今回解説する仮面ライダーはライアです。
「俺の占いは当たる」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 手塚海之
- 概要
- 目的
- 仮面ライダーになった理由
- 中の人
- 仮面ライダーライア
- スペック
- 概要
- 戦闘能力
- 飛召盾(ひしょうだて)エビルバイザー
- エビルダイバー
- 所有カード
- アドベント
- スイングベント
- コピーベント
- ファイナルベント:ハイドベノン
- 備考
- IFのライダー
- ライアサバイブ
- 仮面ライダーブレイド
- 劇中の活躍
- 当初
- 真司との協力
- ライダーバトルの探り
- 戦闘面
- 最期
- 影響
- 総集編
- 最終回
- 外伝作品
- TVSP版
- 漫画版
- 劇場版
- DRAGON KNIGHT版
- RIDER TIME 龍騎
- EPISODE1
- EPISODE2
- 最期
- ファンの衝撃
- 本編外での活躍
- 仮面ライダーディケイド
- その他
- ゲーム作品
- コピー可能な武器
【初変身】
手塚海之
『仮面ライダー龍騎』の登場人物。仮面ライダーライアに変身する青年。24歳。占い師。演じたのは高野八誠。
概要
コインなどを使った占いで未来を見通す能力(所謂、予知能力)を持つ。その占いが百発百中な為、「俺の占いは当たる」が口癖。職業柄なのか観察力や洞察力に優れている。
但し本人は「運命は変わらないものではなく、むしろ変えるべきもの」というスタンスを取っており、占った者にその旨を言い添えておくことも忘れない。
目的
神崎士郎に仕組まれた運命に対抗すべく、ライダー同士の戦いを止めようとする。城戸真司に近いものである。
一方、彼が漠然とした正義感で戦っているのに対し、手塚の動機はその方向性がはっきりしており、自己満足のエゴにすぎないことを自覚しているという点に大きな違いがある。
仮面ライダーになった理由
親友である斎藤雄一の死がキッカケ。ピアニストであった雄一は、浅倉威の起こした暴力事件に巻き込まれて手を負傷。以前のように演奏出来なくなる。そこへ現れた神崎士郎からデッキを手渡され、「ライダーバトルに勝ち残ればあらゆる願いが叶う」と唆される。
ところが雄一は「他人を傷つけてまで手を治したいとは思わない」と戦いを拒絶。そのため、神崎士郎に仕えるミラーモンスターのガルドサンダーに食い殺された。
雄一の最期を目の当たりにしていた手塚は彼を「誰よりも強く、正しかった」と信じており、雄一が信じた正義を無駄にしないため、そして変えられなかった運命を変えるため、「戦いを止める」という目的を持って参加を決意した。
中の人
元々は名前の通り、真司たちを騙す悪役を想定していたが、役者の高野さんを見て、急遽変更したという話がある。
映画監督もやっていることがあり、HE-LOWという作品ではかつて共演した縁から真司役の須賀氏が出演し、龍騎の変身ポーズをやろうとして「そこまで許可取ってねぇよ」とストップをかけるというシーンがあった。
更に言うとウルトラマンではガイアの仲間・アグルをやっており、HE-LOWではガイアも出演した。
仮面ライダーライア
「俺はライダーの運命を変えてみせる……!」
スペック
身長:190cm
体重:92kg
パンチ力:200AP(10t)
キック力:300AP(15t)
ジャンプ力:ひとっ跳び40m
走力:100m辺り5秒
キック力:300AP(15t)
ジャンプ力:ひとっ跳び40m
走力:100m辺り5秒
概要
手塚海之が変身する仮面ライダー。契約モンスターはエビルダイバー。基本カラーは紅色。おさげが付いた頭部が特徴。劇中では数少ない善のライダーであり、秋山蓮の運命を変えるため彼が戦うのを止めようとしたり、城戸真司とも共闘した。
戦闘能力
エビルウィップやコピーベントを用いたトリッキーな戦いを得意とする。特にコピーベントはガードベントをコピーすることで防御力を上げたり、間合いの外から攻撃してくる相手との戦いでも不利にならずに戦えるなど汎用性が高い。
ライア自身の戦闘力も高く、初戦でナイトを追い詰めたり、士郎の眷属モンスターであるガルドサンダーと互角に渡り合っている。
ところが「友人の遺志を継いでライダーバトルを止める」ことが目的ゆえ、ライダー相手には本気を出さない。何らかの思惑がない限り、防戦に回ることが多かった。
飛召盾(ひしょうだて)エビルバイザー 左腕にあるエイを模した盾型の召喚機。カバーを上に押し上げてカードを装填する。劇中では使用されなかったが、敵に切りかかる武器としても使用することが可能であり、小説版では「もう一つの武器」と称されている。
取り外しが可能。TVSPではベルデに攻撃された際に外れている他、ネット版レッツゴー仮面ライダーのライアメイン回では装着すらしていなかった。
飛召盾(ひしょうだて)エビルバイザー 左腕にあるエイを模した盾型の召喚機。カバーを上に押し上げてカードを装填する。劇中では使用されなかったが、敵に切りかかる武器としても使用することが可能であり、小説版では「もう一つの武器」と称されている。
取り外しが可能。TVSPではベルデに攻撃された際に外れている他、ネット版レッツゴー仮面ライダーのライアメイン回では装着すらしていなかった。
エビルダイバー
スペック
身長:200.0cm
体重:30.0kg
特色/力:飛行能力、鋭く硬いヒレ
概要
エイ型のモンスター。4000AP。水中活動だけでなく空中を自在に飛び回り、高速で目標に体当たりを仕掛ける。ライアを乗せての飛行も可能。
ヒレ「エビルフィン」は厚さ30㎝の鉄板をも切り裂くカッター。尻尾の「エビルウィップ」は、打ちすえたり締め付けた相手へ高圧電流を流し込み痺れさせるが劇中未使用。
描写
ライアにはやはり心を開いていたらしい。死後は浅倉をつけ狙うが、逆に契約させられた。しかし忠実な訳ではない。
メタルゲラス共々浅倉に復讐する機会を虎視眈々と狙っていることが秋山蓮の口から語られた。元々制御が難しいベノスネーカーと相まって浅倉は餌の確保に手間をかけていた。
客演での活躍
比較的穏やかなイメージが定着していたが『RIDER TIME 龍騎』では手塚の指示でインペラーの変身者である石田を他のライダー達の眼前で捕食した。
『仮面ライダージオウ』本編第47話でも世界に起こった異変の影響で出現。RT同様に敵としての登場となる。恐らく別個体の野良モンスターか、ライアと契約しなかった世界線のエビルダイバーだろう。
モチーフは漫画版『人造人間キカイダー』に登場するエイロボット。エイは石ノ森章太郎作品に良く登場するモチーフだったりする。
所有カード
アドベント
エビルダイバーを召喚する。
スイングベント:エビルウィップ
エビルダイバーの尾を模したムチを召喚する。2000AP。高圧電流が流れている。対電能力のない敵に対しては触れるだけでダメージを与えられる。
コピーベント その場にいる仮面ライダーの武器の模造品を作る特殊カード。本編ではナイトのウイングランサー、龍騎のドラグクロー、ドラグセイバーをコピーした。スピンオフではガイのメタルホーンもコピーしている
ファイナルベント:ハイドベノン
エビルダイバーの背に跳び乗り、低空飛行でそのまま相手に猛スピードで突撃。すれ違い様にエビルカッター(ヒレ)で切り裂き、爆砕する。5000AP。
この時エビルカッターは超高電圧の電磁カッターと化し、あらゆる物体を切断し得る威力を秘める。さらにヒットした対象に瞬間的に即死級の電流を流し込む。
備考 「ライア」とはラテン語で「エイ」を意味する。「嘘吐き(liar)」を意味しているのでは、とも言われるが公式設定ではない。企画当初はライアは手塚ではなく芝浦淳が変身するライダーの予定であった。
IFのライダー
備考 「ライア」とはラテン語で「エイ」を意味する。「嘘吐き(liar)」を意味しているのでは、とも言われるが公式設定ではない。企画当初はライアは手塚ではなく芝浦淳が変身するライダーの予定であった。
IFのライダー
本作のクリーチャーデザインを担当した篠原保により、「もしもライアが○○をしていたら」というコンセプトのもと、二種類の彼の姿が雑誌『宇宙船』の1コーナー『妄想戯画』に掲載された。
ライアサバイブ 「ライアがもし『SURVIVE-疾風-』のカードを使用していたら」という設定の下デザインされた。エビルダイバーもイトマキエイ型のエクソダイバーに進化し(バイクの車輪が確認できる)、エビルバイザーもアーチェリー型のエビルバイザーツバイに進化している。
2008年には「ART WORKS LIMITED」のフィギュアも発売された。ちなみに玩具に付属しているオリジナルのカード風シールによるとエクソダイバーは6000AP、ファイナルベントは8000AP。
これを再現したのか、CSMVバックルにおいてライアに変身している際にカードを引き抜くと風の音が鳴るという仕様になっており、ナイト以外だとライアが唯一である。
仮面ライダーブレイド 上記のライアサバイブと共に、『宇宙船』104号に掲載された。「もし斉藤雄一がその場に現れたガルドサンダーと契約していたら」という設定である。
姿は変身忍者嵐と仮面ライダーライアを掛け合わせたような外見となっている。イラストに描かれたカードによるとガルドサンダーのAPは4000AP。なお、仮面ライダーオーディンも変身忍者嵐をモチーフとしている。
劇中の活躍
当初
13話にて初登場。ナイトがガイに敗れる未来を見て、仮面ライダーとの新たな出会いを察する。広場で占いをしつつ頭に浮かんだ光景の人物を探し、偶然現れた蓮に接触した。戦いを挑んできた蓮に応じ、蓮には無理にでも戦い続ける理由があると気づく。
その後も蓮に戦いの無意味さを説くためつきまとっていた。後に彼の考えに同調する城戸真司とも出会い、しばし「花鶏」に滞在することになる。そのことを巡り真司とも対立する。だが、最終的にこれを覆した真司に希望を寄せる。
真司との協力
彼に手を貸すようになる。真司が居候する喫茶店「花鶏(あとり)」に出入り。一時期居候をしており、店の手伝いをしている描写もあった。
真司が追っていた事件を通じてガイこと芝浦淳と出会い、さらにゾルダこと北岡秀一が弁護していた凶悪犯、浅倉までもが王蛇となって現れた。戦いの激化に伴い、諦めるよう蓮に諭すも断られる。
優衣を人質に取った芝浦に挑まれると、ナイトと共に挑む。ナイトがガイに倒されそうになるが、駆け付けた龍騎がこれを阻止。さらに、同時期に戦っていた王蛇とゾルダがその場に現れ、成り行からガイが王蛇に倒されてしまう。
ライダーバトルの探り
ライダーバトルの本質を探ろうと神崎士郎・優衣兄妹について調査を進める。その中で優衣の異常性にいち早く気づく。
優衣の未来を占っても「無」という結果が出た際には、かつてないほど動揺していた。彼女の出生に疑念を抱き、彼女の出家を突き止めて優衣を導くとともに、独自の調査によって真実の一端にたどり着く。
優衣の未来を占っても「無」という結果が出た際には、かつてないほど動揺していた。彼女の出生に疑念を抱き、彼女の出家を突き止めて優衣を導くとともに、独自の調査によって真実の一端にたどり着く。
雄一の命を奪ったガルドサンダーを憎んでいる。それと対峙したときには、真司が驚くほどに怒りを露わにして戦闘。ファイナルベントを決めて親友の敵を討った。
最期 次の脱落者を占う際、その場にいた真司に「次に消えるのは…俺だ」と伝える。その後の戦いで王蛇のファイナルベントから龍騎を庇い、致命傷を負う。
「運命に決められた通りに死ぬのかよ!」と憤る真司。だが変身解除された手塚は「次に消えるライダーは…本当はお前だった。しかし運命は…変わる」と告げた。
満身創痍ながらも満足気な笑みを浮かべる手塚。その後現場に駆けつけた優衣の鏡像を指し示し、何かを伝えようとするが、声が出せない。代わりに真司を見て、「お前なら」と心の中で呟く。
そして亡き親友に「今ならわかる。お前は俺の運命を変えてたんだ…そしてそれがもっと大きな運命を変えるかもしれない」と思いを馳せながら、真司達に希望と未来を託して息絶えた。「ライダー同士の戦いを止める」という同志とも呼べる者の死に、真司の叫びが響き渡った。
最期 次の脱落者を占う際、その場にいた真司に「次に消えるのは…俺だ」と伝える。その後の戦いで王蛇のファイナルベントから龍騎を庇い、致命傷を負う。
「運命に決められた通りに死ぬのかよ!」と憤る真司。だが変身解除された手塚は「次に消えるライダーは…本当はお前だった。しかし運命は…変わる」と告げた。
満身創痍ながらも満足気な笑みを浮かべる手塚。その後現場に駆けつけた優衣の鏡像を指し示し、何かを伝えようとするが、声が出せない。代わりに真司を見て、「お前なら」と心の中で呟く。
そして亡き親友に「今ならわかる。お前は俺の運命を変えてたんだ…そしてそれがもっと大きな運命を変えるかもしれない」と思いを馳せながら、真司達に希望と未来を託して息絶えた。「ライダー同士の戦いを止める」という同志とも呼べる者の死に、真司の叫びが響き渡った。
「俺の占いが……、やっと……、外れる……」
影響
手塚が真司を生かしたおかげで、心を閉ざしていた蓮が最後には真司に「お前こそ生きろ」と叫ぶまでになる。
また、優衣が戦いを止めるよう兄に働きかけるようになるなど、手塚のこの決断は龍騎本編のライダーバトルに多大な影響をもたらしたと言える。
総集編 28話ではタイムベントによって繰り返された時間の中で再び死亡。死を止められず、「またかよ……またこうなるのかよ!!」と嘆いた視聴者もまたしかり。
最終回 新世界にも登場。ガス欠を起こした真司のバイクが東條悟の自転車に追突された様を見て、「あんた、今日の運勢は最悪だな」と一言。さらにそのバイクが浅倉に蹴られ、「俺の占いは当たる」といつもの言葉を告げるのだった。
外伝作品
TVSP版
影響
手塚が真司を生かしたおかげで、心を閉ざしていた蓮が最後には真司に「お前こそ生きろ」と叫ぶまでになる。
また、優衣が戦いを止めるよう兄に働きかけるようになるなど、手塚のこの決断は龍騎本編のライダーバトルに多大な影響をもたらしたと言える。
総集編 28話ではタイムベントによって繰り返された時間の中で再び死亡。死を止められず、「またかよ……またこうなるのかよ!!」と嘆いた視聴者もまたしかり。
最終回 新世界にも登場。ガス欠を起こした真司のバイクが東條悟の自転車に追突された様を見て、「あんた、今日の運勢は最悪だな」と一言。さらにそのバイクが浅倉に蹴られ、「俺の占いは当たる」といつもの言葉を告げるのだった。
外伝作品
TVSP版
蓮の友人であり、彼と同じく小川恵里を愛していた。以前に恵理と付き合っていたのか、それとも一方的な愛情だったのかは定かでない。
愛するものを救うために誰かを犠牲にすることに違和感を持っていた。ミラーモンスターの気配を感じて変身。ナイト、龍騎とともにミスパイダー、レスパイダーと交戦。
しかし、コピーベントを使いナイトの姿に擬態したベルデの不意打ちを受け、さらに正体を現したベルデが必殺技「デスバニッシュ」を発動。脳天から地面に叩きつけられ命を落とした。
漫画版
仮面ライダーという仮面を着けて戦っている内に人間性がなくなっていくことへの恐怖や、ミラーモンスターはライダーの成れの果ての姿ではないのかという推測を口にする姿が描かれた。戦いを続けるルートでのナイトの姿を見る限り、手塚の推測は当たっていたのかもしれない。
劇場版
既に脱落者となり未登場。だが、エビルダイバーは王蛇の契約モンスターになっていた(どういう経緯かは不明)。
DRAGON KNIGHT版 名称は仮面ライダースティング。海兵隊志願の青年、クリス・ラミレス(フルネームはクリストファー・ラミレス)が変身。19歳。吹き替えを演じたのは神谷浩史氏。
RIDER TIME 龍騎 仮面ライダージオウのスピンオフ作品。手塚が映像作品に登場するのは実に17年ぶりとなる。
EPISODE1 ライダーバトルが開始されてから4日の内に真司が変身する龍騎や、木村(ベルデ)、石田(インペラー)と4人でチームを結成。自らが率先してまとめ役となり、芝浦淳(ガイ)・石橋(シザース)・戸塚(タイガ)のチームと敵対していた。
自分達の拠点を襲撃してきたガイのチームを退けた後、真司達とは遅れて合流。芝浦から共闘の申し出があった事を伝える。真司達のカードデッキを回収した上で話し合いの場に連れて行く。
しかし実は手塚と芝浦は裏で内通していた。手始めに石田をエビルダイバーに捕食させ、残る真司と木村も芝浦達と共に始末しようとした。しかしそこに乱入して来た王蛇のベノクラッシュでタイガが死亡。王蛇に付き従っているゾルダまで現れ、混戦状態となる。
EPISODE2 ゾルダのエンドオブワールドから逃れ、芝浦達が拠点としていた屋敷に引き上げた後、食事を楽しんでいた。その最中に突然、芝浦と共にミートナイフで石橋を刺殺。その後、芝浦とは肉体関係がある事が明らかになる。
最終的には芝浦とも敵対しなければならない事実に苦悩していた。この時、タロットカードを使った占いを行っていたが、引いたカードは『塔』。即ち破滅を示していた。
突然現れた鏡の真司から「裏切り者は裏切られる。本当は気づいているんだろう?芝浦の奴は信用できないって」と唆しを受けたのをきっかけに、芝浦との共闘関係も破綻。戦闘に突入する。
最期
ファイナルベントを仕掛けるもガイのコンファインベントで打ち消され、反撃のヘビープレッシャーで撃破され敗北。しかしその衝撃で、かつての自分と真司の記憶が蘇る。満身創痍になりながらもその場から逃れる。
真司を探して彷徨う中で木村と遭遇。裏切られた事への怒りをぶつけられそうになるが、彼にベルデのデッキを返した。その上で真司に龍騎のデッキを返す為に彼に会いたい事を願い出る。
しかし、その願いは叶わず、木村が真司達の下に合流できた時には既に力尽き、息絶えてしまっていた。代わりに木村は真司に手塚の血で染まった龍騎のデッキを返すと、手塚が最後に記憶を取り戻した事や、手塚からの2つの遺言として「お前はお前らしくいればいい」そして「もう1人の城戸真司には気をつけろ」と伝えた。
ファンの衝撃 他の媒体では一貫して主人公サイドの味方寄りの善人として描かれていた手塚が、裏切りや殺人も躊躇しない冷徹な悪役+同性愛者として描かれたことは往年のファンに衝撃を与えた。
しかし本編の手塚はライダーバトルを拒否する心優しい親友・斎藤雄一の死を通じて戦いを止める使命感に目覚めたのであって、記憶を消され親友の死どころかその存在すら思い出せなくなった今となっては、戦いや裏切りに躊躇しないということ自体はそれほど違和感のある描写ではない。
本作のベッドシーンや事後のシャワーシーンはあまりの衝撃故に、ファンからは「芝浦×手塚のユナイトベント」と早くもネタにされる事に。実のところ、芝浦はともかく手塚は本編においても雄一と二人きりでクリスマスを過ごしていた、会って間もない真司にやたら親身であるなど、そうとも取れそうな描写は所々のシーンに存在している。
ちなみにこれらの描写の演出的な意図としては、真司と蓮の『肉欲を伴わない友情・絆との対比のため』という解釈がある。
ジオウ本編の世界観の設定の関係上、RIDER TIME龍騎の手塚は『仮面ライダージオウ』の世界の手塚ということなので、龍騎本編の彼とは別の存在と捉えられる。これはある意味救いを感じる設定と言えるかもしれない。
本編外での活躍
仮面ライダーディケイド
第6話では『龍騎の世界』の仮面ライダー裁判に参加していた。
第24話では梅盛源太ことシンケンゴールドに対抗するべく、仮面ライダーシザースと共に仮面ライダーディエンドに召喚される(寿司職人である源太に合わせ、海産物ライダーをチョイスしたと思われる)。
先にシザースが撃破された後もシンケンゴールドと互角の戦いを繰り広げたが、骨のシタリの命令で乱入してきたチノマナコの攻撃に巻き込まれて消滅した。
第24話では梅盛源太ことシンケンゴールドに対抗するべく、仮面ライダーシザースと共に仮面ライダーディエンドに召喚される(寿司職人である源太に合わせ、海産物ライダーをチョイスしたと思われる)。
先にシザースが撃破された後もシンケンゴールドと互角の戦いを繰り広げたが、骨のシタリの命令で乱入してきたチノマナコの攻撃に巻き込まれて消滅した。
その他
劇場版「オールライダー対大ショッカー」では共闘を拒否して襲いかかってきた仮面ライダー王蛇と仮面ライダーキックホッパーを妨害するため、仮面ライダーガイ・仮面ライダーパンチホッパーと共に大樹に召喚され、ガイと共に王蛇と交戦した。『レッツゴー仮面ライダー』では、応援に駆けつけたサブライダーの1人として登場。
ゲーム作品 PS版「仮面ライダー龍騎」でもプレイヤーキャラとして使用可能。相手が仮面ライダーであった場合、一戦闘に付き一回だけコピーベントで相手の武器を奪える。なおガードベントや召喚器はコピー不能。
コピーした武器の持ち主の動きまでコピーしている為、操作には非常に癖のあるライダーと言える。また、エビルダイバーと契約した王蛇も同じ戦法を取ることが出来る。
コピー可能な武器
仮面ライダー | コピーできる装備 |
---|---|
仮面ライダー龍騎/仮面ライダーリュウガ | ドラグクロー/ドラグセイバー |
仮面ライダー龍騎ブランク体 | ライドセイバー(折れると、龍騎のボイスが鳴る) |
仮面ライダーナイト | ウイングランサー |
仮面ライダーシザース | シザースピンチ |
仮面ライダーゾルダ | ギガホーン/ギガキャノン/ギガランチャー |
仮面ライダー王蛇 | ベノサーベル |
仮面ライダーガイ | メタルホーン |
仮面ライダーベルデ | バイオワインダー |
仮面ライダーファム | ミスティースラッシャー |
仮面ライダータイガ | デストクロー |
仮面ライダーインペラー | ガゼルスタッブ |
仮面ライダーオーディン | ゴルトセイバー |
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これで紹介を終えます。