「この地球 も!そして宇宙も!全て!破壊してやる!」
目次
- キルバス
- 概要
- 性格
- 外見
- 過去・目的
- 戦闘能力
- 中の人
- 仮面ライダーキルバス
- スペック
- 概要
- 外見
- 戦闘能力
- その他能力
- 装備
- ビルドドライバー
- キルバスパイダー
- キルバススパイダーフルボトル
- 必殺技
- フィギュア
- 謎
- 劇中の活躍
- 襲来
- エボルト復活
- 最終決戦
- 備考
『仮面ライダービルド』のその後の出来事を描いたVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』に登場する地球外生命体。仮面ライダーキルバスに変身する。CVは勝杏里。演じたのは進藤学。
概要
『ビルド』最終回において生み出された新世界にてラストパンドラパネルホワイトから突如として現れた新たな地球外生命体。
正体は「エボルト」の兄であり、彼の故郷であるブラッド星と呼ばれる星の王である。つまりはブラッド族を統べる立ち位置に君臨する存在で。本来の外見は青いスライムのような生物。
虚無主義と快楽主義が合わさった非常に危険な狂人。終始ハイテンションかつエキセントリックな言動を取り、どことなくねっとりとしたイントネーションが特徴的。その身に滾る破壊衝動のまま、自分自身さえも進んで巻き込んで全てを壊し尽くそうとする。
綿密に策を練っていたエボルトとは対象的に短絡的な行動が多く見られる。「宇宙と心中して無に還るなんて、最っ高じゃねーかァァ!」と狂喜しながらくねくねと体を動かしながら楽しそうに叫んでいた。
外見
テレビに出演していたダンサー「柿崎悟志」の姿を気に入って擬態。以後はその姿で活動している。擬態元の格好から特に変える様子を見せず、常に上半身裸の上に直に赤いジャケットを羽織った奇抜な格好をしている。変身する時は脱ぐ。
それ以前には白いパンドラパネルから出現した直後、近くにいた戦兎に寄生してその記憶と姿をコピーしていた。擬態・寄生能力はエボルトと同様以上と思われる。自身の変身アイテムにキスをするナルシストっぽい一面もみせる。
故郷のブラッド星を自ら滅ぼし、その後にいくつかの星を滅ぼしている。新世界の地球に襲来した理由も「パンドラボックスと万丈龍我の持つエボルトの力を利用してビッグバンを起こして宇宙と共に心中する」というとんでもないもの。
本編で驚異的な力を見せつけたエボルトが一度も勝てたことがないほどの凄まじい力を持つ。その危険性はエボルトがパンドラボックスを奪ってブラッド星から逃げ出したほど。
キルバスの力で蘇ったパンドラボックスの力で復活した際には「破滅型の快楽主義者」「俺は会いたくなかった」とまで評し、利害の一致から本来は敵同士である龍我とタッグを組むほど。
演じる進藤学氏は、過去に『超星艦隊セイザーX』のアド/イーグルセイザー役やスーパー戦隊シリーズの『海賊戦隊ゴーカイジャー』のシド・バミック/特務士官バリゾーグ役で出演しており、今回ライダーシリーズに初出演することになった。
キルバスの声を担当した勝杏里氏も『天装戦隊ゴセイジャー』のスカイフィッシュのザイ粉役や『仮面ライダードライブ』でシーフロイミュードの素体となったロイミュード106役など怪人役を演じた。
「面白い……お前の力で、最高のパンドラボックスを作ろォう……!フン!!」
キルバスパイダー! Are You Ready?
「変・身!!」
スパイダー!スパイダー! キルバススパイダー!
身長:194.5cm
体重:109.1kg
パンチ力:66.0t
キック力:72.4t
ジャンプ力:88.9m
走力:0.9s/100m(時速400km)
体重:109.1kg
パンチ力:66.0t
キック力:72.4t
ジャンプ力:88.9m
走力:0.9s/100m(時速400km)
キルバスがビルドドライバー、キルバススパイダー、キルバススパイダーフルボトルを使用して変身する。「キルバススパイダーフルボトル」を内蔵した「キルバスパイダー」を、身体を大きく捻った派手なポーズでビルドドリバーにセット。
レバーを回すと蜘蛛の巣を模したビルダーが形成され、それが体を包むと同時にボディを形成。蜘蛛の足を模したパーツが絡みつくように装着される。最後に中心の空間が歪んで変身が完了する。
ブラッドスタークとビルドを合わせたような見た目をしている。全体的に赤・黒の二色で塗装されており、脚等に真っ赤な毒が泡立っているかのような模様が見られる。顔と胸の前から見たクモのような意匠、肩や腰のクモの脚のような飾りが特長。
本人曰く「お前(エボルト)はこの俺に一度として勝ったことがない」。エボル ブラックホールフォーム一歩手前の極めて高いスペックを誇る。
変身ボイスがエボル フェーズ1~3に近いものとなっているため、より上位の形態の存在が示唆されている。設定資料にも「スコーピオンフォーム」という記載があることからもそれが伺える。
「ドリルクラッシャー」や「カイゾクハッシャー」といったビルドのアイテムを使用可能。ブラッドスタークと同じく触手を伸ばして毒を注入する能力も持つ。
背中から巨大な蜘蛛のかぎ爪を、最大4本まで出現させて敵を攻撃する。蜘蛛の糸を使って敵を拘束するなど蜘蛛らしい芸当も可能。
変身者であるキルバス自身の能力として、擬態のスマッシュを大量に呼び出す事も可能。見た目は同じだがオリジナルに比べて大幅に強化されている。グリスとローグが全く手も足も出なかった。
装備
ビルドドライバー
普段はバックルの状態で携帯され、腰に当てることで自動的にベルトが伸長して装着される。システム適合者を自動判別する機能を持つ。「ツインフルボトルスロット」はフルボトル識別機能を備える。ベストマッチが判別出来るように戦兎が後から改造している。
レバー付近にSDカードスロットが存在し、ここにSDカードを挿入して戦闘データを記録する事が可能。左腰にはフルボトルホルダーが装着されており、フルボトルを3本携帯することが可能。アジトを襲撃した際に戦兎から強奪した。
スパイダー型のガジェット。元々は戦兎が新世界での生活費として開発した蜘蛛型ペットロボ。それを自らの力で変化させた変身アイテム。龍我が持ち歩いていたのを撤退時に落とし、それを拾った。
元の蜘蛛型ペットロボはクローズドラゴンの発展型であり、より高性能な変身アイテムとして設計されていたため、ガジェットモードへの変形シークエンスもクローズドラゴンを踏襲している。
キルバススパイダーフルボトル
キルバスが自身の力で生成した、蜘蛛の成分を秘めた赤いフルボトル。誕生の関係上、同じ蜘蛛がモチーフのスパイダーフルボトルとは関係はない。
必殺技
蜘蛛の巣で相手を絡め取り、痛恨の一撃をお見舞いする。劇中では3回披露。
蜘蛛の巣で絡め取るところまでは一緒だが、背面から展開した巨大な蜘蛛の足で叩き潰すタイプと、絡め取った相手を振り回して自らの元までたぐり寄せ、その勢いのままオーバーヘッドキックを叩き込むなど、トドメに使う攻撃には差異がある。なお、オーバーヘッドキックを放ったシーンをよく見ると着地をミスってコケている。
食玩の装動シリーズにてラインナップ入りする。キルバスの特徴である太腿のアーマーも、しっかりと再現されているが、このパーツのせいで可動域が狭くなっているのが難点。
特にボトルホルダーがあるサイドは、ボトルホルダーとアーマーが接触し、更に可動域が狭くなっているので、ブンドドする時は少し注意しておきたい。
新世界に来る前の戦力は不明。少なくともエボルトより強かったのは確かだが。エボルドライバーと同規格の専用ドライバーを持っていた可能性が高いが、出現時には持っていなかったのでどこかで失ったか手放したことになる。
全て現地で調達した有り合わせのアイテムで変身した急造の形態にもかかわらず、正規のアイテムを使用している本編のラスボス以上の能力と実力を発揮していることから、一部ファンからは「冷蔵庫の残り物で作った高級料理」と評されている。
劇中の活躍
新世界のラストパンドラパネルホワイトから出現。一人でいた戦兎を襲い、ビルドドライバーを奪った。テレビに映ったダンサー「柿崎悟志」の姿へと擬態する。その後、龍我に宿るエボルトの遺伝子を嗅ぎつけて襲撃。
彼の力と自身の力でラストパンドラパネルホワイトからパンドラボックスを復活させた。発動した光は副次的に旧世界でネビュラガスによる人体実験を受けていた者達の記憶を復活させる。
エボルト復活
その力によって、消滅間際にエボルトが龍我に潜り込ませていた遺伝子が活性化。ブラッドスタークの姿でエボルトが復活する。エボルトの活躍があり、万丈に逃げられる。
その後、龍我とエボルトを見つけたキルバスが襲い掛かり、スタークが倒される。さらに龍我をも仕留めようとするが、記憶が戻り駆けつけたグリスとローグの手で阻止される。
彼らの撤退後にパンドラボックスを完成させようとするも、エネルギーの不足が発覚。明日までに自分の元へ来るよう、万丈に要求する。決戦ではエボルコブラフォームとクローズマグマを圧倒。
自分から生み出した擬態スマッシュでグリスとローグにも圧倒した。その上クローズエボルに対しても、当初は圧倒的有利を保っていた。しかし最後には倒された。
彼が変身した仮面ライダーキルバスは、(ガンバライジング限定登場のビルド スパイダークーラーフォームを除くと)仮面ライダーレンゲル以来15年ぶりの蜘蛛モチーフライダーである。変身アイテムの形や音声は玩具化前提っぽく見えるが、今のところキルバスパイダーはDX玩具化がされていない。
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以上です。これで紹介を終えます。