなかったが、2人の真司は互いを受け入れることで、今立たされている現実を共に乗り越える覚悟ができた。
HERO SAGA
『アドベント・カレンダー』
真司(正確には「城戸真二」)が中学生の頃に死んだ双子の兄「城戸真一」を元に作り出してしまったもう一つの人格がリュウガに変身する。
真一と真二は仲の良い兄弟だったが、真一は大人しく心優しい真二と違って粗野で暴力的な面が目立ち、高校生からも一目置かれるほどの荒くれ者だった。
真一が殺されるが、実の両親さえ「殺されたのが真二じゃなくて良かった」と呟くほど。真一のことを頼りになる兄だと慕っていた真二はその言葉にショックを受ける。「兄が可哀想だ」と思い、まるで真一が乗り移ったかのような行動を取るようになる。
真一が殺されるが、実の両親さえ「殺されたのが真二じゃなくて良かった」と呟くほど。真一のことを頼りになる兄だと慕っていた真二はその言葉にショックを受ける。「兄が可哀想だ」と思い、まるで真一が乗り移ったかのような行動を取るようになる。
医師に解離性同一性障害(二重人格)と診断された真二は、真一との繋がりを少しでも薄めることで精神の安定を取り戻すため名前を「真司」に改名させられ、それ以降「真一」の人格を心の奥底に封じ込めていた。
作中で「真一」の人格が言葉を発することはないが、リュウガ(「真一」)の戦う姿を見た優衣は「まるで浅倉のように戦いを楽しんでいた」と語っており、「真一」がどんな性格なのかを窺い知ることができる。
因みにあくまでも人格である為、「真一」の人格の時しかリュウガには変身出来ない。作中では「真一」の人格が出現した途端に龍騎のスーツが黒く染まりリュウガに変化した、という描写がされている。
『IFの世界』に登場。鏡像の真司が龍騎を吸収した事で「サバイブ〜烈火〜」のカードを使った形態。その姿は龍騎サバイブに酷似しているが、身体の各部に刺が生えている。龍騎サバイブと同じカードを所持し、APとGPは+1000高く設定されている。
召喚機は「暗黒龍召機甲ブラックドラグバイザーツバイ」となり、契約モンスターも「暗黒龍ブラックドラグランザー」に強化(ジオラマには未登場)。この時リュウガは同時に登場したタイガと一緒に「龍牙」「大牙」と表記されている。
ファイナルベントは「ドラゴンファイヤーストーム」(ホビージャパン掲載時の解説や、HOBBY JAPAN MOOK 『S.I.C. HERO SAGA vol.2』より)。APは10000。あの仮面ライダーオーディンのファイナルベント「エターナルカオス」に唯一匹敵する破壊力を誇る。
ゲーム作品
PS版龍騎
彼の勝利時には仁王立ちした状態で黒い靄を発生させながら、宙に浮いている。もはやライダーではなくモンスター。
第3弾より参戦(敵限定のEXステージを含めると第2弾)。参戦当初は必殺技がソードベントの龍舞斬だったが、第8弾でドラゴンライダーキックが追加された、レジェンドレアに昇格した。他のレジェンドレアと比べて結構クセが強い。
スーパーレアは後にダークライダーのお約束となる相手主人公指定のスキルの元祖。上昇値はあの悪魔スキルと同じだが、タイリョクが大幅に減るため微妙。
003弾で高体力龍騎であるレジェンドレア龍騎サバイブが参戦してからは使いやすくなった。上が50で下が100という変則的な数字のスロットを持つ。
06のリュウガは奥にいるドラグブラッカー共々眼が黄色で、どう考えても前述のオニキスである。裏のライダーズクレストも龍騎のものだった。
ガシャットヘンシン2弾よりLRとCPの同時収録で参戦。LRのアビリティは相手よりライジングパワーが多いと発動する。
バースト後も相手のカウンター発生率を下げつつラウンド毎にAPとゲキレツアイコンを増やす。一方CPの方は必殺を吸収しつつテクニカルゲージを上げられる。しかしAPバトルに勝つことが条件。
龍騎との掛け合いがある。最終作『超』で遂にボイスが須賀貴匡本人の声に。龍騎の声が原作ボイスになっていたことを売り出していた為、その流れでリュウガの音声も同時に収録したのだろう。
PS版と違い何故かバイザーの音声がくぐもっていない。その後、『超クライマックスヒーローズ』では音声が原典通りに修正された。ディケイド版も「鏡像の真司ではなく普通の参加者が変身したリュウガ」だと解釈するなら音声が通常のものでもおかしくはない。
同じく登場。映画シナリオの再現を売りにしたゲーム内容に従い、敵として龍騎の前に立ちはだかる。
─────────────────────
以上です。これで紹介を終えます。