目次
- ダンキ
- 概要
- 登場
- 仮面ライダー弾鬼
- スペック
- 概要
- 装備
- 活躍
- 必殺技
- サバキ
- 概要
- 人物関係
- 仮面ライダー裁鬼
- スペック
- 概要
- その他の装備
- 活躍
- 過労
- カッパ戦
- 鬼の鎧
- 最後の登場
- 必殺技
- エイキ
- 仮面ライダー鋭鬼
- スペック
- 概要
- 装備
- 敗北
- リベンジ
- 必殺技
- 備考
- ショウキ
- 概要
- 登場
- 仮面ライダー勝鬼
- スペック
- 概要
- 装備等
- ゴウキ
- 仮面ライダー剛鬼
- スペック
- 概要
- 装備等
- トウキ
- 仮面ライダー闘鬼
- スペック
- 概要
- 装備等
- バンキ
- 仮面ライダー蛮鬼
- スペック
- 概要
- 装備等
- シュキ
- 概要
- 過去
- 描写
- あきらとの交流
- 劇中の活躍
- 変身
- 死亡
- 品川栞
- 鬼の鎧
- 小説版
- 仮面ライダー朱鬼
- スペック
- 概要
- 装備
- 必殺技
ダンキ
「オレんとこのパソコン今ダメだって言ってんじゃーん」
概要
本名は段田大輔。山形県寒河江市出身。1979年7月24日生まれ。設定年齢26歳。猛士関東支部11人の「鬼」の一人。仮面ライダー弾鬼の変身者。生意気で短気、そして大雑把で、響鬼以上の機械音痴。長身で眼鏡をしている。
携帯電話すら持っておらず、連絡手段であるパソコンがすぐ壊れても修理しないなど細かいことは気にしない。メールなどが苦手なため「たちばな」への連絡は公衆電話を使用。
太鼓の鬼としての先輩である響鬼のことを兄貴分として慕い尊敬している。かなりくだけた口調で会話をしていた。
登場
小暮に装甲声刃の実験台にされた際、装甲声刃が放つ波動の影響で、ショウキと共に結果変身不能に陥る。支部長の立花勢地郎や滝澤みどり達に相談するが、そこへ現れた小暮に叱責されて退散。
打つ手はなくなってしまうが、一か月後に変身能力を取り戻した。ショウキとは親友であるが「たちばな」に揃って顔を出すのは珍しいらしい。人間体を演じたのは響鬼変身後のスーツアクターでもある伊藤慎氏。
仮面ライダー弾鬼
「こいつか、威吹鬼が言ってたのは」
スペック
身の丈(身長):6尺9寸(約210cm)
目方(体重):39貫(約146kg)
音撃武器:音撃棒 那智黒
概要
変身音叉 音角で変身するゲストの音撃戦士。顔面の隈取と腕の色は青で、体色は黒。頭部の角は金色が一本。銀色の襷状の装飾を纏っている。属性は岩。
音撃打の戦士で、強靱な脚力による、跳躍力と素早さを活かした接近戦を得意とする。ジャンプ音が特徴的。撮影用スーツは、威吹鬼のものを流用・改修している。
装備
『変身音叉 音角』は響鬼の使用する音角と異なり、グリップ部分と角の付け根が青い。普段はベルトのバックル部分に装着されている『 音撃鼓 御影盤』の 外見は青い縁取りがなされている。相手の魔化魍に付ける事で巨大化する。
二本一対の太鼓のバチ状の『音撃棒 那智黒』の 本体は青、グリップの部分には包帯のような白い布が幾重にも巻かれている。先端の鬼石は赤。通常は打撃武器として使用し、必殺技の時は太鼓の撥のように使用する。
活躍
小菅に出現したヤマビコ討伐に出撃し、数多くの茜鷹を葱鷲(に率いらせてヤマビコの怪童子、ヤマビコの妖姫に襲われていたハイカーを救出した。
優れた跳躍力を活かしたアクロバティックな動きで戦いを有利に進めるも、突如飛来した乱れ童子がヤマビコの怪童子、ヤマビコの妖姫、さらにはその場に出現したヤマビコにまで襲いかかり、戦いは中断された。
必殺技
音撃打 破砕細石、音撃打 粉骨砕身があるがいずれも劇中未使用。魔化魍に取り付けてると御影盤が巨大化。さらにオーラ状の紋章が出現。それを那智黒で連打して清めの音を流し込み、相手を爆散させる。
サバキ
CV:狩山俊輔(十五之巻)、塩野勝美(十六、二十五、三十六、三十九之巻)
概要
仮面ライダー裁鬼の変身者。本名は佐伯 栄(さえき さかえ)。設定年齢36歳。1968年生まれ。現在の関東における最年長のベテラン。猛士関東支部11人の「鬼」の一人。
素顔は「たちばな」地下室の名簿で判明(顔写真は助監督の狩山俊輔氏)。ゲーム版では唯一変身前の顔がゲーム中に出てこない。
人物関係
斬鬼とは弦の腕を競い合う仲である。蛮鬼は彼の元弟子である。その為か装備が裁鬼と同じ死後の世界に関連した名称になっている。
サポーターである石割という青年と戦地に赴く。劇中未登場で鬼に変身できないにも関わらず、水中でカッパに敗れた裁鬼を救出したり、サポーターの中でもトップクラスに優秀な人物である。
師匠が毎回のように魔化魍に負けているのに、それを魔化魍に食われずに師匠を救出している。ファンからは「実は裁鬼さんより強いんじゃないか?」という疑惑を持たれている。
仮面ライダー裁鬼
「ハアァ、夏の奴か!」
スペック
身の丈(身長):7尺3寸(約221cm)
目方(体重):44貫(約165kg)
音撃武器:音撃弦・閻魔、音撃棒 笏拍子
概要
変身鬼弦 音錠で変身する音撃戦士。顔面の隈取と腕の色は赤で、体色は黒。頭部の角は赤色が四本。両肩に黒い指板に金色の弦の装飾を纏う音撃斬の戦士。属性は闇。音撃打と音撃射も習得している万能型。ゲストの鬼だが、出番は多い。
その他の装備
二本一対の太鼓のバチ状の『音撃棒 笏拍子』の 本体は臙脂色、グリップ部分は黒で先端の鬼石は深紅。夏の魔化魍対策として、装備していたが未使用。太鼓の技の冴えを見せる間もなく、カッパに敗北したため。
裁鬼専用に開発された二刀の小型音撃弦を所持。弦使い最大の弱点であるスピードの遅さを克服するというコンセプトで開発された。片手で持て、主に二刀流で用いる。
デザインは斬鬼の烈斬、轟鬼の烈雷を全くディテールをそのままに小型化したもの。烈斬タイプは刃が金色で鬼石は黄色、烈雷タイプは刃が銀色で鬼石は赤。撮影用プロップはDX玩具の改造品。
活躍
過労
入院したザンキに代わって戦い続けていたが、疲労の蓄積や過労の影響で足尾のヤマアラシに敗れた。以降も敗北描写が目立つ。戦いで負傷することも多く、入退院を繰り返すなど、咬ませ犬感は否めない。
サバキはオールラウンダー故に誰かのシフトに穴が空けば駆り出される可能性が高い。疲労が溜まりやすいことも手伝って連敗が続いている。
序盤は斬鬼の穴を埋めるための弦の鬼は裁鬼か蛮鬼しかおらず、蛮鬼は学業を優先。結果、負担が裁鬼に集中していた(蛮鬼自身はこのことを悔いている)。それを表すかのように、劇中で映る関東十一鬼のシフト表にも、彼のシフトの数だけ異常に多い。
カッパ戦
秩父へカッパ討伐に出撃した際は、カッパの怪童子、カッパの妖姫を拳の甲から伸ばした4本の鋭い爪「鬼闘術・鬼爪」で撃破。だが、直後に茂みの中から現れたカッパの奇襲を受け、水中に引きずり込まれる。
カッパの得意とする戦闘フィールドであり、かつ奇襲を受けた際にカッパが口から放つ凝固する液体により腕の自由を奪われていたため、手も足も出ずに敗北。サポーターの石割に救助され、そのまま病院送りとなった。
鬼の鎧
長瀞に出現したノツゴの討伐に出撃。強敵ということもあり苦戦し、取り逃がす。その後、鬼の鎧を纏ったシュキに突然襲撃される。刀で散々に斬られたあと、式紙召喚による炎の攻撃の直撃を胸に受け、ピクリとも動かなくなった。
援軍としてトドロキとザンキが駆けつけたためかトドメを刺されるまでには至らず、シュキは撤退。トドロキらの手により病院に運ばれたと思われる。
最後の登場
東筑波に出現したヨブコ討伐にも出撃。裁鬼用小型音撃弦を勇ましく構え、工場のような場所で激戦を繰り広げる。
しかし、ヨブコの繰り出す荒々しい打撃を受け、高所から落下。そのダメージで動けなくなるも、トドロキが援軍として駆けつけ、彼がヨブコの相手をすることとなった。その後、病院に行ったかどうかは不明。
必殺技
劇中未使用。敵に刺した閻魔に極楽を装着。音撃モードに移行させて発動。極楽を弾き鳴らし、清めの音を送り込んで敵を斃す。PS2のゲーム版で披露された。
エイキ
猛士関東支部11人の「鬼」の一人。仮面ライダー鋭鬼の変身者。素顔は不明。サポーターや弟子は持たず単独で行動する28歳。語呂合わせや駄洒落が好きな性格で、劇中でも披露。周囲のみんなを閉口させている。
その実力は本物であり、斬鬼も認めている。ヨロイツチグモと相対した時には威吹鬼、轟鬼に指示を出して戦闘を指揮。二人がそれに従っていたことからも、鬼としてかなりの手練であることがうかがわれる。
仮面ライダー鋭鬼
「一晩寝て、英気を養ったからな!」
スペック
身の丈(身長):5尺6寸(約170cm)
目方(体重):35貫(約140kg)
音撃武器:音撃棒 緑勝
概要
変身音叉 音角で変身するゲストの音撃戦士。声は永瀬尚希氏。顔面の隈取と腕の色は青緑で、体色は赤銅色。頭部の角は金色が一本と青緑色が二本。銀色の襷状の装飾を纏っている。属性は炎属性で、音撃棒を振るうと緑色の炎が発生する。
音撃打の戦士で、他の鬼と比べて小柄だが俊敏で素早い身のこなしである。撮影用スーツは他の鬼との身長差をつけるため、新規造形。肌はゴールドをブラウンに塗したマジョーラカラーとなっている。
装備
『変身音叉』は響鬼の使用する音角と同様の外見。二本一対の太鼓のバチ状の『音撃棒 緑勝』の本体と鬼石は青緑、グリップ部分はオレンジ色。緑色の炎を先端に纏わせて攻撃する。
敗北
奥多摩の榧ノ木に出現したツチグモとの戦いに出撃。だが、クグツの企てにより、ツチグモはヨロイツチグモへと変化。相対した童子と姫も、強敵であるヨロイツチグモの武者童子とヨロイツチグモの鎧姫へと変貌。
彼らの連携攻撃に圧倒されて足を負傷。高い崖っぷちに追い込まれ、武者童子の投げた杖が命中し、川に落とされる。安否を心配される。
リベンジ
翌日、追加戦力として到着した威吹鬼と轟鬼がヨロイツチグモと戦っている現場に駆けつける。ヨロイツチグモに捕食されかけていた轟鬼を救出した。
「一晩寝て鋭気を養った」と軽口を叩く程度にまで回復。トドメを刺すまでには至らなかったがヨロイツチグモに必殺必中の型を炸裂させて大ダメージを与えた。
続けて出現したヨロイツチグモの武者童子に対しては、3人の鬼による息の合った連携攻撃を披露して撃破。見事にリベンジを果たした。
必殺技
音撃鼓・白緑を魔化魍にセットして巨大化させる。さらにオーラ状の紋章が出現。そこをめがけて緑勝を右で二回、左で一回叩く動作を繰り返して清めの音を送り込んで敵を倒す。二十九之巻でヨロイツチグモに対して使用。
備考
170cmと鬼では小柄という設定だが、スーツアクターの永瀬尚希の身長は175cmであり、腰を落とした形態をとったりする事で小柄に見せている。
『響鬼 特写写真集』ではスーツが朱鬼に改造されたことが記されている。しかし、放送終了後の2006年3月によみうりランドで開催されたスペシャルショーには鋭鬼も登場した。
尚、番組前半でPを務めた高寺氏Twitterによれば、元々は津村努の変身体である暁鬼のスーツであったものが転用されたものとのこと。
ショウキ
「はぁ。みどりさんに相談がありまして……」
概要
猛士関東支部11人の「鬼」の一人。仮面ライダー勝鬼の変身者。設定年齢は27歳。猛士関東支部11人の「鬼」の一人。子供のまま大人になったような、明るく気さくなお調子者の青年であり、服装や身なりに無頓着で、冬でも薄着な体育会系の性格。
ダンキとは馬が合うらしく、コンビを組んでいることが多い。人間体を演じたのはスーツアクターの押川善文氏。
登場
ダンキとともに小暮耕之助が開発した音撃増幅剣・装甲声刃の実験台になり、装甲声刃が放つ波動の影響で変身不能になってしまった。
そこで、ショウキとダンキは滝澤みどりに相談しようと「甘味処 たちばな」を訪問。ヒビキや立花勢地郎、トドロキらも交えて事情を説明するが、小暮について愚痴っていたところへ当の小暮が到着。
叱り飛ばされたうえに笏で尻を叩かれ、ダンキとともに退散した。打つ手はなくなってしまったものの、それからしばらくして変身能力は自然に回復している。
仮面ライダー勝鬼
スペック
身の丈(身長):6尺9寸(約210cm)
目方(体重):40貫(約150kg)
音撃武器:音撃管 台風
概要
変身鬼笛 音笛で変身するゲストの音撃戦士。変身体は劇中未登場で後期OPにのみ登場。姿ははっきりしていなかったがのちにカードやフィギュアが発売された。
顔面の隈取と腕の色は紫で、体色は黒。マスクは弾鬼と同じ原型で角は1本。音撃射の戦士で、装飾は威吹鬼と同型で銀色。遠距離攻撃だけでなく、近距離戦にも秀でている。
装備等
接近戦用の鉤爪・風牙を 両腕に装備。鋭い3本の爪。音撃管 台風は 威吹鬼の烈風と同タイプの武器。S.I.C.のフィギュアでは、ショルダーキャノン状にアレンジされていた。音撃鳴 風束を装備。
ゴウキ
猛士関東支部11人の「鬼」の一人。設定年齢28歳。仮面ライダー剛鬼の変身者。顔は不明。気は優しくて力持ちな性格。口数は少ないが、心優しく仕事もきっちりとこなす好漢。
昨年はヒビキに次ぐ戦歴を残している。サポーターを勤めていた女性と昨年結婚しており、新婚夫婦で活躍中。
仮面ライダー剛鬼
スペック
身の丈(身長):7尺3寸(約222cm)
目方(体重):41貫(約156kg)
音撃武器:音撃棒 剛力
概要
変身音叉 音角で変身する音撃戦士。本編未登場で後期OPにのみ登場。顔面の隈取と腕の色は青で、体色は濃い紺色。マスクは裁鬼タイプだが上段ではなく中段の角が長い。
音撃打の戦士で、装飾は響鬼と同型。姿ははっきりしていなかったがのちにカードやフィギュアが発売された。
装備等
二本一対の太鼓のバチ状の『音撃棒 剛力』を所持。鬼石は赤色。S.I.C.では金棒のようなアレンジが加えられていた。普段はバックルに装備している『音撃鼓 金剛』は外して敵に装着する事で巨大化する。
トウキ
猛士関東支部11人の「鬼」の一人。仮面ライダー闘鬼の変身者。設定年齢33歳。豪放磊落にして酒好きの大食漢。妻と息子の3人暮らしで妻がサポーターで、息子を弟子にしている。
仮面ライダー闘鬼
スペック
身の丈(身長):6尺9寸(約210cm)
目方(体重):44貫(約165kg)
音撃武器:音撃管 嵐
概要
変身鬼笛 音笛で変身する音撃戦士。変身前後とも劇中未登場。後期OPにのみ登場。音撃射の戦士で、顔面の隈取と腕の色は濃いオレンジ色で、体色は黒。角は八本。
管の鬼の中で彼だけ胸部のデザインが若干マイナーチェンジされており、マスクはベースが鋭鬼タイプで若干角が異なる。姿ははっきりしていなかったがのちにカードやフィギュアが発売された。
装備等
トロンボーン型の音撃管 嵐を装備。S.I.C.ではライフル風にアレンジされていた。音撃鳴 旋風を普段はバックルにセットしている。
必殺技は音撃射 風神怒髪。嵐をバックルから取り外した旋風と合体させて音撃モードに移行。清めの音をかき鳴らして敵を倒す。
バンキ
関東支部所属の11人の一人。設定年齢21歳。裁鬼の元弟子で、数年前に独立した。大学生に通いながら鬼として働いている。魔化魍や音撃を研究している。
責任感が強く、斬鬼入院時、学業との両立で裁鬼達と一緒に戦えなかったことを悔やんでいる。休日は年の近い威吹鬼やあきらと過ごすことが多い。
仮面ライダー蛮鬼
スペック
身の丈(身長):7尺3寸(約221cm)
目方(体重):37.3貫(約140kg)
音撃武器:音撃弦 刀弦響
概要
変身鬼弦 音錠で変身する音撃戦士。変身前後共に劇中未登場。後期OPにのみ登場。頭部は珍しい左右非対称。関東の鬼の中でも特に若い。
音撃斬の戦士で、顔面の隈取と腕の色は黄色で、体色は黒。角は4本。マスクのベースは響鬼タイプで造型は左右非対称で、左側の角の方が長い。装飾は裁鬼と同型。姿ははっきりしていなかったがのちにカードやフィギュアが発売された。
装備等
『音撃弦 刀弦響』は鋭い刃を備えた エレキギター型の剣。剣撃モードではギターのネック部分を持ち手にして振るう。S.I.C.ではツインネックにアレンジ。二刀流にもできる。10本の弦は「とうげんきょう」と掛けている。『音撃震 地獄』を普段はバックルに携行している。
必殺技は音撃斬 冥府魔道。敵に刺した刀弦響に地獄を装着。音撃モードに移行させて発動。地獄を弾き鳴らし、清めの音を送り込んで敵を斃す。
シュキ
「ノツゴ、この次は倒す。必ず!」
概要
仮面ライダー朱鬼の変身者。本名は品川栞という説がある。斬鬼の元師匠の女性。生け花教室「隈沢流華道教室」を開き、講師として生活していた。演じたのは:片岡礼子。初登場は三十六之巻。
ノツゴに肉親を殺されたことがきっかけで鬼になった。その戦いは憎しみを力の支えとする危ういもの。「鬼が魔化魍を倒すために命を落とすのは当然」という非情な思想を持っている。ノツゴに対して並々ならぬ憎悪を抱いており、ノツゴを仕留める為ならば手段を択ばない冷徹さを持つ。
かつては何人もの弟子を育てたベテランの鬼。淑やかさと強さを併せ持つ芯の強い女性らしい。洋館の男女とは面識がある。「鬼ではなくこちら側の存在」だと指摘されていたが詳細は不明。
過去
かつて弟子のザンキと共に日夜魔化魍たちとの戦いにその身を投じていた。ノツゴとの戦いの最中、斬鬼が粘糸に絡め取られた。
ノツゴの唯一の弱点は口の中であり、獲物を捕食する際にしかそのチャンスは訪れないため、口を撃ち抜くべく彼もろとも攻撃。ザンキに重傷を負わせたうえノツゴも取り逃し、このあまりに無謀な行為は組織内で問題となり、猛士を追放された。
描写
古代より伝わる呪術のエキスパート。人知を超えた数々の技を操る。見た目は30代前後だが実際は相当な老齢(ザンキによると「トドロキ(26歳)の祖母よりもずっと年上」であるという)。呪術的な力で若い姿を保っていた。
様々な事情に精通している節がある。呪術によって生け花を用いて両手を回転させて炎の鶏を作り出し、これを式神としてDAのように使役した。炎を身に纏って姿を眩ませるといった鬼幻術の源流らしき術を扱える。禁術である返魂の術をザンキに伝えていた。
あきらとの交流
苛烈な印象が強いが、スーパー童子たちやノツゴに戦いを挑んで川に落下したあきらを救った。自分と同じく両親を殺された憎しみに揺れ動き「憎しみから得られる力もある」と考えていたあきらに対し「憎しみを忘れるな。憎しみがお前を強くする」と同志としてアドバイスしている。
鬼を志す彼女に何かしら想うことがあったのか、一時的に彼女を弟子に取り、同行させていた。完全に人間性を捨て去った訳ではない事を窺わせる場面が少なからず存在する。
あきらが捕らえられた時は、ノツゴ打倒を優先して彼女ごとノツゴを撃ち抜こうとした。だが、自身の命を削ってまで鬼に変身した斬鬼の活躍により阻止された。朱鬼が自滅同然の最期を迎えたことで、あきらは鬼の道を見失う。
劇中の活躍
変身
ノツゴの出現を察知。再び憎しみに炎を滾らせる。吉野の鬼舞神社に保管されていた「鬼の鎧」を強奪、変身鬼弦を狙って裁鬼を襲った。
変身鬼弦を奪うことは失敗したが、後に轟鬼の音錠を奪って朱鬼への変身を果たす。だがこれによって彼女は鬼の力を悪用する者を滅する「鬼祓い」の対象となり、イブキがその任に当たることに。再会したザンキが憎しみを捨てるよう諭すもその声は届かない。
死亡
ノツゴと再戦。最期はノツゴにわざと自分を咥えさせ、駆け付けた斬鬼にかつてとは逆に自分ごとノツゴに攻撃するよう指示する。それを躊躇う斬鬼に対し、自分ごとノツゴの口に鬼太樂で攻撃し、これが致命傷となる。
最終的にノツゴは朱鬼の覚悟に押された斬鬼の雷電斬震によって倒された。息を引き取る間際、顔だけ変身解除したシュキは「死に顔を誰にも見られたくない」とザンキに頼み、ザンキは彼女の体を隠すほど大量の花を捧げた。
品川栞
放映終了後に刊行された複数の書籍に記載されていた名前。初出は不明でいつの間にか広まってしまったものだという。公式媒体からシュキの本名が発表されたことはない。
小学館の『THE 仮面ライダー SUMMER』(2013年8月発行)や『仮面ライダー全戦士超ファイル』(『超全集』と同じ愛蔵版、2013年9月発行)では、彼女のページに本名として記述されている。
鬼の鎧
吉野の鬼舞神社で保管されていた猛士の古の武具。鍛えた人間が着用すると鬼に近い能力を発揮でき、鬼が不足した時代に用いられた鬼の代用品と伝えられる。背に備わる長刀を武器に戦う。シュキが強奪したが、ザンキの黄金狼に破壊された。
デザインのモチーフは変身忍者 嵐。『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』の火焔大将の顔と肩口を変更することで嵐をモチーフとしている。『HERO SAGA』に登場した戦国時代の装甲響鬼を参考に製作された。
仮面ライダー朱鬼
「私ほど鬼である者はいない!」
スペック
身の丈(身長):5尺6寸(約170cm)
目方(体重):34貫(約127.5kg)
音撃武器:音撃弦 鬼太樂
概要
轟鬼から奪った変身鬼弦・音錠で変身する音撃戦士。顔面の隈取は金色、腕の色は白で、体色は赤。他の鬼と違い、額の鬼面が肥大化し顔全体を覆うデザインとなっている。魔化魍への憎悪が表面化したものとされる。
デザインは石森プロの飯田浩司が担当。撮影用スーツは鋭鬼のものを改修している。シュキの会得している呪術も駆使して戦う。意外にも海外を除いて史上初、TVで登場する女性ライダーである。
装備
竪琴型の特殊な音撃武器『音撃弦 鬼太樂』を所有。他の鬼の音撃武器とは異なり、使用時のみ呪術によって実体化させる。清めの音を送り込む際、音激震を必要としない。
弦を奏でることで音撃の波動を放つことができ、攻撃・防御ともに用いる。名前の由来は古代ギリシャの弦楽器キタラから。『S.I.C.スーパーコレクションVOL.2』(2006年12月発行)の作例では、武器がハープギターにアレンジされた。
必殺技
音撃奏 震天動地
鬼太樂の弦を何度も弾くことで、音の波動を放つ。また、矢のように圧縮した清めの音で魔化魍を貫くパターンも見せた。後者はかつて斬鬼を貫いた。
斬鬼はこの戦いで受けた胸の傷により鬼としての寿命を縮めることとなり、早くして鬼からの引退を決めることとなる。
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以上です。これで紹介を終えます。