【ごめんなさい、嫌だ……】仮面ライダーパラドクス / パラド【心が滾るゲーム 動画あり】

2022年5月19日木曜日

悪のライダー 仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダー解説 怪人解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはパラドクスです。

「なあ、グラファイト。こんな広いフィールドでゲームが出来たらと思うと、心が躍るなぁ……」
目次
  • パラド
    • 概要
    • 描写
    • 目的
    • ゲームへの捉え方
    • 戦闘への意識
    • 仲間意識
    • 関連人物
      • グラファイト
      • 檀黎斗
      • 宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド
  • 仮面ライダーパラドクス
    • 概要
    • 容姿
    • 大変身
    • 変形
    • 活躍
    • 備考
    • 装備
    • パズルゲーマー・レベル50
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • パズル
      • 組み合わせ一覧
      • その他能力
      • 必殺技
    • ファイターゲーマー・レベル50
      • スペック
      • 概要
      • 性能
      • 戦闘スタイル
      • 必殺技
      • 備考
    • パーフェクトノックアウトゲーマー・レベル99
      • スペック
      • 概要
      • 容姿
      • 変身経緯
      • 戦闘能力
      • 特殊能力
      • その他
      • 必殺技
  • 番外形態
    • 仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマー・レベルXX R
    • ダブルファイターゲーマー・レベル39
      • スペック
      • 概要
      • 戦闘能力
      • 必殺技
  • 仮面ライダーアナザーパラドクス
    • スペック
    • 概要
    • 容姿
    • 戦闘能力
    • 必殺技
    • 備考
  • 劇中の活躍
    • 序盤
    • ライダー変身
    • 仮面ライダークロニクル編
    • 最強VS最強
    • クロノス
    • 復活
    • 消滅
  • 備考
初変身&初戦闘
パラド
 『仮面ライダーエグゼイド』の登場人物。仮面ライダーパラドクスの変身者。演者は甲斐翔真。本作の怪人「バグスター」の一員。

 概要

 バグスターの参謀にして実質的な首領格。怪人態はない。初登場は第1話。携帯ゲーム機を所持して幻夢コーポレーションのゲームをプレイしている。
 テンションが上がると「心が躍るな!」、逆に怒りを露わにすると「俺の心を滾らせるなよ」と低いテンションで言うのが口癖。
 ライダー達の人間関係の変化や状況が変わる様子を物事をゲーム(特にパズルゲーム)に例えた発言をする。人間態のまま爆炎の中で紫色のバリアを張って凌ぐなどの力がある。

 描写
 参謀格なため知略に富んだ頭脳派であり、様々なバグスター達に指令を発する。無邪気な笑顔を絶やさない姿は、掴み処が無い不気味な雰囲気を醸し出す。
 目的は「バグスターが人間を攻略し、人類を滅亡させるゲーム」である『仮面ライダークロニクル』のプレイヤーとなって最高にエキサイティングなゲームを楽しむこと。
 人間たちのストレス解消で敵キャラとして生み出された自分達バグスターにも命があり、バグスターと人間との生存競争が動機だと第26話で判明した。また、永夢と真剣勝負を行うことも目的のひとつだった。

 ゲームへの捉え方
 ゲームをプレイするという事に非常に強い拘りを持つ。ゲームのルールを外れた形でバグスターを利用したり倒したり、逆にバグスターとして本来設定されていない「人類への攻撃の躊躇い」「人間の仲間になること」には強い怒りを覚える。
 その本性は自分の才能に酔って新しいおもちゃを求めはしゃぐ、生命倫理への認識が希薄な子供。第32話にてクロノスの能力の影響でラヴリカが復活不可能となる。
 仲間の「死」を目の当たりにし、何度でもコンテニューが可能というバグスターの優位性がなくなった事を理解したことで、戦慄した表情を見せた。

 戦闘への意識
 「フェアじゃないと面白くない」と語っていたが、レベル差のある相手との戦いや、相手を考慮しないタイミングでの強襲を好む。ルールを守る以外のフェアプレイの精神はあまり持ち合わせていない。
 自分の楽しみを邪魔する者には容赦をせず、協力関係である黎斗や仲間のバグスターに対してもそのスタンスは変わらない。ただしそれはバグスターのする事に無視を決めてる事も意味し、自分にとって不利益が無ければ手出しはしない

 仲間意識
 第6話ではエグゼイドがコラボス(ゲキトツロボッツ)を倒したことで苛立つグラファイトに「仲間はいつでも増やせる。今必要なのはデータだ」と説くなど希薄。
 しかし、本来倒される必要の無いはずのバガモンバグスターがゲンムに倒された事や、モータスバグスターが囮として使われた事に対してキレている。
 「ゲームのルールに従って、競い合って勝敗を決めるのがバグスターの生きざま」という矜持を持つため、他のバグスターのことは仲間と言うより『他のプレイヤー』として見ているらしい。

 正体と過去
 本当の天才ゲーマーM。永夢の「ゲームの遊び相手が欲しい」という願望から生まれた永夢のバグスター16年前(2000年)、幻夢コーポレーションの試作ゲーム「マイティアクションC」から永夢へと感染した最初のバグスターウイルス。
 6年前に「天才ゲーマーM」として西馬ニコとのゲームで勝利後、財前美智彦の手術により永夢の体から分離された。『平成ジェネレーションズ』の同シーンで姿は隠されているが登場している。
 その後は永夢と精神と記憶が繋がった状態で活動していた。第17話でバガモンが倒された際に激怒していたことや、第16話でゲンムに殺されかけた時に怒ったことなども、彼らの精神が同じであることを示唆していた。
 第18話で永夢が自身がゲーム病である事を知って消滅しかかった際、彼と一体化して意識を奪い(結果的に「ゲーマーM」の意識になっていた)ストレスから解放、消滅を防いだ。

 関連人物

宝生永夢 / 仮面ライダーエグゼイド
 好敵手。第7話にて初顔合わせだが、以前から彼のことは知っていた。第13話で本格的に対面。永夢に「ゲンムを倒せ。運命を変えてみせろよ」と焚き付けガシャットを手渡す。
 その後、彼が本来普通の人間が使用すれば即死するはずのガシャットを使いこなしたことを知り「自分を楽しませてくれるライバルプレイヤー」と期待。黎斗の指示に背いて彼のガシャットを奪わなかった。
 その後もパラドクスに変身して永夢と遊ぶなど、彼に対して並々ならぬ執着心を持っている。永夢のことは「M」とも呼ぶ。普段は永夢と精神と記憶が繋がっている。
 『仮面ライダークロニクル』を生み出したのも、バグスターという種を尊重した結果でもある。患者=人間の命を大切にする永夢とは正反対。共通点こそ数あれど何から何まで永夢=パラドというわけではない。

キョウリョクプレイ
 後に永夢の説得により改心し、命を守るための協力プレーをするようになる。第41話でのクロノスとの再戦ではリセットの影響によりムテキの力を失った永夢と共にピンチに陥る中クロノスが必殺技発動準備(絶版宣言)に入る。
 「永夢の命は俺が守る!」と自ら永夢(エグゼイド)の前に出て盾になろうとするなど「命」に対する価値観の変化がうかがえる。(永夢はこれに対して「自分の命も大切にしなきゃ」とバグスターであるパラドの「命」を尊重する発言で返している)

 人間に協力しているドレミファビートのバグスター。当初は敵対関係にあったが、第24話で彼女を罠に嵌めて洗脳、味方に付ける。その後は仲間として友好的に接していた。
 第28話で彼女がエグゼイドのリプログラミングを受け洗脳を解除されて以降は亀裂が生じた。「バグスターは人間に恨まれる存在だから人間と戦うしかない」と脅迫するも、最終的に彼女は自分の意志で人間側への協力を選んだ。
 以降は彼女を敵視。第30話では彼女を攻撃する事で永夢の本気を引き出した。同話ラスト及び第31話で彼女がパラドにとって最大の脅威である黎斗を蘇らせたり気に掛けたりしたことで完全に見限り「もはやバグスターじゃない」として完全に抹殺しようとした。
 しかし結果的には彼女は永夢とパラドの間に入り、お互いの考えを伝えるパイプ役となる。第43話でも罪悪感に苦しむパラドの話相手になっていた。

グラファイトバグスター
 同胞。バグスターの隊長格。最初は互いに協力的だったが仲間に対する認識の違いから次第に険悪になる。グラファイトが黎斗からプロトドラゴナイトハンターZガシャットを盗むという暴走行為に及んだ際もそれを黙って見逃した。
 結果、グラファイトがライダー達に敗れ消滅すると、プロトガシャットを拾い上げて「ご苦労さん、グラファイト」と言い放った。
 完全体であるグラファイトはいつでも復元可能だと言うことをパラドは知っており、後に第24話にて『仮面ライダークロニクル』完成の最後のピースとして復活させている。
 実はグラファイトと険悪だったのも、一時的に退場させたのも、グラファイトではなく黎斗を欺く為のパラドの計画だった。グラファイトは一人でCRやゲンムと駆け引きし、仮面ライダークロニクルを完成させたパラドに恩義を感じている。

復活後
 第39話ではクロノスに吹き飛ばされたグラファイトの姿を見て、パラドはクロノスに向けて「心が滾る」と告げている。
 第41話ではリセットによってハイパームテキガシャットが消失。唯一クロノスのポーズに対抗できるグラファイトの元へポッピーと共に赴き一緒に戦うよう説得を試みる。
 だがゲームの遊び相手として生まれ命の大切さを理解したパラドやプレイヤーと一緒に遊んで笑顔になるキャラクターであるポッピーと、敵キャラとして生まれそのあり方に誇りを持っているグラファイトでは価値観が決定的に異なっていたため、説得は失敗。
 一方でグラファイトも、パラドとポッピーの人と共に生きようとする道を選んだ事には理解を示している。二人もブレイブ、スナイプと全力で激闘を繰り広げるグラファイトを見て、嬉しそうな顔で「楽しそう」と評するなど、お互いの価値観を尊重しあっていた。

檀黎斗 / 仮面ライダーゲンム
 友達兼パトロンゼロデイ前後から協力関係を結んでいる。ガシャット回収の傍ら、究極のゲーム『仮面ライダークロニクル』の制作に没頭している。比較的協力的だが、黎斗が開発したガシャットを永夢に渡すなど彼の意に反する行動を取ることもある。
 黎斗に手を貸しているのは「プレイヤーとして『仮面ライダークロニクル』を楽しむ」、「Mと対戦して撃破する」ため。
 第18話ではあまりにも身勝手な彼の行動に怒り、変身解除させるまでフルボッコにした。その後もちょくちょく遊びに行っている。
 黎斗からは「よくも私の前に顔を出せたな……!」と怒りを露わにされるも、当のパラドは「俺の遊び相手の永夢に手を出したお前が悪い」とどこ吹く風である。
 『仮面ライダークロニクル』の開発段階が残り二体のバグスターを揃えるだけにまでに進むと、バクスターを蔑ろにし尚も神として振る舞おうとする姿に見切りをつける。バグスター達を何度も捨て駒扱いした事への怒りが相当溜まっていた事が推測される。
 リプログラミングで変身能力を失った所にデンジャラスゾンビガシャット内の死のデータを浴びせかけ消滅させた。そして彼の成果である『仮面ライダークロニクル』を奪い取る。

再会後
 黎斗の復活は想定外だったようで、第30話でゲンムの姿を見た際には動揺を隠せなかった。黎斗も一度殺されたことに対し激しい恨みを抱いており、再会した時にポッピーの制止も聞かずにパラドに襲い掛かっている。
 復活した黎斗は永夢との戦いを邪魔ため疎んじている。第31話では「またお前かよ」心底嫌そうな顔でこぼしている。ゲンムレベル0のアンチバグスターエリアによるウイルスの抑制に加えて触れられるとレベルが下がるので二重の意味で「天敵」と化している。
 第32話でのライダー側とバグスター側の決戦前のやりとりでは黎斗の「君を削除する」という言葉を完全にスルーして永夢に話しかける。最早いないもの扱いしたいレベルで嫌っていた。

 備考
 第1話から登場している人外の悪のライダーで後に味方のライダーとなるのは前作『仮面ライダーゴースト』の仮面ライダーネクロム/アラン、前々作『仮面ライダードライブ』の仮面ライダーチェイサー/チェイスに続き三人目。
 「東映ヒーローMAX」Vol.55のインタビューにてパラドを演じる甲斐氏は「悪役のまま終わりたい」と述べていた。
 永夢とパラドが一大決戦を行った第30話について、甲斐氏は後に「とあるアフレコシーンがお気に入りだったがカットされた」と言う趣旨のツイートを投稿している。

仮面ライダーパラドクス
「バグスターの運命は俺が変える!」

 概要

 パラドがガシャットギア デュアルで変身する仮面ライダー本作における6人目のライダー。初登場は第15話。通常の変身はこのガシャット一つで行う。
 そのため、他のライダーとは異なりゲーマドライバーを使用しない(レベル99に変身する場合を除く)。ゲームエリアを展開するとエナジーアイテムが直接召喚される。

 外見
 腰に装着されるベルトは「パラドクスバックル」に置き換わっている。後にプレミアムバンダイにて「DXパラドクスバックル」として商品化されることとなった。
 ベルトの右腰には変身後にガシャットギア デュアルをセットしておくための「ギアホルダー」が備わり、必殺技を発動する際にも使用される。

 大変身
 レベル1への変身がない代わりに、ガシャットのダイヤルを回すことで2種類のフォームに変身する。エナジーアイテムの組み合わせが得意な「パズルゲーマー」と、巨大なグローブを用いて接近戦を仕掛ける「ファイターゲーマー」の二つがある。

 変形
 2種類のフォームが前後背中合わせに一体化したデザイン。選ばれていないフォームの顔が後頭部にあり、180度回転して切り替わるリバーシブル仕様。
 フォームチェンジを行うと背中のダイヤル状のパーツが回転し、胸部のモニター「セレクテッドモニター」に表示されるゲームのグラフィックも選ばれたフォームに応じて切り替わる。

 活躍
 2種類ともレベル50の戦闘力がある。初戦ではエグゼイド、ブレイブ、スナイプの3ライダーを容易く撃破した。第16話時点ではライダーサイドの最高レベルを誇るエグゼイドダブルアクションゲーマーまでもを圧倒した。
 第18話では不死身の能力を持つ仮面ライダーゲンムゾンビゲーマーレベルXを変身解除にまで追い込んでみせた。
 他のレベル50のライダーとは相性による有利不利が存在。パズルゲーマーはブレイブレベル50と相性が悪く、ファイターゲーマーはスナイプレベル50と相性が悪い。

 弱体化
 第38話において、檀正宗がゲームエリア内の全てのエナジーアイテムを独占。その結果大きな強みだったエナジーアイテム操作能力を封じられる。第40話にて奪還した。
 マイティブラザーズXXガシャットの力で分裂した際、クロノスのエナジーアイテム使用を隙を見てクロノスが管理していたすべてのエナジーアイテムをマテリアライズショルダーの操作能力で奪取して使用するという活躍を見せた。

 性能

頭部
 視覚センサー『アイライトスコープ』はハイスピードカメラ並みの撮影機能や、夜間戦闘用の発光装置を搭載。ミクロサイズのバグスターウイルスを観察可能。
 索敵装置『パーフェクターシグナル』が周囲の動体反応を捕捉・識別し、自動的に追跡マーカーをセットする。内部モニターのレーダーマップには捕捉した敵や味方、エナジーアイテムの位置などが表示される。
 頭部を保護するパーツ『ロジカルライドヘア』表面に塗布された耐爆コーティング剤によって必要以上に強度が高められており、決して折れない。形状はゲーム「パーフェクトパズル」の登場キャラクターがイメージ。
 頭部と首を保護する装甲『ハイメックガード』は激しい戦闘によって全身各部に生じた熱を吸収し、稼働エネルギーに変換・蓄積する。

全身
 ボディスーツ『デュアルギアスーツ』が変身者の動作を補助・強化することで、常人離れした身体能力をもたらす。能力バランスは変身時に選択したゲームに応じて変化する。
 全身各部に装着された金色のガードパーツ『パラビルドガード』は受けたダメージに応じてパーツの構造を組み換え、耐久性を高める。
 内部に組み込まれた装置が、全身各部に搭載された「ゲインライザー」の制御プログラムを書き換え、攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させる。

胴体
 胸部に配置されたグラフィックモニター『セレクテッドモニター』には変身時に選択したゲーム「をイメージしたグラフィックが表示される。
 胸部を保護する金色のプロテクター『P-メックライフガード』は内部中枢の損傷を防ぐため、急所に受けたダメージを半減し、全身に分散させる。残存体力が少ない程プロテクターの防御力が上昇する。

腕部『PDグロウスアーム』
 レベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力を上昇させる機能「ゲインライザー」を搭載。高速かつ細かい動作を得意としており、敵の急所を正確に狙い打つ。
 拳を覆う強化グローブ『ダイレクトヒットグローブ』表面を通じてガシャコンウェポンとのデータ通信を行い、攻撃システムの連動と最適化を実行する。
 敵にパンチを叩きこむと同時に、全防御システムを一時的に停止させるプログラムを流し込み、直撃ダメージを与えることができる。

脚部『PDグロウスレッグ』
 レベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力を上昇させる機能「ゲインライザー」を搭載。瞬発力に優れており、軽快なフットワークで敵を端に追い詰め、一方的に連続技を叩き込むことができる。
 バトルシューズ『ダイレクトヒットシューズ』内蔵の加速スラスターを利用することで、残像を伴う高速戦闘が可能。敵にキックを叩きこむと同時に、全防御システムを一時的に停止させるプログラムを流し込み、直撃ダメージを与える。

 装備

ゲーマドライバー
 本作の仮面ライダーが変身に使用するベルト。バグスターウイルスへの対抗を目的とした医療機器の一種。2つのスロットを持ったゲーム機にも似た形状で、カラーリングはマゼンタ蛍光グリーン。
 ベルト中央の発光パネル『ハイフラッシュインジケーター』には仮面ライダーや装填中のライダーガシャットをイメージしたグラフィックが表示される。コマンドメニューや攻撃時のエフェクト等を空中投影する。

変身
 普段はバックルの状態で携帯し、腹部に当てることでベルト『フィッティングバインド』が出現し装着される。
 ベルトの長さは装着者の体型に合わせて自動的に調整される。装着者から吸収した生体エネルギーを利用して、ドライバーの各システムを稼働させるためのエネルギーを生み出している。
 左にある『メインガシャットスロット』の内ドライバー中央寄りのスロットにライダーガシャットを挿入すると、挿入されたライダーガシャットのデータを瞬時に読み取り、変身プログラムなどを自動的に実行してレベル1に変身する。

レベルアップ
 ドライバーの『アクチュエーションレバー』を右に開くことで装填中のライダーガシャットに組み込まれた強化プログラムが実行され、レベル2に変身する。逆にレバーを戻すことでレベル1に戻ることも可能。
 外側のスロットに2本目のライダーガシャットを挿入してレバーを開くと、能力強化や新たな装備の実体化が行われて、レベルアップする。レバーを閉じた後、ドライバーからライダーガシャットを抜き取ることで、変身が解除される。

性能
 データ実体化装置『GDハイパーモジュール』がライダーガシャットに記録されているデータを元に、スーツや武器などをゲームエリア内に実体化させる
 データ通信装置『GDアップデーター』はドライバーの性能向上を図るため、戦闘データなどを開発会社のデータサーバに自動転送する。システム不具合を解消する修正パッチなどは、自動的にダウンロード・インストールされる。
 内部機能を保護する外装パーツ『アウターガードケース』は成形加工しやすい軽量かつ高強度の素材が使用されており、表層には耐水性、耐熱性、耐衝撃性を高めるコーティング剤が塗布されている。熱暴走を防ぐためのクーラーユニットを搭載。

危険性
 ドライバーを扱うためには適合手術を受け、微量のバグスターウイルスを投与して体内にバグスターウイルスの抗体を作る必要がある。人間の遺伝子を持つことも必須。
 適合者の判別機能により装着者が適合者と認められた場合のみドライバーの機能が発動する。適合者であれば他のライダーの使っていたドライバーも使える。適合者でなくても一応装着だけは出来る。
 適合者以外が使っても変身できず、ゲーム病のようになり死ぬバグスターのように人間の遺伝子を持たない者は、ダメージは受けないが使えない。

扱い
 重要な部分はブラックボックス化されており、一時は開発者の黎斗が離反及び死亡した事で新造どころか修復も困難な貴重品になっていた。復活した新檀黎斗がCRと協力体制を結び直した事で修復が可能になった。
 現在劇中に登場しているドライバーの数は6基。その内永夢が最初に使用していた1基が戦闘によって使用不能となっていたが、後に黎斗によって修復されている。
 開発にはゲーム会社「幻夢コーポレーション」の檀正宗と檀黎斗、大手医療機器メーカー「メディクトリック」の宝生清長らが関わっている。

キメワザスロットホルダー
 左腰に備え付けているホルダー。下部の『サブガシャホルダー』に2つライダーガシャットをセットして携帯可能。最上部の『キメワザスロット』上部のボタン『ホルダースイッチ』を押すと、ゲームエリアのステージをセレクトできる。
 セレクトすると違う場所にワープするため、自分とバグスターを移動させたりその場から緊急脱出することも可能。後者の場合変身を解除するとそのエリアからはじき出され元の場所に戻る。第37話からは何故かなくなっている。

性能
 『コネクトチャージャー』がキメワザスロットホルダーとゲーマドライバーを繋ぐ。ドライバーとのデータ連動をリアルタイムで行うと同時に、システムの稼働に必要なエネルギーを受け取っている。
 制御装置『クリティカルディスチャージャー』が技の出力や挙動を自動的に制御し、命中率を引き上げる。ボディスーツの強化リミッターを解除し、身体能力を限界以上に強化することで技の威力を底上げする。

ガシャコンパラブレイガン
 レベル99にて使用する斧型のガシャコンウェポン。エナジーアイテムを獲得することで性能を自在に強化できる
 コントロールパネル『アタックラッシュパッド』上にあるAボタンを押すと『モードトランサー』の機能により、アックスモードとガンモードの二つの形態に変形する。
 グリップ『EXPグリップ』は攻撃時の挙動を安定させるため、武器のモードに合わせて重心バランスを自動調整する機能を備えている。使用者のレベルに応じて出力リミッターを解除し、武器の威力を上昇させる。

アックスモード
「ズ・ゴーン!」

 近距離攻撃用のモード。刃『アックスエリミネーターPBG』に発光衝撃装置「フラッシュインパクター」を搭載。攻撃時に発生する高熱衝撃波で敵の体力を大きく削る。
 破砕力に優れており、敵の装甲を一撃で打ち砕ける。相手が防御などしても、余剰ダメージを受けさせる。Bボタンを押した回数に応じてヒット時に同時に攻撃を叩き込む「連打」機能を持つ。

ガンモード
「ズ・ガーン!」

 遠距離攻撃用のモード。銃撃装置『現エリミネーターPBG』に発光衝撃装置「フラッシュインパクター」を搭載。着弾時に発生する高熱衝撃波で敵の体力を大きく削ることが可能。
 射程、威力、連射性が高いため、敵の位置や数に関係なく、あらゆる状況に対応できる。Bボタンを押した回数に応じて発動する「連鎖」機能を持つ。トリガーを引いた時にホーミング弾を連射できる。

必殺技
 どちらの形態でもクリティカルフィニッシュを放つことができる。スロット『D-ガシャットスロット』に挿入されたデュアルギア ガシャット等のデータを瞬時に読み取り、いつでも必殺技を発動できるよう全身各部に指示を送る。
 通常のライダーガシャットを2本挿入し、それぞれの特性を組み合わせた必殺技を発動することも可能。トリガー『ガシャコントリガー』を引くことでライダーガシャットに組み込まれた強攻プログラムが起動し、その特性を付加した強力な武器必殺技が発動する。

 備考
 パラドクスが意味するものは「矛盾」。パズルと格闘に接点がないが、元ネタは「チェスボクシング」だろう。チェスとボクシングを交互に行いチェックメイトもしくはノックアウトで決着をつける。
 両者ともに『コンボ』或いは『連鎖』が鍵となるゲームジャンルであり、そういった視点から見ると実は近いもの同士とも言える。英語表記では「PARA-DX」となる。「PARA」は医学用語として「異常・欠陥」、「DX」は「二重身・重複」などを意味する。

各ゲーマー(形態)一覧

 パズルゲーマー・レベル50
「戦う気が無い相手にワンサイドゲームなんて、白けることすんなよ…代わりに、俺が遊び相手になってやるよ…!」

Get the glory in the chain…PERFECT PUZZLE!!
スペック

身長:200.5cm
体重:110.5kg
パンチ力:59t
キック力:68.5t
ジャンプ力:ひと跳び62m
走力:100mを1.9秒

概要
 ガシャットのダイヤルを右に回してパーフェクトパズルを選択して変身する形態。メインカラーはブルー。頭部「PDヘッド-PUZ50」のデビロックヘアー状のパーツ「ロジカルライドヘアー」が特徴的。出来る事が幅広いため基本フォームになっている。
 仮面ライダー平成ジェネレーションズにて先駆けて存在をほのめかされていた。劇中の描写から察するにハテナバグスターのデータから作成されている模様

性能
 頭部『PDヘッド-PUZ50』のフェイスゴーグル『パズラウトゴーグル』に特殊な透過センサーを搭載。遮蔽物に隠れた敵などを見つけ出せる。敵の装備やスーツの構造・状態を分析し、脆くなっている部分をピンポイントで攻撃できる。
 両肩を保護する『マテリアライズショルダーゲームエリア内のあらゆる物質を自在に操る特殊装置「マテリアコントローラー」が内蔵。他のライダーのゲームエリアのエナジーアイテムを全てメダルに統一させる。
 複数のエナジーアイテムを自由に組み合わせて様々な能力を得る。新たな効果を生み出すことも可能ことで、相手の意表を突いたトリッキーな戦法が可能。
 重複してエナジーアイテムを得ることができない他のライダーからしてみれば、本形態の高いスペックも相まって非常に強力である。

パズル
 エナジーアイテムを使用する際は、整列した状態で出現したエナジーアイテムを両手で遠隔操作。移動を繰り返し、選択したものを自分のもとに引き寄せて効果を獲得する。
 『ガンバライジング』では上からエナジーアイテムが降ってくる3×4のパズルゲームとして表現。連鎖するように並べ替えて消えたエナジーアイテムから順に効果を獲得していく。

組み合わせ一覧
 組み合わせが可能なのは、劇中を見る限りでは最大3つまで。

マッスル化+高速化+透明化
 第16話で披露。攻撃力を上げた後体が透明になった状態で高速で接近して、敵を翻弄させつつ的確に攻撃を叩き込む。

マッスル化+高速化
 第17話で披露。周囲がスローに見えるスピードと増強したパワーで敵の位置を強引に調整し、そのままキメワザに繋ぐ事が出来る。第28話でも披露したが、エグゼイドレベル99とのスペック差を埋めるには至らず、ほとんど無視されてしまった。

回復×2
 第20話で披露。ブレイブから受けたダメージを回復した。

その他能力
 能力を発動しなくても冷静沈着に立ち回り、相手の隙をついて的確に攻撃を叩き込む。パズルピース型のエネルギーシールドを展開して飛び道具を弾く事が出来るほか、ピース型のエネルギー弾を発射することも可能。

必殺技

パーフェクトクリティカルコンボ
 ダイヤルを左、右の順に回してからギアホルダーにセットして発動。エナジーアイテムを組み合わせて様々な能力を付加し、強烈なキックを放つ。
 『ガンバライジング』では「透明化」「高速化」「マッスル化」を連続コンボさせて獲得。四方八方からのパンチで翻弄した後、時間差で「ジャンプ強化」をコンボさせて獲得し上空に強力な飛び蹴りを放つ。

活躍
 第15話では「伸縮化」と「ジャンプ強化」を併用。上空から両脚を伸ばしてキックを叩き込んだ。第17話では「マッスル化」と「高速化」を併用。高速で接近して強力な蹴りをお見舞いした。
 第18話では「マッスル化」を三つ重ね掛け。強烈な一撃でゲンムを変身解除に追い込んだ。第21話ではスナイプレベル50との必殺技のぶつけ合いに挑む為に「マッスル化」二つに「鋼鉄化」を組み合わせて発動。相打ちに持ち込む。
 第25話では「高速化」、「ジャンプ強化」、「マッスル化」を併用。縦横無尽に駆け巡り、キックの応酬でライドプレイヤー達を一掃した。

シティウォーズオリジナル技
 「パズルピースシュート」はパズルのピース型エネルギー弾を掌から連続で発射。「パズル連鎖消し」はパズルのピース型エネルギーを消去し、敵にダメージを与える。

 ファイターゲーマー・レベル50
「エグゼイド、俺の心を滾らせるなよ……!」

Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!!
スペック

身長:201.5cm
体重:151.5kg
パンチ力:64t
キック力:68.5t
ジャンプ力:ひと跳び62m
走力:100mを1.9秒

概要
 ガシャットのダイヤルを左に回してノックアウトファイターを選択して変身する形態。メインカラーはレッド。
 頭部は炎を彷彿とさせ、ゲーム「ノックアウトファイター」の登場キャラクターをイメージした形状の『ストライフライドヘアー』が特徴。鉢巻のようなパーツもある。

戦闘スタイル
 性格が好戦的になり、ボクシングスタイルを取って間髪入れずパンチのラッシュを浴びせる。フォームの使い分けとしては、攻撃力と言うよりは手数を担当している。
 主にパズルゲーマーからの切り替えがほとんどで、第28話まで直接変身するシーンが描写されることはなかった。第29話では、パラドに体を乗っ取られた永夢が変身している。

武装
 発火打撃装置『マテリアライズスマッシャー』はマテリアライズショルダーを取り外した大型のグローブ。特殊燃焼装置「マテリアバーナー」が内蔵されており、接触した物体を爆破する炎のパンチを繰り出せる。接近戦を仕掛ける。
 スマッシャーには特殊燃焼装置「マテリアバーナー」が内蔵されており、腕を振っただけで火柱を吹き上げる。スマッシャーを装着したまま物をつかむこともできる。

性能
 頭部『PDヘッド-FTG50』搭載の索敵装置が『ノックアウトシグナル』、頭部保護装甲が『ストラグルハイガード』に名称と形状が変化。
 フェイスゴーグル『グラップルゴーグル』に視覚センサーの反応速度を強化する装置を搭載。敵の攻撃予備動作を確実に捉え、的確な反撃を決める。

必殺技

ノックアウトクリティカルスマッシュ
 ダイヤルを右、左の順に回してからギアホルダーにセットすることで発動。マテリアライズスマッシャーに炎を纏わせて強烈なパンチを放つ。『ガンバライジング』では絶え間なく様々な種類のパンチを繰り出し最後にアッパーを決める。

「これで俺はレベルアップできる。人間にしか使えない…ゲーマドライバーを使ってな。心が躍る……」

デュアルガシャット! The strongest fist!What's the next stage? ガッチャーン! マザルアップ! 赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差! パーフェクトノックアーウト!!

「『パーフェクトパズル』と『ノックアウトファイター』…レベル50の2つのゲームが混ざって、1つになった。その名も…『パーフェクトノックアウト』!」
スペック

身長:201.0cm
体重:102.1kg
パンチ力:90.0t
キック力:94.4t
ジャンプ力:92.6m
走力:100mを1.2秒

概要
 ゲーマドライバーにガシャットギアデュアルをダイヤルを回さずセットし、レバーを開いて変身する最強形態。ジャンルの異なるレベル50のゲーム2種が混ざって融合を果たしたゲーム『パーフェクトノックアウト』から生まれた。初登場は第29話。
 本来、ゲーマドライバーはバグスターには使えない。だがパラドが策を弄し、リプログラミングで人間の遺伝子を獲得。使用可能となった。ゲーマドライバーはゲンムがレベル1~3の変身時に使っていた物を使用する。

外見
 青いパズルの模様と赤い炎の模様が混ざり合ったボディ、下半身の前垂れ。エグゼイドやゲンムを彷彿とさせる頭部「PDヘッド-PK99」が特徴。
 「ゲームの達人」というキーワードから、「中国拳法の師範」のイメージでチャイナ服がモチーフになっている。雑誌「宇宙船」によると、初期の3D格闘ゲームのグラフィックを意識して表現したデザインとのこと。
 レベル50の時には無かったライダーゲージが胸部に表示されている。人間の遺伝子を手に入れたからだと思われる。言い換えるなら、これはHPを気にする必要がなかった純粋なバグスター時代より劣る点である。

戦闘能力
 レベル99の圧倒的な基礎性能を誇る。レベル50状態のブレイブスナイプでは手も足も出ない。マキシマムゲーマーにこそ一歩劣るものの、手数の多さや対応力の高さではマキシマムゲーマーに勝る。
 パラドの「天才ゲーマーM」としての卓越したゲームセンスにより、総合的な戦闘力ではむしろマキシマムゲーマーの一歩先を行く。
 第30話ではエグゼイドと一騎打ちの末、僅差でこれを撃破した(パラド曰く「永夢が天才ゲーマーの腕を身に付けたのは俺が永夢の中にいたから」「オリジナルの俺に勝てる訳がない」との事)。

特殊能力
 パズルゲーマーの「エナジーアイテム操作能力」と「エネルギーシールドの展開能力」と、ファイターゲーマーの「格闘攻撃に炎を纏わせて威力を上げる能力」が引き続き使用可能。ただでさえ高い戦闘能力を更に底上げして戦う。
 レベル50の時には無かったライダーゲージが胸部に表示されているが、残存体力の少なさによってプロテクター「PK-メックライフガード」の防御力が変化する。

性能

頭部『PDヘッド-PK99』
 右の視覚センサー『レッドアイライトスコープ』は敵の攻撃予備動作を確実に捉え、的確な反撃を決める。左の『ブルーアイライトスコープ』は敵の装備やスーツの構造・状態を分析し、脆くなっている部分をピンポイントで攻撃する。
 フェイスゴーグル『ゴルデンゴーグル』は遮蔽物に隠れた敵などを見つけ出す特殊な透過センサーや、視覚センサーの反応速度を強化する。索敵装置が『PKデュアルシグナル』、頭部装甲が『シャットハイガード』、頭部保護パーツが『マザライドヘアー』に進化した。

全身
 ボディスーツが『ミクスギアスーツ』に進化。攻撃力と防御力、反応速度を重視した調整が施されており、装着者の技量に応じて高い戦闘力を引き出すことができる。
 胸部装甲が『PK-メックライフガード』、全身各部に装着された金色のガードパーツが『ゴルビルドガード』に進化した。
 右肩装甲『ファイライトショルダー』に特殊燃焼装置「マテリアバーナー」が内蔵。爆発を伴う炎の格闘攻撃を繰り出す。
 左肩装甲『パズレフトショルダー』はゲームエリア内のあらゆる物質を自在に操る特殊装置「マテリアコントローラー」が内蔵。複数のエナジーアイテムを組み合わせ、新たな効果を生み出せる。

四肢
 拳を覆う強化グローブ『スマッシュコンボグローブ』表面を通じてガシャコンウェポンとのデータ通信を行い、攻撃システムの連動と最適化を実行する。
 内蔵装置「ダメージインパルサー」により、パンチの衝撃を敵の装甲内部に伝えることが可能。対ライダー戦において高い効果を発揮する。
 バトルシューズ『スマッシュコンボシューズ』に内蔵された加速スラスターを利用することで、残像を伴う高速戦闘が可能。
 内蔵装置「ダメージインパルサー」により、キックの衝撃を敵の装甲内部に伝えることが可能。対ライダー戦において高い効果を発揮する。

必殺技

パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー
 ゲーマドライバーのレバーの開閉で発動。両脚を揃えてから赤・青2色のエネルギーを纏わせてドロップキック、または飛び蹴りを放つ。
 永夢自身がその前の戦闘やゲーム病の影響でかなり疲弊していたのもあったが、エナジーアイテム無しでエグゼイドレベル99を一撃で倒すほどの威力を持つ。第40話ではエグゼイドムテキゲーマーと共に発動し、ダブルライダーキックを放った。

パーフェクトクリティカルフィニッシュ
 ガンモードのガシャコンパラブレイガンにガシャットギアデュアルをセットして発動。エナジーアイテムを組み合わせて様々な能力を付加し、様々な射撃技を繰り出す。
 第29話では自身に「分身」、武器に「鋼鉄化」を使用。スナイプレベル50のバンバンクリティカルファイヤーを七人の分身体による射撃で迎撃した後、本命の硬質化させたエネルギー弾を発射してスナイプを撃破した。
 第31話ではデンジャラスゾンビガシャットをセットして発動。ポッピーを庇った黎斗のライフを1つ減らした。セットした時点でガシャットに込められた死のデータが黒いオーラとなって噴出し、パラド自身にもダメージを与えた。
 挙句、エグゼイド&ゲンムのタッグに敗北してガシャットも奪われた。マキシマムマイティXガシャットを挿入してリプログラミング砲を打ち出す事も可能。

ノックアウトクリティカルフィニッシュ
 アックスモードのガシャコンパラブレイガンにガシャットギア デュアルをセットして発動。エナジーアイテムを組み合わせて様々な能力を付加し、様々な斬撃技を繰り出す。
 第29話では自身に「高速化」、武器に「マッスル化」を使用。高速移動してすれ違い様に威力を高めた斬撃を叩き込んだ。ブレイブ・レベル50を撃破した。第30話ではエナジーアイテムを使用せずにそのまま攻撃した。

パーフェクトクリティカルフィニッシュ & ノックアウトクリティカルフィニッシュ
 ガシャコンパラブレイガンにマイティブラザーズXXガシャットをセットし、ガンモードとアックスモードを切り替えながら連続して発動。パズルゲーマーとファイターゲーマーに分身し、それぞれの能力を使用できる。
 パラド曰く「とっておき」の技。第40話で披露。エグゼイドダブルアクションゲーマーとは異なり、それぞれがパラドとしての自我を持っているようである。

ノックアウトクリティカルスマッシュ
 ダイヤルをノックアウトファイターに合わせてからレバー操作で発動。右腕に炎を纏わせてカウンターパンチを叩き込む。第31話で初使用。ゲンムレベル0を一発でゲームオーバーに追い込んだ(この時レベル0の効果でパラドクスはレベルが75まで下がっていた)。

マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ
 ムテキゲーマーから奪ったマキシマムマイティXガシャットをガンモードのガシャコンパラブレイガンにセットして発動。リプログラミングの効果を持った光線を発射。黎斗Ⅱに洗脳された永夢を解放した。小説『マイティノベルX』にて披露。

クリティカルノックアウトパズル
 ガンバライジングオリジナル技。ガシャコンパラブレイガンガンモードから青いパズル型の光球を撃ち出し、トマホークよろしく投げつけたガシャコンパラブレイガンで光球をパズルのピースのように拡散させ、ライダーキックでトドメを刺す必殺技。

その他ガンバライジングオリジナル技
 『ガンバライジング』においてガシャットをスキャンすることで『ガンバライジングクリティカルストライク』や『太鼓の達人クリティカルストライク』が発動。ゲーマドライバーで変身するレベル99が登場したことに伴いガシャットヘンシン4弾稼働中に対応した。

備考
 色相を99ずらすことでエグゼイドと同じ色(ピンクと黄緑)に変化する。また色を反転させることでダブルアクションゲーマーと同じ色(オレンジと青緑)に変化する。
 『カメンライダーパラドクスパーフェクトノックアウトゲーマーレベルナインティナイン』の仮面ライダー名+フォーム名は歴代ライダーの中でも群を抜いて一番名前が長い。
 平成2期でも珍しく、強化形態それも最強形態にも関わらず、変身アイテムが既に発売済みかつ新規アイテムが武器だけという珍しいパターン。

番外形態

 仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマー・レベルXX R
 便宜上記載。当初は永夢と戦うためにこの形態になった。和解後は苦戦した時にこの形態から直接パラドクス・レベル99にレベルアップできる利便性も見せた。永夢とコンビを組んで戦う場合はこちらがパラドクスの基本フォームのように扱われることとなった。

 ダブルファイターゲーマー・レベル39
「永夢、一緒に攻略するぞ…!」

ノックアウトファイター2! ダブルガシャット! ガッチャーン! ダブルアップ! 俺と僕の拳!(Aaou!)友情の証!超キョウリョクプレイ!ノックアウトファイター2!!

スペック

身長:201.5cm
体重:110.5kg
パンチ力:39.0t
キック力:63.9t
ジャンプ力:ひと跳び53.9m
走力:100mを3.9秒

概要
 パラドと一体化した宝生永夢がゲーマドライバーにノックアウトファイター2ガシャットを装填して変身して、エグゼイド・ダブルファイターゲーマー・レベル39になると連動してパラドクスも分離し、この形態となる。
 永夢は変身時、ガシャットを装填してレバーを開き、ファイティングポーズをとりながら正面に来たパネルを殴って選択する動作をとる。
 姿はファイターゲーマー・レベル50そのものだが、ベルト部分がゲーマドライバーに変化している。てれびくん超バトルDVD『【裏技】仮面ライダーパラドクス』に登場した。

戦闘能力
 パンチを主体とした格闘戦を得意とするのは変わらず。変身音にもあるように、エグゼイドと2人で息のあった超キョウリョクプレーを見せる。
 レベルは2体共に39。一見レベルが低いように見えるが、レベルXX(20)のほぼ倍のレベル。ダブルアクションゲーマーXX Rの強化フォームと考えれば違和感はない。

性能
 基本的にはノックアウトゲーマーと同様。グローブが『39コンボスマッシャー』に変化。仲間との同時攻撃に成功すると、パンチの威力が3.9倍にまで引き上げられる。
 胸部の戦闘力増幅装置『サンクフルアクチュエーター』は腕部や脚部に搭載された「ゲインライザー」の制御プログラムを書き換え、攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させる。共闘する仲間への「感謝の気持ち」が高まるほど上昇率が跳ね上がる。

必殺技

ノックアウトクリティカルナックル
 ゲーマドライバーのレバーを閉じ、再度開くことで発動。両腕のグローブにエネルギーを収束し、ジャンプしてストレートパンチを叩き込む。
 なお、劇中では必殺技名が「CRITICAL KNUCKLE!!」としか表示されていない。発動後の音声は「K.O.!!」となる。『【裏技】仮面ライダーパラドクス』にて披露。
 2回目のレバー開閉で発動する『ノックアウトクリティカルキック』、3回目以降のレバー開閉で発動する『ノックアウトクリティカル波』も存在するが、劇中未使用。

劇中の活躍

 序盤
 黒いエグゼイド変身者のミスリード要員がシナリオ上の役割。初登場以降は目立った行動がなく、陰で策を練って他のバグスターに指示を出したり、携帯ゲーム機をプレイしていた。第5話でゲンムの正体が視聴者に発覚した。
 第7話ではレーザーにやられて変身解除に追い込まれたた黎斗と爆風の中で入れ替わり、ゲンムの正体が自身だと永夢達に誤認させる。貴利矢の信用を失墜させた。
 第10話では暴走したグラファイトを見殺しにしたあと、彼が盗んだプロトドラゴナイトハンターZガシャットを回収した。グラファイトの暴走から彼が撃破されるまでは10個のライダーガシャットの実戦データを採るための計画の内であった。

 永夢との因縁
 第11話にて黎斗が己の正体を他のライダー達に明かして幻夢コーポレーションより失踪。それに付き従い、引き続き彼の計画に協力している。
 第13話ではこれまで目を掛けていた宝生永夢と直接対面。貴利矢の死を引きずり心揺れる彼に「ドクターなんてやめたらどうだ」と揺さぶりをかた。
 それに永夢が返した答えに興味を持ち、本来バグスターに使う予定であったデータ収集用の大型ガシャットを永夢に手渡した。なお、このガシャットは後にマイティブラザーズXXガシャットとなった。黎斗の意に反する行動を取り始める。

 ライダー変身
 第15話では黎斗から「腕ならしが必要」とガシャットギアデュアルを渡され、仮面ライダーパラドクスに変身。エグゼイドブレイブスナイプを圧倒した。
 しかしこの際「マイティブラザーズXXガシャットの回収」という黎斗の指示を守らなかったため、第16話冒頭で黎斗の怒りを買った。
 以降しばらく、同時点における最強のゲーマーとして君臨した。第16話ではエグゼイド・ダブルアクションゲーマーを変身解除にまで追い込む。
 だが、西馬ニコにストレスを与える為に永夢を倒されては困ると判断したリボルバグスターの攻撃を受けた。永夢との戦いと言う楽しみを邪魔された事に憤り、ゲンムの制止も聞き入れず、自分の楽しみの邪魔をしたリボルバグスターを始末した。
 第17話ではジュージューバーガーガシャットさえ回収できれば満足だったパラドに対し、ゲンムは倒す必要のないバガモンバグスターを容赦なく抹殺する。
 「バグスターを消す必要があったのか」と問い詰めるパラドに、黎斗は「ゲームマスターの許可なく勝手にゲームを生み出す事は許されない、ガシャットとバグスターを一緒にするな」と言い放つ。

 敗者の決定
 第18話では自分達バグスターを道具扱いする黎斗に怒りが爆発。ゲンムを倒す。だが腹いせに黎斗は永夢の秘密を暴露。その事実を知った永夢は極度のストレスにより、ゲーム病を発症する。
 第20話では平然と黎斗のアジトに戻って来ている。黎斗に「よく戻ってこれたな」と言われても「お前なら何があってもゲームを完成させる」と返した。
 第23話では、敗北した黎斗にトドメを刺さなかった永夢にレーザーを殺したあいつを許せるのか?」「ラスボスを倒さなきゃハッピーエンドにはならないぜ?」「お前の力でゲンムを消せ」と告げる。
 その後、エグゼイド・ブレイブ・スナイプに完全敗北を喫した黎斗に対し、永夢はやはりトドメを刺さず、彼のバグスターウイルスの抗体をリプログラミングした上で、生きて罪を償わせようとするが、そこに現れたパラドはその温情を良しとしなかった。

 黎斗殺害
 「それじゃあゲームは終われないんだよ」と黎斗の腹部を殴打。黎斗からガシャコンバグヴァイザーデンジャラスゾンビガシャットを奪うと「敗者には敗者らしい、エンディングってもんがあんだろ」と告げる。
 デンジャラスゾンビガシャットの装填されたガシャコンバグヴァイザーを通じ、黎斗に大量のバグスターウイルスとガシャットに蓄積していた「黎斗の死のデータ」を感染させて彼を消滅させた。「お疲れさん、ゲームマスター。『仮面ライダークロニクル』は俺の物だ」と言い残し立ち去って行った。

 究極のゲーム完成
 第24話にて同胞である天ヶ崎恋よって洗脳させられたポッピーピポパポと完全体故に復元が可能なグラファイトを迎え入れたことで10体のバグスターのデータが揃い、仮面ライダークロニクルガシャットを完成させた。
 『仮面ライダークロニクル』が発動した第25話からは人類の攻略を成し遂げるため参戦。ゲームに参加した複数のプレイヤーが変身したライドプレイヤー逹をまとめてゲームオーバーに追い込み消滅させた。

 ポッピーの離反
 第26話ではポッピーの記憶がリセットされている事、彼女が電脳救命センター(CR)に協力していたのはデータ収集目的で黎斗が彼女にプログラムした一時的な役目に従っただけに過ぎなかった事などを明かす。
 大我から「こんなふざけたゲームに何の意味があるんだ?」と問われた際は「全部お前達人間が望んだ事だろ?」「バグスターが人間を脅かすのも、全てお前達がそうさせた」と反論。「俺達バグスターだってこの世界に生まれた命だ」「これはお互いの生存をかけたゲームなんだよ」と告げた。
 その後、ソルティアランブラと共に多数のライドプレイヤーをゲームオーバー寸前まで追い詰めるも、駆けつけた仮面ライダー達と交戦。自身はエグゼイドマキシマムゲーマーレベル99に追い込まれた。
 第28話ではポッピーを救おうとする永夢を妨害。「永夢、お前は俺だ」と告げた直後、両目を赤く光らせると同時に永夢と同化、体を乗っ取った。

 最強VS最強
 第29話では自身の過去と永夢との関係を暴露。レベルXX同士で戦った。ガシャコンキースラッシャーマキシマムマイティXガシャットをハンデとして渡して永夢を挑発。途中永夢にリプログラミングされ、パラドと永夢の遺伝子が混ざり合い、人間の遺伝子を獲得。
 ゲーマドライバーを用いてパラドクスレベル99に変身。エグゼイドたちを圧倒。永夢の体を乗っ取り、飛彩達の前から姿を消した。
 第30話では裏切り者であるポッピーを始末しようとする事で永夢を本気にさせ、かつて自身が誕生したネクストゲノム研究所跡地に彼を導き、レベル99同士で決闘。互角の戦闘を繰り広げるも、必殺技の撃ち合いの末、僅差ではパラドクスが勝利する。
 「敗者」となった永夢にトドメを刺そうとしたが、ポッピーに連れられて現れたゲンムレベル0の襲撃を受けて失敗。1対1の戦いに横槍を入れられた事で興醒めする。
 再度永夢の体を乗っ取って退散しようとしたが、レベル0のゲームエリア内ではバグスターウイルスの力を抑制されて永夢の体を乗っ取る事ができず、諦めて1人だけで退散した。

 クロノス生誕
 以降、新黎斗から執拗に狙われるようになる。第32話ではCR側が中級バグスターまで全て攻略したことで上級バグスターのステージが解放。グラファイトラヴリカと共にCRのライダー達を迎え撃ち、決戦を開始した。
 しかし戦闘中に突然現れた檀正宗仮面ライダークロノスに変身、クロノスの時間停止能力であるポーズによってグラファイト共々変身解除に追い込まれ、ラヴリカも倒される。
 第33話ではラヴリカの一件やソルティがクロノスの力で強制的に消滅させられた光景を見て、死の恐怖に怯える。だがグラファイトから叱咤の言葉を受ける。
 また、黎斗と永夢が協力プレーで絶対無敵と思われたクロノスのポーズ能力を攻略しかけたことで「心が滾る…!」と再起する。

 対抗手段
 第34話ではクロノスに対抗する手段として、グラファイトと共にゲムデウスのデータからゲムデウスのウイルスを入手。永夢を味方につけようとするも彼に拒絶され、クロノスとブレイブの抹殺を永夢に宣言した。
 しかし永夢が飛彩と戦うことを決意したことに対し「見直したぜ、永夢」と発言。その後はグラファイトと共にクロノスに挑みかかり、グラファイトがクロノスのガシャコンバグヴァイザーⅡにゲムデウスウイルスを撃ち込んだ事でクロノスのポーズ機能を封じる。
 ところが、割って入って来た仮面ライダーレーザーターボの妨害に遭い、撃ち込んだゲムデウスウイルスもレーザーターボの力で抑制された事で作戦は失敗に終わった。
 第35話ではレーザーターボを永夢らに倒させるために永夢とポッピーピポパポに接触。あいつ(クロノス)は俺たちバグスターの命を踏みにじるムカつく野郎」と主張。
 しかしも永夢に「お前が言うな」と一蹴される。ポッピーピポパポからはラヴリカの件を引き合いに命の大切さを説かれた。結局話は決裂し、その場から去る。

 消滅
 第36話では永夢からクロノス攻略のために協力を持ち掛けられ、クロノス攻略後に永夢と決着をつけることを条件に了承した。永夢はパラドを自身に注入することで「天才ゲーマーM」の力を獲得。ムテキゲーマーの力を得る。
 第39話ではクロノスに単身挑もうとするも敗北。救援に入った永夢からも「お前じゃクロノスに勝てない」と断言される。グラファイトからバグヴァイザーを無理やり奪い取り単身クロノスと決着をつけに向かう。
 そんな彼の前に、ゲムデウスのウイルスに感染したニコを救う為に彼を倒す決意をした永夢が現れる。パラドクスはムテキゲーマーに圧倒される。
 逃走すら許されずハイパークリティカルスパーキング」を受けて敗北自身が死ぬ恐怖に「嫌だ!嫌だ!!嫌だぁ!!!」と悲痛な叫び声を上げながら、永夢の前で消滅した。

 復活
 実は消滅の直前に永夢の体内に取り込まれていたことが第40話で判明。ダブルアクションゲーマーの力でL(永夢)とR(パラド)に分離する形で復活を遂げるが、その心は依然として死の恐怖に囚われていた。
 前話の永夢の行動は、死の恐怖を知る事で彼が殺したライドプレイヤー達や、ゲーム病で苦しんできた患者達の絶望を理解させるためだった。今まで人間達から奪ってきたコンティニューできない生命の重みを痛感し、子供のように泣きじゃくりながら懺悔するパラド。
 永夢は『自分が生み出した、向き合い背負っていくべき存在』として受け入れ、『これからは命を奪う為にではなく、救う為に戦え』と手を差し伸べる。
 今後は永夢との協力プレイで人類のため戦う事を決意したパラドは、エグゼイドとの協力プレイにより、クロノスを見事撃破してみせたのだった。

 覚悟の時
 人の命の重みを知った事で、バグスターその物のオリジナルとして、全てのゲーム病に対して強い責任を感じる。人々の命や永夢を救おうと、自身の命を優先順位の下に置きがちになる。ゲムデウスの降臨、ゲムデウスクロノスが誕生していった。
 それにより、パンデミックが無制限に拡大。彼は罪悪感に苛まれる。第44話では自らの命を犠牲にしたポッピーのおかげで、ゲムデウスクロノスによるパンデミックが防がれた。それを目の当たりにしたパラドもまた、覚悟を決めていた。

 消滅
 超ゲムデウスとなった正宗にライダー達がレベル1の姿になって挑む中、エグゼイドを叩き潰そうとした超ゲムデウスの攻撃を受け止める。
 自身のゲーマドライバーにドクターマイティXXガシャットを刺し込んでいた事で超ゲムデウスの動きを一時的に鈍らせ、ライダー達が正宗とゲムデウスを分離させるのに貢献する。
 そして分離したゲムデウスの体にしがみつく事で、ゲムデウスワクチンがゲムデウスの体内に広まりゲムデウスは消滅。しかしそれは自身の命を引き換えにした決死の特攻だった。
 パラドは笑顔で永夢に別れを告げた後、永夢の伸ばした手が届き切る前に光の粒子となり、彼の目の前で消滅。永夢の手のひらに、一粒の光の粒子を遺して。

 復活
 一粒の粒子で再び永夢に感染していた事が最終話にて判明。また、ゲムデウスを正宗から分離させた際に正宗の体内のウイルスも抑制。これによりクロノスのスペックも弱体化させていたらしく、それが永夢達の勝利へと繋がった。
 後日談にて、体内に感染していた粒子の培養が完了して再び永夢の体内から実体化。永夢達から笑顔で迎えられ、パラドも永夢の伸ばした手を掴み取るのだった。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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