今回解説する仮面ライダーはタイガです。
「ごめん。君は大事な人だから君を倒せば僕はもっと強くなれるかも知れない」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 東條悟
- 概要
- 本性
- 目的
- カードデッキ
- 人物評
- 備考
- 仮面ライダータイガ
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 白召斧デストバイザー
- デストワイルダー
- 所有カード
- アドベント
- ストライクベント
- フリーズベント
- リターンベント
- ファイナルベント:クリスタルブレイク
- 龍騎との対比
- 劇中の活躍
- 登場初期
- 香川死亡
- 佐野との友情
- 王蛇との再戦
- 英雄失格
- 不安定の極致
- 最期
- 最終話
- TV本編以外の活躍
- TVSP
- KAMENRIDER DRAGONKNIGHT
- 仮面ライダーディケイド
- Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!
- HEROSAGA
- RIDER TIME 仮面ライダー龍騎
- PSゲーム版
- 立体化
- 可動指組
- S.I.C.
- RAH
- figma
- S.H.F
『仮面ライダー龍騎』の登場人物。仮面ライダータイガの変身者。25歳。演じたのは高槻純。
概要
かつて神崎士郎が在籍していた清明院大学院の学生。表向きは好青年を装っている。童顔で学生だが、真司や蓮よりも年上で浅倉と同い年。香川研究室に籍を置き、仲村創と共に香川英行教授の下でミラーワールドの研究を行っていた。
極端な二面性を持ち合わせている。神崎士郎への復讐に走ろうとする仲村を(彼が考える)香川の意向に不要とみなして平然と殺害。
直後「仲村くんには、悪いことしたかも」と言いながら本気で涙を流した。だが翌日にはすべてを洗い流したように新たな気持になる。
描写
「○○かも」「○○かもしれない」など頻繁に仮定形を用いて会話するなど、情緒不安定で主体性が希薄。通常は成長過程で獲得するはずの、他者への共感や他人の命の尊重といった重要な倫理観が欠けている。
単純に凶暴な浅倉以上に不気味で、劇中屈指の危険人物。脚本家も意識しており、浅倉が「昭和チックな危ない人」だとすると、東條は「現代的な危ない人」としたらしい。
香川を『英雄』と慕っており、自らも英雄になる事に固執した。理由は「英雄になれば皆に好きになってもらえるかも知れないから」という承認欲求に近いもの。また、ミラーワールドを閉じるために、香川英行や仲村創と協力して神崎優衣の命を狙う。
仮面ライダーも英雄であるべきだと考えており、「ひとつを犠牲にする勇気を持てない人間に、ライダーはやってほしくないかな」と述べていた。
神崎士郎にはその強い「英雄」への憧れをかわれ、「許せないライダーは倒せばいい」とタイガのカードデッキを与えられた。
デッキは香川の手によって複数コピーされており、ミラーワールドを見る為に使用されていた。そのデッキを用いて「オルタナティブ」の開発に貢献している。
真司からは「浅倉の方がまだ分かりやすい」と言われる。浅倉も不意打ちをくらい一度警察からの脱走に失敗した事などから「あんなにイライラさせる奴は久しぶりだ」と言い、一時期は元々のターゲットだった北岡よりも彼を倒す事を優先し、執着した。(最後には「所詮は小物」として北岡を再度ロックオンした)。
香川は彼を高く買っており、東條も心酔している。佐野に助けられた時には「こんなに優しくしてくれたのは香川先生以外では初めて」と言っていた。暗い過去を持つことが示唆されているが、詳細は不明。 彼を演じた高槻純氏はウルトラマンネオスにて、ネオスに変身する主人公カグラ・ゲンキを演じている。仮面ライダー龍騎放送以前に、彼は既に英雄だったわけである。
タイガを演じるスーツアクターの永瀬尚希氏は東條死亡の回に事故現場の野次馬として顔出しで出演した(「救急車まだかよ!?」と言っている人)。
「英雄って…どうすればなれるのかな…?」
スペック
身長:197cm
体重:97kg
パンチ力:250AP(12.5t)
キック力:400AP(20t)
ジャンプ力:ひと跳び45m
走力:100mを5秒
体重:97kg
パンチ力:250AP(12.5t)
キック力:400AP(20t)
ジャンプ力:ひと跳び45m
走力:100mを5秒
白虎型モンスター「デストワイルダー」と契約した仮面ライダー。基本カラーは銀と青。銀部分はガイのカラーとは違い、白く光り輝く銀。胸部装甲「シルバーチェスト」は防御力に優れ、ミサイルの直撃を受けても傷つかない。モチーフは仮面ライダー一号のコンバーターラング(胸アーマー)。
顔にある虎の爪にも髭にも見える装飾「ウィスカーシェープ」はデストワイルダーとのもう一つの契約の証。タイガのみ「仮面ライダー」の中で唯一右手でデッキをかざす。この変身ポーズが非常に複雑な為覚えるのに苦労した方が多いとか。
近接攻撃に特化したライダーであり、龍騎や王蛇と同格のパワーを有する。また、虎だけに主に奇襲攻撃が得意。他にも不意打ちや裏切りといった卑怯な手段を用いる。TVSP版ではネタバレ回避のためか、デストクローやデストバイザーを使わずに素手で戦っていた。
斧型の召喚機。斧として使用可能。必要に応じて手元に召還される。第35話ではガルドストームに対してブーメランのように投擲した。
アドベントカードをベントインする際は、柄を押し縮めて刃の付け根の虎の頭状のカバーを開き、露出させたトレイにカードを装填し、柄を引き伸ばしてトレイを閉じることでカードを読み込ませる。
デストワイルダー
スペック
身長:245.0cm
体重:280.0kg
特色/力:鋼のごとき筋肉、鋭利な爪
概要
白虎型モンスター。5000AP。二足歩行型であり、白地に縞模様の外見や両腕の肉球が割かし可愛いという意見もある。
スピードを活かした神出鬼没の攻撃が得意。策を弄した戦いや奇襲を好むタイガ変身者の東條悟と相性が良かった。
戦闘能力
全身の筋肉「ワイルドマッスル」は常に発達成長しており、100tの鉄球(戦車2台分)を持ち上げる腕力と時速300㎞で走る脚力を備えている。
この「ワイルドマッスル」を覆う外骨格「ワイルドプロテクター」は、鎧の役目を果たす。両手の指から伸びる「デストクロ―」は伸縮自在で、ダイアモンドすらも両断する切れ味と頑強さ誇る。
仮面ライダーゾルダと仮面ライダー王蛇が睨み合っている場でゾルダを急襲し、いきなり「クリスタルブレイク」を発動したこともある。
契約破棄後
東條の事故死後は野良モンスター化し人を襲い始める。47話にてフォークリフトを運転する作業員を襲っている際に蓮と真司が発見。
変身前の二人にダブルキックを受ける。その後、ナイトサバイブ、龍騎サバイブと交戦の果てにドラゴンファイヤーストームで爆死した。
所有カード
デストワイルダーを召還する。5000AP。インペラーを引きずり攻撃した。
ストライクベント:デストクロー
デストワイルダーの両腕を模した巨大な鉤爪を召喚する。AP3000。片方に5本ずつ、合計10本備わった爪は鋭い刃のような形状。手持ち武器としてはトップクラスのスペックを誇る。
爪は仮面ライダーのボディを切り裂いたり、刺し貫くことができるほどの切れ味を誇る。大きいので盾としても使用可能。ゾルダの銃撃などを防いだ。
相手を瞬間凍結させ、動きを一時的に封じる。1000AP。主に他のライダーの契約モンスターの足止めに使われ、ファイナルベントの阻止すら可能。劇中では王蛇のジェノサイダー、ゾルダのマグナギガがこのカードで凍らされている。一度は王蛇すら倒した。
しかし一度に封じられる対象は1体だけなのか、後に再戦した王蛇はわざとベノスネーカーを囮にしてタイガにフリーズベントを発動させ、その直後にエビルダイバーのファイナルベントを使うという対策をしている。
通常の攻撃技としても使え、『RIDER TIME 龍騎』ではデストバイザーから冷気を放ち、ライアが繰り出したドラグクローファイヤーの炎を凍らせて防いだ。
仮面ライダーガイの所持する「コンファインベント」と対をなす特殊カード。使用済みのカードをもう一回使える。コンファインベントで消された効果も戻せるため、メタを張れる。
登場時期がずれていたため劇中未使用。スピンオフ『RIDER TIME 龍騎』でもチームを組んでいたため結局未使用に終わった。
ファイナルベント:クリスタルブレイク
デストワイルダーが奇襲攻撃を行い、タイガの元へ相手を引きずる。この際に摩擦熱を発生させる。腹部や背中などの熱した部位にデストクローを突き立てて冷気を流し込む。すると敵は熱疲労により内部崩壊する。AP6000。
より効果を高めるため、デストクローを指した状態で天高く持ち上げこともある。敵を引きずり回しタイガが致命傷を与える見た目のインパクトやタイガ自身のデザイン、多数のライダー(オルタナティブばかりだが)を屠る姿なども相まって人気が高い。
引きずられる最中にデストワイルダーを怯ませるとファイナルベントを中断させられる。ゾルダはマグナバイザーによる銃撃、王蛇は蹴りで難を逃れた。とはいえ、引きずられるだけでも熱摩擦によるダメージは大きい。
龍騎との対比
企画当初は漢字名で「大牙」と設定されていた。「龍虎相打つ」との言葉通り当初は龍騎とライバル関係におかれる構想だった。当時のゲーム版にはその名残と思しき台詞が見られる。
しかし実際に龍騎と戦ったのは数回で、しかもほぼ不意討ちであった。ファイナルベントがライダーキックの発展形である龍騎に対し、タイガはライダーパンチの発展形。
炎属性の龍騎に対して氷属性のタイガ、初代仮面ライダーのコンバーターラング(胸部装甲)の意匠がデザインに取り入れられていたりと、随所にその名残りが見受けられる。
タイガサバイブ
設定上変身できると思われるが、烈火と疾風のカードどちらで変身するかは不明。Dragon knightでは個人専用のサバイブカードがあったが、ゼイビアックスによって失われている。
北岡役の小田井涼平氏が宇宙船誌面のコラムにてSICを改造したタイガサバイブが非公式ながら存在。この後ゾルダサバイブも完成する予定だったらしいが、多忙で断念せざるを得なくなった。
劇中の活躍
登場初期
優衣を消してミラーワールドを閉じるため活動していた。だが城戸真司がミラーモンスターの気配をたどって401号室に現れ、東條たちがミラーワールドと関りがあると知られる。
東條は情報収取及び神崎優衣殺害を狙い、花鶏でバイトをするようになる。その得体の知れない不気味さから真司は警戒し、オルタナティブの変身者だと考えていた。花鶏にて真司が蓮と同居していることに驚かされる。
仮面ライダーの戦いについて悩む真司を仲間に引き入れるため独断で「優衣がいなくなればミラーワールドも仮面ライダー同士の戦いもすべて無効になる」と明かした。
それを仲村に高圧的に咎められると疎ましく思うようになる。結果、龍騎とオルタナティブの戦いの中、「英雄的ではない」と仲村を殺した。
このことは香川教授からやんわりと咎められる。目障りだという理由で龍騎(真司)を襲い、香川が家族を大切にしていることに疑義を呈した際は、「英雄になるということは、人の命に鈍感になるということではない」とかなりキツめに叱責されている。
香川と士郎の争いが表面化。香川の妻子が士郎に狙われるが、龍騎に助けられると香川は安堵。その様子に東條は幻滅する。香川も東條の人間性に不安を覚えたのか、自身と家族の団らんの場に東條を招き、人の心の機微を学ぶよう促した。
しかし東條はこれに不満を持ち、「大切な人を手にかければ「英雄」に近づく」と香川教授の教えを曲解。香川教授の命をも奪う。香川教授の亡骸を両腕に抱き、笑いながら涙を流す。
暴走を始めた東條は浅倉との戦いに臨むが、完全に対策をされて惨敗して敗走。その後、以前一度破った北岡にも、浅倉とまとめて蹴散らされ惨敗。満身創痍で彷徨っているところを佐野に介抱され、彼にしだいに心を開いていく。
佐野は当初、他のライダーを味方に付けようという打算から東條を助けたが、東條の境遇に共感を覚えたのか、あるいは面倒をみているうちに情が移ったのか、彼を「友達」と認識するようになる。しかし、東條はまたしても自身の歪んだ英雄観から佐野を手にかける。
王蛇との再戦
とどめを刺したと思っていた東條は、英雄に一歩近づいたと喜ぶ。己の力量を確かめるため浅倉を見つけ戦いを仕掛ける。しかし、佐野=インペラーを殺めたのは浅倉であることが本人から語られる。目的を果たせていなかったことに東條は激しく動揺する。
その後も多くのライダーバトルに身を投じるものの、負けを繰り返してはどんどん情緒不安定になっていくという悪循環に陥っていった。
第46話においてゾルダと交戦中、ゾルダはミラーワールドでの活動時間の限界が近づく。北岡は「なぁ、お前さぁ、絶対英雄になれない条件が、ひとつあるんだけど…教えてやろうか?」「英雄ってのはさぁ…英雄になろうとした瞬間に失格なのよ。お前、いきなりアウトってわけ」と東條に告げる。
これは北岡にしてみればその場しのぎの皮肉であり軽口だったが、東條は逆上。北岡はその隙に逃走した。
東條にとって「英雄」とは、確固たる理念がなく「英雄になればみんなに好かれるかも」という不安定な承認欲求に端を発するものだった。「英雄になる」という唯一の支えすら不安定だった東條にとって、北岡の言葉は心に突き刺さる。
元々不安定だった東条の精神は更に激しく掻き乱され、次に何をしていいか分からなくなる。いっそ全部無くなってしまったら良いと、かつての拠点であった401号室で香川教授のミラーワールドに関わる資料をストーブに焚べて燃やす等、自暴自棄な行動を起こすようになる。
最後の戦いでは、生き残っているライダー達を一ヶ所に呼び出す。自身は全員が変身してミラーワールドに飛び込んだ後に出現。そして彼らがミラーワールド突入に用いた車にガソリンを撒き、仮面ライダーの総殺害を図る。
しかし、事に気づいたゾルダに不意打ちとファイナルベントを躱され、あげく王蛇に素手で一方的になぶられる。最終的には、ゾルダがベノスネーカーの攻撃を王蛇に誘導し怯んだ隙を突いて、命からがら逃げ出した。
しかし、東條は敗北の可能性も見越していた。浅倉に引き渡しておいた車には、運転キーを回すと爆発する細工をしかけていた。結果浅倉は爆発を直に受け、車中で炎に包まれる。
浅倉を殺したと思い込んだ彼は、自分がますます英雄へ近づいたと香川教授の幻影と語り合う。先程のライダーバトルでボロボロの身体を引き摺り街をさまよっていた。
東条は信号待ちをしている見ず知らずの父と息子に、香川教授とそのご子息の姿をダブらせた。彼は青信号を渡っている途中5トントラックにはねられそうになった親子を、咄嗟に庇ってはねられる。
英雄とは何なのか、どうやったらなれるのか、とうとう答えを出せないまま、12月23日、午後3時10分頃。東京都豊島区北千川五丁目の区道で、東條は事故死した。翌日の新聞の片隅には、「親子を救った英雄」と彼の勇気ある行動を讃える記事が載っていた。
最終話
本編最終話の「ライダーの戦いのない平和な世界」にも登場。真司はガス欠のバイクを押して歩いていたが、東條が乗る自転車がバイクに衝突し、バイクを倒してしまった。
東條は「ああ、ごめんね……大丈夫だよね……?」と言い、その場を去っていった(真司のバイクは壊れました)。
TV本編以外の活躍
TVSP版
TV本編に先駆けて変身後のみ登場。ライダーバトルの障害となる龍騎達を排除するために仮面ライダーベルデ達と徒党を組んでいた。本編では絶対に言わなさそうな「来いよ…!」という挑発が印象的。
クレジット上では『???』となっているが、演者はテレビシリーズと同じ高槻氏と思われる。彼は戦う場合も戦わない場合も終わるまで生存している。劇場版では既に脱落者となり未登場。
KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT
名前は仮面ライダーアックスとなっている。泥棒兄弟の長男、ダニー・チョウが変身。吹き替えを演じたのは櫻井孝宏氏。
初登場は第3話。鳴滝に召還された地獄兄弟が強制送還される間際に、仮面ライダーデルタと共にシルエットが現れた。この為にわざわざオリジナルのスーツアクター・永瀬尚希氏を起用した。一瞬ながら、ポージングは当時を思い出させてカッコいい。
『龍騎の世界』では夏みかんの判決を決める為に他のライダーと戦っていた。有罪派のゾルダと対立していた為、恐らくは無罪派だと思われる。
自分を羽交い締めにしていたゾルダを振り解き、クリスタルブレイクを決めようとしていたが、運搬中のデストワイルダーがマグナバイザーの一撃でスッ転ぶ。結局決められなかった上、シュートベントで現実世界へ吹っ飛ばされた。
浅倉威=仮面ライダー王蛇が率いるビーストライダー・スクワッドの一員として登場。かつてライダーバトルで散々痛い目に遭わされたからか、指令塔であるキングダークとの会合に浅倉が鉄パイプを持って介入してきた際は誰よりも真っ先に反応し警戒していた。
キングダークの指示でライダーガシャットを手に入れるべく、ブレイブ=鏡飛彩の助手を務める看護師・みずきに接近。シャワー室でシャワーを浴びていた彼女に、背後からデストクローで襲い掛かった。ちなみに浅倉を除くビーストライダー・スクワッドの中で、一般人に直接危害を加えてきたのは彼のみ。
その後、みずきを助ける為に駆けつけた飛彩と直接対決。ダークキバと共にブレイブに襲い掛かるが、ガシャコンソードによる剣戟を前にダークキバ共々撃破され、消滅した。
オリジナルのタイガではなく、データによる再現体であった。選出理由は『仮面ライダーX』に登場するタイガーネロの代役と思われる(主人公と一切敵対していないビーストが混ざっているのも同様の理由と推察される)。
「オーズの世界」では仮面ライダーオーズのレジェンドタトバコンボ誕生に貢献する。とはいえ本人は登場せず、ライダーカードから変質したメダルが使われただけ。
『HERO SAGA MASKED RIDER RYUKI EDITION -IFの世界-』ではサバイブ化したリュウガの前に散る。
戸塚(演:菅原健)という坊主頭の青年が変身者。台詞が非常に少なく「変身」と「いいところでモンスターか」程度。1話では芝浦淳、石橋(シザース)とともにチームを組んでいた。このチームは手塚海之と結託し、それまで手塚と組んでいた真司、木村(ベルデ)、石田(インペラー)に同盟を持ちかけるふりをして奇襲した。
この際、真司から「お近づきの印」として渡された缶ビールを真司にかけた。最期は乱入した浅倉にベノクラッシュで襲われて消滅した。
当時本編には登場していなかった為か、キャラとファイナルベントが違っている。彼の勝利時には、「ミラーワールドは僕が閉じる!」「勇気があれば、誰でも英雄になれる!」と発言している。恐らくはこちらが初期に想定されていた東條=タイガのキャラであったと思われる。
ファイナルベントは突如現れたデストワイルダーが、敵をタイガの方にぶん投げる。タイガは投げられた相手をデストクローで突き刺すというなんとも豪快な技。
立体化
R&Mは玩具のコンセプト上、クローを契約モンスターから外して装着するため、FV再現の為には2つ買わなくてはいけなかった。装着はR&Mに順ずるもののデザインとクロー保持が改善された。
デザインアレンジが異常にカッコいい。質感を出す為にクローをダイキャスト製にした所、クローの重量が本体の重量を上回ってしまいポーズはおろか2本の足で立たせることすら困難になってしまった(スタンド4個がかりで立たせたという猛者もいた)。
海外版龍騎であるドラゴンナイトのアックス名義で発売。当時のRAHは定価2万という高額商品の為、基本的には主役及び2番手ライダー位しか商品化されず、それ以外は限定販売行きだった。しかしタイガは王蛇やゾルダを限定に追いやってまさかの一般販売だった。
海外版龍騎であるドラゴンナイトのアックス名義で発売。かなり出来が良い。特にクローを従来までの下腕取り付け方式ではなく、クロー付きの下腕を丸ごと付け替える方式になっている為、保持やポージングを安定させ安定させることができる。
同シリーズの龍騎系素体の出来が良いため、可動やプロポーションは良好。先鋒の龍騎とナイトに付属したミラーモンスターがなくライダー単体での発売(同シリーズは王蛇以降ライダー単体発売)なので、その点で先にfigmaを買ったユーザーからの購買意欲が分かれた。
figmaとの明確な違いは、アドベントカードがタイガが劇中で使用したものが全てS.H.Fと同サイズに印刷され付属している事とデストバイザーが開閉する事。なお、デストクローの取り付けが若干面倒なのが欠点。
2012年のホビー誌では、フィギュアーツ発売を記念して中の人がインタビューに出演した。ヒゲを生やした姿が渋カッコイイ。
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以上です。これで紹介を終えます。