今回解説する仮面ライダーはデストリームです。
「よしっ…!パパも明日、留守番しながら凄い動画を撮るぞ!」
目次
- 五十嵐元太
- 概要
- 元ちゃんの限界チャンネル
- 描写
- しあわせ湯
- 正義感
- 過去
- 活動
- 五十嵐元太の誕生
- ギフの細胞
- 人物関係
- 幸実
- 子供たち
- 備考
- 中の人
- 朝ドラ
- 仮面ライダーデストリーム
- 概要
- 外見
- 初変身
- 変身
- 性能
- 頭部『デストリームゲノヘッド』
- 全身
- 胴体
- 腕部『ヘラクレスアーム』
- 脚部『ヘラクレスレッグ』
- デストリームドライバー
- 性能
- 『バトルファミリア』
- 備考
- ヘラクレスゲノム
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- ヘラクレスバイスタンプ
- 必殺技
- ゲノミクスチェンジ形態
- コモドドラゴンゲノミクス
- スペック
- 概要
- コモドドラゴニックヒート
- コモドドラゴンバイスタンプ
- クロコダイルゲノミクス
- スペック
- 概要
- クロコウィザーローリング
- クロコダイルバイスタンプ
- コングゲノミクス
- スペック
- 概要
- コングアストロブレイカー
- 劇中の活躍
- 深まる疑念
- ベイル変身
- 最強フォーム
- 元太帰還
- 決戦前夜
- 決着
- 大二な静養
- 息子の記憶
- 最終話
- 『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』
- ベイルVSベイル
- 『バトルファミリア』
- 命名
- 教訓
「お前は大事な…俺達の息子だ」
特撮テレビドラマ『仮面ライダーリバイス』の登場人物。本名は白波 純平 。仮面ライダーデストリームの変身者。演じたのは戸次重幸。
概要
五十嵐家の大黒柱。五十嵐幸実の夫。五十嵐一輝、大二、さくらの父親。一家で銭湯「しあわせ湯」を経営するが、銭湯の営業にはあまり協力しない。
絵に描いたようにいい加減なダメ親父。家族を愛する気持ちだけは本物。家族に吉事がある度に、号泣しつつ「家族そろって○○○ができて幸せ」と口にする程。
実は自身に宿った悪魔・ベイルと共に仮面ライダーベイルとして戦っていた『リバイス』の世界における最初の仮面ライダーだった。
元ちゃんの限界チャンネル
動画の質はイマイチ。第1話では数時間かけて世界一長い縄跳びの世界記録・10709回に挑もうとしたが、自身の記録はたった2回だった。今まで知らなかったものへの好奇心、または一種の幼児退行だと考えられる。
描写
第5話では「フェニックス公認企画」と称して、「世直し元ちゃん」なる企画を始める。一輝が色んな人の相談を受け解決する。しかし自分は殆ど何もしないどころかのぼり旗・顔出しパネル制作費用に53,328円も使った為、反省を何枚も習字で書かされた。
口で咥えたスプーンの上に石を数個積んだり、第2話では妻・幸実の見舞いに頭が三つある黄色い折り鶴を持ってきたりと妙に器用なところもある。
しあわせ湯
第3話では新都市開発課の2人組が「しあわせ湯」の立ち退きを要求。当然一輝は反対するが、中々諦めてもらえない状況の中、職員が用意した立ち退きを了承する契約書にものすごい勢いで判を押そうとし、銭湯の常連客から取り押さえられた。
その後バイスに「お前の父ちゃん、やべえよな!」と言い出す始末。一方で『しあわせ湯=家族の家』でもあるためか、第24話以降のアクシデントでしあわせ湯の客足が遠のいた際は、普段のダメっぷりは鳴りを潜めて家業に真面目に勤しんでいた。
正義感
第8話で大二のフリをしていたカゲロウがその本性を表して仮面ライダーエビルに変身、一輝に襲いかかった際にはエビルに立ち向かっていく等、普段の頼りない姿からは想像もできない勇猛さと父親らしさを見せた。が、あっさりと吹っ飛ばされた。
純平の記憶が戻ってからは自分の不始末で望まぬ戦いを子供達に強制してしまった事を悔いていた。また序盤から見せていた、明るくおちゃらけていた部分も無くなっている。
過去
本編の25年前、科学研究組織『ノア』は悪魔やギフの力を軍事利用する研究を進めていた。人体実験の口実の為、事故を引き起こす。純平はバイク事故に遭って崖から転落した事で心肺停止の状態になり、生死の境を彷徨う。
ノアに搬送されると、責任者を務めていた狩崎真澄は、治療の名目で驚異の再生能力を持つギフの細胞を彼の心臓に移植。結果、純平の心臓は再び動き出し、命は救われた。
ところが、代償に彼は事故の衝撃で自分の名前も含めた全ての記憶を失い、挙句に「ギフの細胞を持つ唯一無二の存在」として科学者達の『おもちゃ』にされていった。
活動
ノアの研究過程で次々に生み出された失敗作の悪魔達を『処分する』役割を背負わされた純平は仮面ライダーベイルとして戦闘。その過程で自身の悪魔・ベイルを生み出した。
更に戦いの中で両親が「赤い悪魔」に殺された事を思い出し、その仇討ちの為に戦いに身を投じるようになる。
憎しみに突き動かされるまま戦うだけの空虚で過酷な人生を送る純平は心身共に限界を迎え、人としての尊厳すらも失いかける。だが現れた幸実が怒りと悲しみから救い出した。
彼女との交流を経て家族の温もりを知った純平は、ノアからの脱走を決意。当時ノアの構成員で純平の身を案じていた同士・伊良部正造、自らの行いを恥じた真澄の手助けもあってどうにか脱出に成功した。
五十嵐元太の誕生
激闘の影響で悪魔や仮面ライダーにまつわる記憶の全てを失う。一般社会に帰った純平は今までの何もかもを捨てて幸実と共に生きるべく、顔と名前を変えて「五十嵐元太」として生まれ変わった。
しあわせ湯を開業し、子宝にも恵まれが、本編開始の18年前に自分の下から去った事を許せなかったベイルに「裏切られた」として憑依され、火事でしあわせ湯を破壊。
そのまままだ幼かった一輝にも襲い掛かろうとするが、その瞬間に誕生したバイスによってベイルは追い払われ、その時の記憶を失いながらもどうにか家族は生き残る事が出来た。
ギフの細胞
ギフの細胞を埋め込まれた心臓とベイルが彼の身体に戻る事で、記憶が復活する。ギフの遺伝子を宿す彼の特性はやはり子供達にも受け継がれており、彼らの内に潜む悪魔はそれぞれに特異な性質が見られ、いずれも明確な自我を備えている。
デモンズシステムの「人間の寿命を食い尽くす」デメリットは、ギフの遺伝子を体内に宿せば克服できる。これが「元々判っていたが、科学的な倫理観から実行に踏み切れなかった」or「元太の体を解析していく過程で初めて判った」のかは不明。
人物関係
五十嵐幸実
妻。自分を大事にしない彼の性格を放っておけなかったため結婚した。デッドマンに襲われて重傷を負った幸実が目覚めた時は誰よりも安堵している。
幸実の方も動画を投稿する夫に理解を示しており、互いに「パパさん」「ママさん」と呼び合うなど、夫婦仲はかなり良好。
子供達
あまり信頼されていない。一輝と大二は悩み事があると元太ではなく母の幸実に相談しており、一輝に至っては第3話で「あの人は関係ないから…」と口走っていた。一輝は13話で動画の企画『筋トレドミノ』に協力している。
他方、元太本人は一輝が戦っている事については動画撮影を中断してまでテレビで放映された彼の変身シーンに集中していた。
娘のさくらには幼い頃は懐かれていたが、「何でこんな人と結婚したの?」と食事の最中、それも本人のいる前で幸実に尋ねている辺り、現在では完全に呆れ果てている。
備考
あまりに衝撃的な過去と正体が語られた元太だが、白波純平時代の彼の戦いがスピンオフ作品『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』として、東映特撮ファンクラブ(TTFC)で配信された(全5話)。
若き日の純平を演じるのは舞台及び実写映画『刀剣乱舞』シリーズでへし切長谷部を演じ、『リバイスレガシー』が東映特撮初出演となる和田雅成氏、
若かりし頃の幸実を、本作と同じく望月卓Pがチーフプロデューサーを務めた『宇宙戦隊キュウレンジャー』以来の東映特撮出演となる大久保桜子氏が演じる事になった。
中の人
演じる戸次氏はかつて北海道のローカル深夜番組『ドラバラ鈴井の巣』内のドラマ『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』(ナレーション:中江真司)でヒーロー役を演じた事があった。
仮面ライダーシリーズの主人公の父親の中では、第1話から登場するレギュラーキャラで存命しているという地味に珍しい立ち位置にいる。
同じテレビ朝日で放送された『秘密戦隊ゴレンジャー』に憧れ、ヒーローとして活躍する高校生達のドラマ『ザ・ハイスクール ヒーローズ』では5人の所属する部活「学園防衛部」の顧問でありながら、最終決戦では意外な姿で敵となった。
朝ドラ
演者の戸次氏が同時期に放送しているNHK連続テレビ小説・『ちむどんどん』にレギュラー出演していたため、今後の動向が最も気になる時に一時的にフェードアウトした。
しかし今作の撮影に配慮してか、『ちむどんどん』第37話では他の登場人物による台詞によって、死が宣告されるという形でフェードアウトしてしまった。
第40話の劇中に芝居で夫婦喧嘩を演じた際、幸実から「パパさん、名演技!役者になったら?」と笑顔で言われたのに対して「朝ドラ、出られるかな?」とあからさまに中の人ネタのメタ発言をかましている。
仮面ライダーデストリーム
「あいつが今、暗闇の中を彷徨っているなら、俺がベイルと戦うことで別の道を示せるはずだ。それが、父親として俺ができる全てだ」
概要
五十嵐元太がデストリームドライバーにヘラクレスバイスタンプを押印して変身する仮面ライダー。初登場は第42話「激バトル!紅きベイルとデストリーム」。
名前の由来は恐らく『destroy(破壊)』+『stream(流れ)』、あるいは『de(否定)』+『stream(流れ)』はたまた『death(死)』+『stream(流れ)』。
デモンズシステムの集大成と言える完成度を誇り、仮面ライダーベイル、仮面ライダーデモンズ、仮面ライダーオーバーデモンズなどで培ってきたデータを取り込んでいる。
外見
近未来感溢れるデザイン。純白とシルバーグレーをベースに赤いラインが走るスーツの上から、メタリックブルーを基調に真紅とターコイズブルーをアクセントに配した各種装甲が装着されている。
その姿は仮面ライダーベイルと比べて明るく、ヒロイックな印象を受ける。胸部装甲にはヘラクレスオオカブトの角を思わせる突起を備えており目を引く。
初変身
始祖の大悪魔・ギフが動き出す。人類に対して見せる圧倒的な力は、複数人の仮面ライダーを持ってしても止められず、ギフやその配下の怪人達によって甚大な被害がもたらされていく。
カゲロウを消し、正義感に歯止めがかからなくなった大二は「ギフに従えばこれ以上無駄に命を散らさずに済む」とギフの脅威に屈し、一輝と決別。元太は大二に父親として道を示すため、ベイルと25年もの長きに渡る決着を付けることを決心した。
変身
デストリームドライバー上部に設けられたの朱肉状のゲノム承認装置『バイスタンプパッド』に各種バイスタンプを押印・承認。押印が許諾された場合にのみオーインジェクターでの入力が可能となるスタンバイ状態へと移行する。
正面にある押印式情報入力装置『オーインジェクター』に再度押印する事により、特殊情報伝達コード『バイスタンプコード』から生物種の力が受信される。
左右のストリームノック内に隠された人工筋肉『ゲノマッスル』を急激に増殖させてスーツと装甲に変換・装着する「スピリットアップ」を実行し、変身が完了する。
性能
頭部『デストリームゲノヘッド』
前頭部装甲『ヘラクレスト』は全身の装甲の中で最も硬度が高くなっており、先端部にエネルギーをチャージすることでヘラクレスオオカブトの如き角の一撃を繰り出す。
変則的な形状の複眼『デストリームアイ』があらゆる姿勢での死角をカバー。複数の対象との同時戦闘が可能。敵の武装を瞬時に分析し、有効射程などを予測・表示して戦闘効率を飛躍的に向上。非常に優秀な暗視装置を備え、暗闇でも物体の輪郭を鮮明に捉えられる。
レドーム『デストリームディスターブ』は左右に並ぶ6つがそれぞれ独立して機能することで衛星通信装置やレーダー、ソナー等の役割を果たし、作戦行動に必要なあらゆるデータを瞬時に取得する。
口腔部『デストリームクラッシャー』が戦闘での激しい消耗を補うため、呼吸から得る酸素濃度を効率良く高める。
全身
強化スーツ『センチネルゲノスーツ』がバイスタンプが保有する遺伝子情報から得られた能力を基に各部を武装化する機構を備えている。戦局に応じて武装を交換することで、バリエーション豊富な戦術を可能とし、高い対応力を発揮する。
胴体
胸部装甲『ヘラクレスブレストリーマー』はヘラクレスオオカブトの固有能力を武装化したもの。全身の装甲を強化する。
突き出した先端から特殊なエネルギーの流れ「デストリーム」を発生させることで、あらゆる抵抗を極小化し全身各部の行動速度を超高速化する。
背部の万能マニピュレーター『ヘラクロー』は人工筋肉「ゲノマッスル」により変身者の意思に応じて手足のように自在に動くことで戦闘をサポートする。デストリームドライバーの操作を受けて必殺技「デストリームノヴァ」が発動可能となる。
腕部『ヘラクレスアーム』
ヘラクレスオオカブトの固有能力と人工筋肉「ゲノマッスル」により、毎秒60発にも及ぶ速射性を持つ打撃を繰り出すことが可能。
手『デストリームゲノハンド』はデストリームドライバーから供給されるエネルギーを破壊力に変換する機能を備え、強大なパンチ力を発生させる。
脚部『ヘラクレスレッグ』
ヘラクレスオオカブトの固有能力と人工筋肉「ゲノマッスル」により、最大で体重の700倍の重量を支えることが可能。
足『デストリームゲノフット』はデストリームドライバーの操作を受けて底面にエネルギーを超高密度に収束することで、バイスタンプの遺伝子情報を攻撃に転用した必殺技「デストリームフィニッシュ」が発動可能となる。
デストリームドライバー
デストリームの変身ベルト。ベイルドライバーを基に両サイドに青いカバーが取り付けられたようなもの。真澄が開発したベイルドライバーを息子のジョージが性能・外装共に徹底改修して作り出したもの。
悪魔の力を必要としないシステムに改良されている。悪魔のいない今の自分でも扱えるようにベイルドライバー改造するよう、元太が依頼した。
ベイルドライバー及びデモンズドライバーの完成型モデルとして仕上がっているが、超人的な力と引き換えに元太に掛かる負担も相当なものであり、ベイルとの激戦もあって変身解除後に意識を失ってしまった。
性能
内蔵された動力源『デストリームコンバーター』がバイスタンプに保存されている遺伝子情報から生命の源となった高純度エネルギーを抽出し、加速増幅することで強大なエネルギー「ゲノムパワー」へと変換して、システム全体に供給する。
変身者の腰部へと固定するバンド『ストリームラダー』はドライバー装着と同時に展開され、生物種の力が外部に流出するのを防ぐためのチェインフィールドを形成する。
携行用ホルダー『バイスタンプホルダー』がドライバーの左右に配され、それぞれにバイスタンプをセットすることができる。
『バトルファミリア』
息子・娘たちからプレゼントされた夫婦水入らずの旅行に護身用に持っていくが、手荷物検査に引っかかってしまった。その際には「えーと、これはドライ……そう、ドライヤーです!」と押し通そうとしたが、後の展開を見るに結果的に通ったらしい。
なお、手荷物検査に引っかかったドライバーは(『小説版フォーゼ』にて、ロシア渡航の際に手荷物検査に引っかかったフォーゼドライバーを除くと)映像作品では史上初である。
備考
ヘラクレスオオカブトをモチーフとした仮面ライダーは、映画『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』に登場した仮面ライダーヘラクス以来。
撮影用のスーツは頭部と胸部・肩部は新造、アンダースーツは映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』に登場した仮面ライダーセンチュリーの流用。
デストリームの姿は映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』の本ポスタービジュアルで先に公開されており、その後TV本編を経て映画に登場した。
ヘラクレスゲノム
「俺は、もう1人じゃない……!」
デストリームドライバー!
「行くぞ……ベイル!」
ヘラクレス! Contract!!WARNING! !CONSTRUCTION IN PROGRESS! ACCESS TO AUTHORIZED PERSONNEL ONLY
「……変身!」
Spirit Up! Slash! Sting! Spiral! Strong! 仮面ライダー!デストリーム!!
スペック
身長:205.9cm
体重:102.4kg
パンチ力:85t
キック力:167t
ジャンプ力:74.8m(ひと跳び)
走力:0.8秒(100m)
体重:102.4kg
パンチ力:85t
キック力:167t
ジャンプ力:74.8m(ひと跳び)
走力:0.8秒(100m)
概要
基本形態。「WARNING」の文字が浮かび上がって警告音が鳴り響いた後、ヘラクレスバイスタンプを両手で握りこんだ元太が切腹するかのようにオーインジェクターに押印。
背面から6枚の銀色の羽が出現すると同時に、光の粒子となって元太の体を殻状の物体で覆い、蛹を思わせる水色の怪人じみた姿に変化させた後、背面から現れた6本の万能マニピュレーターがその装甲を破壊する事で仮面ライダーとしての姿を形作る。
基本的なスペックはクリムゾンベイルに対してジャンプ力以外の面で上回る。パンチ力の面ではあのアルティメットリバイとアルティメットバイスを僅かに上回っており、走力に関してもアルティメットリバイと同等の速さを誇る。
使用するドライバー、バイスタンプに反映されている最強生物の種族が同じであり、仮面ライダーベイルの強化形態とも解釈出来る。
ヘラクレスバイスタンプ
英雄の名を持つ甲虫皇帝「ヘラクレスオオカブト」の力と「仮面ライダーデストリーム」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。
カラーはデストリームのマスク部分がブルー、ヘラクレス部分がゴールドになっている。狩崎がデストリームドライバーと共に作ったもの。
必殺技
デストリームフィニッシュ
Charge! デストリームフィニッシュ!
ヘラクレスバイスタンプをオーインジェクターに押印した後、デストリームノックを押し込む事で発動。右腕のグローブに青白いエネルギーを込めたパンチを繰り出す。
直後にデストリームノックを押し込んで脚部にエネルギーを送り込んで回し蹴りを放つ。『バトルファミリア』ではライブ・ジャンヌと共にトリプルライダーキックを放ってシックを撃破した。
ゲノミクスチェンジ形態
変身状態から再度デストリームノックを押す事で「Next!」の音声と共にモードが切り替わり、オーインジェクターにバイスタンプを押印して読み込ませる事でゲノミクスチェンジを発動。各種ゲノムモジュールを展開する「ドミネイトアップ」を実行する。
コモドドラゴンゲノミクス
コモドドラゴン! Next! Dominate Up! コモドドラゴン!ネオバースト!!
身長:205.9cm
体重:110.1kg
パンチ力:91t
キック力:167t
ジャンプ力:70.3m(ひと跳び)
走力:1秒(100m)
体重:110.1kg
パンチ力:91t
キック力:167t
ジャンプ力:70.3m(ひと跳び)
走力:1秒(100m)
概要
コモドドラゴンバイスタンプを押印して発動する派生形態。コモドオオトカゲの頭部を模した銀と赤のガントレットを左腕に出現させる。左右どちらの腕にも展開可能。
龍騎も契約モンスター・ドラグレッダーの頭部を模したドラグクローを右腕に装備して放つ「ドラグクローファイヤー」を必殺技の1つとするという点でもこの武装と共通している。
第49話では演技だが、アヒルに憑依したバイスに攻撃を弾き返された上、そのまま飲み込まれて尻から排出されるというみっともない形で敗北した。
コモドドラゴニックヒート
前腕部特殊武装。コモドドラゴンバイスタンプのドミネイトアップにより掌握した遺伝子情報からコモドオオトカゲの固有能力を武装化したもの。攻守一体の装備として機能する。
あらゆる衝撃を湾曲させるほどの超高熱を発することで特殊シールドとして機能し、その熱を先端から放出する熱線攻撃を行う。
さらに必殺技「デストリームノヴァ」にも対応することができる。プロップは『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』に登場したアナザー龍騎の左腕のリペイント。
コモドドラゴンバイスタンプ
「コモドドラゴン!」
貪り食う現実の猛毒竜「コモドオオトカゲ」の力と平成ライダー3作目の主人公「仮面ライダー龍騎」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。カラーは龍騎のマスク部分がレッド、コモドドラゴン部分がホワイトとなっている。
クロコダイルゲノミクス
クロコダイル! Next! Dominate Up! クロコダイル!ネオバースト!!
身長:205.9cm
体重:108.7kg
パンチ力:93.1t
キック力:167t
ジャンプ力:71.2m(ひと跳び)
走力:0.9秒(100m)
体重:108.7kg
パンチ力:93.1t
キック力:167t
ジャンプ力:71.2m(ひと跳び)
走力:0.9秒(100m)
クロコダイルバイスタンプを押印して発動する派生形態。クロコダイルの顎門を模した漆黒の装甲の中に尻尾を象った真紅のドリルが内蔵。
相手を鋭利な刃で捕らえた後、ワニが獲物に喰らい付いた際に行う「デスロール」の如き高速回転攻撃でそのまま止めを刺す。劇中では右腕に装備した。『バトルファミリア』でも使われ、シックにダメージを与えるなど息子たちと連携して追い詰めた。
クロコウィザーローリング
前腕部特殊武装。クロコダイルバイスタンプのドミネイトアップにより掌握した遺伝子情報からクロコダイルの固有能力を武装化したもので、左右どちらの腕にも展開可能。
鋭い刃で捕らえた対象を人工筋肉「ゲノマッスル」による高速回転により粉砕する。さらに必殺技「デストリームノヴァ」にも対応することができる。プロップは恐らく仮面ライダーデモンズ モグラゲノミクスのデモンディグゾンの改造。
第42話ではクリムゾンベイルに遠距離攻撃を仕掛け、相手が接近したところに懐からクロコウィザーローリングによる痛烈な一撃をお見舞いしてみせた。
クロコダイルバイスタンプ
「クロコダイル!」
水辺に潜む大口の悪魔「クロコダイル」の力と、平成ライダー14作目の主人公「仮面ライダーウィザード」の意匠をモチーフにしたバイスタンプ。
カラーはウィザードのマスク部分がレッド、クロコダイル部分がブラックとなっている。ウィザードもドリルウィザードリングでライダーキックの「ストライクウィザード」を強化した事がある。
コングゲノミクス
コング! Next! Dominate Up! コング!ネオバースト!!
身長:205.9cm
体重:121.2kg
パンチ力:104.4t
キック力:167t
ジャンプ力:63.1m(ひと跳び)
走力:1.3秒(100m)
体重:121.2kg
パンチ力:104.4t
キック力:167t
ジャンプ力:63.1m(ひと跳び)
走力:1.3秒(100m)
コングバイスタンプを押印して発動する派生形態。ゴリラの拳を模した巨大なグローブを両腕に装備高硬度と大質量にものを言わせたシンプルながらも強烈な威力のパンチ攻撃を得意とする。
「アストロ」という名称や白を扱った色合いから分かる通り、レジェンドライダーモチーフは「仮面ライダーフォーゼ」。
コングアストロブレイカー
手部特殊武装。コングバイスタンプのドミネイトアップにより掌握した遺伝子情報からゴリラの固有能力を武装化したもの。
大質量と高い硬度によりパンチ力を爆発的に増大させている。さらに必殺技「デストリームノヴァ」にも対応することができる。プロップは仮面ライダーバイス コングゲノムのコングゲノブレイサーの流用。
劇中の活躍
深まる疑念
第16話にて、ぎっくり腰が悪化。ヒロミの紹介でフェニックスに属する病院で診てもらう。検査時に撮ったレントゲン写真の結果、心臓が存在していない事実が発覚した。同話にてギフのミイラから心音に酷似した周波数の音が発せられている事実が判明した。
第21話にて、赤石英雄とオルテカの暗躍によってギフの覚醒が促され、脈動が激しくなるにつれバイスと共に元太も苦しみ始め、きな臭さが加速し始める。
第24話では、しあわせ湯を訪れた狩崎への礼として元太が彼の背中を流している時、元太の胸元(=心臓のすぐ横)に縫合の跡がくっきりと残っている様子が映し出される。
ベイル変身
第25話、五十嵐三兄妹に襲いかかるオルテカ達。そこへ現れた元太は、復活したベイルに再び憑依されて変身。その手で愛する我が子達を殺しかけるも、ギリギリのところで抵抗する。白けたベイルはそのまま元太から去っていったが、元太自身も気絶し、ぶーさんに何処かへと運ばれていった。
第28話で純平としての記憶が復活。ベイルの追撃から逃れて家族を守るためぶーさんと共に身を隠す。その後、独自に身柄を追っていた狩崎真澄達によって潜伏先を突き止められ、説得を受けて地下組織・ウィークエンドの保護下になる。第32話でさくらと再会した。
最強フォーム
第38話ではギフの細胞を求める狩崎親子の前に現れると、自分の心臓に埋め込まれているギフの細胞を摘出するよう進言する。摘出手術は成功率が五分五分かつ命を落としてもおかしくはない。一輝には反対されるも、その覚悟と決意は揺るぎないものだった。
録画で家族に遺言めいたビデオレターを残すと、大手術に臨む。摘出を担当する真澄が途中で倒れるが、一輝から説得されたジョージが駆け付けた事で再開される。
切り離されようとするギフの細胞が拒絶反応を起こした事で心拍数が低下し、命が繋がっているベイルが目に見えて弱るまでに衰弱してしまう。
元太帰還
戦いから舞い戻った一輝が手術室に駆け込み、「たとえ世界を救ったとしても、そこに自分の大好きな家族がいなければ意味がない」と設備の一部を破壊。一命をとりとめた。
この時点でギフに対する切り札と成り得るギファードレックスバイスタンプはほぼ完成しており、結果的に元太の勇気ある行動がアルティメットリバイ/バイスの誕生に繋がった。
手術後、黙って無茶をした事について大二以外の家族一同に謝罪する元太だが、家族にはそれ以上に気になっている事があった。
純平としての記憶が全て戻ってから、普段のおちゃらけた態度が嘘のような雰囲気に変わっていたのだが真相は「正直に言います。お父さん……結構無理して純平やってました!!」。
決戦前夜
以降は幸実とともに一輝とさくらを見守り大二の行く末を心配していた。ベイルと決着をつけるために真澄のもとを訪ね、その後ジョージに、ベイルドライバーの改造を依頼した。
第42話ではデストリームドライバーを一輝とさくら経由で貰う。ベイルとの決着をつける意思を子供に見せる。息子たちが寝静まった後に幸実とともに夕食のカレーを食べた。
その際「ママさん、ごめんな。俺と一緒にいたせいで普通の人生を歩むことができなくなってしまって…」と謝罪するが、「普通の人生なんてある?100人いたら100通りの人生がある。他人と比較しなければ、誰の人生もドラマティックでしょ?」と返された。
「だから、あなたがどんな人生を歩もうと私はあなたを見守る」「それに、私はパパさんと一緒にいられて幸せだよ」と答え、元太を励ました。
決戦
ベイルと決着をつけるため仮面ライダーデストリームに変身。ベイルもクリムゾンベイルへと変身してついに激突。最初は互角の戦いであったものの、必殺技「クリムゾンフィニッシュ」と「デストリームフィニッシュ」の打ち合いに競り勝って辛くも勝利。
元太はすぐさまクリムゾンベイルバイスタンプを回収、消滅寸前のベイルに押印してベイルをスタンプに吸収、そのままスタンプを自身の身体に押印したのだ。
彼は自身とベイル、どちらも生き残ることを選択しており、それを実現させるために真澄に依頼、その結果誕生したのがクリムゾンベイルバイスタンプであった。
「もういいだろ、ベイル。俺の中で大人しくしていろ」「……俺はお前を許すよ」と告げた。ベイルは「五十嵐、元太…俺は貴様を許さないぞ。永遠にな…」と言い残して消滅した。
大二な静養
大二に「俺はベイルと生きていく。自分の悪魔を許すよ」「いい男ってのはな、どんな時でも自分を許せる男だぞ」と伝えて諭すが、ドライバーの反動で失神。
その後まるで大二を五十嵐家から引き離すかのように放たれたギフの攻撃に巻き込まれるが、オーバーデモンズに変身していた牛島光の援護のおかげでアルティメットリバイスの能力で撤退に成功したため、第46話までは傷が癒えるまで静養していた。
第47話では一輝とともに動画投稿のためにドミノ倒しのリベンジに勤しんでいたが、ラブコフによって全て倒されてしまい、阿鼻叫喚の声をあげていた。
息子の記憶
狩崎が襲撃。バイスは一輝を守るためアルティメットバイスに変身。一輝とバイスによる契約がさらに進行し、一輝は自分の両親の顔を忘れた。悲痛な表情を浮かべるが、バイスに謝られた際は「バイスは一輝のためを思って変身したんだろ?ありがとな」と慰めた。
一輝が家族との思い出を忘れることに悲しむ幸実を見て、悲しい顔を浮かべながら妻を黙って慰めるしかなかった。第48話ではよそよそしい一輝に対して、「お前がどうなろうとも、お前は俺たちの家族だ」と声をかけ、抱きしめた。
最終話
第49話では家族との思い出を全て忘れてた一輝にいつも通り接する。だが馴染めない一輝は申し訳なさと疎外感を感じ、バイスとともにしあわせ湯から出ていってしまう。
その後バイスから頼まれたヒロミと狩崎に協力。デストリームに変身してわざと負けた。一輝がアルティメットリバイに変身した後は、2人の悲しい戦いを見守る。
最終話では一輝とバイスが楽しそうに戦ってる様子を見て「自分の悪魔とこういう風に戦えるのって羨ましいなあ」と呟き、幸実と一緒に楽しそうに見つめていた。戦いから数ヶ月後、バイチューブを始めた幸実の人気度が自身よりも高い様子を見て少し嫉妬をする。
『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』
『仮面ライダーリバイス』のスピンオフドラマ。白波純平は自らの「バディ」と名乗るベイルの『声』と組織に命令されるまま、悪魔を倒していた。幸実と出会い、しばらく忘れていた人の温もりを思い出し、『家族を失った』というシンパシーから徐々に惹かれていく。
ノアの追手を払うべく、『声』に従ってベルトの力を解放する。そして赤い悪魔ことベイルが、ノアの指示で彼の両親を殺したことを知る。
ベイルVSベイル
悲しみと怒りのままに、悪魔の囁きに飲まれた純平は変身し、暴れてしまう。しかし、幸実の体を張った懸命な説得によって正気を取り戻す。
それを「裏切り行為」と見なしたベイルが憤慨。「自分が悪魔なら、それを生み出したお前も悪魔だ」と罵られるも既に迷いはなかった。
自らの悪魔を絶つことを決意した純平は変身し、愛する人を護るためにベイルと激突。彼を撃破し、運命を共にしようとするが狩崎真澄によってベイルは封印。ノアの主要となる人物も亡くなったことで壊滅状態になった組織から、ようやく自由になることが出来た。
『バトルファミリア』
息子・娘たちから、妻・幸実との夫婦旅行をプレゼントされ、非常に喜んでいた。飛行機に搭乗し、搭乗前に家族写真を撮ってくれた大谷希望と親睦を深める。
しかし、アヅマ率いるテロリストがハイジャック事件を起こす。アヅマから銃を一時強奪して構えるも、すぐさま取り返された上に蹴られて吹っ飛ばされた。
エリア666到着後は、外海雅人にハイジャック事件の真の目的を告げられ、息子達が標的にされていることに妻とともに憤慨していた。
命名
ギフの細胞を無理やり採取されて外海の思惑で暴走してる子供達の悪魔を必死に止めようとするが、自分の悪魔にいたぶられていく息子たちを見ることしか出来ない。だが乱入した希望がキメラドライバーを強奪したことで状況が一変。
堪忍袋の緒が切れた幸実が奇跡を起こしたことでフィフティゲイルバイスタンプが誕生、息子たちが変身した仮面ライダーを「仮面ライダー五十嵐」と名付けた。
その後はバスを運転する幸実をサポートするために、バスの中に侵入してくるギフジュニアから乗客を守りながら生身で相手する大立ち回りを披露する。
教訓
マンドリル・デッドマンを満身創痍になりながらも倒し、アヅマに追い詰められていた希望を連れて逃走する。
廃墟で一休み中、希望に「勇敢と無謀を履き違えたらいけない」「復讐なんて君の両親が望んでいるわけない。自分の命を粗末にするな!」と諭した。
その後、エリア666の脱出を妨害する悪魔軍団をさくら、希望とともに生身で応戦していたが、やがて門田ヒロミや夏木花、玉置豪と交代。
シックに苦戦する大二をさくらと援護、三人で倒した。その後全員で脱出を果たし、安堵する。エリア666での戦い終了後、家族でお風呂に入って子供達とゆっくり湯船に浸かった。
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以上です。これで紹介を終えます。