【ヒロイン徹底解説】広瀬栞&栗原天音【仮面ライダーブレイド】

2023年1月5日木曜日

ヒロイン解説 仮面ライダー剣

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 今回解説するヒロインは『仮面ライダー剣』の広瀬栞と栗原天音です。
目次
  • 広瀬栞
    • 過去
    • 襲撃
    • 活動
    • 描写
    • 筋トレ
    • 終盤
    • 立ち位置
    • 劇場版「仮面ライダー剣 MISSING ACE」
    • 栗原天音
    • 性格
    • 描写
    • 災難
    • その他
    • 関連人物
      • 相川始 / 仮面ライダーカリス
      • 栗原遥香
      • 栗原晋
      • 中の人
    • 日談
      • 劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE
      • 小説・仮面ライダー剣『たそがれ』
      • 小説 仮面ライダーブレイド
      • 仮面ライダー剣 -切り札の行方-
    • 仮面ライダージオウ
      • EP29『ブレイド・ジョーカー!?2019』
      • EP30『2019:トリニティはじめました!』
  • アナザーブレイド
    • スペック
    • 概要
    • 外見
    • 全身
    • 戦闘能力
    • 活躍
    • 第43話「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」

広瀬栞
「私達に迷惑かけたくないから出て行ったんでしょ? 私達ってそんなに頼りにならない?」

 人類基盤史研究所BOARDに所属していた研究員。20歳。演じたのは江川有未。第1話から剣崎一真橘朔也をサポートしている。同じくBOARDに所属し、後輩に当たる剣崎一真には「広瀬さん」と呼ばれるが、歳は剣崎の方が上。先輩呼びはあまりされたくないらしい。
 その内面は剣崎一真に負けぬほど強い正義感にあふれており、剣崎が橘朔也に裏切られたと思い落ち込んでいた際は、彼の心情に理解を示しながらも「苦しめられている人たちのために戦うしかない」と檄を飛ばして奮い立たせている。

 過去
 学生時代に母親の小百合を不治の病で失っている。さらに彼女の父親である義人が妻を救うため永遠の命の謎を解明しようとアンデッドを解放。現代のバトルファイトの引き金になった。元々BOARDの研究員だった父の義人の死後、縁故採用の形で入社。遺志を継ぐ。
 上司である烏丸啓の「人類が抱える諸問題を解決するために研究している」という言葉に感銘を受けた。彼に大きな信頼を寄せるとともに自分の研究が人々を幸せにすると信じてもいた。主にナビゲーター等の後方支援をしていた。

 襲撃
 BOARD本部がローカストアンデッドの襲撃で壊滅した際は、換気口が収められた小部屋に隠れて難を逃れた。BOARDが壊滅した時の数少ない生き残りの一人である。
 BOARD壊滅後は行くあてがなくなり、剣崎一真と同様に白井虎太郎の家で居候することになる。まもなく研究所の跡地は何事もなかったかのように整備され、様子を見に行った栞はアンデッドサーチャーをはじめとした使えそうなBOARDの機材を勝手に拝借していた。

 活動
 その後は組織の対応を不思議に感じつつも、行方不明になった烏丸啓を探しながらアンデッドと戦う剣崎をサポートする。
 BOARD所属時と同じく、主にアンデッドサーチャーでアンデッドを見つけて剣崎達のバックアップをしているが、時には剣崎達を励ましたりして彼等の心の支えにもなっている。
 父の義人がアンデッドの封印を解いた罪悪感から黙って虎太郎の家を出たこともあった。しかし、剣崎たちの親身に満ちた説得や再会した烏丸の言葉に突き動かされ、真実と向き合うことを決める。

 描写
 かなり怒りっぽく序盤は特にヒス気味だった。マイペースな虎太郎が大事な話の腰を折った際に怒鳴りつけるなど気が強い。
 勝気な性格で、後輩である剣崎だけでなく、部屋を貸してもらっているはずの虎太郎にもしばしば遠慮なしに強くあたり、「橘さんは頼りにならないし。」とハッキリ口に出してしまうことも。
 その性格が災いしてか恋愛経験はない。嶋昇/タランチュラアンデッドに「怒ると美人が台無し」となだめられたときは、鏡を見てうれしそうにしていた。お世辞に弱い一面も見せている。

 筋トレ
 アンデッドを捜索するかたわら、度々筋力トレーニングしている描写があり、パワフルなシーンがみられる。見かけによらず力自慢である。
 戦いに迷う剣崎を作中で合計2度ビンタ、剣崎を捕えようと現れた伊坂/ピーコックアンデッドの部下の武装集団のコマンドを相手にしてもバッグを振り回し抵抗。格闘術の心得もあり、臆せずに渡り合っていた。
 虎太郎が出した牛乳瓶の山を剣崎と共に片付ける。その際、剣崎が音を上げるほどの重さの荷物を抱えて平気で歩き続けた。指一本で冷蔵庫を傾ける、椅子を持って振りかぶる。

 終盤
 父親とはアンデッドとの闘いが激化するなかで再会したが、疑念を抱いた栞は彼のパソコンにあったデータからやはり偽者だと看破。その正体は、父がつくった改造実験体トライアルBだった。しかし、のちのトライアルGとの戦いでトライアルBは栞を庇って消滅。
 その寸前、栞は「自分の亡き後、トライアルBに娘を守らせる」という父の本心を知り、その愛に涙した。こうして父との別れを経た彼女は、その後も剣崎たちをサポートして最後まで一緒に戦い抜いた。

 立ち位置
 広瀬は本作でのヒロインであるが、敵に拐われたりする事は少なく、どちらかというと「剣崎の頼もしい仲間」という印象が強い。
 剣崎や虎太郎からの劇中の呼び名「広瀬さん」が聞き取りづらい場面が序盤に何度かあったため「ヒロシサン」というオンドゥル語的ネタ愛称がついた。
 錯乱あるいは酷く落ち込んだ剣崎に説教をしたり(2話、34話)、キングを探す為に意図的に動画を拡散させたりといった活躍から、ネタ交じりに「おやっさん枠」として扱うファンも存在する。

 劇場版「仮面ライダー剣 MISSING ACE」
 TVシリーズから四年後のパラレル世界を描いた本作。友人から紹介されたジョンソンという男性と婚約し、子供のころからの夢だったお嫁さんになろうとしていた。
 結婚式が間近に迫っており、再会した剣崎一真と白井虎太郎から天音の誕生パーティに誘われるも、「準備もあるから」と断っていた。
 後日、再び訪ねてきた剣崎にアンデッド封印への協力を頼まれた。同じ事情から協力を断ったものの、彼の熱意に応えようとアンデッドサーチャーがインストールされたディスクを渡している。
 結婚式当日、栞は会場で花嫁衣装に着替え式の開始を待っていた。ところが、虎太郎から禍木慎三輪夏美を手にかけたアルビノジョーカーの話を聞くうちに、その正体が志村純一だと気づく。
 結婚より友情を選択すると、花嫁衣装のまま式場を飛び出し、虎太郎の車で剣崎たちのもとへ駆けつけて彼らにそのことを告げた。

「言ってよ。言ってよ“ただいま”って。ね」

 相川始が下宿する喫茶店「ハカランダ」の店主の栗原遥香の娘。年齢は10歳。演じたのは梶原ひかり。普段は店の手伝いをしている。白井虎太郎の姪(虎太郎は遥香の弟で、天音から見て叔父にあたる)。
 父親の晋を早くに亡くしている。悲しみで暗くなっていたが、ふと現れてハカランダに居候することになった相川始を慕うようになる。
 仮面ライダーブレイドや仮面ライダーギャレンといった仮面ライダー達の存在も認知しており、アンデッドに襲われた際には幾度となく助けられている。

 性格
 常に明るく天真爛漫な性格。無茶と言えるほどに行動的なところもあり、始がハカランダからいなくなった際には、その手掛かりを見つけるや、ひとりで捜索に飛び出したことまである。年上相手にも物おじせずに発言するため、ときおり遥香から注意されていた。
 誘拐されて意図しない形で望美を待たせてしまった睦月に対して「この恋は終わり。すごく怒ってたもん」と八つ当たり気味に言うなど中々に鬼畜。二人の関係に口を挟むなど年の割にませている描写も多い。

 描写
 素直で純粋だが、年頃ゆえか少々生意気。小学生ながら画力は高く、始と自分の特徴をよく捉えた似顔絵を描き上げた事も。
 叔父の白井虎太郎に対しては、お調子者でやや頼りないためか下の名前で呼び捨てにするなど結構ぞんざいに接しているものの、嫌っているわけではない。始がいなくなったときに最初に虎太郎に相談を持ちかけているなど、問題事が起こると彼を頼っている。

 災難
 始を標的にするアンデッドに狙われる事が多い。弱点と見抜かれたことも。友達と遊びに行った天文台でプラントアンデッドと遭遇する。モスアンデッドが振りまいた毒鱗粉で父親のアトリエの写真を溶かされた。
 亡くなった父親の声が聞けるという呼子の洞窟に無断で侵入し、センチピードアンデッドの毒液を顔に浴びて高熱で苦しむ。伊坂の策略で店に爆弾を仕掛けられる。
 ドラゴンフライアンデッドに遥香共々拉致される。ブレイド キングフォームとジョーカーの戦いに巻き込まれ一時期失明してしまい、睦月に誘拐される。
 これだけ酷い目に遭わされても心に傷を負っている描写があまり見られないのは、やはり始の存在が心の支えになっているからだろう。むしろ、爆弾の件で責任を感じた始がハカランダを出ていった時のほうが元気を無くしている。

 その他
 始のような頼れるクールな人がタイプなのか、始そっくりの陽気な青年三上了と出会った時は、始の性格が急変したと思い込んだのか終始困惑気味であり、挙げ句の果てに卒倒してしまった。
 剣崎一真たちが仮面ライダーであることは虎太郎から聞いていたが、始が仮面ライダーカリスおよびジョーカーであることは知らない。
 カリスに助けられたときも、ジョーカーがハカランダからダークローチを遠ざけたときも、その理由が自分を守るためだったと知ることはなかった。

 関連人物

相川始 / 仮面ライダーカリス
 始の事は父親ないし兄同然に慕っており、「始さん」と呼んで思いを寄せている。彼を思う気持ちはとても強く、憧れ以上の感情を抱き、家族同様に接していた。劇中後半では、2人きりでデートしたこともある。
 始が美人カメラマンの神丘令のアシスタントとして仕事をしている時は露骨に不機嫌になった。始が仮面ライダーカリス及びジョーカーであることは知らず、初期は自分に隠し事をしている彼を責め立てる事もあったが、中盤からは気にしないようになった。

始からの認識
 始が関わらなければ天音が狙われないという保証もないため、剣崎も天音達のそばにいて守ってやるよう始に促している。
 始も天音や遥香の事をかなり気にかけており、彼女達を襲おうとする者は容赦なく叩き潰している。こうした一連の行動を見た視聴者及び天野浩成氏からは「ロリコン」呼ばわりされている。

栗原
 天音の母親。虎太郎の姉でもある「ハカランダ」の店主。年齢は29歳。女手一つで天音を育て店を切り盛りしている苦労人。
 かなり温厚な性格で、秘密を抱えていると知りながらも始の事は受け入れている。ませている天音に手を焼く描写もあるが、基本的に親子関係は良好。

栗原

 天音の父親のカメラマン。『剣』本編開始前、雪山でカリスとギラファアンデッドの戦いに巻き込まれ絶命した。死に際に始に家族の写真を渡し、遥香と天音の事を頼んだ。
 ある意味では、始が人間に興味を持つきっかけを作った人物である。劇場版では彼がアンデッドを解放したことになっている。

 中の人
 劇中では仲睦まじい描写が多かった天音と始だが、実は撮影当時天音役の梶原ひかり氏は、時折下ネタを言われたことで、始役の森本亮治氏の事を嫌っていた。剣崎役の椿隆之氏の方には「私と同じで中身は小学生だから」と懐いていたらしい。
 梶原氏は『仮面ライダーW』や『仮面ライダーフォーゼ』にもゲスト出演している。特に、『フォーゼ』では悪役の鵜坂律子/アルター・ゾディアーツを演じ、天音とは180度異なる演技で当時のファンを驚かせた。

 後日談

劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE
 ジョーカー=始が封印されてから4年後の世界線。14歳になった。演じたのは石田未来。事情を知らない天音は始が急に居なくなった事にショックを受けグレてしまい、自暴自棄になり万引きなどの非行を繰り返すようになる。
 その反抗期はかなり深刻で、実母の遥香にすら心を閉ざしてしまっている。しかし、アルビノジョーカーに目をつけられた。

小説・仮面ライダー剣『たそがれ』
 剣本編終了後の物語を書いた本作。多くのメインキャラクターが鬼籍に入っている中、生存している。叔父の小説の印税で建てた屋敷で暮らしている。
 ただし投薬治療を必要とする程の重い病気を患っており衰弱しており、あまり動くことはできない。老婆になってもかつてのお茶目な面は健在であった。
 見舞いに来た孫のに、剣崎ら四人の仮面ライダーについて語り始める。虎太郎が執筆した小説の影響もあるのかこちらでは始の正体は既に知っている。
 始は老境に入った天音を看取るために訪れたようだが、天音は更に老いていく自分自身をこれ以上始に見られたくないとその申し出を拒む。それでも二人の心はどこか通じ合っているようだと孫の一には見えた模様。

小説 仮面ライダーブレイド
 講談社キャラクター文庫の小説版。TVシリーズより300年後の未来が舞台という事もあり、天音は既に故人で名前のみ言及。
 『たそがれ』とは著者は異なる作品だが、作中で天音が始の事を「拒んだ」かのような示唆がされており、恐らくは『たそがれ』同様の経緯があったものと推測される。

仮面ライダー剣 -切り札の行方-
 『剣』本編の十年後を舞台にしたドラマCD作品。天音は直接登場しないが、剣崎と始の会話の中で、無事成長して女子大生になった事を始が言及している。
 剣崎は「もう彼氏とかできたのかな」と振るも、始は「あの子に限って居るものか」「どこの馬の骨とも分からないやつに天音ちゃんは渡せない」と返した。ちなみにこの会話が出たパートは剣崎の夢オチだった。

 仮面ライダージオウ
 EP29・30に登場。当初は『仮面ライダーディケイド』の海東大樹のみが出演をアナウンスされ、ブレイド編の存在自体が伏せられており、栗原天音のまさかの客演により視聴者を大変驚かせた。梶原女史が栗原天音を演じるのは『剣』本編終了から実に14年ぶりとなる。
 始がハカランダを去っているが、遥香の後を継いでハカランダを経営している。「自分の前からいなくなった始に戻って来て欲しい」と思っている。始の正体は一切知らなかったらしく、彼がカリスに変身した時や再会時には戸惑いを見せていた。

EP29『ブレイド・ジョーカー!?2019』
 スウォルツから渡されたアナザーブレイドウォッチを携えた白ウォズがハカランダに訪れ、天音を無理やり変身させ誕生した。カメラマンだった相川始を求めてフォトスタジオを襲撃して回り、駆けつけたジオウとも交戦。
 その後もフォトスタジオを襲ってはジオウとは対峙。鎧武アーマーの剣術に圧倒されると、カリスが助太刀に入る。そこに剣崎一真まで姿を現し、ブレイドとカリス、2人の「ジョーカー」の運命の戦いが勃発してしまう。

EP30『2019:トリニティはじめました!』
 ライトニングソニックをカリスに庇われながらも喰らって変身解除。カリスが天音の前から姿を消す。だが隠れ家に潜んでいた始と再会し、彼がハカランダから姿を消した理由を知る。
 しかしそこに白ウォズの未来ノートで剣崎が呼び寄せられ、ブレイドとカリスが交戦。戦いを止めるよう呼びかけるが、白ウォズによりアナザーブレイドに再変身させられる。
 二人を同時に相手取り、圧倒。2人を変身解除まで追い込んだ末、ジョーカーの力を奪い取った。2人のジョーカーの力を1つにしてその身に宿したことで、統制者からバトルファイトの勝利者と見なされモノリスが出現。

決着
 モノリスから黒いジョーカーに似た異形が大量に発生し、白ウォズの目論見通り世界の滅亡が始まってしまう。だがジオウトリニティに敗れてアナザーブレイドウォッチは砕け散り、モノリスも消滅して世界の滅亡は防がれた。
 ジョーカーの力を奪われた剣崎と始は肉体が人間に変化しており、2人の力を奪い「最後のアンデッド」となったアナザーブレイドも倒され、ついにバトルファイトは完全に終結
 運命から解放された2人は、ついに未来へと歩み出せるようになった。始と言葉を交わした天音も「私も自分の世界を探してみる」という新たな決意を相川始に伝え、未来に進んでいく為の一歩を踏み出したのだった。

アナザーブレイド
白ウォズ「君の本当の心を剥き出しにするがいい。」

BLADE

「始さああああああん!」

 スペック

身長:201.0cm
体重:101.0kg
特色/力:ブレイラウザーに似た大剣を使った攻撃/スペードのラウズカードに対応する能力/アンデッドの力の吸収
変身者:2019年の栗原天音
契約した人物:白ウォズ
モチーフ:仮面ライダーブレイド
デザイン:篠原保

 概要
 『仮面ライダージオウ』に登場する怪人「アナザーライダー」の1体。第29話、第30話に登場。モデルは仮面ライダーブレイド。変身時はオリジナルのブレイド同様、オリハルコンエレメントを通って変身する。
 アナザーウォッチの影響で「始と再会したい」という感情が増幅されており、アナザービルドやアナザーゴーストと同様に殆ど暴走状態にある。だが完全に自我を失っているわけではなく、始の姿を目撃した際には天音の意識が若干戻っている。

 外見
 仮面ライダーブレイドの通常形態を歪めたような姿をしている。全体的にキングフォーム以上の非常に大柄かつマッシブな体格。ジョーカー化する直前、全身のアンデッドクレストが膨れ上がったブレイドを思わせる。
 アンダースーツは原典のアンデッドのように多数のリベットが打ち付けられたレザー調となっており、所々からトゲが生え、上半身は重厚で頑丈な鎧に覆われている。
 頭部はスペードやカブトムシのツノを思わせる鉄仮面となっており、歯を食いしばった口がある。目は有機的かつ人間の目に近い生物的なデザインとなっている。

 全身
 鎧は各部にスペードを思い起こすような意匠が見られ、胸から腹部にかけての装甲はハートが3つ並んだような外観となっている。腹部の装甲は赤く縁取られ、「逆さになったハート」または「歪なスペード」を思わせる。
 肩鎧からは鋭い刃物のようなトゲが4本ずつ生えており、両腕の装甲にはアンモナイトが刻印されている。背中左側には「BLADE」、右側には「2019」の文字が刻まれている。
 膝から下はアナザー鎧武やアナザークイズ、アナザーリュウガと同じデザイン。腰にはブレイバックルを模したベルトを巻いているが、バックル部分にはスペードの代わりに髑髏が刻まれており、寧ろアンデッドバックルを想起させる。

 戦闘能力
 見た目通り高いパワーを誇る固有能力は手にした大剣を使っての剣術。見た目はブレイドの使用する武器・醒剣ブレイラウザーを模しているが、キングラウザー並みの大きさに大型化しており、この大剣を怪力によって片手で振り回す。
 持ち手付近のオープントレイ部分は巨大な丸鋸を思わせる形状に変化しており、ラウズカードを収納するようなスペースは存在しない。
 腹部からブレイドのディアーサンダーを想起させる雷撃を放ったり、大剣の切れ味を強化する等、ブレイドに由来する能力を行使可能。
 能力発動時にはライトニングソニックやボアタックルの構えを取る。見た目通りタフで、ジオウのタイムブレークを受けて倒れたと思いきや直ぐに起き上がった。

 活躍
 EP29では巧みな剣術とタフネスさでジオウを苦戦させる。「剣には剣で対抗しよう」とジオウは鎧武アーマーに変身。やがて攻撃に圧倒されていた。
 EP30では暴走してブレイドとカリスを同時に相手にし、「変身者が天音である」こともあってか、終始2人を圧倒。ブレイドとカリスを変身解除に追い込んだ。
 ジョーカーの力を取り込んだ後は、ゲイツとウォズ、遅れてやって来たジオウも寄せ付けない程までに苦戦させる。
 しかしジオウトリニティの圧倒的な強さには押され始め、得物である大剣を折られる。最後はトリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン」を受け爆散した。

 第43話「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」
 アナザージオウⅡ率いるアナザーライダー軍団の1体として現れ、飛流の屋敷までやって来たソウゴ達を迎え撃つ。
 6体のアナザーライダー達(アナザークウガアナザーキバアナザーオーズアナザーフォーゼアナザーエグゼイドアナザービルド)と共にゲイツリバイブ疾風ウォズギンガファイナリーと交戦するも、最後はウォズギンガファイナリーの超ギンガエクスプロージョンを喰らい、他のアナザーライダー共々まとめて倒された。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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