今回解説する仮面ライダーはG電王です。
出典元:バンダイ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー 仮面ライダーG電王 レビュー | TASTE (taste-toy.info)
「人間は信用できない。だが、イブは信用できる」
目次
- 黒崎レイジ
- 概要
- 過去
- パートナー
- イブ
- 描写
- レイジとの関係
- 仮面ライダーG電王
- スペック
- 概要
- 変身
- 性能
- 頭部
- 胴体
- 脚部
- 装備
- ライダーパス
- Gデンオウベルト
- デンガッシャー
- 必殺技
- 劇中の活躍
- 逮捕
- 終盤
- イブの最期
- エピローグ
黒崎レイジ
「おまえらは逮捕だ」
映画『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレ〜ツ』の登場人物。仮面ライダーG電王の変身者。演じたのは古川雄大。
概要
時間警察の捜査官でイケメンの20歳。伯爵の家系に生まれ。時の運行を妨げる者を逮捕する役割を持ち、未来から海東を捕らえて断罪すべく、良太郎たちの前に現れる。デンライナー一行も時を乱した容疑で、オーナーもそれを看過した容疑で逮捕してしまった。
電王やゼロノスとは違い、イブの力で時の列車が無くてもターミネーターの様に時間移動が可能。あまり感情を表に出さず職務にも厳格。わずかな罪も絶対に見逃さない。
過去
2008年当時のレイジは豪邸に住む少年であり、母親と父親の離婚の影響で人間不信になりかけていた。幼少期に母親・水島さゆりと別れた。捨てられたと思い込んだ彼は以降、母親を「消し去りたい」というまでに憎んでいる。
2年前(2008年11月22日)に黒崎家の家宝の拳銃を、母親からの手紙が入っていた箱ごと、海東大樹に盗まれた。その際に辛辣な言葉を海東から浴びせられた。家宝の銃は警察が取り返したものの傷を付けられていた。手紙は川に落ちてしまった。
パートナー
人工イマジン第1号・イブをパートナーに捜査活動を行っており、常に冷静沈着に職務を遂行する。イブには絶対的な信用を寄せている。ただ、それはイブの言いなりになって動いているということでもあったが、本人は気が付いていなかった。
人間を「過ちを犯す不完全な存在」と称して信用しておらず、「完全な存在」であるイブ以外の言うことは聞かない。だが、海東の言葉を信じなかったために失態を犯した一幕も。
イブ
声は高橋広樹。時の運行を管理する時間警察が作り上げた人工イマジン第1号のドーベルマン型イマジン。時の運航を護る為、同じく時の運航を護る戦士である仮面ライダー電王を模して制作した仮面ライダーG電王の適合者をサポートする。
また、G電王のスペックを最大限に生かす為に開発された。普段はレイジの持つ“ライダーパス”内部に存在している。この世のすべての歴史が刻まれているアカシックレコードに忠実に行動しようとする。
描写
アカシックレコードに基づいた行動以外は認めようとしない融通の利かない堅物且つ感情と言う物を無用の長物だと考えている。
内心では感情に左右されて完璧な行動が出来ない生物として人間を見下している。使命に対して極端なまでに忠実。嫌なヤツにしか見えない。強すぎる正義感からか時間の流れを乱す犯罪者を一切許さず、人工的な存在でありながら感情的な言動をすることも多い。
高性能コンピュータのような存在でもあり、敵が攻撃してくる所を瞬時で計算する。しかし、計算外の攻撃には当然反応できない。
一度暴走すると人工生命体とは言えイマジンらしいトンでも解釈をして暴走し、エライ事態を引き起こしかねない危険性を秘めている。
レイジとの関係
自身と同じようなタイプであるレイジに対しては絶対的な信頼を寄せており、レイジに対して様々なアドバイスを行う。
G電王に変身した後は顔が胸の装甲の一部となるが、ゼロノスベガフォームのように飾りなのかどうかは不明。ちなみに会話する際は目が赤く光る為、ゼロノスとは違って本当に本人の顔かもしれない。
仮面ライダーG電王
「口の減らない奴だ。そんなに自分を消したいなら…俺が消してやる…。変身!」
スペック
身長:196cm
体重:98kg
パンチ力:7t
キック力:10t
ジャンプ力:ひと跳び40m
走力:100mを3.8秒
概要
黒崎レイジがGデンオウベルトに専用のライダーパスをセタッチする事で、人工イマジン・イブのオーラをフリーエネルギーに変換して変身する電王。モチーフはパトカー。
外見は仮面ライダーというよりも往年のメタルヒーロー達に近い。攻防一体型の戦術を使いこなすが、1対1の戦いに特化しているため、複数の敵を相手にすると計算が追いつかなくなる。
変身
ライダーパスで変身。フォーム名が存在しないため、変身時にフォーム名の音声が流れない。変身音はガオウのそれのアレンジ。米国警察風のパトカーが電仮面に変形して変身が完了する。レイジが変身すると拡声器を通したような音声になる。
戦闘能力
時間警察という組織が作り上げ、海東大樹を狙わせただけの事はあり、全ての性能でディエンドを凌ぐ。キック力と走力では電王の最高戦力超クライマックスフォームと並ぶ高スペックを誇る。
単純な数値だけなら電王の敵ライダーの中でも随一。膝蹴り一発で象すらも倒すという。ただパンチ力は1tと僅差だが、ジャンプ力では10mと大差をつけられている。
イブの解析による敵の動きの先読みもあり、戦闘能力は非常に高い。死角からの攻撃にも強力なバリアで対応できるなど臨機応変な戦闘を可能とする。ただし連携技では一人目の行動は読めても二人目までは読めず劣勢に追い込まれる描写もあった。
性能
頭部
目『レッド&ブルースキャンアイ』が広角度、広範囲をカバー。最大で7km先の人間の顔を見分ける。対象の人物を「アカシックレコード」と照合し、心の善悪を見抜く。
角『デンギャザー』はキャッチした空気の振動波を電気信号に変換することで、40Hzから10万Hzの超音波まで広範囲の音を聴き取れる。
胴体
オーラが実体化した『オーラスキン』で全身を覆う。防御性に優れ、500万Vの電流や、ダイヤモンド製の刃先によるダメージをも軽減できる。胸部のイブを中心にエネルギー経路『デンレール』が体を走る。
『デンガントレット』が前腕部から手の甲までを保護。必殺技発動時などの衝撃にも耐えられる。腕輪『リストバングル』が心身のエネルギー発散効果を高める。アドレナリンの分泌がよくなり、運動能力を高めてパンチを繰り出す。
脚部
『デンキュイス』が太もも部分をガード。『デンポレイン』がひざを保護。ゾウを一撃で倒す威力があるひざ蹴りも繰り出せる。
『デングリーブ』があらゆる攻撃からすね部分を守る。『アンクルバングル』が心身のエネルギー発散効果を高める。アドレナリンの分泌がよくなり、運動能力を高めキックを繰り出す。足の甲を『デンサバトン』が保護。
装備
ライダーパス
Gデンオウベルトにセタッチ(セット&タッチ)することで変身を果たすほか、変身後にセタッチすると必殺技を発動できる。イブの顔が出現している他、警察手帳も兼ねており転送機能や手錠をかける機能、物質や生物を転送するなども備えているため多機能。
Gデンオウベルト
G電王への変身に使用する。「ターミナルバックル」が時間警察のマークに、「フォームスイッチ」が黒一色になっている。変身メロディはガオウの物に酷似している。フォームスイッチも存在するが、黒一色になっており機能や役割については不明。
デンガッシャー
電王と同型。十手とガンの二つのモードを使い分ける。イブの高い演算能力により隙のない攻撃が可能。『十手モード』はロッドモードと同じ連結だが長く伸びておらず、こちらも鍔部分からアックスモードの刃が伸びている。
『ガンモード』は組み方が電王の物とは違い、オーラアックスが展開している。接近戦にも対応可能。敵を捕らえるための捕獲網を仕込んでいるほか、地面に向けて弾丸を放つことで地表を進む衝撃波として攻撃できる。
必殺技
ワールドバニッシュ
変身中にライダーパスをベルトにセタッチすると攻防一体の強力なバリアを張る「パーフェクト・ウェポン」が発動。
デンガッシャーガンモードから赤・青二色の光線を無数に放つ。イブが単独で変身した際には右手をベルトにかざして発動した。
バリア
手をかざすことで自在に出現させられる。強度はディケイド劇中でジャーク将軍やアポロガイストと言った数多くの強敵を倒したディエンドの必殺技「ディメンションシュート」すら完全に防ぐ程。
ワールドエンド
デンガッシャー十手モードで発動する必殺技。劇中未使用だが『超・電王トリロジー』コレクターズBOX Blu-ray / DVDの特典DVD2に収録のデータファイルにて判明。
劇中の活躍
逮捕
黒崎家から銃が盗まれた2008年11月22日の時間軸で、黒崎は海東を捕えて牢獄へと移送。その場にいたモモタロスたちも、時を乱した容疑により捕縛。さらに彼らの釈放を求めてやってきたオーナーに対しても、「過去を変えたのを見逃した」と逮捕。
その後、脱走した海東たちを追って再び2008年11月22日へとやってくるが、そこで海東の目的が川に落ちた「水島さゆりが息子に宛てた手紙」を黒崎に渡すことだったと知る。
終盤
レイジは海東の逮捕を止める。海東の言葉により母が自分を捨てていなかったことを知り心のわだかまりも解けた。
海東の真の目的を知って、もう一度人間を信じてみたいという気持ちが芽生えるが、これを良しとしないイブが人間を管理するという歪んだ野望に目覚める。
レイジを見限ったイブは、人工イマジンによる時間の完全管理のために人間を排除しようと暴走。単独でG電王に変身した。
イブの完璧な判断力を前に苦戦する電王とディエンド。しかし、ディエンドとの連携で正面突破して来たクライマックスフォームの必殺技を受けてダウンする。
ディエンドはレイジから受け取ったディエンド専用のケータッチ使い、ディエンドコンプリートフォームに変身した。
イブの最期
ディエンドコンプリートフォームはアタックライド『ゲキジョウバン』を発動。劇場版限定ライダーであるG4、リュウガ、オーガ、グレイブ、歌舞鬼、コーカサス、アーク、スカルの8体を同時召喚した。
召喚ライダーの同時必殺技と強化ディメンションシュートを、G電王は必殺技のワールドバニッシュで凌ごうとしたが、戦力差に敵わず爆発四散した。
エピローグ
戦いのあと、黒崎は海東から受け取った手紙の住所を頼りに、2010年の水島さゆりが働く花屋へ向かう。
未来の息子だとは知らない母親と何気ない会話を交わした黒崎は、彼女の「また来てください」という言葉に「ええ……きっと。未来で」と小さくつぶやき去って行った。
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以上です。これで紹介を終えます。
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