【雨と曇らせ!】仮面ライダーブレイブ / 鏡飛彩【俳優はケーキが苦手 動画あり】

2022年5月5日木曜日

2号ライダー 仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはブレイブです。

「俺に切れないものはない」
目次
  • 鏡飛彩
    • 概要
    • 性格
      • 前半
      • 後半
    • 甘いもの
    • ゲーム知識
    • 家族
    • 関連人物
      • 宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド
      • 仮野明日那/ポッピーピポパポ
      • 花家大我/仮面ライダースナイプ
      • 鏡灰馬
      • みずき/さつき
      • 百瀬小姫
      • グラファイト
    • 余談
  • 仮面ライダーブレイブ
    • 概要
    • 変身
    • 武器
  • 各形態(ゲーマー)
    • クエストゲーマー・レベル1
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • 必殺技
    • クエストゲーマー・レベル2
      • スペック
      • 変身
      • 容姿
      • 性能
      • 必殺技
    • ビートクエストゲーマー・レベル3
      • スペック
      • 変身
      • 性能
      • 活躍
      • 必殺技
    • ハンタークエストゲーマー・レベル5/ドラゴンブレード/フルドラゴン
      • スペック
      • 変身
      • 性能
      • フルドラゴン
      • 活躍
      • 必殺技
    • ファンタジーゲーマー・レベル50
      • スペック
      • 変身
      • 容姿
      • 性能
      • 欠点
      • 克服
      • 必殺技
    • レガシーゲーマー・レベル100
      • スペック
      • 変身
      • タドルレガシーガシャット
      • 容姿
      • 性能
      • その他の利点
      • 必殺技
  • 特殊形態一覧
    • サファリクエストゲーマー・レベル4
      • 概要
      • 活躍
      • 必殺技
    • ファミスタクエストゲーマー
      • 概要
      • 必殺技
    • ギャラクシアンクエストゲーマー
      • 変身
      • 概要
      • 必殺技
    • ガンバライジングオリジナル形態
  • 劇中の活躍
  • 『仮面ライダージオウ』での活躍
初変身&初戦闘】
鏡飛彩
 『仮面ライダーエグゼイド』の登場人物。仮面ライダーブレイブの変身者。年齢24歳。演者は瀬戸利樹

 概要

 聖都大学附属病院の若き天才外科医。永夢とは同い年。通常ならば医学部を出たての研修医に相当するが、飛び級で外国の大学を出ている。若くして医師免許を取得した為それなりのキャリアが有り、本編開始前はアメリカの一流病院にいた。
 仮面ライダーに変身する適合者の一人でもある。初めて披露した変身の描写から、スタッフの幾人かにはバグスター仮面ライダーのことを明かしている模様。 
 永夢とは対照的に秀でた医療技術を持つ。本職は心臓外科医だが、それ以外の専門医資格も複数持っている。ベテラン医師でも普通躊躇するレベルの難手術も手早くこなせる。

 性格
 常に冷静。クールを通り越して冷徹とまで言えるほど。「失敗しない外科医」と呼ばれている様に、若手ながら腕は確かだがプライドは高く自信家。思ったことをはっきりと告げるタイプ。
 「患者に関わらない=その事情に深入りしない」ことを信念としており患者を治すことを最優先としている。一言で言えば、仕事に私情を持ち込まない仕事人タイプ。
 これは患者に深入りして生じた感情によって手術の腕が鈍ることを防ぎ、不測の事態に陥っても適切な判断が下せるよう、オペに支障を出さないようにするため。彼なりに人命を第一に考えている姿勢の表れでもある。

 ドクターの信念
 オペを望まぬ患者には、自分がオペをすれば助けられる患者であってもオペをしない。一方で患者が望めば、どんなオペであっても絶対に成功させて救うと医師としての強い意志を持っている。
 「俺に切れないものはない」という一見自信過剰な口癖も、困難な仕事に対して自分を鼓舞するためという部分があり、内心では人並みの緊張や不安が全くないわけではない。
 第14話で肝臓癌とゲーム病を併発した患者であり消化器外科の大家でもある白河を手術した後には平静を装いつつびっしょりと汗をかいていた。

 描写

前半
 治療、つまりバグスターを排除するためであれば人質を無視して攻撃をする事も厭わない。今後多くの大事な手術も控える中で、医療従事者が共感疲労の状態に陥らないために患者のプライベートな物事に干渉せず距離を置くことは理にかなっている。
 他人に対して非情と見える面もあるが根本的にはツンデレめいたところがあり、永夢がゲーム病感染者だと知った時にはストレスを与えまいと告知できずにいながらポロっと「彼を患者として救いたい」と言う本音を漏らしてしまっている。

後半
 戦いが激化する中、患者への配慮を気にするようになったり、他ライダーや永夢の心境を気にしたりと精神面が大きく成長。 医術一辺倒のドクターライダーから脱却した。
 ただし持前の冷静さは健在。「患者の治療」に対する情熱故に暴走して突っ走りがちな永夢に、 現実論を述べて落ち着かせるなど、全体的に経験不足な永夢の先輩兼ストッパーとしてのポジションを確立した。

 甘いもの
 「疲労回復の手段」として毎日決まった時間に糖分を摂取している。ゲーム病に苦しむ患者がいても平気な顔をしてホールケーキ等のスイーツを食べる。
 自身のコンディションを維持するために糖分補給をすること自体は間違っているとは言えず、 彼の考えも医者としては大切なことである。
 メスの延長か刃物の扱いに長けており、ケーキアップルパイなどをわざわざ手術のメスを入れるところに見立て、ナイフとフォークを使って食べる。
 ナイフで柔らかいシュークリームを4つにカットして見せている。癖になっているのか、喫茶店でケーキを食べる際、店員にナイフを頼もうとしてメスと言ってしまった事もある

 ゲーム知識
 ずっと勉強ばかりしていたためか、ゲーム関係の知識や技術に関しては全くの素人。物語序盤ではアイテムを手に入れてステータスをアップさせるというゲーム内のお約束を知らず、あからさまに置いてある宝箱にも全く手を出そうとしなかった。
 突然の音楽ゲームを模した攻撃に対応できずにダメージを受ける等、ゲーム関係の知識不足によって不利益を被る場面も少なくない。だが「イージーモード」を理解できていた。
 既存のゲーム作品への知識を全く持っていない訳でもないようで、『ファミスタシリーズ』に関しては認知していた。
 最終回後の時系列に当たるファイナルステージではゲーム(とりわけRPG)にどハマりしていた事が明らかになっている。甘い物を好んだ経緯や本人が真面目な性格を見るに、一度ハマった物にはとことんハマるようだ。

 戦闘能力
 ライダーとしての技量は決して低くない。むしろゲーマーとしての技量のなさを一切感じさせないほどの実力を持っている。
 音ゲーに対して「心肺蘇生と同じ要領」という解釈で心臓マッサージの技術を戦闘に応用して見事に攻略。レベル3の力を引き出した。それがどういう物か判っていれば、既存の知識を応用してある程度は適応できる柔軟性を持つ。

 エナジーアイテムの活用
 第6話でグラファイトに速攻を仕掛けるために「高速化」を使用したのが最初。永夢のゲーム医療の腕前を認めたあとは、彼に倣って積極的にエナジーアイテムを活用し始めた。
 襲い来るファンタジーゲーマを引きつけて「混乱」のエナジーアイテムに突っ込ませて混乱させるなど、機転の利く一面もある。
 中盤に入ってからは強化アイテムであるガシャットギアデュアルβを使いこなせず、周りのレベルが上がる中で一人低レベルでの戦いを強いられたため、エナジーアイテムを多用してレベル差を埋めることが多かった。

 過去
 かつての彼には百瀬小姫という恋人がいた。しかし、医学の勉強に打ち込む余り彼女を疎かにしてしまう事が多く、彼女を怒らせることもあった。
 5年前に小姫はバグスターウイルスに感染してゲーム病を発症、最終的に彼女の肉体はグラファイトに乗っ取られてしまい消滅、彼女は飛彩の目の前で死亡してしまった。この出来事が彼を仮面ライダーの変身者にした切っ掛けであった。
 以前の彼は甘いものが好きではなく、食べるようになったのは小姫が死亡してから。これには小姫がよく飛彩に甘いものを差し入れていた事が関係している。彼がよくスイーツを食べるのは、好物だからではなく、習慣だからと言った方が正しい。

 呼び方
 基本的に他者を名前では呼ばず肩書きや階級で呼んでいる。ナース姿であっても仮野明日那を「ポッピーピポパポ」、宝生永夢を「小児科医」(当初は「研修医」)、花家大我を「開業医」(当初は「無免許医」)、九条貴利矢を「監察医」、ニコは「女子ゲーマー」など。
 ポッピー状態の場合のポッピーピポパポは「ポッピー」と呼んだことも。第38話で大我と和解した際には「花家先生」と名前で呼んだ。第39話でも彼の事を「花家先生」と呼び敬語で話していた。
 それを見たニコからは「ないわ~」、永夢からは「飛彩さんが大我さんに敬語なんて不気味」とまで言われている。大我から「いつも通りで良い」と言われた際はお言葉に甘える形で「サンキューだ、無免許医」といつもの話し方に戻った。

 家族
 父は聖都大学附属病院の院長、鏡灰馬。かつては神の手を持つと言われる程の外科医だった。鏡家は曾祖父の代からの医師家系らしい。母親は本人曰く動物と会話が出来るらしく奇跡の獣医と呼ばれている。 
 親戚も父方の伯父がアメリカの大病院の理事、母方の伯父がドイツの有名医大の教授でその息子が紛争地帯で軍医をしている (貴利矢はチート一家だと止められたが、口ぶりから更に医療関係者がいると推測できる)。

 関連人物

宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド
 若き研修医。CRにライダーは2人は不要と言い放つなど当初は見下していた。「病気を治しても患者が笑顔にならなければ意味が無い」との信念を持ち患者に寄り添う事を良しとする彼とは信念の違いから度々衝突。
 しかし「バグスターの殲滅」「患者を治したい」という理念は共通しているため、共闘の機会は多かった。長い戦いの中で徐々に互いに距離を縮める。
 彼の「患者を笑顔にする」為に戦う姿勢や例え度し難い外道であっても命に優先順位をつけない姿勢についても認めている。
 2クール目からは研修のローテートで外科に回って来た彼の指導医を務める。厳しくも彼を一人前のドクターにしようと鍛えている。「お前に向いてるのは精々ゲーム医療くらいだ」と彼なりに永夢の事を褒めるようにもなった。

中盤以降
 彼がゲーム病である事を知ってからは、彼が本当にゲーム病であるかどうかを確かめるためと彼を治療するためにエグゼイドに攻撃を仕掛けざるをえなくなり、二人の仲に再び亀裂が生じかけた。
 しかも、彼にストレスを与えないために彼に病気の告知が出来ない事がそれに拍車を駆けていた。永夢が自身のゲーム病を知って一時的に精神を「M」に乗っ取られた際は、ゲームを楽しむばかりで患者に興味を示さない「M」の態度に怒りを露わにしている。
 彼に代わって患者と向き合おうとするなど、永夢の「患者の体を治し、患者の笑顔も取り戻す」という信念については、彼なりに認めており何処か憧れている様子が見られた。
 第23話のみ「永夢」と名前で呼んで鼓舞した。本編後日談となる『マイティノベルX』では彼との一定の距離感が心地よいと語っている。

 CRのライダーをサポートするバグスター。表向きの名前「かりのあすな」が「仮のナース」のアナグラムであることを堂々と言及した。看護婦の姿の彼女から「この姿の時は明日那って呼んで」と言われた時には「どうでもいい」と彼女の要請を一蹴した。
 彼女のノリに動じない、ある意味マイペースな性格なのかもしれない。悪気は無いとはいえ彼女に何度も突き飛ばされている(第5話、第13話)。
 彼女が洗脳されてバグスター側についた時は、動揺しつつも患者の為に覚悟を決め倒そうとしたが、永夢の必死の説得で元に戻った時にはすぐに謝罪し、元の仲間関係に戻っている。恋人を取り戻す為とはいえ正宗側に付いた際には非難された。

 かつて医療ミスによって恋人であった小姫の命を救えなかった大我を恨んでいた。彼が再び仮面ライダーとなったことを認められず、ゲーマドライバーとライダーガシャットを没収しようとしている。
 彼を前にするとバグスターがいても彼との戦いを優先してしまう感情的な一面もあった。生前の小姫とは医学を学ぶ過程で破局寸前にまで陥ってしまうも、彼の中で彼女の存在は大きく残っていた。
 グラファイト討伐後は幾分かの精神的余裕が持てたのか、互いにつっけんどんな態度はとりつつも、利害の一致から共闘する程度には仲は改善しつつある。しかし、小姫の一件は自身の逆恨みであることを自覚していた。

和解
 第34話にて、大我を恨む事で小姫が消滅したのは自分が彼女と距離を置き、ストレスを与え続けたせいだという事実から目を背けていた事を打ち明ける。それを知った大我は心を打たれ、正宗の命令のままにCRを妨害し続ける飛彩を強く止める事ができなかった。
 大我がグラファイトとの戦闘で重傷を負った際には手術を担当し、意識を取り戻した彼に対して今までの非礼を謝罪した。これにより大我との5年間に渡った確執に終止符を打った。だが、この時の決断が後に大我を苦しめる事となる。

九条貴利矢 / 仮面ライダーレーザー 
 CRの部外者ながら、独自の思惑で動き回る彼を良く思っていない。「友の死すら利用する男」と思い込んで「お前の言葉に真実などない」と嫌っていた。しかし第11話でゲンムの正体が発覚した際に「監察医の言っていた事は本当だったのか」と驚く。
 第12話で彼が消滅しようとしていた時は「俺達に話したい事があるんだろ!」と彼なりに貴利矢の事を案じた。彼を疑ったことへの罪悪感があった様子。
 第22話にて彼の私物を調査していた所、彼が遺した「リプログラミング」のデータを発見、有効なデータを残してくれた貴利矢の事を「お前は大した男だよ」と評価した。

檀黎斗 / 仮面ライダーゲンム
 第3話で初対面。一応敬語で接しているが、彼が大我に変身システムを与えたことについては不満を隠さずに問い詰めている。
 ヴァーチャルオペレーションズ3話ではゲンムが使っていたプロトマイティアクションXガシャットの存在を問い詰めるが何者かに奪われたと返される。
 その後、VRシステムでゲンムのデータと対戦、あっさり勝てたことに違和感を感じた飛彩がベッド横のモニターを確認したところ「イージーモード」に設定されておりなぜこんな初歩的なミスをと呟いた。
 彼の正体が判明した後は人々を苦しめる元凶として敵視しており、自分自身も撃破に貢献した。第31話では復活した黎斗に死んだ人間が生き返るのかと問う。
 彼からは「感染したのと同じ種類のプロトガシャットにデータが保存されている」と返された。終盤で彼がCRに加わった際には様々な情報などを提供したため「利用価値はある」ことは認めている。

鏡灰馬
 聖都大学附属病院の院長であり、飛彩の父。彼の事は「親父」と呼ぶ。親馬鹿な灰馬からの評価は高く、次期院長候補として大いに期待を寄せられている。
 ところが、お調子者の彼の言動を「うるさい」と一蹴する等、態度は基本的にそっけない。しかし「俺が誰の背中を見て医師を志したと思ってる?」と発言しており、言葉や態度には出さずとも心から尊敬している。
 恋人を取り戻す為に正宗側についた自分の息子にショックを受けたが、どうする事も出来ない自分にジレンマがある事を第37話で永夢に打ち明けた。

錦小路みずき/正親町さつき
 初変身時に連れていた二人の女医。二回目以降の変身時には登場しない。第10話で負傷した彼に付き添って看護する場面が見られた。
 手術のサポートのみならず、スケジュール管理や飛行機のチケットの手配等、プライベートでの身の回りの世話をさせているようだ。ただし飛彩から厳しく叱咤されることもある。
 ちなみに、黒髪の方がみずきで茶髪の方がさつき。ビーストライダー・スクワッド』にて、本編の数年前に火災で怪我をした彼女達の事を火の手が迫る中、見捨てずに治療したことが明らかになった。以降恩を返すために付き従っている。

百瀬小姫
 飛彩の彼女。心から彼を案じていた。勉強に集中し過ぎたせいで彼女との関係を疎かにしてしまい、すれ違ったままゲーム病によって消滅した。彼女が最期に残した「世界一の医者になって」という言葉を胸に、飛彩はライダーになることを決めた。
 素っ気ない扱いをして彼女を怒らせた経験や、彼女がゲーム病の事を自分に隠していた事から「こんな男は愛想を尽かされて同然」とずっと後悔の念に捉われていた。
 第6話での出来事を受けて自らを気遣う彼女の想いに気付く。第10話にてグラファイトを倒した後に「できることならもう一度(小姫に)会いたい」と1人呟いている。
 第31話では黎斗が復活したことを受け、彼女の復活の可能性に縋るようにモータスのガシャットロフィーを入手していた。黎斗の言葉通りなら、彼女のデータはプロトドラゴナイトハンターZガシャットの中にある。

コンティニュー
 今でも彼女の死を引きずっており、それを利用される形で檀正宗に無理矢理付き従わされた。小姫の無念も晴らさずに、患者の命は預かれない事。小姫が消滅した原因は、自分と同じ時間を過ごさない事で彼女にストレスを抱えさせてしまったからである事。
 彼女の手術に失敗した大我を恨む事で、その真実から自分は目を背けてしまっていた事などを、中盤、涙を流しながら永夢逹に語った。
 だが正宗の「(グラファイトとの戦闘で重傷を負った)大我の手術をミスしろ。そうすれば小姫を生き返らせてやる」という条件に飛彩は反発。結局これを反故したせいで正宗は小姫のデータを消去し、彼女は2度と生き返らなくなってしまった。
 後にクロノスがリセットを使いハイパームテキガシャットが完成する前にゲームを戻した影響でデータが復帰。他のゲーム病で消滅した人間と同じ状態に戻っている。それでも飛彩は一人涙を流しながらも後悔することはなく、彼女が残した言葉を胸に刻み続けた。

最終回後
 第41話で正宗が発動したリセットの影響があったのか、最終話後日談の記者会見で永夢が告げた「ゲーム病で消滅したが直接的な死ではない患者者達」の中には小姫の名前も含まれており、ラストシーンでは飛彩もいつか彼女と再会できる時を望んでいた。
 小説『マイティノベルX』において小姫が蘇った時には、伴侶として生涯傍にいて欲しいと指輪を用意してプロポーズするつもりでいることを永夢達に真顔で言い放っている。

グラファイト
 パラドと行動を共にするバグスター。5年前に小姫に寄生しており、実体化したことで小姫は消滅してしまう。そのため飛彩からして見れば、仇も同然の存在である。
 レベル3との初戦闘にてグラファイトを撃退して以降、グラファイトの方も「必ずこの手で潰す」と因縁の相手として認められる事となった。
 第10話でグラファイトを倒し復讐を遂げたが、その復讐の後に虚しさを感じている。後に生前の小姫の記憶を有していることが語られた。

 備考
 演者の瀬戸利樹氏は甘いものが苦手。東映公式サイトによれば現場では毎回苦労していた様子。鼻血を出して以来、チョコ系が苦手。スタッフが用意してくれるので頑張って食べているようだ。最終的に、克服はできなかったそうである。
 ちなみに甘い物を食べる設定は、患者に寄り添わないスタイルの彼を視聴者に「嫌な奴」と見られないために企画チームがつけた設定とのこと。
 名前の由来はブレイブのモチーフがRPGの勇者(ナイト)であることから、そこから連想してヒーロー→→ひいろ→飛彩と思われる。鏡飛彩は登場する他のキャラに比べて二面性が薄い。そのため、メイン監督の中澤祥次郎氏からは一番主役らしいキャラと言われている。

仮面ライダーブレイブ
「これより、バグスター切除手術を開始する」

 概要

 鏡飛彩が変身する仮面ライダー剣と魔法のファンタジーRPG「タドルクエスト(TADDLE QUEST)」のプレイヤーキャラクターをイメージした仮面ライダーであり、「タドル」シリーズのガシャットにより変身する。初登場は第2話。
 メインカラーはシアン。主なエナジーアイテムは宝箱。 対応する雑魚バグスターウイルスは杖を持った魔法使い風の姿となる。
 「ブレイブ(brave)」とは、「勇敢な、すばらしい」という意味を持つ言葉である。 由来はおそらく、RPGの主人公としては定番ともいえる「勇者」。 

 変身
 初変身時には助手である二人の看護師に変身を手伝ってもらっていたが、2回目以降は一人で変身している。変身ポーズは顔の横でガシャットを構え、一度だけ回転させてからゲーマドライバーにセットするという、他の適合者に比べてシンプルで飛彩らしい動作。
 左腕を横に伸ばしてパネルを選択・変身する。助手付きの時は自身は両手を軽く上げて、手術をする医者のように助手に指示を出してドライバーをセットさせていた。 

 性能

頭部『BRヘッド-QST2

視覚機能
 視覚センサー『アイライトスコープ』を装備。ハイスピードカメラ並みの撮影機能や、夜間戦闘用の発光装置を持つ。ミクロサイズのバグスターウイルスの観察も可能。
 フェイスバイザー『アダマントバイザー』が衝撃や汚れから視覚センサーや頭部全面を守る。表面に塗布された耐爆メタルコーティング剤によって十分に強度が高められており、決して割れない。

その他
 頭部を保護するヘルメットガードライドヘルム』は耐爆メタルコーティング剤が表面に塗布されており、通常戦闘に耐えうる十分な強度を持つ。ファンタジーRPG「タドルクエスト」のプレイヤーキャラクターがイメージ。
 索敵装置『リアクトシグナル』が周囲の動体反応を捕捉・識別。自動的に追跡マーカーをセットする。内部モニターのレーダーマップには捕捉した敵や味方、エナジーアイテムの位置などが表示される。
 聴覚センサー『センダーイヤー』は周囲の雑音を遮断。必要な音だけが聞こえる。秘蔵通信機能で特定の相手と会話できる。
 吸気装置『エアフレッシュガード』は取り込んだ空気から有害物質を除去。変身者の健康を守る。余剰に取り込んだ空気を利用して、スーツ内部の温度や湿度を最適な状態に保つ。内部には圧縮エアも蓄えられているため、水中での長時間活動も可能。

胴体
 ボディスーツ『クエストギアスーツ』が変身者の動作を補助・強化。常人離れした身体能力をもたらす。接近戦に特化した防御力重視の調整で、敵の攻撃に耐えつつ斬撃の届く距離まで安全に近づける。
 胸部に体力ゲージ『ライダーゲージ』が表示される。残存体力を可視化しており、ゲージが尽きると死ぬ。他のライダーと協力して戦う際は、ゲージの多い者が率先して前へ出る、瀕死のライダーに回復アイテムを優先取得させるなど、お互いのゲージを確認することで安全かつ効果的な戦術が可能となる。
腕部『BRグロウスアーム』
 レベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力を上昇させる機能「ゲインライザー」が搭載。高められた腕力がガシャコンソードによる強力な斬撃を放つ。
 肩部は『アームドアンブレイカー』が保護。全身を覆うように装甲強化剤を噴射し、一定時間防御力を引き上げられる。スパイクを利用した強力なショルダーチャージで敵の装甲を貫ける。
 拳を覆う強化グローブ『クロースファイトグローブ』はグローブ表面を通じてガシャコンウェポンとのデータ通信を行い、攻撃システムの連動と最適化を実行する。バグスターウイルスにパンチを叩きこむと同時に駆除プログラムを流し込み、より高いダメージを与える。

脚部『BRグロウスレッグ』
 レベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力を上昇させる機能「ゲインライザー」を搭載。瞬発力に優れて、巧みな足さばきを用いた素早い連続攻撃を仕掛けられる。
 バトルシューズ『クロースファイトシューズ』が攻撃の威力を高める強力な踏み込みや、素早いフットワークを可能にするバグスターウイルスにキックを叩きこむと同時に駆除プログラムを流し込み、より高いダメージを与える。

 装備

ゲーマドライバー
 本作の仮面ライダーが変身に使用するベルト。バグスターウイルスへの対抗を目的とした医療機器の一種。2つのスロットを持ったゲーム機にも似た形状で、カラーリングはマゼンタ蛍光グリーン。
 ベルト中央の発光パネル『ハイフラッシュインジケーター』には仮面ライダーや装填中のライダーガシャットをイメージしたグラフィックが表示される。コマンドメニューや攻撃時のエフェクト等を空中投影する。

変身
 普段はバックルの状態で携帯し、腹部に当てることでベルト『フィッティングバインド』が出現し装着される。
 ベルトの長さは装着者の体型に合わせて自動的に調整される。装着者から吸収した生体エネルギーを利用して、ドライバーの各システムを稼働させるためのエネルギーを生み出している。
 左にある『メインガシャットスロット』の内ドライバー中央寄りのスロットにライダーガシャットを挿入すると、挿入されたライダーガシャットのデータを瞬時に読み取り、変身プログラムなどを自動的に実行してレベル1に変身する。

レベルアップ
 ドライバーの『アクチュエーションレバー』を右に開くことで装填中のライダーガシャットに組み込まれた強化プログラムが実行され、レベル2に変身する。逆にレバーを戻すことでレベル1に戻ることも可能。
 外側のスロットに2本目のライダーガシャットを挿入してレバーを開くと、能力強化や新たな装備の実体化が行われて、レベルアップする。レバーを閉じた後、ドライバーからライダーガシャットを抜き取ることで、変身が解除される。

性能
 データ実体化装置『GDハイパーモジュール』がライダーガシャットに記録されているデータを元に、スーツや武器などをゲームエリア内に実体化させる
 データ通信装置『GDアップデーター』はドライバーの性能向上を図るため、戦闘データなどを開発会社のデータサーバに自動転送する。システム不具合を解消する修正パッチなどは、自動的にダウンロード・インストールされる。
 内部機能を保護する外装パーツ『アウターガードケース』は成形加工しやすい軽量かつ高強度の素材が使用されており、表層には耐水性、耐熱性、耐衝撃性を高めるコーティング剤が塗布されている。熱暴走を防ぐためのクーラーユニットを搭載。

危険性
 ドライバーを扱うためには適合手術を受け、微量のバグスターウイルスを投与して体内にバグスターウイルスの抗体を作る必要がある。人間の遺伝子を持つことも必須。
 適合者の判別機能により装着者が適合者と認められた場合のみドライバーの機能が発動する。適合者であれば他のライダーの使っていたドライバーも使える。適合者でなくても一応装着だけは出来る。
 適合者以外が使っても変身できず、ゲーム病のようになり死ぬバグスターのように人間の遺伝子を持たない者は、ダメージは受けないが使えない。

扱い
 重要な部分はブラックボックス化されており、一時は開発者の黎斗が離反及び死亡した事で新造どころか修復も困難な貴重品になっていた。復活した新檀黎斗がCRと協力体制を結び直した事で修復が可能になった。
 現在劇中に登場しているドライバーの数は6基。その内永夢が最初に使用していた1基が戦闘によって使用不能となっていたが、後に黎斗によって修復されている。
 開発にはゲーム会社「幻夢コーポレーション」の檀正宗と檀黎斗、大手医療機器メーカー「メディクトリック」の宝生清長らが関わっている。

キメワザスロットホルダー
 左腰に備え付けているホルダー。下部の『サブガシャホルダー』に2つライダーガシャットをセットして携帯可能。最上部の『キメワザスロット』上部のボタン『ホルダースイッチ』を押すと、ゲームエリアのステージをセレクトできる。
 セレクトすると違う場所にワープするため、自分とバグスターを移動させたりその場から緊急脱出することも可能。後者の場合変身を解除するとそのエリアからはじき出され元の場所に戻る。

性能
 『コネクトチャージャー』がキメワザスロットホルダーとゲーマドライバーを繋ぐ。ドライバーとのデータ連動をリアルタイムで行うと同時に、システムの稼働に必要なエネルギーを受け取っている。
 制御装置『クリティカルディスチャージャー』が技の出力や挙動を自動的に制御し、命中率を引き上げる。ボディスーツの強化リミッターを解除し、身体能力を限界以上に強化することで技の威力を底上げする。

必殺技
 『キメワザスロット』に挿入されたライダーガシャットのデータを瞬時に読み取り、いつでも必殺技を発動できるよう全身各部に指示を送る。『ホルダースイッチ』を押すことでライダーガシャットに組み込まれた強攻プログラムが起動。
 さらにもう一度ボタンを押すことで、ホルダーに搭載された強撃破砕システム「ストライクオルタネーター」が作動し、ライダーガシャットの特性に応じた強力な必殺技が発動する。必殺技がヒットすると、『会心の一発!』という音声が流れる。

長剣
 初変身後に出現した武器。仮面ライダーゲンムによって破壊されてしまう。

ガシャコンソード
 ブレイブが手に入れた長剣型のガシャコンウェポン。飛彩曰く「手術用のメス」。アランブラが生み出した『タドルクエスト』のゲームエリア内にあった『伝説の剣』が変化した。
 炎と氷、2つの属性を切り替えて戦う。Bボタンを連打するとそれぞれの属性を加えた斬撃を放つことができる。
 ビートクエストゲーマーで連打した場合はビビッドなエフェクトに変化。攻撃直前に「ドレミファターンテーブル」をスクラッチした場合は楽譜状のエフェクトに変化する。

炎剣モード
「カ・チーン!」

 ガシャコンソードの通常形態。順手で持つ。刀身『フレイムエリミネーター』から超高温の炎を放ち、斬りつけたバグスターウイルスを焼き払い無力化する。
 グリップ『EXPグリップ』は攻撃時の挙動を安定させ、斬撃の命中率を引き上げる。使用者の戦闘能力に応じてシステムデータを更新し、武器性能を向上させる。

氷剣モード
「コ・チーン!」

 『アタックラッシュパッド』上のAボタンを押すことでモード変更装置『モードトランサー』により、刀身の裏表が反転して切り替わる。逆手持ちで使用する。
 刀身『ブリザードエリミネーター』から放つ超低温の冷気でバグスターウイルスを凍結粉砕し無力化する。Bボタンを3回押して剣を地面に突き立てることで、冷気の衝撃波を放てる。その他、刀身からの冷気によって地面を凍らせて素早く滑走するという芸当もできる。

必殺技
 『ガシャットスロット』に挿入されたライダーガシャットのデータを瞬時に読み取り、いつでも必殺技を発動できるよう全身各部に指示を送る。
 引き金『ガシャコントリガー』を引くことでライダーガシャットに組み込まれた強攻プログラムが起動し、その特性を付加した強力な武器必殺技が発動する。

物持ちのよさ
 他のライダーが初期装備のガシャコンウェポンを使わなくなる中、ガシャコンソードら最終フォームであるレガシーゲーマー・レベル100も含めて使用された。
 第9話ではエグゼイドがブレイブから無理やり奪って使用。第19話では飛彩からタドルクエストガシャットを奪っていたゲンムが使用した。第43話及びアナザー・エンディングでは花家大我の変身した仮面ライダークロノスが召喚し使用した。
 「平成ジェネレーションズFINAL」では生身の飛彩が召喚し使用した。刀身の色はほとんどの玩具で裏表が異なっているのだが、劇中で色が異なるのはモード切替時のみである。

リヴァーサルシールド
 バックラータイプの小型の盾。ライダーゲージ2本分のダメージに耐えうる防御力を持つ。 レベル1では手に持って扱い、レベル2以降では左腕に装着される。
 小型故に盾としての面積は小さいが、その分扱いやすく的確に敵の攻撃を受け止める。タイミング良く防御することで敵の攻撃をはね返すことも可能。

各形態(ゲーマー)一覧

 クエストゲーマー・レベル1
レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!!

「これより、バグスター切除手術を開始する。術式・レベル1。患者の身体からバグスターを分離」

スペック

身長:181cm
体重:139.5kg
パンチ力:7.7t
キック力:11.5t
ジャンプ力:ひと跳び30.5m
走力:100mを7.6秒

概要
 ゲーマドライバーにタドルクエストガシャットをセットして変身する形態。 エグゼイドやスナイプのレベル1よりも体重が重くなっている。おそらくリヴァーサルシールドのせい。 
 ずんぐりむっくりとした体形ではあるが、それでも見事な立ち回りでバグスターの切除を行う。 盾を構えて敵との距離を詰め、ガシャコンソードで切断する。パンチやキックによる接近戦を行える。全身に炎を纏っての突撃で、体内から敵を爆破する技を使用できる。

性能

胴体
 頭部『BRヘッド-QST1』の機能はレベル2と同様。ボディスーツ『エントリーギアスーツ』が変身者の動作を補助・強化。常人離れした身体能力をもたらす。
 また、分離パルス発生装置「パルスプリッター」を内蔵。攻撃と同時に分離パルスを叩きこみ、バグスターユニオンを解体。感染者と分離できる。

腕部
 『ファーストライクアーム』は衝撃吸収に優れた柔らかい素材で、攻撃を受けてもダメージを緩和できる。拳は大型グローブ『コモンビッググローブ』が覆う。
 パンチの命中率が高く、その重さから高い衝撃ダメージを与える。バグスターウイルスにパンチを叩きこむと同時に駆除プログラムを流し込み、より高いダメージを与える。
 肩部は『コモンアンブレイカー』が保護。常にエア噴射を行うことで体感重量を減らす。全身を覆うように装甲強化剤を噴射し、一時的に防御力を引き上げられる。

必殺技

タドルクリティカルストライク
 キメワザスロットホルダーにタドルクエストガシャットをセットして発動。第44話ではレベル1の姿で5人同時にキックを放った。ゲムデウスと檀正宗を分離させた。

「術式・レベル2」

タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!!
スペック

身長:203.5cm
体重:99.5kg
パンチ力:7.5t
キック力:13.5t
ジャンプ力:ひと跳び32.7m
走力:100mを4.2秒

概要
 ゲーマドライバーのレバーを右に開くことで更に変身する形態。 レベルアップ時には多数の扉が浮かぶ空間に入り、レベル1のボディを分離・レベル2の姿になって扉を通り現実に帰還する。
 ガンバライジングでの演出はダンジョンの中で体を回転させてレベルアップするというテレビ版と比べてアクロバティックな演出になっている。

容姿
 明るい水色をしたイメージカラーに騎士の甲冑風の姿をしており、まさに剣と魔法のファンタジーRPGの主人公といった感じの出で立ちをしている。
 飛彩の性格のせいかエグゼイドに比べると派手なアクションはしないが、最小限の動きで的確な攻撃を加えるテクニカルなタイプ。レベル1の時の盾は左腕に一体化している。

戦闘能力
 身軽さでは他のレベル2ライダーに劣るものの、パンチ力はレベル2の中で最も高い。キック力もスナイプと並んで1位である。高められた腕力と防御力重視のスーツにより敵の攻撃に耐えつつ近づき、ガシャコンソードによる強力な斬撃で戦う。
 パンチやキックなど頑強な鎧を叩きつける格闘攻撃をこなすこともある。映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』では、 並行世界合体装置エニグマの影響でゲーマドライバーが作動しなくなる。
 天空寺タケルから渡された仮面ライダービルドガシャットを使い、 一時的とはいえ変身に成功。スナイプ、レーザーターボ、ゴーストと共にネビュラバグスターの軍団と戦った。

性能
 胸部を銀色のプロテクター『メックライフガード』が保護。急所に受けたダメージを全身に分散させて、内部中枢に深刻なダメージが行かない。
 残存体力が少ない程プロテクターの防御力が上昇。管理モジュール『エクスコントローラー』がデバッグモードへの移行や特殊技の発動時のシステムを制御。
 腕部と脚部に銀色のガードパーツ『メックビルドガード』を装着。熱攻撃にさらされると耐熱性が上昇するなど、受けたダメージに応じてパーツの構造を組み換え、耐久性が高まる。

必殺技

タドルクリティカルストライク
 キメワザスロットホルダーにタドルクエストガシャットをセットして発動。 空中に飛び上がり、腕を組んだ体勢で右足からキックを放つ。『【裏技】ヴァーチャルオペレーションズ』第3話にてシミュレーション内で使用。

タドルクリティカルフィニッシュ
 ガシャコンソードにタドルクエストガシャットをセットして発動。第2話で初披露。炎剣モードでは2つの属性を纏わせる。オレンジと水色の炎が輝く刀身から、凄まじい斬撃を放って敵を連続で斬り裂く。
 氷剣モードでは予め冷気を発して敵を凍結させ、凍結させた地面を滑って接近し連続斬りを放つ。『ガンバライジング』では氷剣モード時に凍結させた地面を滑りながら炎剣モードで回転斬りを放つ。ライダーレボリューションでは冷気と火炎の衝撃波を発射する。

ドレミファクリティカルフィニッシュ
 ガシャコンソードにドレミファビートガシャットをセットして発動。掲げたガシャコンソードから音符型のエネルギーボムを大量に生成し、敵に一斉にぶつける。一気に複数の敵を殲滅する。第15話で使用。

 ビートクエストゲーマー・レベル3
「術式・レベル3」

ド・ド・ドレミファ・ソ・ラ・シ・ド!OK!ドレミファビート!!

「これより、グラファイト切除手術を開始する…!」
スペック

身長:203.5cm
体重:112.1kg
パンチ力:12.3t
キック力:16.8t
ジャンプ力:ひと跳び36.3m
走力:100mを3.8秒

概要
 レベル2の状態からゲーマドライバーのレバーを閉じ、ドレミファビートガシャットを左のスロットに挿してレバーを開き変身する形態。初登場は第6話。ドレミファビートで召喚した「ビートゲーマ」をアーマーとして上半身に装着することでレベルアップする。 

戦闘能力
 ブレイブが得意とする近接戦闘に徐々に攻撃力が高まる能力が加わり、ゲームジャンルのアンバランスさとは裏腹に非常に理にかなった強化となっている。
 しかし攻撃のタイミングが縛られてしまう性質上、戦いのペースを握らないと能力を発揮できない。押し込まれてしまっている状態からの切り返しも難しい。
 だが一度反撃の糸口を掴めばそのままフィニッシュまで持っていけるポテンシャルを持つ。 ちなみに、初登場時の音楽はOPテーマである「EXCITE」であり、流れるOPに合わせて攻撃を行うという変わったシーンとなった。

活躍
 飛彩はゲームの知識に疎いため、「音楽のリズム」を「心肺蘇生法のリズム」と解釈して使いこなしている。 そのため、直接打撃を行う際にも拳ではなく掌で攻撃をしている。
 心臓マッサージは1分間に100回以上を目安に行うのが推奨されているため、結構理に適っている。遠距離の相手にはガシャコンソードから音楽のエネルギーを纏った斬撃を放つ。

性能
 頭部「BRヘッド-BE-QST3」にフェイスバイザー「リズミカルバイザー」とヘッドセット「リミックスヘッドセット」を装着。サウンド攻撃の威力や速度のコントロール、サウンド攻撃時に使用する楽曲の自動作成を行う。
 胸部に攻撃力増幅装置『レイドエフェクター』、防御力増幅装甲『ガードエフェクター』を装着。腕部と脚部に搭載された「ゲインライザー」の制御プログラムを書き換え、攻撃力や防御力を飛躍的に上昇させる。
 肩部は『アッパーチューンショルダー』が保護。内臓した振動強化装置が、腕部や装備中の武器に高速振動を加え、攻撃の威力を高める。

武装
 肩部にサウンド攻撃装置『ワッツアップサウンダー』を装備。音楽に合わせて音符型のエネルギーボムを生成・発射する。通常のスピーカーとしても使用可能。
 腕部にターンテーブル型の攻撃装置『ドレミファターンテーブル』を装備。スクラッチ操作によって音楽を流す。リズムに合わせて攻撃し続けると、攻撃の威力が徐々に高まる。フルコンボ達成で攻撃力は通常時の4倍となる。

必殺技

ドレミファクリティカルストライク
 キメワザスロットホルダーにドレミファビートガシャットをセットして発動。ドレミファターンテーブルをスクラッチしたのち、ワッツアップサウンダーから広範囲にエネルギーボムを発射する。『平成ジェネレーションズ』にて使用。
 『ガンバライジング』では指を鳴らしてライブステージを展開し、リズムに合わせてドレミファターンテーブルをスクラッチしてワッツアップサウンダーから音波を放つ。
 ポッピーピポパポver.スキャン時は玩具と同じくキメワザ等の音声がポッピー仕様になり、 展開されるステージや攻撃のエフェクト、流れるラップもポッピー仕様に変化する。

ドレミファクリティカルフィニッシュ
 ガシャコンソードにドレミファビートガシャットをセットして発動。刀身に高速振動する音のエネルギーを纏わせ、リズムに合わせて連続斬りを放つ。第6話で初使用。音のエネルギーを衝撃波として飛ばすことも可能。
 『ガンバライジング』ではポッピーピポパポver.のドレミファビートガシャットもスキャン可能。レベルアップ時は追加装甲はそのままだが玩具と同じく変身音がポッピー仕様になる。また、画面にはラベルに描かれたSDキャラのポッピーの絵も登場している。

 ハンタークエストゲーマー・レベル5(ドラゴンブレード)
「術式・レベル5」

ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!ブレイブ!!

スペック

身長:203.5cm
体重:119.5kg
パンチ力:19t
キック力:25t
ジャンプ力:ひと跳び49m
走力:100mを2.7秒

概要
 レベル2の状態からドライバーのレバーを閉じ、仮想ドラゴナイトハンターZガシャットを左のスロットに挿してレバーを開き変身する形態。初登場は第10話。
 事前にガシャットで「ブレード」を選択し、ドラゴナイトハンターZで召喚した「ハンターゲーマ」を右腕と右足に装着することでレベルアップする。単独で使用・変身した形態(フルドラゴン)よりも戦闘能力が向上している。

性能
 右腕に電磁ブレード「ドラゴナイトブレード」を装備。斬撃に沿うように切断光刃を放ち、周囲のバグスターウイルスなどを分解・無力化する。
 右肩に「ショルドドラゴアーマー」を装備。内蔵した電磁強化装置がドラゴナイトブレードの威力を強化する。右足に「レッグドラゴアーマー」を装着。防御力強化や、エア噴射装置が体感重量を軽減し、運動速度を引き上げる。

必殺技

ドラゴナイトクリティカルストライク
 キメワザスロットホルダーにドラゴナイトハンターZガシャットをセットして発動。第10話で初披露。右腕のドラゴナイトブレードからエネルギーの刃を飛ばす。ガンバライジングではドラゴナイトブレードで連続斬りを放つ。

 クエストアクションゲーマー・レベル5(フルドラゴン)
ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!Z!!
スペック

身長:206.5cm
体重:157kg
パンチ力:18.2t
キック力:24.4t
ジャンプ力:ひと跳び48.7m
走力:100mを2.8秒

概要
 レベル2の状態からゲーマドライバーのレバーを閉じ、ドラゴナイトハンターZガシャットを左のスロットに挿してレバーを開き変身する形態。
 『ガンバライジング』で先行登場。その後の第22話ではゲンムから奪還した本物のドラゴナイトハンターZガシャットを使ってフルドラゴンに変身した。スナイプ同様、暴走せずに制御に成功した他、武装が増えた分戦闘のバリエーションが広がっている。

活躍

  レベル50の反動が強すぎる故に大我に譲りがちなこと、元のガシャット名が「竜騎士」なこともあって他の2人に比べてフルドラゴンで戦う機会は多かった。
 ゲンムのレベルX(エックス)状態に善戦、格上のバグスターに対してエナジーアイテムも利用しつつ撃破するなど、レベルに見合わず戦績が高い。

性能
 頭部『BRヘッド-HU-QST5』をヘルメット『ホーンドラゴヘルム』が保護。ゲーム「ドラゴナイトハンターZ」に登場する、ドラゴンの装備がモチーフ。
 頭部前方の角「トップドラゴホーン」でバグスターウイルスを突き刺し、駆除プログラムを流し込んで大ダメージを与える。
 胸部は分厚い多重装甲『チェストドラゴメイル』が保護。物理ダメージを吸収する。表面装甲を自動修復して戦闘ダメージによる防御性能の低下を防ぐ。
 背面シールドウィング『ゲイルドラゴウィング』を装備。全身を覆うように翼を広げ、エネルギー攻撃によるダメージを防ぐ。短時間であれば飛べる。
 腕部と脚部の『メックドラゴガード』が全身各部の「ゲインライザー」の制御プログラムを書き換え、攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させる。

追加武器

 頭部に攻撃装置『ドラゴナイトファング』を装備。鋭い牙と強靭な顎の力を利用して、敵を容易く噛み砕ける。高熱の炎を噴射し、周囲の敵を焼き尽くすことも可能。
 尻尾の「ウィップドラゴテイル」を叩きつけての攻撃も可能。さらにリンク機能によって戦闘能力も上昇している。左腕に電磁キャノン砲『ドラゴナイトガン』を装備。圧縮金属を超高速で撃ち出し、射線上のバグスターウイルスなどをまとめて破壊できる。

必殺技

ドラゴナイトクリティカルストライク

 キメワザスロットホルダーにドラゴナイトハンターZガシャットをセットして発動。第21話ではエネルギーを右腕のブレードに纏わせて敵を切り裂いた。場合によっては左腕のドラゴナイトガンによる遠距離攻撃等も組み合わせる事が可能。
 第23話ではライダーキックとして使用。第24話では高レベルなガットン相手とのレベル差を埋める為、エナジーアイテム「分身」を使用して数多くの分身体を召喚して、総ダメージ量を底上げした。
 ガンバライジングでは咆哮を上げて頭部からビームを放った後に両腕から放つビームを重ね合わせ超威力のビームで攻撃する。

「術式・レベル50…変身」

タドルメグルRPG!タドルファンタジー!!

「俺に斬れないものはない……!」
スペック

身長:203.5cm
体重:120.1kg
パンチ力:61.7t
キック力:71.6t
ジャンプ力:ひと跳び57m
走力:100mを2.2秒

概要
 ゲーマドライバーにガシャットギアデュアルβを装填して変身する強化形態。初登場は第19話。 魔王ドラゴンを合わせたような意匠の鎧と兜をまとった姿。
 タドルファンタジーが「魔王が勇者を倒し世界を征服する」ゲームなので、それに合わせて見た目も魔王をイメージした外見になる。

変身
 ガシャットギア デュアルβのダイヤルを左に回してタドルファンタジーを選択して「ファンタジーゲーマ」を召喚後、ゲーマドライバーにセットする。
 そしてレバーを開きレベル2の姿になってから、ゲーマをアーマーとして上半身に装着することでレベルアップした強化形態。初変身時は目が赤く発光し制御不能に陥るかと思われたが、飛彩はその強い意志でレベル50の力を抑え込み、自らのものとした。

戦闘能力
 念動力・飛行能力・闇の剣の光弾・バリア・炎の魔法などの魔法を獲得。複数のエナジーアイテムによる強力なバフ能力を行使するパラドクスの能力を無効化する、所謂デバフ能力も使える。ガシャコンソードによる剣戟も行う。
 何かしらの行動を起こす度に身体から黒い粒子が発せられる。万能マント『ウォーフェアマント』は武装したバグスターウイルスの集団を味方として召喚・射出できる。形状変化による攻撃や防御、瞬間移動も可能にする。
 初変身時はガシャコンソードをタドルクエストガシャット諸共仮面ライダーゲンムに奪われていたが、魔法とマントだけを武器にガットンバグスターゾンビゲーマーレベルXを同時に相手取って勝利した。

欠点
 強大な戦闘能力を誇る反面、これまで使用していたガシャットが最高レベル5だったことでレベル10倍の文字通り桁違いのパワーに圧倒され、一時的にファンタジーゲーマに意識を乗っ取られかかる一面もあった。
 変身者への負担が大きく、戦闘が長引くと肉体に負担が蓄積してまともに動けなくなる。変身を解除した直後に鏡飛彩が胸を押さえて苦しむ様子も見られた。
 その後もしばらくは負担を克服できず、花家大我がガシャットギアデュアルβを主に持っていた。そのため劇中では基本的に大我がシミュレーションゲーマーレベル50の変身に使用することが多く、このフォームの使用頻度はあまり高くなかった。

克服
 第29話で再び手元に戻ってからは負担を克服。新檀黎斗から大我に2つ目のギアデュアルβが与えられたこともあり、ハンタークエストゲーマーレベル5に変わって飛彩の主力として使用される機会が増えていった。
 その後、第37話にてレベル50を上回るレベル100のレガシーゲーマーレベル100が登場。以降は、劇場版とVシネマを除きレベルの関係でこのフォームの出番は無くなった。

性能
 頭部『BRヘッド-FAN50』の魔王のような大型の角『グランダークネスホーン』は、召喚した魔法使い型のバグスターウイルスの軍団を自在に操る。
 中央の『シグナオーブ』で索敵する。フェイスバイザー『ソレムンフェイスバイザー』が戦闘ダメージから頭部を保護し、センサー機能を強化する。
 胸部は鎧『ダークロードキュイラス』が保護。戦闘に関わる全機能のリミッターを強化装置「エンハンスギアベータ」が強制解除し、変身者の負担と引き換えに強大な力をもたらす。
 肩部は『コンスクリプトショルダー』が保護。装備中のガシャコンソードの威力を引き上げる。腕部からバリアを発生させ、敵の攻撃を押し退けられる。

必殺技

タドルクリティカルスラッシュ
 ゲーマドライバーのレバーを閉じ再度開くことで発動。 初披露した第19話および『超スーパーヒーロー大戦』では右足にエネルギーを纏わせてライダーキックを放った。
 第29話でガシャコンソードを用いた技を披露。ガシャコンソードで紫色の斬撃を飛ばした。しかしパラドクスレベル99には通じなかった。第34話ではエグゼイドを竜巻に閉じ込めてから、ガシャコンソードで一閃した。
 『ガンバライジング』では瞬間移動を繰り返して相手に近づきガシャコンソードで連続斬りを放った後、左手に発生させた火炎を放ち周囲のすべてを焼き尽くす。

ファンタスティックイリュージョン
 ガンバライジングオリジナル技。基本的に発動方法はタドルクリティカルスラッシュと同じ。瞬間移動で敵の懐に飛び込み、ガシャコンソードの連続斬りを浴びせて蹴りで吹っ飛ばし、フィニッシュは炎の魔法で敵を焼き尽くす。

「お前はこの世界の癌!……俺が切除する……!!術式・レベルハンドレッド…変身!」

辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!!
スペック

身長:203.5cm
体重:120.1kg
パンチ力:95.5t
キック力:98.9t
ジャンプ力:ひと跳び95.7m
走力:100mを1秒

概要
 ゲーマドライバーにタドルレガシーガシャットを装填して変身する形態。ブレイブの最強形態。初登場は第37話。レベル50に酷似した姿をしているが、装甲部が大理石を思わせる白と金色ベースとなった。聖騎士のような意匠の鎧と兜を纏った姿となる。 
 鎧と兜は『超スーパーヒーロー大戦』に登場した仮面ライダートゥルーブレイブと同じだが、素体部分となる部分については通常のブレイブと同様の腰マント・前垂れが無い。

変身
 ゲーマドライバーにタドルレガシーガシャットをセットしてレバーを開くと、レベル2の姿を経てから、トゥルーブレイブのように一旦錆びる。
 その後、タドルレガシーで召喚した「レガシーゲーマ」をアーマーとして上半身に装着することでレベルアップする。変身時のパネルは当初トゥルーブレイブの物であったが、途中からレガシーゲーマーレベル100の者に変更されている。
 『仮面ライダーブレイブ&スナイプ』における変身演出は翼を大きく広げたブレイブがトゥルーブレイブのカラーから通常のブレイブのカラーに変化していった。

戦闘能力
 レベル99のパラドクスとグラファイトを圧倒するほどの実力を持つ。光の剣の生成・射出する攻撃技が使える。必殺技発動時などには背面から光の翼を展開して飛翔できる。
 スペックではクロノスやエグゼイド・レベル99に劣るが、多種多様な能力面で差別化は可能。協力プレイ向きの形態である。
 その他、デュアル系列のガシャットと違ってタドルレガシーガシャットがスロットを一つしか使わない。そのため、 レベル100でありながら他のガシャット(ハイパームテキガシャットなど)と併用可能。

タドルレガシーガシャット
 正宗から飛彩に第35話終盤で与えられたガシャット。起動には覚悟が必要であり、正宗に従っている事に苦悩を抱き続けている飛彩には起動する事が出来なかった。
 その後「永夢を変身させないためにパラドを消せ。でなければ小姫のデータを消す」と正宗に脅され、覚悟を決めたことで変身を果たした。

性能
 頭部『BRヘッド-LGC100』の『レゾリューションウィング』は味方が攻撃を受ける度に、自身の攻撃力を2%ずつ上昇させる。味方が戦闘不能に陥ると、直後に放つ必殺技の威力を2倍に引き上げる。
 胸部は『グランレガシ-キュイラス』が保護。魔王の力を最大限に引き出して戦闘に関わる全機能のリミッターを強制解除。変身者の負担と引き換えに強大な力をもたらす。
 肩部は『マスタブレイブショルダー』が保護。装備中のガシャコンソードの威力を10倍に引き上げる。全身を堅牢な防御障壁と化し、一定時間あらゆる攻撃に耐えられる。
 万能マント『サンクチュアリマント』は勇者の力を変身者に与え、時間経過と共に体力を回復させる。連続使用はできないが、腕部を通して治癒魔法を放ち、仲間のライダーゲージを回復させられる。形状変化による攻撃や、瞬間移動も可能。

必殺技

タドルクリティカルフィニッシュ
 ガシャコンソードにタドルレガシーガシャットを装填して発動。第37話で初披露。炎剣モードではソードを振るって火炎弾を飛ばす。氷剣モードでは氷の弾を放って敵を凍結させる。

タドルクリティカルストライク
 相手に向かって右足でキックを放つ。第38話で初披露。レベル2の同名の必殺技の強化版。発動中は羽根のエフェクトが舞い散る。第41話では背中に翼を生やしてガシャコンソードに纏わせた青色のエネルギーを飛ばした。
 Vシネマ仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーブレイブ&スナイプ』では、ガシャコンソードを地面に突き立てた直後に巨大な翼を羽ばたかせ浮上。右足にエネルギーを纏わせてキックを放つ。
 命中した際に翼が相手を覆い、ムテキゲーマーのように少し遅れて連続「HIT!」する。後にガンバライジングのメモリアルフィニッシュとして再現された。

ガンバライジン
 暗雲に差し込む光に導かれ浮上した後、左手に発生させた青色のエネルギーを全方位に連続で拡散させ、続けて右手に持つガシャコンソードに青色のエネルギーを纏わせて強力な光線を放射する。
 4人が同時に必殺技を発動するキャンペーンカードのキメワザチェインカードではガシャコンソードに青色のエネルギーを纏わせて斬撃を放つ。

ゴッドレイパニッシュメント
 ガンバライジング限定技。曇天の空に舞い上がり、掌から電撃を放ち、ガシャコンソードから伸びた電撃でトドメを刺す技。

タドルクリティカルスラッシュ
 クライマックスファイターズでの必殺技。ガシャコンソードから伸びた巨大な光の刃で敵を切り裂く。ただし、クリティカルスラッシュ自体の音声はガシャットギアデュアルβのキメワザ音声なのだが。

特殊形態一覧

 サファリクエストゲーマー・レベル4
「俺は……。人の望みを満たすために、命を救う!!術式・レベル4…!」

(Ah~!)ライオン・シマウマ・キリン!真夜中のジャングル!(Hey!)ナイトオブサファリ!!

スペック

身長:202.5cm
体重:155.0kg
パンチ力:18.0t
キック力:22.0t
ジャンプ力:47.7m(ひと跳び)
走力:2.6秒(100m)

概要
 タドルクエストガシャットとナイトオブサファリガシャットをゲーマドライバーに装填して変身する形態。モチーフはトンファーのような鉤爪を振るうその姿はまるで毛皮を被るヘラクレスのよう。
 有料スマートフォン専用アプリ「東映特撮ファンクラブ」のオリジナルスピンオフ作品仮面ライダーブレイブ~Surviveせよ! 復活のビーストライダー・スクワッド!~』に登場した。

戦闘能力
 ナイトオブサファリで召喚したゲーマを全身に装着する。姿と特性はレベル5(フルドラゴン)に似ている。スーツもレベル5で使用するものの改造、後に戻されたと思われる。
 野生動物のような軽快な立ち回りを得意。フルドラゴン同様、右腕の「サファリナイトブレード」による斬撃、左腕の「サファリナイトガン」による射撃、頭部の「サファリナイトファング」による嚙み砕き攻撃等を仕掛ける。

性能

頭部『BRヘッド-SA-QST4
 ヘルメット『ワイルドサファリヘルム』が保護。獰猛な豹をイメージした形状。全装甲の状態を管理しており、表層の模様を変化させて迷彩モードに移行可能。
 索敵装置『サーチサファリアイ』は周囲に潜む野生動物の反応を捕捉・識別し、その生態や好物・弱点などを音声で解説してくれる。
 背面に装着された尻尾型の攻撃装置「ウィップサファリテイル」の制御機能も備えており、死角に潜む敵を見つけ出して自動的に攻撃を加える。

胴体
 胸部の分厚い多重合皮装甲『チェスストサファリメイル』が物理ダメージを吸収し、胸部を保護。装甲の損傷を自動修復する機能や、毛並みを整える機能も備えている。
 肩部アーマー『ショルドサファリアーマー』が分厚い多重合皮装甲で物理ダメージを吸収し、肩部を保護。サファリナイトブレードとサファリナイトガンの威力を高める電磁強化装置を内蔵。
 腕部と脚部の『メックサファリガード』受けたダメージに応じてパーツの構造を組み換え、耐久性を高める。全身各部の「ゲインライザー」の制御プログラムを書き換え、攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させる。
 脚部アーマー『レッグサファリアーマー』が分厚い多重合皮装甲で物理ダメージを吸収。体感重量を軽減し、運動速度を引き上げるエア噴射装置を内蔵。背面には柔らかい肉球パーツが装着されている。

武装
 頭部に攻撃装置『サファリナイトファング』を装備。鋭い牙と強靭な顎の力を利用して、敵を容易く噛み砕ける。特殊な音波で周囲の野生動物をおびき出し、じっくり観察することも可能。
 右腕に装備された電磁ブレード『サファリナイトブレード』は斬撃に沿うように光の爪を展開・射出し、周囲のバグスターウイルスなどを分解・無力化できる。
 左腕に装備された電磁キャノン砲『サファリナイトガン』は圧縮岩石を超高速で撃ち出し、射線上のバグスターウイルスなどをまとめて破壊することができる。

必殺技

ナイトオブクリティカルストライク
 キメワザスロットホルダーにナイトオブサファリガシャットをセットして発動。右足に獣の爪痕のようなエネルギーを纏わせて飛び蹴りを叩き込む。
 『仮面ライダーブレイブ~Surviveせよ! 復活のビーストライダー・スクワッド!~』で使用。仮面ライダー王蛇を撃破した。

 ファミスタエストゲーマー
かっ飛ばせ!ストライク!ヒットエンドラン&ホームラン!かっ飛ばせ!ファミスタ!決めろ完全勝利!!

スペック

身長:203.5cm
体重:111.1kg
パンチ力:76.5t
キック力:76.5t
ジャンプ力:76.5m(ひと跳び)
走力:0.765秒(50m)

概要
 レベル2の状態からゲーマドライバーのレバーを閉じ、ファミスタガシャットを左のスロットに挿してレバーを開き変身する形態。ネットムービー『仮面ライダーゲンム』PART.Ⅱ「レジェンドゲーマー・ステージ」に登場。 
 外見はビートクエストゲーマー・レベル3そっくりだが、元ネタの野球ゲームを反映してか、赤と白を基調とした野球のユニフォームを模したカラーリングが特徴。
 左手にはめているグラブ『ブレイバーグラブ』は手入れが行き届いており、使い込まれたグラブのような感触。

戦闘能力
 戦闘は野球場のゲームエリアにて野球形式で行う。飛彩は「投薬治療」と称してピッチャー役を担当する。交戦中の敵を打者とする。なお、打者以外はバグスターウイルスが担当しており、ファミスタを彷彿とさせる演出がなされた。
 ゲームエリア内に出現した仮面ライダーオーズとの試合では、炸裂剛速球「ファミスタクリティカルストライク」で打者のオーズとバグスターウイルス(戦闘員)の審判らをまとめて爆破し、完全勝利を決めた。

性能

頭部『BRヘッド-FAM-QST』
 布製の追加装甲『Nガードキャップ』が頭部を保護。打球や乱闘による衝撃ダメージが変身者に及ばぬよう、クッション布で頭部を保護する。
 フェイスバイザー『ピッチングバイザー』が打者や審判の癖などを分析し、苦手と思われるコースやストライクゾーンを見極めることが可能。慣れないキャッチャーとの意思疎通もサポートしてくれる。
 ヘッドセット『マネージヘッドセット』は選手登場時の楽曲を自動作成する機能や、試合実況用のマイクを備えている。ゲームエリア内にナムコスターズの選手を気軽に呼び出すこともできる。

胴体
 胸部プロテクター『Nガードテクター』は打球や乱闘による衝撃ダメージが変身者に及ばぬよう、クッション材で胸部を保護。
 胸部の攻撃力増幅装置『レイドアスリート』はプロ野球選手のプレイを体感できるよう、腕部や脚部に搭載された「ゲインライザー」の制御プログラムを書き換え、野球能力を飛躍的に上昇させる。
 肩部に装着された硬球射出装置『プレイボールシューター』はブレイブの投球に合わせて多数のボールを射出し、増える魔球を再現できる。危険球や反則行為とみなされた場合はライダーゲージが減少する。
 肩部装甲『リカバリーショルダー』は試合終了後に変身者の肩部に振動マッサージなどを行い、本来の仕事や生活に影響が出ないようサポートする。

必殺技

ファミスタクリティカルストライク
 キメワザスロットホルダーにファミスタガシャットをセットして発動。空中で何度も身体を捻り、勢いをつけた状態で炎を纏った投球を繰り出す。
 バッターどころか、キャッチャーや主審役のバグスターウイルスをまとめて撃破する威力を持つ。ネットムービー『仮面ライダーゲンム』で使用。『ガンバライジング』ではスライディングした後に両足で相手を蹴る。グローブは飾り。

 ギャラクシアンエストゲーマー
攻撃開始!ギャ・ギャ・ギャ・ギャ・ギャラクシー!行いくぜ!ギャラクシアン!!

スペック

身長:203.5cm
体重:112.0kg
パンチ力:56.7t
キック力:65.7t
ジャンプ力:76.5m(ひと跳び)
走力:2.4秒(100m)

概要
 レベル2の状態からゲーマドライバーのレバーを閉じ、ギャラクシアンガシャットを左のスロットに挿してレバーを開き変身する形態。 映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』に登場。
 シューティングゲーム「ギャラクシアン」に登場する試作小型航宙機「ギャラクシップ」を再現した武装を搭載しており、宇宙での戦闘も可能。ギャラクシアンガシャットは超スーパーヒーロー大戦の世界の鏡飛彩から、現実世界の鏡飛彩へと託された。

性能
 頭部が『BRヘッド-GA-QST』に変化。胸部のエネルギー防御装甲『ギャラクシップアーマー』は全身各部に搭載された「ゲインライザー」の制御プログラムを書き換え、攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させる。
 肩部に装着された飛行ユニット『スペ―スライドショルダー』はエネルギー推進剤を利用した急加速や急旋回、姿勢制御などを行い、宇宙空間を自在に飛び回ることができる。

武装
 胸部に装着された砲撃装置『ビームギャラクシューター』から大出力のエネルギービームを発射し、射線上の標的をまとめて消し去ることができる。射線上の黒十字王やショッカー戦闘員をまとめて消し去るほどの威力がある。
 胸部に装着されたクリアシールド『ロックオンスクリーン』が照準マークやレーダーマップ等の情報を表示する他、視覚センサーと連動して照準補正を行い、ビームギャラクシューターの命中精度を高める。

必殺技

ギャラクシアンクリティカルストライク
 キメワザスロットホルダーにギャラクシアンガシャットを装填して発動。劇中未使用。『ガンバライジング』ではエネルギーをチャージしてビームギャラクシューターからより強力なビームを放つ。

 ガンバライジングオリジナル形態
プロトクエストゲーマー・レベル2
 「プロトタドルクエストガシャット」で変身。全身のカラーリングが灰色になっている。

プロトビートクエストゲーマー・レベル3
 「プロトドレミファビートガシャット」で変身。ビートゲーマのカラーリングが灰色になっている。

プロトハンタークエストゲーマー・レベル5(ドラゴンブレード)
 「プロトドラゴナイトハンターZガシャット」で変身。ハンターゲーマのカラーリングが灰色になっている。

劇中の活躍

 初登場
 本編開始以前から衛生省よりライダー候補として認められており、適合手術も5年前に受けていた。第1話終盤でアメリカから帰国。以降、CRのドクターライダーとして活躍。
 第5話ではライダーガシャットを盗んだ男がゲーム病患者だと判明したにも関わらず「助けて欲しければガシャットを返せ」と告げたり、その患者の治療を最優先する永夢の姿勢を「綺麗事」と切り捨てた。

 因縁の始まり
 第6話で恋人の命を奪ったのがグラファイトであることが発覚。以降復讐に燃える。他にも花家大我など、自分と因縁がある相手を目にした際にはバグスターの排除=患者の治療を疎かにして彼らとの戦闘を優先してしまう場面も見られた。
 一連の事件の黒幕が檀黎斗だと明かされて仮面ライダーゲンムとも戦闘。一時はガシャットをすべて奪われてしまうも、ギアデュアルβを奪って反撃。
 また、ドクターの意志の強さを見せつけ、パラドに乗っ取られた永夢を救った。その後は黎斗を倒し、仮面ライダークロニクル攻略に動いた。

 裏切り
 第30話で檀黎斗が復活。第31話でゲーム病患者が蘇る可能性を彼から知らされた。そのため、心に秘めていた小姫への想いが揺さぶられる。しかしそのために必要なプロトガシャットは何者かによって衛生省から盗み出されていたことが第32話で判明。
 第33話で檀正宗が接触。仮面ライダークロニクル運営のための協力を依頼される。「協力の報酬」としてプロトドラゴナイトハンターZガシャットを提示されると「小姫の笑顔を取り戻すため」檀正宗の軍門に下る。 
 第34話ではエグゼイドを倒してゲーマドライバーを強奪。これを復活した貴利矢が使う。報酬として小姫を復活させてもらうが、小姫は「世界で一番のドクターになって」と繰り返し呟くだけだった

 ホワイトナイトの騎士
 第35話で正宗からタドルレガシーガシャットを受け取る。しかし覚悟が足りていなかった為起動に失敗。恋人を救いたければ、エグゼイドを殺せと正宗から指示される第37話では「ドクターとして、人の命を奪う事などできない」と躊躇する。
 そこで正宗から「ならばパラドを倒せ。パラドが消えれば永夢のゲーム病は治って変身能力もなくなる」という妥協案を提示される。ついに覚悟が固まり、レガシーゲーマーに変身。パラドクスを圧倒する。
 一度は逃げられるも再戦。しかし一緒に戦っていた大我がグラファイトにやられ、瀕死の重傷を負う。 責任感と罪悪感に押し潰されそうになった飛彩は、顔面蒼白になってその場から逃げるように去ってしまった。

 小姫か大我か
 大我を救うには飛彩が手術するしかない。灰馬から「すぐに病院に戻れ」と電話がかかってくるが、正宗は彼に、わざと失敗するように命じた。しかし結局は手術を成功させる。
 正宗は怒って小姫のデータを消す。彼は永夢と力を合わせクロノスを圧倒。だが恋人を取り戻す機会を永遠に失った悲しみは深く、一人その場で泣き崩れた。
 しかし自分が真に果たすべき本懐は、自我を奪われたデータになってなお、うわ言のように彼女が繰り返し続けた「世界で一番のドクターになって」という願いに応え続けることだと悟る。

 その後
 後日、意識を取り戻した大我に「俺の望みは果たされた」と、彼を手術で救えたことで恋人との約束を守れたことを感謝。さらに「花家先生、あなたに対する今までの非礼、心からお詫びします」と、深々と頭を下げて謝罪し、大我も笑顔で受け入れた。
 第41話では和解を遂げた大我と共にグラファイトとの闘いに決着をつけた。その後も最終回まで、檀正宗の野望を断ち人類の未来を守るために闘った。

『仮面ライダージオウ』での活躍

 第3話「ドクターゲーマー2018」 
 聖都大学附属病院に勤務する天才外科医として登場。永夢が「クリアできないゲーム」の真実を追って無断欠勤している事をソウゴ達に伝え、「なぜか分からないが、お前たちには協力をしなければいけない気がする」と永夢が残したメモを彼等に託した。

 第4話「ノーコンティニュー2016」 
 2016年(エグゼイド第2話)で仮面ライダーブレイブとしてエグゼイドと共にアランブラバグスターと交戦中、2018年から来たゲイツと遭遇。
 彼からアナザーエグゼイドによる歴史改変について説明されたが、「下らない」「未来だの歴史だの、バカな話で俺の時間を無駄にするな」と一蹴した。
 アナザーエグゼイドがジオウによって撃破された後、アナザーエグゼイドの変身者・飯田の息子の病気がもう治らない事を2018年の飛彩から聞かされていたソウゴは、2016年の永夢を介して飯田に飛彩を紹介する。
 本来の歴史よりも早い段階で病気が発見された為、飛彩の「鏡式バチスタ手術変法」により無事に病気が治り、2018年でも元気でいる姿が確認されたのだった。

 備考
 ナイフとフォークを使ってケーキを食べる癖は今作でも健在。ちなみにバチスタ手術変法自体は実在する手術方法である。
 アナザーエグゼイドの誕生によってバグスターウイルスの存在が消滅したことにより、こちらの時間軸においては恋人の百瀬小姫が健在である可能性が高い。
 演じる瀬戸氏は『ブレイブVSスナイプ』の舞台挨拶にて、「もし次回作があればやりたいことはあるか?」という問いに対して「総回診をやりたい」と答えており、第3話での登場シーンはこの意見を汲み取ったものかもしれない。

 ディエンドの召喚
 第42話では仮面ライダーディエンドにより仮面ライダースペクターと共に召喚され、アナザージオウⅡが呼び出したアナザーエグゼイドを撃破した。カメンライドで召喚されたライダーの中では、再生怪人とはいえ初の単独での怪人撃破をしている。
 ディエンドを含めて3人共に青色の2号ライダーという共通点があり、オマケにこの2人は「ディエンドに召喚される前に原典の変身者が登場している」「スーツアクターが同じ渡辺淳氏」「演者所属事務所が同じ」「主役ライダー同じ変身ベルトを使用する」。
 「身体に負荷がかかる強化形態を持つ」「クールな性格」「3号ライダーと因縁がある」「愛する者を救う為に、一時期、主人公と敵対した経験を持つ」「もう一人の自分と対峙した経験がある」。

ガンバライジング
 番組開始と同時にガシャットヘンシン1弾よりレベル1とレベル2が参戦。LRのライダータイプはブレイブ。アビリティはAPバトルの合計値によって発動する。
 2号ライダー特有のテクニカルゲージアップ持ち。バースト後のアビリティはチームタイリョク回復持ち(おまけにチーム相性が最大だと相手チームのボウギョを半分にする)。

 G2弾でビートクエストゲーマーレベル3がLRで、ハンタークエストゲーマーレベル5がCPで参戦。G4弾でファンタジーゲーマーレベル50がLRで参戦。プロモーションカードでファミスタクエストゲーマーとギャラクシアンクエストゲーマーが参戦している。
 エグゼイド系ライダー専用システムであるガシャットスキャンチャンスやブットバソウルとの連動、ゴースト系ライダー同様ゲキレツアイコンの『ゲキガシャアタック』による追加攻撃など、現行ライダーとしての活躍に期待できた。

 蝙蝠のモンスターと契約した同じく騎士モチーフのライダーとチームを組むと『鋼鉄の騎士』、名前が似ている剣士ライダーと組むと『ブレイドブレイブ』、変身者の名字の読みが同じな青い2号ライダーと組むと『スタイリッシュガイ』と『青き剣士カガミ』。
 時空を旅するライダーと組むと『辿り巡る旅』、海外で医者として活動していたライダーと組むと『海を越えた医師』、魔法使いライダーと組むと『ソード&マジック』、バナナの槍を持つ騎士モチーフのライダーと組むと『騎士の出で立ち』、武器としても使える攻守一体のメロンの盾を持つライダーと組むと『攻守一体』のチームボーナスが発生する。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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