今回解説する仮面ライダーは京介変身体です。また、『仮面ライダー響鬼』内に登場するディスクアニマルも解説いたします。
「俺は優れた人間です……彼よりずっとね」
目次
- 桐矢京介
- 概要
- 性格
- 描写
- 運動能力
- 家族
- 備考
- 裏切り
- 正体の謎
- 備考
- 京介変身体
- スペック
- 概要
- 活躍
- ヒーローショー
- 備考
- 劇中の活躍
- 初登場
- 弟子入り
- 放棄
- 修業再会
- 明日夢との喧嘩
- 最終回
- 変身
- 『仮面ライダージオウ』
- EP33『2005:いわえ!ひびけ!とどろけ!』
- EP34『2019:ヘイセイのオニ、レイワのオニ』
- ディスクアニマル
- 機動
- 描写
- 玩具版
- 備考
- アカネタカ
- スペック
- 概要
- 駈斗戦士
- ルリオオカミ
- スペック
- 概要
- リョクオオザル
- スペック
- 概要
- キハダガニ
- スペック
- 概要
- ニビイロヘビ
- スペック
- 概要
- セイジガエル
- スペック
- 概要
- アサギワシ
- スペック
- 概要
- キアカシシ
- スペック
- 概要
- コガネオオカミ
- スペック
- 概要
- アームドディスクアニマル
- ハガネタカ
- スペック
- 概要
- ヨロイガニ
- スペック
- 概要
- カブトオオザル
- スペック
- 概要
- カラクリ動物
- 岩紅獅子
- スペック
- 概要
- 白練大猿
- スペック
- 概要
- 消炭鴉
- スペック
- 概要
桐矢京介
「君ってつまらない人間だよな。よくそう言われない?」
『仮面ライダー響鬼』の登場人物。京介変身体の変身者。演じたのは中村優一。
概要
第30話以降に登場。『響鬼』後半に行われたテコ入れから登場したキャラ。頭脳明晰で勉強面に非常に優れる。音楽やイラストなど芸術方面、将棋など頭脳でも優秀な成績を残している優等生。
明日夢に案内された文化部ではどこへ行っても非凡な才能を披露しており、口だけというわけではない。中学二年までフランスで暮らしていた帰国子女であり、英語やフランス語もペラペラである。
性格
成績優秀であるためかなり自信過剰な性格。尊大な態度。自身の実力を過大評価しており、他人に対しては見下した言動ばかりとる。作中の発言の9割が嫌味。
自己中心的で自分の価値観が絶対。他人の事情や心境を知りもせずに上辺や偏見だけで批判や過小評価したりする。思ったことを平気でずけずけと口にするうえ、理屈っぽい面がある。そして、それと比べる形で自分のことを持ち上げる。
描写
編入早々、伊佐倉先生が黒板に書いた字が「あまりにも汚い」という理由で書き直し、英語の授業でも先生の発音に訛りがあると指摘。さらに「校則には書いてないから」と昼休みに寿司の出前を頼むといった破天荒な行動で周囲を驚かせた。
自身の優秀性をアピールしたいらしく、何かにつけて勝負を仕掛けたがる癖がある。勝負の内容は牛乳の早飲み等、いろいろあるが、だいたいの場合いきなり勝負を仕掛け、相手が戸惑っているうちに自分だけ条件を達成して勝利宣言する。プライドを優先するあまり、苦手な事からは逃げる癖がある。しかし、本人は逃げているとは認めない。
運動能力
文系の能力を伸ばすことに集中し過ぎたのか、運動神経や体力は苦手どころではなく壊滅的。運動関係全般が苦手で泳げもしない。
本人も必死に隠しており、体育などは仮病で休んみ、運動部の見学も避けた。「何をやってもオレが一番に決まってる」と口では残念がり、自分が相当な実力者だと振る舞う。
運動オンチを隠したりするなど後ろめたいことがあるせいで被害妄想的な面があり、仮病で体育を休んだりしたときは他人の視線を気にして「なんだよその目は」と突っかかる。実は前の学校を辞めた理由も運動神経の悪さが露見したからだった。
家族
母親は単身赴任でフランスで仕事をしている。彼の母もかなり優秀なようで、京介は何不自由なく高級マンションでひとり暮らしをしている。
母親とはテレビ電話で会話している。母親は「ママ」と呼び、怖い時に外国にいる母親に助けを求めるなど、かなりマザコン気味。
父親は消防士であり、彼が幼い頃に火災で取り残された子供を救助するために炎の中に飛び込み死亡した。彼にとって父は英雄で尊敬の念を持っているが「男は父親を超えることで強くなるもの」という、永遠に果たせぬ想いも引きずっている。偉大な父親を超えることを目標としている。
備考
本作の路線変更にあたって登場したキャラクターであり、その癖の強い性格、良くも悪くも『響鬼』後半を象徴するような存在ゆえ、視聴者からの評価は賛否両論である。
演じた中村優一氏は、放送当時は勿論のこと、放送終了後も否定派の視聴者から嫌われていたが、中村氏が後に『仮面ライダー電王』で桜井侑斗/仮面ライダーゼロノスを演じた事で、それらの悪評は一気に激減したという。
中村氏曰く、侑斗役には『響鬼』後半および『電王』のチーフプロデューサーを務めた白倉伸一郎氏からのオファーで決まったとのこと。
京介変身体
スペック
身の丈(身長):5尺9寸(約180cm)
目方(体重):27貫(約101.2kg)
概要
最終回にて京介が変身した音撃戦士。名前はない。自身の持つ変身音叉が発する特殊な音波をキーにして、自身の肉体を変化させた姿。修行を始めてからわずか1年で鬼として覚醒。これは師匠のヒビキを超える歴代最速の速さだった。
基本的な姿は師である響鬼と似ているが、顔の模様が異なり角も四本ある(響鬼は二本)。色は白と紫。白は父親の職業である消防士イメージで、紫は高貴さや響鬼をイメージしたデザインらしい。
活躍
修行の成果、そして鬼になるという気持ちは本物であると明日夢に証明すべく、鬼の姿に変身を果たした。徒手空拳でサトリに立ち向かうもまったく敵わず、仮面ライダー威吹鬼と仮面ライダー轟鬼に助けられた。練習用装備をしている。
ジオウに登場した際には正式な鬼となっていたことからか響鬼と同様の音撃鼓を使用。さらに直接の描写はないながらも鬼棒術・烈火弾と思われる技を放って轟鬼の音撃斬・雷電激震を妨害した。修行を重ねた事によってかつてより戦闘力は大幅に上がっていた。
ヒーローショー
「強鬼」と名乗っていた。登場と同時に過去の回のショーで判明した敵の弱点を突いて有効打を与えるが、突出し過ぎたために人質に取られ響鬼のピンチを招く。
師への態度を轟鬼に叱られたり、鋭鬼から「 強気 も過ぎれば 狂気 の沙汰」と叱られる一方で膨大なオリジナル設定を観客に説明するため猛士に伝わる敵の資料を読み込んできたという勉強家属性が強調され鋭鬼からは「まさに博覧 強記 」と言われた。
備考
『仮面ライダーディケイド』の「響鬼の世界」に登場したアスムが当初変身していた姿もこの姿だった。『S.I.C.HERO SAGA vol.2』に新規収録された立体化企画では、京介の独り立ちした鬼の姿はこうであろう、という少し大人びた感じの変身体の作例が作られた(小説には未登場)。
劇中の活躍
初登場
明日夢のクラスに転校してきて、転校する前日に明日夢と勝負した(例によって一方的な)ためか、明日夢とよく一緒にいるようになる。
当初は席が隣になった明日夢の世話になっていたが、その彼に「君ってつまらない人間だね」と発言するなど他人を見下した態度が目につく。しかし悪気はなく、内容もさほど的外れではない。頻繁に嫌味を言い、知り合い以上友達未満な関係になっている。
弟子入り
明日夢と一緒にいるときカシャに襲われ、響鬼に救われる。鬼の戦いを目撃し、響鬼の炎を纏った姿に父親の姿を重ね、父親を超えるためヒビキに弟子入りして鬼になると決心。
当初はヒビキに弟子入りを断られ続け、イブキやトドロキにも交渉。ついにはイブキの弟子である天美あきらを頼り、彼女から鬼の初歩を学ぼうとする。
こうした京介の行動に明日夢も触発されてヒビキの弟子を目指すようになり、幾度となく断られるも最終的にはその熱意が勝り、あきらの頼みもあり、京介は明日夢と一緒にヒビキの弟子となった。
放棄
ヒビキと立花勢地郎の会話を盗み聞きして、「いずれは弟子をひとりに絞る」というヒビキの意向を知り、一方的に明日夢をライバル視して彼よりも優秀だと示そうと躍起になり始めた。弟子入りしたばかりの頃は修行の意図を理解できず反発していた。
しかし、京介は基礎体力を鍛える段階で自分が明日夢より劣っている事実を認識。明日夢より上だとアピールしようと、持久走でタクシーを使用するという卑怯な手を使う。
だがすぐにバレてトイレ掃除の刑にされた、自分が過去に獲得したトロフィーなどを持参して優秀さを示そうとしたりした。もちろんヒビキはそんな彼の行為を評価する訳もなく、結局一度は修行を放棄して逃げ出した。
修業再会
復讐に囚われたことを悔いてイブキの弟子を止めたあきらを見下す発言をする。鬼の修行と学校生活の両立を「保険」と見下し、鬼の修行に専念するためと言って無断で学校を退学しようとした事もあった。後にヒビキに諭されて復学している。
自分を馬鹿にした同級生に復讐するため、明日夢がヒビキから授かった陰陽環を盗み出す。だが彼らがカシャに狙われている事を知ると、反省したのか人助けをし、それをきっかけに弟子に復帰。苦手な体力トレーニングもこなすなど、相当な努力をした。
明日夢との喧嘩
明日夢をそれなりに認めるようになりにライバル意識が芽生える。だが明日夢は持田ひとみに誘われたパネルシアターを通じ、「自分が本当にやりたいこと」を見つける。
明日夢が鬼以外の人助けの道を見いだして弟子をやめたときには激怒。重病に苦しむ少女の願いを叶えるためにパネルシアターを行う明日夢に「俺はな、お前とちゃんと勝負して勝ちたかったんだ!それなのに…裏切りやがって!」と激しく突っかかる。
明日夢も自分の夢を侮辱されたことに反発したために互いに激しく突っかかり、パネルを床に叩きつけて明日夢と取っ組み合いになった程。
京介は明日夢と競ったうえでヒビキに認められたかったため、不戦勝のような形で弟子になる不満を明日夢にぶつけ、喧嘩別れすることになった。
最終回
1年後、京介は学校も辞め、鬼の修行に打ち込んでいた。鬼になるという気持ちは本物で、ヒビキも熱心に京介を指導。「猛士」の面々との関係性も良好。新たなホープとして期待の目を向けられていた。鬼になっており、師匠であるヒビキの最短記録を塗り替えている。
ある日、負傷した少年を助けようとした明日夢から電話があり、京介は現場に急行して彼と再会。無事に少年を病院へ送り届けたのち、「まだ許したわけじゃない」と言う。
変身
「ひとみちゃんが魔化魍に」と日菜佳から連絡があり、ふたりで現場へ向かう。京介はディスクアニマルを駆使してひとみの居場所を特定するが、現れたサトリの一撃で気絶する。
明日夢に応急手当をされて目を覚まし、彼もまた夢に向けて「鍛えて」おり、鬼以外の道でも努力を続けていることを知ると、彼の目の前で京介変身体へと変身。サトリに立ち向い、自身の修行の成果を披露した。
その後、駆けつけたイブキとトドロキがサトリを倒すと、京介は明日夢と一緒にひとみを救出。京介は明日夢と互いに真に認め合い、親友的な関係となり、関係を修復した。
EP33・34の「響鬼編」に登場。演者の中村氏はその後のEP39・40で桜井侑斗/仮面ライダーゼロノスとして再び登場。別役ながらレジェンドとしては門矢士役の井上正大、海東大樹役の戸谷公人氏に次ぐ出演回数となった。
京介と侑斗は容姿が瓜二つであったことから、ソウゴは侑斗と初めて対面した際に京介と勘違いして困惑していた。演者の中村氏はいずれ師匠と肩を並べて戦いたいと話しており、再登場にも好意的な姿勢を見せている。
EP33『2005:いわえ!ひびけ!とどろけ!』
アナザー響鬼を取り逃がしたジオウ・ゲイツの前に「響鬼」を名乗って現れる。響鬼ライドウォッチを手に入れたいソウゴたちの事情を聞くとライドウォッチを入手した際には譲ることを了承する。
だが「鬼の力は代々鍛えた人間だけが引き継ぐもの」としてソウゴ達が鬼の力を使うに相応しい者か試すための修行をその条件とし、手始めに太鼓の修行を行わせた。
その際、王様になりたいというソウゴに対し「できもしない夢なんて見ない方がいい。叶えられなくて絶望するだけだ」と、半ば自虐的な内容の言葉を発していた。
その後、ソウゴとゲイツがアナザー響鬼に攻撃を加えようとすると、変身者の鼓屋ツトムを守るため、変身して妨害。だがソウゴに「前に見た響鬼と違う」と気付かれた。
EP34『2019:ヘイセイのオニ、レイワのオニ』
トドロキによると鬼にはなれたが“響鬼”を襲名できないただの鬼とのこと。にもかかわらず響鬼を名乗って鼓屋ツトムを弟子にしてトドロキは京介とぎくしゃくした関係になっている。加えて本物の響鬼ではないことを知ったツトムは京介のもとを去ってしまった。
一人前の鬼としては認められていた模様。“響鬼”を襲名できなかったこと、弟子が自分の元を去り異形の怪物へと姿を変えたことは京介の心に深い影を落としていた。
ソウゴたちから事情を聞かれるものの「プライベートなことにはノーコメント」と突っぱねて頑なに真実を話そうとしなかった。
ツトムの想い
滞在していたクジゴジ堂でソウゴとツトムの通っていた小学校の卒業文集を手に取ってツトムの書いた作文を読む。ソウゴからツトムの自分への思いを聞かされたことで、かつて自分がヒビキに対して抱いていたのと同じ強い憧れを自分に対して抱いていたこと、彼にとっては京介こそが「響鬼」であったことに間違いはないということを知る。
そして彼はソウゴらと共にアナザー響鬼の潜伏する工場へと趣き「ツトムがいたからこそ、自分は一人前の鬼になることができた」と、自分のありったけの思いをぶつけ、「必ずお前を助け出す」と力強く宣言する。
襲名
彼のポケットに響鬼ライドウォッチが出現して光り輝く。京介はそれを起動させると響鬼へと変身を遂げる。ジオウトリニティと共闘。音撃の技を以てアナザー響鬼を打ち倒し、見事に弟子であるツトムを助け出した。
戦いが終わった後、再びツトムを弟子へと迎え入れ、2人でもう一度修行をやり直すことを決意し、和解する。そして約束通り響鬼ライドウォッチをソウゴへと譲渡する。
せっかく念願の響鬼になれたのにウォッチを手放してよいのかソウゴに問われるが、「俺は俺の道を往く。ヒビキさんみたいな鬼になる。だからお前も魔王とやらになってみせろ」とソウゴの夢を後押しするのだった。
ディスクアニマル
式神の発展形。作中では「ディスク」とも呼ばれる。名前は和色で統一。吉野の本部で大量生産されており、魔化魍探索や戦闘支援等で鬼達をサポートしている。普段は銀色をした直径125mmのディスクの形をしており、収納ボックスに入っている。
劇中に登場したディスクアニマルは一部に過ぎず、猛志本部には任務に合わせたディスクアニマルが更に保管されている。
起動
変身音叉、鬼笛、鬼弦いずれかの音で起動し動物の姿になって活動する。録音、または録画機能があり、主に魔化魍の探索などに使われる。
音声の再生は変身アイテムにセットし、回転させる事で行う。ただし、記録された音は鬼の聴力があって初めて聴ける。敵に悟られないようにステルス機能で姿を消したり、単純な投擲武器や牽制役としても活躍する。
描写
知能もそれなりにあるようで、ディスクアニマル同士で意思の疎通が出来る他、主人がボロボロになった時は心配したり、身の回りの手伝いをする事もある。音式神としての特性故か、音撃武器の音を好み、轟鬼が独自に行う土地の浄化演奏の際には、一緒に踊っている。
ディスクアニマルが運用される前は変身音叉などで御札を動物型に変形させていた事が滝澤みどりの発言からわかっている。劇中では変身音叉から放つ音波で御札を鶴に変形させていた。『小説仮面ライダー響鬼』でも巻物から燃える鷹を召喚している。
備考
元々は巨大化して乗用となる案もあったという説もあるが、本編では実現しなかった。劇場版や『仮面ライダーディケイド』第1話では巨大化したディスクアニマルに響鬼が乗る事で実現に成功した。
巨大化したディスクアニマルはアカネタカとリョクオオザル。このうち巨大アカネタカは量産されている事が窺える。『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』でも響鬼の乗騎として登場している。
玩具
最初期のサポートメカでありながら、ディスク形態・動物形態どちらも破綻のないデザインは評価が高く、2005年のグッドデザイン賞を受賞。
DX版の他、素材やサイズの異なる食玩版、そして変形機構は無いフライングディスクなどが販売された。音撃弦が出るまで動きが鈍かった響鬼玩具の中では特にバカ売れし、初期入荷が売り切れする店も続出した。
後年のカンドロイドやフードロイドなど、二期シリーズでは定番となった「変形する小型サポートメカ」のはしりである。
アカネタカ
スペック
翼開長:230mm
全高:115mm
重量:41g
最大飛行速度:時速240km
連続稼働時間:51時間
最大録音可能容量:46時間分
全高:115mm
重量:41g
最大飛行速度:時速240km
連続稼働時間:51時間
最大録音可能容量:46時間分
概要
最初期に開発された茜色の鷹型ディスクアニマル。。飛行能力を持ち、より広範囲を探索出来る。翼の部分が刃物になっており、戦闘時には手裏剣の様に扱う事も。
足に物を引っ掛けて運搬する事も可能だが、エネルギー消費が激しい為に録音時間と稼働時間は短い。ハイパーバトルビデオでの性格は江戸ッ子。
本編外
戦国時代版は羽根は羽ばたかせることで時速200kmで飛行できるうえ、おなじカラクリ動物の消炭鴉を一撃で撃破するほど鋭いカッターにもなる。
くちばしの先端部分も非常に鋭利で、強力な武器として機能する。『仮面ライダーディケイド』では巨大化機能が追加された。
駈斗戦士
強大な炎の力を背中の霊盤に宿した灼熱の霊鳥。身に付けた者は必殺技「豪火連舞」が使えるようになる。響鬼のライドモンスター。火属性。鷹というよりフェニックスのような外見をしている。忠誠心が強い。
ルリオオカミ
スペック
全高:90mm
全長:160mm
重量:50g
最大走行速度:時速99km
連続稼働時間:132時間
最大録音可能容量:120時間分
概要
最初期に開発された瑠璃色のオオカミ型ディスクアニマル。比較的タフで陸上での性能に特化。荒地などの悪路を走破できる。高い耐久性も持ち合わせている。
群れでの活動が得意で、武器は鋭い牙を活かした噛みつき。魔化魍とも果敢に立ち向かう。ハイパーバトルビデオでの性格はとても陽気。
リョクオオザル
スペック
全高:115mm
全長:95mm
重量:60g
最大走行速度:時速60km
連続稼働時間:90時間
最大録画可能容量:20時間分
概要
緑色のサル型ディスクアニマル。初の録画機能持ち。パワーや知能もほかのディスクアニマルよりも高い為、初期のディスクアニマルではかなり高性能な機体だった。魔化魍の被害者を護衛する際にも使用された。
猿同様に木にぶら下がる芸当も可能。轟鬼の演奏を気に入っているようで、エアギターを披露している。『ディケイド』以降の作品では巨大化機能を付加されている。ハイパーバトルビデオでの性格は穏和。
キハダガニ
スペック
全高:40m
全長:50mm
重量:65g
最大走行速度:時速40km
最大遊泳速度:16kt
連続稼働時間:120時間
最大録音可能容量:115時間分
概要
水中での活動が可能なヒビキ専用の黄色いカニ型ディスクアニマル。ボディは急流に飲まれて岩にぶつかってもいいよう頑強に作られており、落石程度なら平気。水陸両用だが水中での活動や録音が得意。
しかし陸上での動きは非常に遅い為、水辺から放たれるケースが多い。鋼鉄のケーブルを切り裂く巨大なハサミはコンクリートを貫くドリルやマニピュレータ、レーダーとしても使用できる。
ちなみに劇中に出ている中で唯一の海洋生物&節足動物モチーフ。魚型が確認されていないのはやはり活動範囲の問題からであろうか。ハイパーバトルビデオでの性格は熱血漢。
ニビイロヘビ
スペック
全高:150mm
全長:700mm
重量:50g
最大走行速度:時速60km
最大遊泳速度:20kt
連続稼働時間:120時間
最大録音可能容量:90時間分
概要
蛇の魂を込めた鈍色(濃い灰色)のイブキ専用ヘビ型ディスクアニマル。狭い空間や水中での活動が可能。長い身体を活かしての締め付けや尻尾での叩き付け、鋭い牙による噛みつき攻撃が得意。黄蘗蟹よりも、やや陸上での移動スピードに優れている。
狭い場所を好む習性があり、明日夢のズボンに入り込んでパニックに陥らせた事も。ハイパーバトルビデオでの性格は甘えっ子。あきらが多用し、後にトドロキも使用している。
セイジガエル
スペック
全高:90mm
全長:120mm
重量:42g
最大走行速度:時速55km
最大遊泳速度:23kt
連続稼働時間:132時間
最大録音可能容量:120時間分
概要
青磁色(薄緑色)のトドロキ専用カエル型ディスクアニマル。ジャンプ力に優れ、水陸両用型として活躍。録音時には目を回す習性がある。
主に斬鬼師弟が使用した。知能もそれなりに高いのか、茜鷹が敵の粘液に捕らわれた際には悲しんでいた。ハイパーバトルビデオでの性格は礼儀正しい青年。後にヒビキやサバキも使用している。
アサギワシ
スペック
全高:115mm
翼開長:230mm
重量:51g
最大飛行速度:時速290km
連続稼働時間:66時間
最大録音・録画可能容量:60時間分
概要
浅葱色のワシ型ディスクアニマル。茜鷹の後継機で録音機能に加え、録画機能が追加されている。飛行速度や連続稼働時間が向上している。
茜鷹よりも知能が高い為、茜鷹を交えたフォーメーションを活かしての活動が得意。茜鷹から浅葱鷲への移行が順次進められていたが、この連携行動のために茜鷹を併用する鬼もいる。
武器のカッターのような翼の縁と嘴で魔化魍に直接攻撃を仕掛ける。茜鷹が破損した際には浅葱鷲の破片を繋ぎ合わせる事で修復が可能。茜鷹同様、ディスクモードで戦輪としても使える。ハイパーバトルビデオでの性格は親分肌。
キアカシシ
スペック
全高:85mm
全長:150mm
重量:55g
最大走行速度:時速123km
連続稼働時間:150時間
最大録音・録画可能容量:140時間分
概要
ライオンの魂を使ったオレンジ色のライオン型ディスクアニマル。瑠璃狼の後継機。瑠璃狼からは稼働時間やスピード、攻撃力が強化されている。録画機能が搭載された。
木の上や浅い水辺といった活動範囲の拡大にも成功。知能が高くほかのディスクアニマルを引き連れて連携行動をとることもあった。瑠璃狼の群れのリーダーとしても活躍。
瑠璃狼から黄赤獅子への移行が順次進められていたが、連携行動をとるために瑠璃狼と併用するケースもあった。ハイパーバトルビデオでの性格は落ち着いた老人。
コガネオオカミ
スペック
全高:90mm
全長:160mm
重量:40g
最大走行速度:時速180km
連続稼働時間:150時間
最大録音可能容量:140時間分
概要
金色のオオカミ型ディスクアニマル。瑠璃狼のバージョンアップ型。通常のディスクアニマルでは珍しいモチーフ被り。トドロキのサポートについたザンキに送られた。録画機能は無い。
吉野の最新技術がふんだんに使用されている。鬼の鎧を破壊する程の攻撃力を持つ他、強化外骨格に変形してザンキの古傷である右膝をサポートするという設定があったが、この機能は未使用に終わる。
アームドディスクアニマル
アームドセイバーの波動によって、強化されたディスクアニマル。体色は全て赤銅色と黒。響鬼が装甲響鬼になる際、合体して響鬼の鎧になる。
ハガネタカ
スペック
全高:115mm
翼開長:230mm
重量:41g
最大飛行速度:時速480km
連続稼働時間:51時間
最大録音可能容量:46時間分
アカネタカが装甲声刃の波動により強化された姿。飛行速度は茜鷹の2倍にまで向上しており、羽根の先端部分にあるカッターの切れ味も増している。
羽根での攻撃や、ディスク形態で円盤型手裏剣として投じた際に魔化魍に与えるダメージも大きくなっている。アームドヒビキの運動能力やスピードを強化するという能力も持つ。
ヨロイガニ
スペック
全高:40mm
全長:50mm
重量:65g
最大走行速度:時速80km
最大遊泳速度:32kt
連続稼働時間:120時間
最大録音可能容量:115時間分
キハダガニが装甲声刃の波動により強化された姿。左右が逆転している。左手のハサミは、そのまま物体を切断するだけでなく、マニピュレータとして物を掴んだり、回転させてドリルとして使用することも可能。
黄蘗蟹よりも装甲が頑強になっており、戦車砲が直撃してもダメージを受けないほど。アームドヒビキの装甲を強化するという能力も持つ。
カブトオオザル
スペック
全高:115mm
全長:95mm
重量:60g
最大走行速度:時速120km
連続稼働時間:90時間
最大録画可能容量:20時間分
概要
リョクオオザルが装甲声刃の波動により強化された姿。本編未登場。走行速度に加えて腕力が劇的に向上しており、小型自動車を軽々と持ち上げられる。アームドヒビキ)の腕力や脚力を強化するという能力も持つ。
カラクリ動物
戦国時代の鬼が使っていた、ディスクアニマルの原型となった道具。円盤から動物に変形するのはディスクアニマルと変わらないが、こちらは変形すると巨大化する。
隠密活動には向かないが巨大魔化魍との戦闘で活躍する。また、録音機能もあるらしい。素材は現在の物とは異なる。茜鷹の他に以下が存在。
岩紅獅子
スペック
最大走行速度:時速80km
連続稼働時間:18時間
最大録音可能容量:18時間分
概要
紅色のライオン型音式神。黄赤獅子と同じ獅子がモチーフ。響鬼を乗せて走れる程の大きさに変化することができる。
現代のディスクアニマルより立体的な外観をしており、玩具版の方が現代のディスクアニマルに近い外観をしている。魔化魍と戦う際は鋭い牙で攻撃する。
白練大猿
スペック
最大走行速度:時速50km
連続稼働時間:9時間
最大録音可能容量:9時間分
概要
白いサル型音式神。緑大猿と同じ猿モチーフ。目の形状から遮光器土偶に近い印象を受ける。岩紅獅子程ではないが、こちらも外観が立体的。ほかのカラクリ動物よりも高い知能を持っており、戦闘能力も非常に高い。オロチを足止めする目的に使われた。
消炭鴉
スペック
最大飛行速度:時速160km
連続稼働時間:16時間
最大録音可能容量:16時間分
概要
黒いカラス型音式神。TV版に同じモチーフのディスクアニマルが登場していない珍しい音式神。歌舞鬼が使用し、響鬼の茜鷹を相手に戦うも、撃墜されてしまった。
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以上です。これで紹介を終えます。