今回解説するのはV-1システムです。
「今度こそ思い知るでしょう……私という人間の素晴らしさを」
目次
- 北條透
- 概要
- 性格
- 拘り
- 描写
- アンノウン
- 謎
- 劇中の活躍
- 序盤
- アギト捕獲作戦
- G3装着
- 終盤
- 最終回
- 仮面ライダージオウ
- 関連人物
- 氷川誠
- 小沢澄子
- 尾室隆弘
- 河野浩司
- 司龍二
- 警視庁幹部
- 白河尚純
- 津上翔一
- 葦原涼
- 榊亜紀
- V-1システム
- スペック
- 概要
- 外見
- 戦闘能力
- 破壊
- ゲーム作品
『仮面ライダーアギト』の主要登場人物。G3やG3-X、V-1システムを装着した。演じたのは山崎潤。
概要
警視庁捜査一課のエリート刑事。階級は警部補。25歳。井上敏樹脚本、白倉伸一郎プロデュース作品に登場する事の多い、「一流を気取り、且つ己の欲望にも忠実なキャラクター」であり、物語上での活躍、優遇ぶりが大きい。
頭脳明晰なうえ射撃の腕も確か。ただ、かなりの自信家で思い込みも強いため、嫌味な言動が多い。本格志向を自負している。
自分の絶対の価値を信じるナルシスト。自分が優秀であることを見せつけることに対する執着は尋常ではなかった。だが行動の根底には常に「市民を守る」という意識はある善人。
当初は功名心に走る余りに他人を平気で蹴落とし、策謀を巡らし、自らの意向を無理やりにでも通す等、問題点も多い。
「あかつき号事件」の裏に隠された警察の汚点をネタに警視庁幹部に揺さぶりをかけたり、G3ユニットに新たな監査役を配属させるなどした。
食事はもっぱらフランス料理を好む。河野に屋台ラーメンを誘われても、断って高級レストランで同僚をご馳走。焼き肉など庶民的なものは一切口にしない。
氷川に缶コーヒーを奢ってもらいそうになると、コーヒーはサイフォンで淹れたものしか飲まないことを理由に断るなど、かなりこだわりが強い。河野や司は、「思い込みが激しい」と評している。
序盤は幾度となく痛い目にあったにもかかわらず最後まで自身のプライドや信念を決して曲げることのない、打たれ強さと図太い神経を持ち合わせている。
後半では氷川の力を認め激励。誰よりも早く彼の視力の異常に気づきながらも、昔の様に告げ口したりせずに黙って彼のサポートに回った。
アギトの正体が翔一だと知った後に真魚の超能力にも理解を示し、正しい知識で捜査協力を依頼した。
対アンノウン犯罪と、それに対抗できるG3ユニットの存在を、手っ取り早く自らの有能さを証明する為の手段と見定め、並々ならぬこだわりも見せていた。
しかし、G3-XとVー1システムのコンペが自らの事実上の敗北に終わって以降は、憑き物が落ちた様にアンノウンやアギトが出現する世界を見つめる。結果誰よりも早く海難事故では無い「あかつき号事件」のもう一つの側面に気付いた。
しかし、G3-XとVー1システムのコンペが自らの事実上の敗北に終わって以降は、憑き物が落ちた様にアンノウンやアギトが出現する世界を見つめる。結果誰よりも早く海難事故では無い「あかつき号事件」のもう一つの側面に気付いた。
年齢と階級から鑑みてキャリアか準キャリア組とも思われるが、劇中では基本的に現場に拘っており、個人の手柄を優先させる行動からノンキャリア組の可能性も高い。
公務員にも関わらずに、一流を好み高級レストランで食事を繰り返す姿や、警察幹部との半端無い人脈から、彼が警察か他の官公庁辺りの家柄の出身との可能性もあるが、明確な描写もなければ設定もない。
劇中の活躍
本編開始前、G3装着員に真っ先に志願するも、氷川に敗れた。以降G3ユニット(特に小沢)を敵視。以降彼らに対抗して様々な作戦を発案するが、裏目に出ることも多かった。
仮面ライダーアギトを研究材料として捕らえる「アギト捕獲作戦」を計画・指揮。アギトを捕獲すべく銃口を向けようとするも、氷川に阻止され殴られる。
正体不明のギルスに発砲を命じるが反撃される。その件で涼が一時生死不明に陥ると、超能力が覚醒した榊亜紀に命を狙われた。しかし、偶然アンノウンが現れて助かる。
氷川が昇進するきっかけとなったあかつき号の事件をダシにG3装着権を奪う。初戦では無駄のない動きで一度はモリペス・オクティペスを撃破する。しかし、強化再生した敵との再戦時、攻撃がまったく効かないと気づくと、怯えて独断で武装解除し逃走。任を解かれる。
だが次の戦いでは、自身の装着員としての立場が危うい状況ながら、悠長な上層部の判断を待たずにエクウス・ノクティスから民間人を助けるため小沢や尾室に出動を働きかける。
アンノウン撃破は出来なかったが、民間人を守るためにボロボロになりながらも戦闘不能になるまで戦い抜いた。V-1システムも立案するが、装着したV-1システムを突如暴走したG3-Xに破壊され自身も負傷。計画も中止になった。
アギトやアンノウンの謎に迫るべく、風谷伸幸殺害事件やあかつき号事件を捜査。風谷教授はアギトに覚醒した雪菜によって殺されたことを突き止める。それを娘の真魚に聞かせた結果、彼女は翔一を拒絶。翔一はも自らの意思で闇の力にアギトの力を渡す。
この件を機に、人類にとっての真の脅威はアギトだと考える。白河の後押しを受けてるG3ユニットを解散させて乗っ取り、アンノウン防衛のために活動する。
しかし、アギトに対する見解を小沢と論争した結果、自身や警察の誤りに気付く。氷川たちがG3ユニットの奪還に来ると「きっとくると思っていましたよ」とあっさりとシステムを明け渡してその場を去った。
最終回
1年後には、小沢が教授として赴任した西ロンドンの大学を、捜査の関係上イギリスに来たついでに訪れている。なお、相変わらず憎まれ口を叩きあう仲だが、そういうやり取りができることに、一種の充実感を得ているようでもある。
仮面ライダージオウ
アギト編にて彼らしき人物の記述が作中に登場した新聞記事に記載されており、アナザーアギト襲撃に関して「ノーコメントとさせていただきます」とコメントしている。
関連人物
氷川誠 / 仮面ライダーG3
自らが選ばれなかったG3システムの正装着員で「あかつき号事件」の英雄。当初は事あるごとに噛みつき、あわよくば蹴落とそうとする等、関係は悪かった。
物語が進むにつれ北條は彼の力を認めていき、氷川もまた北條の正義感や考えを知り、関係は段々改善されていった。
終盤では何の力も持たないただの人間である事に悩む氷川を激励。氷川が激戦を重ねたことで視力が著しく落ち、このまま戦い続ければ失明という危機に陥った際には、本気で心配してサポートに回る等、良好な関係に変わった。
最大の宿敵。G3ユニットを率いる女傑にして、G3システムを生み出した天才。自らを正装着員に選ばなかった張本人でもあり、コンプレックスも刺激されるのか、互いに感情的になる等、最後まで仲が悪いままだった。
ただし、互いに似た部分を持っていると感じているのか(近親憎悪か)、物語の最後には警視庁を離れた彼女を表敬訪問、相変わらずのやり取りで激励している。
G3ユニットのバックアップ。主体性が無さ過ぎる為か、良いように利用していた。
捜査一課の先輩。北條とは違い庶民派で、北條自身は河野の趣味に馴染もうとしていなかったが、人間としては尊敬している。嫌な奴と捉えられやすい反面、堅物だが勤勉で正義感に強い人物であることを河野は気づいていた。
河野も北條の野心的に有り過ぎる部分も含めて可愛がっており、事情を知らないながらも、G3ユニットの面々が北條の所為でピンチに陥っている場面でも彼を庇っている。
警察庁のエリートで、嘗ての北條の恩人にして警官の矜持を叩き込んだ大恩人。しかし、自らの暗い衝動に突き動かされた挙げ句に自らの「正義」に背き「罪」を犯し、G3ユニットに全ての責任をなすりつけようとする。
G3ユニットの乗っ取りを画策していた北條を事実上の共犯に巻き込み、事実を隠蔽しようとするが、事実を知った北條は苦悩しつつも司自身に教えられた「正義」の下に彼を断罪する。
G3ユニットの乗っ取りを画策していた北條を事実上の共犯に巻き込み、事実を隠蔽しようとするが、事実を知った北條は苦悩しつつも司自身に教えられた「正義」の下に彼を断罪する。
バカばっか。物語の都合上とは云え、余りに目先しか見ない発言、行動しかしない為に良くツッコミが入る(劇中の登場人物からも)。
最終盤で突然出現した警察官僚。「アギト」の危険性を訴える北條のレポートに便乗し「アギト」の排除を命じて、北條の最終的な評判を落とした張本人。
アギトの正体。天才(天然)型の為か、理性的であろうとする北條とは相性が悪い。
とはいえ完璧な状態のG3-Xを制御できた唯一の人間である彼の能力はかなり評価していたようで、彼に対しては始めから真摯な対応をしている。
後にアギト捕獲作戦で彼の正体を知るが翔一の人柄を知っていたためか特に何かをすることも無くそのまま解放している。
とはいえ完璧な状態のG3-Xを制御できた唯一の人間である彼の能力はかなり評価していたようで、彼に対しては始めから真摯な対応をしている。
後にアギト捕獲作戦で彼の正体を知るが翔一の人柄を知っていたためか特に何かをすることも無くそのまま解放している。
葦原涼 / 仮面ライダーギルス
ギルスの正体。知らぬとは云え、あんまりな真似をした為かTVSPでお礼参りを受ける。
彼女に襲われ、ガードレールで巻かれた北條さんは手巻き寿司にトラウマを持つ。
スペック
身長:185cm
体重:130kg
パンチ力:1t
キック力:4t
ジャンプ力:ひと跳び15m
走力:不明
硬度:6
概要
北條透がG3システムに対抗して立案し、自ら装着者となった特殊強化用スーツ。仮面ライダーではない。工学分野の権威や精神科医も参加しており、城北大学の高村光介教授がリーダーを務めた。
メタルヒーローに酷似しており、実際スーツも改造品。頭はソルブレイバー、体はジバン、手足がエクシードラフト、武器であるV-1ショットはブルースワットのディクテイターの改造流用。
スペックこそ低いが、初陣では武器のV-1ショットでアンノウンを一度退けた。G3に劣らない性能を持ち、小沢も一応「悪いものではない」程度の評価はしていた。
模擬戦にて北條がG3-Xに銃を向けるとG3-XのAIが暴走。ボコボコにされた。さらに高村教授が開発を降りる事で開発は中止。
結局G3-Xが開発承認され、V-1システムは以後登場しなくなる。『HERO SAGA』ではGシリーズと共闘して勝利に貢献した。
近年ではアーケードゲームブットバソウルに登場。第07弾から最高度レアの覚醒レアメダル化しており、同弾にはG3マイルドがいる。
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以上です。これで紹介を終えます。
以上です。これで紹介を終えます。