【もたもたザリガニ!】仮面ライダーカイザ / 草加雅人【ドンブラザーズ出演! BGMあり】

2021年10月26日火曜日

2号ライダー 仮面ライダー555 仮面ライダー解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはカイザです。

「お前……死にたいんだってな………俺は木場とは違う…望みどおりにしてやる!」

【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
  • 草加雅人
    • 概要
    • 過去
    • 性格
    • 描写
    • 誉められる点
    • 巧との関係
    • 最期
  • 仮面ライダーカイザ
    • スペック
    • 変身
    • 概要
    • 武装
      • カイザフォン
      • カイザブレイガン
      • カイザポインター
      • サイドバッシャー SB-913V
      • ジェットスライガー
    • カイザギア
      • 過去
      • 本編
      • 性能
    • 必殺技
    • その他の変身者
  • 本編外の活躍
    • 劇場版
    • ノベライズ版『パラダイス・ロスト』
    • 『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』
      • 草加
      • カイザ
    • 『仮面ライダーディケイド』
    • 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
    • 『仮面ライダージオウ』
      • ストーリー
      • 反響
  • カイザの日
  • その他
    • ガンバライジング
    • バトライド・ウォー創生
    • CSM

草加雅人
 『仮面ライダー555』の登場人物。仮面ライダーカイザのメイン変身者。年齢21歳一人称は「俺」。演じたのは村上幸平

 概要

 慶泉学院大学2年生。テニス、乗馬、フェンシングと三つの部活動の部長かつエースを掛け持ちしていた。スポーツ万能で、器用かつ多才。武術の心得もあるらしくオルフェノクとの戦いで度々披露している。表向きは人格者として振る舞っている。
 8年振りに真理と再会したことがきっかけで、仮面ライダーカイザに変身。オルフェノクとの戦いに身を投じていき真理、乾巧、啓太郎とともに『西洋洗濯舗 菊池』にて共同生活を営み始める。

 性格
 普段は好青年だが、実は卑劣で自己中心的な性格の持ち主。自分の思い通りに行かないことがあれば、様々な策を弄して障害を排除しようとする。自分の気に入らない相手に対しては態度が豹変し、どんな策を弄してでも徹底的に排除しようとする。
 「〜かな?」が口癖で、敵視する相手への二人称にしばしば「貴様」を用いる。啓太郎など興味のない人間には厭味こそついたりしないものの、基本的には無関心で歯牙にかけない傾向が強い。

 描写
 自分を好きにならない存在を排除するためや、好意を寄せる真理の気持ちを自分のものだけにするため、度々暗躍。冷淡な態度でネチネチと嫌味を言ったり、流言飛語を広げて自らのコミュニティからの排除を試みる。
 特に目障りな存在である巧と木場の協力を妨害。自らファイズに変身し、巧のふりをして木場を襲撃。木場と接触し「巧は罪もないオルフェノクを殺害している」「巧が真里を自ら手に掛けた」等の嘘を信じ込ませて衝突させた。
 その後、紆余曲折を経て2人は誤解を解き和解。それでも何かにつけて共闘戦線を組もうとする巧や木場をしばしば妨害しようした。

 変身
 オルフェノクの記号の影響が大きく、初めてカイザに変身した後も灰化しなかった。カイザギアを使用して灰化しない数少ない人物。ファイズにも変身できており、デルタギアを入手した際に一度だけ仮面ライダーデルタにも変身している。
 作中で唯一、ファイズ、カイザ、デルタの3つのベルト全てを手に入れ、3種類全てのライダーに変身したしかし、終盤ではオルフェノクの記号が消耗しており、カイザギアに順応できなくなっていく。

 戦闘能力
 戦闘スタイルは合気道の投げなども利用した正統派の戦い方。息を切らさずに余裕のある戦いで敵を圧倒する。変身直後にネクタイを緩めるように襟元に触れるのが癖。
 激情に駆られた時には巧並みのラフファイトを見せることもある。操縦技術にも長けており、サイドバッシャーを駆使した戦闘も多く、終盤に村上が変身したデルタのジェットスライガーと激闘を繰り広げた。

 過去
 濁流による水難事故で両親を亡くして、流星塾の一員になった。流星塾時代は身体が弱く苛められており、いつも5歳年上の園田真理に助けられていた
 流星塾の謎など物語の核となる秘密を知っているようだが、執拗に口を閉ざしている。そんな彼が唯一守る相手の真理は彼にとって年下ではあるが幼少期の出来事から、さながらマリアなのか。

 同窓会
 出席していないことになっていたが、当日塾生が書いた寄せ書きに草加の名前があった。同窓会の日、自分を含んだ真理達流星塾生はドラゴンオルフェノクに殺害されていた。そしてスマートブレインの人体実験により、オルフェノクの記号を埋められて蘇生。
 しかし、草加は記憶を改変される前に脱走したことで、塾生の中で唯一真実の記憶を保っていた。彼に関する記憶は改竄され、塾生から欠席と認識されていた。

 癖
 ことあるごとにウェットティッシュで手を入念に拭いている。これは北崎による流星塾同窓会の襲撃事件の際、重傷を負った真理を抱き起こして両手が血まみれになったことがトラウマになったため。
 以降、ときおり左手が血で赤くなる幻覚を見るようになり、ウェットティッシュが手放せない潔癖症となってしまっている。

 オルフェノクへの認識
 徹底して冷徹な態度を貫く。とえ人を襲うつもりがなくても滅びるべきだと考える。木場勇治海堂直也など人間に協力的な善意あるオルフェノク達に対しても変わらない。
 敬愛していた養父がオルフェノクだと知った後になっても、口では自分の手で殺すと言いつつ、結局最後には「父さん」と呼び別れを惜しんだ。苦い思い出が多くとも仲間意識を捨てる事は出来ない様だ。

 人物関係

 元々巧は草加のことを一方的に嫌っており、「お前何か隠してるだろ」と散々詰め寄っていた。後の戦闘でも巧が意地を張ったりクレインオルフェルク戦で理由を説明せずに草加に斬りかかったりした。そのため、草加も嫌っていた。
 後に巧に本性がバレると、厭味や陰湿な嫌がらせを事欠かさず行った。巧が流星塾の仲間達の仇(と思われていた)ウルフオルフェノクだと知って以降は明確に敵意を露わにする。
 だが冤罪が晴れると、「これからどうする?」と嫌味を入れつつも心配していた。特に嫌ったり利用する事が無ければ普通の対応をしている。

褒められる面
 オルフェノクに対する戦力としてはある程度信頼している。カイザに変身して共闘する事も多く、その際には日頃の対立が嘘のようなコンビネーションを見せることも少なくない。
 また、一度澤田に殺された真理を巧が連れて帰ってきた時は、怪しみながらも素直に感謝の意を表している。

園田真理
 流星塾時代にいじめから守ってくれた同級生。好意を超えたヤンデレ的な執着心を抱き「真理は俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ」母性を求めている。
 真理が他の男(特に木場や巧)に惹かれることを妨害。特に木場に対しては直接、「良くないなぁ…君はオルフェノクだろう?」と嫌味を吐いて牽制する事も多々あった。
 ある日、真摯な態度で好意を伝えたものの、好意はあっても恋愛感情はないと告げられた後は半ば妄執的な愛情で慕い続ける。
 一方真理は巧に必要以上に冷たく当たる草加を叱責したり、真実を隠されて反発するなど、すれ違いの結果草加の想いには応えなかった。

三原修二 / 仮面ライダーデルタ
 流星塾の仲間。「自分達に帰る場所など無い。居場所は自分達で勝ち取るしかない」と損得勘定を抜きに、ライダーとしての自覚を持ち、戦う意味を説いて奮起を促している
 しかし、三原が敗北から一度は廃人化しかけ、そこから再起してライダーに返り咲いた際には、再起した事を評価せずに水を差す。三原が少しでも巧や木場の味方についた場合は容赦なく殴っていた。

澤田亜希 / スパイダーオルフェノク
 かつての流星塾時代の同級生の一人。澤田は流星塾時代に真理をいじめていたため、潜在的に恨んでいた。
 澤田がオルフェノクとなり、自分の力を示す為人を殺し続けるようになると、殺意を持つ。「お前は俺が倒す!」と宣言し、最後は「お前の罪は許されない」と引導を渡した。

その他の塾生
 色々とあったようだが流星塾の仲間達への仲間意識は非常に強い。TV本編でも(澤田を除く)元流星塾生達には特別な情を持っている面が度々描写された。
 ジオウにおいても流星塾の仲間の思いを汲んで、敢えてその仲間を殺害するという汚れ役を引き受けていた。

 劇中の活躍

初登場
 当初はスマートブレインオルフェノクに関わる事を避けていたが、第13話にて自分を探しに大学に訪れた真理を助ける為、仮面ライダーカイザに変身。
 カイザギアに適合、そのままオルフェノクと戦うことを選択し、目的の一致やアイロン掛けの技術を菊池啓太郎に買われて、真理や乾巧、啓太郎とともに『西洋洗濯舗 菊池』にて共同生活を営み始める。

孤立
 中盤ではライダーズギアと引き換えに真理の蘇生をスマートブレイン社から提案されるが拒否。主義が異なる上に真理が信頼を寄せる巧と激しく衝突する。
 だが巧の正体を知っても仲間として受け入れた真理、啓太郎、三原達、対立の末に親しくなったる、木場や海堂らを受け入れられず、次第に孤立していく。
 終盤ではオルフェノクの記号が疲弊。養父の花形から「お前はもう変身してはならない」と警告される。それでも戦いを投げ出すことが出来ず「生きて戦う」と心に誓う。

最期
 物語終盤、真理を守り流星塾の因縁に決着をつけるため、カイザとして無理を押して戦う。それにより体の一部が灰化するなど重傷を負う。
 照夫の体に宿ったオルフェノクの王を覚醒前に倒そうとするが、そこへ真理を誘拐した木場から連絡が入る。真理救出のため、海岸でラッキークローバーの三人と戦うも敗北。ベルトが吹き飛ぶ。体の灰化が進む中、必死に逃げようとする。
 しかし木場の変身したカイザに首を折られて死亡した。近くにいた真理にさえ気付かれず、巧と三原が助けに駆けつけた時には、死体は既に灰と化して波に洗われていた

死の備考
 草加が初登場した回では乗馬するシーンがある。巧からは「せいぜいに馬に蹴られてくたばらないようにな」と皮肉を吐かれていた。草加を最終回前に退場させる事は当初から想定されていたが、最終的に引導を渡す役目を木場に選んだのは井上氏の一存だった。
 プロットを考えるにあたり井上氏は村上氏を呼び出して「もし自分が草加だったら、(555のキャラの中で)誰に殺されるのが一番嫌?」と尋ね、村上氏が「木場」と答えたところ、上記の退場劇のシナリオが制作された。
 これについて村上氏は、井上氏が自分の気持ちを汲んで木場以外の人物に引導を渡させると思い、正直に答え、後日(草加退場回の)台本を読んで全てを知った時には、「素直に答えなきゃよかった」と相当後悔した。村上氏曰く、「井上氏の思惑を初めからわかっていたら巧と答えていた」とのこと。

 中の人
 村上氏は当初、草加のヒーローらしからぬ人物像に戸惑いや疑念を隠しきれず、脚本担当だった井上敏樹氏に懐疑心のようなものを抱いていた時期もあった。しかし井上氏との対話や撮影を重ねていく内に、次第に『草加雅人』というキャラクターを理解。
 すると一転して強い愛着を抱く様になった。あるインタビューで村上氏は草加について「彼はヒーローだけども、普通のヒーローが言ったりやったりしてはいけない事が出来る『逆ヒーロー」と評している。
 作品そのものにも想い入れが強く、555終了後も井上氏や共演者と、何かと親密に交流したり、555に対する想いを自身のブログやSNSなどで語っている。

出演者同士の交流
 劇中では相性最悪で最後まで打ち解ける事がなかった巧役の半田健人氏ともプライベートでは文字通りの親友同士。度々ネット番組やコラム、そして555関連のイベントなどで555の思い出に関する談義で盛り上がる。
 半田氏と一緒に555のセルフパロディ動画を作成するなど放送終了後も度々、本編とは真逆ともいえる仲の良さを見せてきた。放送から15年が経った2018年には、村上氏と半田氏が555のオープニングテーマ『JustiΦ's』をデュエットでカバー。
 そのMVの紹介文には「名曲「Justiφ's」が特撮界の友情ソングとして今、生まれ変わる!!」という本編での草加と巧の関係を知っている者からすればある意味、皮肉のような宣伝文が記されていた。

その他
 上記のイベントには、今では様々なドラマや映画で引っ張りだこになっている澤田亜希役の綾野剛氏も動画メッセージを送っている。
 劇中では文字通りの”宿敵”同士で解り合える事のなかった草加と澤田だが、半田氏同様に共演者の中ではとりわけ仲が良く、よく話をしていたと綾野氏も話している。

仮面ライダーカイザ

「仇を取らせてもらう…俺自身の仇をな!!」

Standing by

「変身!」

Complete

 スペック

身長:189cm
体重:95kg
パンチ力:(通常時)3t
キック力:(通常時)7t
ジャンプ力:ひと跳び30m
走力:100mを6.3秒で走る

 概要
 『仮面ライダー555』の2号ライダー。スマートブレイン社により開発された三本のベルト、そのうちの一つ「カイザギア」により変身する。ファイズがΦ=○をモチーフとするのに対し、こちらはχ(カイ)=×がモチーフ。
 携帯電話型デバイス、カイザフォンに変身コード『913を入力、それをベルトに装着し変身する。草加はカイザフォンをわざわざ斜めからベルトに差し込んで変身していた。

 戦闘能力
 ボディ表面の循環路・ダブルストリームの色は黄色。そのためフォトンブラッドの出力がファイズのものより高い。ファイズに比べるとパワーに勝るが、機動力はやや落ちる。
 各部の装甲は超金属・ソルメタル製。ソルメタルはスマートブレインが開発し、ダイヤモンドに近い硬度を持つ。
 後により高出力なデルタが登場。またファイズも出力こそ低いものの高い拡張性を発揮。結果としてカイザは、出力ではデルタに劣り、多用途性ではファイズに劣るという、どっちつかずのライダーズギアになってしまった。

 使い勝手
 言い換えればノーマル時のファイズ以上のパワーとデルタ以上の拡張性がある。フォームチェンジに必要な手順のあるファイズや、デルタムーバー以外のアイテムが存在しないデルタと比較し、戦闘においては最も安定している。
 草加は3つのライダーズギアを揃えていても、ここぞという時に変身するのはカイザだった。カイザギアに愛着があったのか、使うのに慣れていたからか、サイドバッシャーを使える利点を重視していたのか、詳細は不明。
 不適合者が死ぬ欠点を危険視していた節、ドイツ語で『皇帝(カイザー)』となる名称を持っていた事から、上昇志向の強い草加はこのギアを好んで使っていたという説もある

 性能

頭部『イデアヘルム』
 ソルメタルに匹敵する超硬質樹脂・イデアファイバーによってコーティングされたヘルメット。重さは2.5kgで、硬さはダイヤモンドに匹敵する。口『エクストリームレギュレーター』があらゆる毒性の気体を浄化。悪条件下でも活動できる。
 『ヘッドファンネル』はフォトンストリームの集中する頭部に溜まった熱や余剰エネルギーを外部へ放出する。装着者の脳波の安定度を外部から視認する額のシグナルランプ『バイたるシグナル』の赤は興奮、緑は安定、異常があると激しい赤の点滅になる。

感覚器官
 アンテナ『グローバルフィーラーA・B』でスマートブレインの衛星ホークアイ、イーグルサットと交信する。向かって左がA、右がB。
 複眼『エックスファインダー』が衛星からの情報や、目視した映像を装着者の脳に直接伝達する。スーパーX線を照射し、厚さ15mの鉛板を貫通透視できる。
 3段階の感度を使い分けられる超高感度の耳『アルティメットソナー』は最大感度で8km先で落ちた針の音さえ聞き分ける。

胴体
 『ダブルストリーム』がフォトンブラッドを全身に供給。ファイズのものより高出力だが、安定性に欠けるため、ストリームが2本に増強されている。ダブルストリームの終端『ストリームディップ』から余剰エネルギーが気化・放出される。
 『ドライブイニシャライザー』がフォトンブラッドを左右均一に振り分け、暴走しないよう安定供給する。各所の抵抗器『フォトンターミナル』はフォトンブラッドの高エネルギーによるスーツの自壊を防ぐ。特に負荷がかかる脚部に極太のターミナルを搭載。

上半身
 胸部装甲『フルメタルラング』はソルメタルによる3重構造で、戦車の砲撃も耐える。最奥部には装着者の心拍を安定値に保つバイタルスタビライザーを内蔵。
 肩部装甲『ショルダーエッジ』の先端にエネルギーを送り込むことができ、攻撃武器にもなる。指先『ソルメタルフィンガー』は厚さ1mの鋼鉄板も貫く。

下半身
 『ハイパワードアンクレット』は脚部のフォトンターミナルと連動し、キックのパワーを制御す。ポインターなしでも強力なキックを放てるが、負荷が大きく多用はできない。
 膝防具『ニーブレイカー』の中央にはフォトンブラッドの放出レンズがあり、膝蹴りの威力は必殺パンチの「グランインパクト」に近い。ふくらはぎ部分を取り巻く蛇腹状の『フレックスベロウズ』はキックの際に脚部が自壊しないよう衝撃を吸収する。
 右足部のエネルギー増幅ターミナルマウント『エナジーホルスター』にカイザポインターを差し込むことで、必殺キック「ゴルドスマッシュ」を放てる。当初は装備されていなかったが、のちに追加された。

 装備

カイザフォン
 携帯電話型トランスジェネレーター。変身コードはこれに入力する。電子音声はファイズフォンに比べて野太くダークで不気味。他の武器を起動するミッションメモリーもここに取り付けられている。
 外装『メタルケース』はソルメタルの硬度をより高めたソルメタル228製で、高い剛性を誇る。見た目通り携帯電話としても使用可能。劇中でも草加雅人が常用していた。
 超高感度アンテナ『マズルアンテナ』により地下など電波が繋がりにくい場所でも通話可能。カイザにしても草加にしても、イメージに合わない軽快な着メロをしている。

フォトンブラスター
 テンキーの部分をスライドさせて変形させた光線銃。銃口『マズルアンテナ』からエネルギー弾であるフォトンバレットを撃ち出す。小型で消音なので奇襲に有効。威力はカイザブレイガンに劣る。出番は控えめだが、カイザブレイガンとの2丁拳銃も披露した。
 光弾を単発で発射するシングルモードの入力コードは“103”で、連射機能であるバーストモード入力コードは“106”。

カイザショット
 デジタルカメラ型パンチングユニット。普段はカイザドライバーの左部にセットされている。レンズ部にミッションメモリーを装填することで「マルチデジタルカメラモード」から「ナックルモード」に変形する。

カイザブレイガン
 X字型の複合武装(BLADE+GUN=BLAGUN)。本体重量1.25kg。カイザ独自の特殊兵装で電化製品モチーフは無し。普段はカイザドライバーの右部にセットされている。
 表面にノンスリップ加工された化学合成ゴム、ソルラバーを用いた『ソルラバーグリップ』がホールド感を高める。超強力な冷却ファン『クーリングスリット』が内部の熱を冷却する。『ナックルガード』が前方の衝撃から拳を守る。

ガンモード
 通常形態。電磁着火式の引き金『ブレイブトリガー』を引くと、光学式ライフリング装置が内蔵され、銃弾の発射精度を高める銃口『フォトンマズル』から濃縮されたエネルギー光弾『濃縮フォトンブラッド弾』が発射される。
 威力はフォンブラスター以上。連射のみでオルフェノクを撃破する事すら可能。1度に発射できるのは12発。打ち尽くしたときはレバー『コッキングレバー』を引くと濃縮フォトンブラッドをボディ内に装填できる。

ブレードモード
 『メモリースロット』にミッションメモリーを装填してグリップ先端から刀身を伸ばした形態。刀身『フォトンブレード』から放射される熱によって対象を斬り裂く。
 『ヒートポイント』がフォトンブラッドの発する熱エネルギーをフォトンブレードに伝える。ソルメタル228製の『ブレードガード』がフォトンブレードを保護し、構えた際に自分の方向に発する熱を遮断する。
 ダイヤル『ヒーティング・イニシャライザ』で熱放射量をロー、ミドル、ハイ、アルティメットの4段階に調節可能。アルティメット時にはブレードの延長線上120m先の対象物を両断可能。
 打撃武器『エンドハンマー』は厚さ50cmの鋼鉄板を打ち破れる。誤射を防ぐための安全装置『セーフティースイッチ』を解除することで射撃機能が使用可能となる。

性能
 『スマートマーカー』から追尾光線を発射。スキャンサイト標的をロックオンする光学式多機能照準器『マルチスキャンサイト』との連携により精密射撃が可能。弾倉『フォトンマガジン』に濃縮フォトンブラッドを生成・圧縮・貯蔵する。

カイザポインター
 デジタル双眼鏡ツール。25話から登場。流星塾の謎を知りたがる草加のため、花形前社長が武装強化の意味を込め天井から落とした。通常時はベルト後部に備えられている。

バイオグラスモード
 デジタル双眼鏡として使用できる通常形態。ポロプリズム式レンズ『ソルテックレンズ』は光学性能に優れ、低倍率から高倍率まで明るくシャープな視界を確保。
 オートフォーカス機能により覗くだけで、対象物へのピントが自動で合う。『スタビライザー』が手ぶれ、振動する乗り物上での使用に際して防振する。

キックモード
 ミッションメモリーをソケット部に装填して起動させた形態。『アタッチポイント』を右足に装着し、フォトンブラッドを供給する。『メタルエンドキャップ』が余剰エネルギーや放熱を外部に排出。内部の小型クリーニングファンが電子機器の熱暴走を予防する。
 『エクステンションシリンダー』の長さが対象物までの距離に応じて変化。内部のレンズの絞りを調整する。『ソルテックレンズ』が黄色のポイントマーカー光を安定して3000m先まで照射する。

備考
 劇中でポインター装着用パーツは最初は存在しなかった。また、玩具版カイザポインターを付けるアタッチメントだけがカイザドライバーでは無くカイザポインターの方に付属していた。
 つまり本来カイザにはキックの必殺技の予定が無かった模様。当初登場や販売予定が無く、平成の特撮では珍しい所謂後付けで追加された必殺技と玩具である。

 サイドバッシャー SB-913V

ビークルモード
スペック

全長:2100mm
全幅:880mm
全高:1260mm
最高時速:380km/h
重量:207kg
最高出力:450馬力

概要
 仮面ライダーカイザ専用のサイドカー型バリアブルビークル設定上はサイドカー部分を分離し通常のバイクとしても使用できるが、劇中では取り付けたまま。唯一最後まで生き残ったライダー専用バイクでもある。
 オートバジン同様変形機構を持ち、本体を胴体とアーム、サイドカーを脚部にして二足歩行のバトルモードに変形することができる。

サイドバッシャーを友として
 草加雅人は日常的に愛用しており、頻繁に洗車していた。愛車を大切にする面もあると見る声もある。村上氏によると、草加がサイドバッシャーをよく洗車するのは、潔癖症の綺麗好きだからというだけでなく、機械は人と違って裏切らないからであるという。
 普段からしっかり整備をしておけば自分の意のままに動かすことができると考えているらしい。氏の草加雅人に対する愛情が窺えるエピソードである。

バトルモード
スペック

全長:2370mm
全幅:1650mm
全高:2450mm
重量:425kg
最大出力:3750馬力
最高時速:120km/h

武装
 右腕の4門の光子ガトリング砲『フォトンバルカン』は1秒間に72発ものフォトンブラッド弾を発射。射程距離は1200m。
 ソルメタル228製のヒートピントと呼ばれる4本の爪『グランドマニュピレーター』は先端の爪を閉じて突くことで強力な打撃武器となる。2000℃の高熱を放射して、前方の障害物を寸断しながら突き進む。
 左腕の6連装ミサイル砲『エグザップバスター』は一度に6発の熱源誘導多弾頭ミサイルを発射できる。射程は2400m。発射されたミサイルは、空中で無数に分散してターゲットに襲いかかる。砲塔が上下に独立可動とすることで、広範囲に攻撃可能。

戦闘能力
 重火器を用いた砲撃戦の他、巨体を生かした格闘戦も得意。右腕のハサミでの捕獲、飛び掛って両腕を叩き付ける等、鈍重そうな見かけによらず多彩な動きを見せる。
 巨大な足『パワーレッグ』で蹴り飛ばしたり、大ジャンプや二足歩行のほか、足裏のローラーホイールを回転させることで時速120kmのローラーダッシュも可能。
 しかし他のマシンと違い飛行能力を持っておらず機動力は相対的に低い。また上からの攻撃には無防備。

活躍
 そのスペックからライダーマシン最強候補と名高い。戦闘用兵器として開発されているため、ほかの仮面ライダーが操るバイクよりも戦闘能力が高く、オートバジン バトルモードジェットスライガーとの戦いでも勝利を収めていた。
 初登場時にはファイズと交戦中のカイザの元に現れ自動操縦で援護。その後オートバジンとも戦った。以降草加雅人の所有物に。サイドカー部分に変身ベルトが入ったケースを積み込んだり、ヒロインの園田真理を乗せて移動した事もある。
 デルタが操るジェットスライガーとの戦いでは、ファイズに運転をまかせて自身はサイドカー部分に搭乗し、攻撃に専念した。

劇場版

 敵を頭上から制圧することに特化しているためか、映画では飛行能力を持つサイガに敗北した。草加死亡後にはスネークオルフェノク=海堂直也がバトルモードを操縦。マシンは半壊するもサイガに苦戦する仲間を逃がす活躍をした。

その他の活躍
 『仮面ライダーディケイド』では、カイザ本人が騎乗しているシーンが存在する。また、ディケイド自身も『完結編』ではアタックライドによりマシンディケイダーをサイドバッシャーに変形させ、圧倒的な超巨体を持つ仮面ライダーJと戦闘した。
 劇場版「パラダイス・ロスト」を始め、幾つかの映像・ゲーム作品でライオトルーパーが搭乗していた。ただし、バトルモードへの変形機構が残っているは不明。

立体物
 DXトイ「RHF カイザ&サイドバッシャー」では劇中同様ビークルモード⇔バトルモードへの変形合体が可能。ギミックの関係でニーラーシャトルの搭乗席が狭く、同スケールのフィギュアを搭乗させるのは難しい。
 食玩「超可変ファイズマシン」には食玩といえど【完全塗装・完全変形】という驚異の技術力が詰まった逸品。ギミックの関係でニーラーシャトルの搭乗席がほとんど凹みレベル。
 S.I.C極魂では組み換えによりビークルモード⇔バトルモードへの再現が可能。バトルモード時は脚部も八の字に展開できる。

ジェットスライガー
 スマートブレイン社製の大型アタックビークル。設定上はファイズ、デルタと同型の物が用意されているが、キーコードを知る者がカイザに変身しなかったため、劇中未使用。

 カイザギア

過去
 元々は、やがて目覚めるオルフェノクの王を守るためにスマートブレイン社のオルフェノクによって使用されるはずだった。
 しかし、ロールアウト寸前に謎のオルフェノクが襲撃。他の二本のベルトと共にこれを奪取した。行方をくらました暫くの後、カイザギアは元流星塾生達の手に渡る。

本編
 劇中では10話から登場。この時の装着者はまだ草加ではないが、難無くオルフェノクを撃破する。だが、カイザギアは人間が使用すると、戦闘終了後に身体が灰化し死に至る。戦闘中にうっかり強制解除されてしまっても灰になって死ぬ。
 とはいえ、元々開発したのはオルフェノクであり、彼らにとっては何ともない。むしろ人間の手に渡った場合の為の安全装置になるといった認識であった。
 また、劇場版の描写を合わせると人間の場合は「オルフェノクの記号」を持たなければ、変身自体が不可能らしい。満たしていない場合はファイズギア同様ベルトから弾き飛ばされてしまう。

呪いのベルト
 登場してから数人がカイザに変身しているが、皆灰化して死亡している。中には変身して様子見に来ただけで、何をした訳でもないのに死亡確定してしまった人もいる。
 そのため塾生たちは持て余していたが、草加オルフェノクの記号が強いため灰化せずこれを使いこなした。というわけで草加はカイザの正装着者となった。

 必殺技

カイザスラッシュ
 カイザフォンのENTERを押してエネルギーを送ることで、銃口からエネルギーネットを発射。敵を捕捉後、ブレードを立てたまま敵の体内を通過するように貫く。西田カイザの場合は捕捉せずにすれ違いざまに斬撃をする。
 カイザポインター入手後は、威力で勝るゴルドスマッシュを多用。使用頻度は減ったが、ゴルドスマッシュよりも使用前後の隙が少なく拘束力が高いのが強み。
 二次創作や一部の関連書籍では「ゼノクラッシュ」と表記される場合もある。ちなみにエネルギーネットはオルフェノクやライダーだけでなく、一時的だがジェットスライガーすら拘束した。

グランインパク
 カイザショットを手に装着後、エクシードチャージを行い発動。エネルギーを込めて殴る。威力5.5tファイズの技と同名だが威力はファイズよりやや高い。
 劇場版ではバタフライオルフェノクを撃破。TV本編23話ではワームオルフェノクに回避されて階段の手すりを粉砕。第41話ではドラゴンオルフェノク相手に、ファイズとともにダブルグランインパクトを叩き込んだ。

ゴルドスマッシュ
 カイザポインターを右足に装着しミッションメモリーを装填。カイザフォンのENTERを押して発動。カイザポインターから射出する四角錐状の黄色いマーカーで敵をロックオン、両足を揃えて飛び蹴りする。
 蹴り衝撃と同時にフォトンブラッドをぶち込み粉砕する。威力は23.5t。啓太郎と木場が使用したときは片足蹴りだった。単独での使用機会はファイズほど多くはない。

 その他の変身者
高宮航太
流星塾生。ファイズオルフェノクの戦闘を眺めていただけで死亡した人(明確な死亡シーンは描かれていないが)。そんな役であるため演じた役者は存在しない。

西田清高
流星塾生。クロコダイルオルフェノクを撃破したがその後不適合で死亡した。

神道貴久
流星塾生。復活したクロコダイルオルフェノクに挑むも倒され死亡する。

影山冴子
ラッキークローバーのロブスターオルフェノク。琢磨ファイズと共に変身して草加と巧を追い詰めるも、琢磨がゴートオルフェノクによってベルトを吹きとばされて、取り戻した巧ファイズのグランインパクトによりベルトを吹き飛ばされ、草加に取り戻される。

木場勇治
ホースオルフェノク。変身して草加を殺害し、その後は巧達と敵対するが、アークオルフェノクとの最終決戦では巧、三原と共に戦った。しかし対した戦果は挙げられず、ギアごと死ぬ。

菊池啓太郎
ただの人間。変身一発で変身し、ライオンオルフェノクを撃破したがその後カイザギアが灰化した。

東野
流星塾生。2度の変身までは無事だったとの事。遠藤達の発言からし仮面ライダー913開始前に死亡した模様。

西島
流星塾生。仮面ライダー913に登場。第1話冒頭で変身してスティングフィッシュオルフェノクと戦うも取り逃がし、変身解除後に死亡。まゆの発言からして3度の変身までは無事だったとの事。

まゆ
流星塾生。仮面ライダー913に登場。スティングフィッシュオルフェノクに襲われた際に変身し戦うも、力及ばず変身解除してしまい死亡。

本編外の活躍

 劇場版『パラダイスロスト』

草加雅人
 人類解放軍の用心棒として活動。真理からは「雅人」と呼ばれている。ファイズではなく自分こそが救世主だと豪語。解放軍の面々にも「俺は君たちの何人分も働いているんだ」として自分一人が嗜むために解放軍全体の食料を必要以上に要求する。
 露骨に他人を見下したような態度を取り、傲慢に振る舞い、真理や啓太郎にも反感を買っていた。しかし、真理や啓太郎に多少なり仲間として気遣いはしていた。真理のことを愛しており、心を得るために戦っている節もあるが、真理の前でも態度は変わらない。
 隠れ家がオルフェノクに襲撃されると、真理たちの危機に駆けつける。変身するも仮面ライダーサイガに敗北。レオに心臓を貫かれ灰化した。

菊池啓太郎
 ライオンオルフェノク戦では野村博士が開発した“変身一発”を1本(DC版では2本)飲んだ菊池啓太郎が変身。ライオンオルフェノクゴルドスマッシュで撃破する。
 しかし、本来なら装着出来ない普通の人間である啓太郎が無理矢理変身した事でカイザギアの方が異常をきたし、啓太郎ではなくカイザギアが灰化した。因みに啓太郎カイザのスーツアクター伊藤慎ではなく、高岩成二が担当している。

 ノベライズ版『パラダイス・ロスト』
 劇場版における傲慢さは薄れ、ちょっとひねくれている程度の人物として描かれている。戦いの中で巧同様の「誰かを守るための闘い」に身を投じるようになっている。
 最後はオルフェノクの攻撃から真理をかばい、今わの際に自分の想いを伝えつつ、彼女の腕の中で穏やかに逝った。

 『仮面ライダーファイズ正伝 異形の花々』

草加
 真理に性的暴行を行うなど狡猾な部分が強調されている。長田を殺した事により、激昂した木場によって顎と四肢をもがれ、芋虫状態で元交際相手の木村沙耶(小説版ではドラゴンオルフェノク)に飼育される。
 2013年にこの小説を再録、5年後の加筆を加えた『小説 仮面ライダーファイズ』では沙耶がオルフェノクとしての寿命を尽き世話をしてくれる人間がいなくなりそのまま餓死。
 原作の澤田亜希と同じスパイダーオルフェノク(井上曰く草加はクモの様に地を這う人間でずっと日陰者だから)として覚醒する。真理への執念は変わらず再び自分の物にしようとするが、駆けつけた巧によって倒され完全に死ぬ事となった。

カイザ
 対オルフェノク組織が開発した量産型ライダーとして登場。草加以外のカイザも登場した後日談では、装着者たちが国家扇動のもとオルフェノクやその疑いがある人物に対する魔女狩り同然の活動。
 ポテンシャルを引き出すには血液を人造の黒い物に入れ替える必要があるなど、用途やスペックにまつわる詳細な設定が語られている。ある意味映像作品における量産型ライダーであるライオトルーパーの立ち位置を担っているとも言える。

 『仮面ライダーディケイド
 第1話ではライダー大戦にてクウガとともに先陣を切り、サイドバッシャーによる砲撃を披露。何気に作中で二番目に登場したライダーでもある。
 第4・5話:ディケイドのディケイドライバーを奪うべく鳴滝に召喚され、ディケイドに襲いかかった。声は原作555で草加雅人を演じた村上幸平氏本人。因みにディケイドと戦った場所は、初めてカイザがゴルドスマッシュを放ったスタジアムである。
 なお、サイドバッシャーは劇場版『仮面ライダーディケイド 完結編』にてディケイド激情態が仮面ライダーJとの戦いで使用した。

 『平成ライダー昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
 回想シーンにカイザが登場。10年越しの草加スマイル&草加イズムを披露した。過去の戦いで死の間際に巧に呪詛の言葉を放ち、彼に10年にも及ぶトラウマを植え付ける。
 ホースオルフェノクに滅多切りにされて変身解除、血塗れになり、その上火炎弾で焼かれて全身が焼け焦げる。
 駆け寄り抱き起そうとしたファイズの肩を血まみれの手で掴み、「守るべきもののない空っぽの貴様が生き残り、なぜ俺が死ななきゃいけない!?」と言って灰化・消滅した。

終盤
 死者と生者を入れ替える力をもったメガ・リバースマシンの起動開始によって幽体状態で復活。巧に「空っぽの君には生き残る価値などない!」自分が生き返る代わりに死ぬことを迫り、仲間のライダーを裏切らせるほどに追い詰める。
 だが、敬介と晴人の説得で迷いを振り切った巧は「空っぽなら戦うことで埋めてやる」とブラスターフォームに変身。その際の光を受けて消滅させられた。

備考
 村上幸平は本作の撮影にあたって「より深く巧のトラウマになる死に方がしたい」と自分で巧の腕の中で灰になるという死に様を考え、脚本では「早く死んでくれ」だった台詞をより草加っぽい「早く死んでくれないかなぁ?」に変えてもらったという。
 終盤の幽霊は演者いわく「あれは、草加雅人ではなく悪霊で、悪霊が草加雅人を演じていた」という設定だったとのこと

 『仮面ライダーエグゼイド スペシャルショー』
 元幻夢コーポレーションのプログラマーが覚醒したオルフェノクの所持したガシャットによって、カイザギアと共に生みだされた残留思念として登場。自身を殺害した木場に復讐するべく行動する。
 その際に宝生永夢と、同じくガシャットによってファイズギアと共に残留思念として生み出された巧と遭遇し、木場の居場所を聞くべく巧に襲い掛かった。
 駆けつけた鏡飛彩により真実を聞かされると、荒れ果てながらその場を立ち去った。その後、真理の幸せだけでも守るべく単身でオルフェノクに立ち向かったが敗北し、死亡した。オルフェノクはその後ファイズ、木場カイザ、デルタに倒された。

 『仮面ライダージオウ

ストーリー
 第5話、第6話で乾巧と共に登場。天ノ川学園高校に通っている元流星塾生・山吹カリンを狙っていた。彼女を守ろうとしたツクヨミに「邪魔しないでもらえるかな?」と怒りをみせるが、巧の介入もあって逃亡。
 その理由は、他人の命で生き永らえるのを彼女が拒んでいたからである。山吹カリンを助けるため、アナザーフォーゼ(ファイズ)の変身者であり、同じく流星塾出身の佐久間龍一は、他の女生徒の命を奪っていた。
 アナザーフォーゼに変身した佐久間の前でカリンを人質にとり、今までの行為を止めようとする。だが、激怒したアナザーフォーゼに首を掴まれて危機一髪のところを巧に助けられた。ジオウがアナザーフォーゼを撃破後は無言でその場を立ち去った。

反響
 歴史改竄によって草加が初めて生存した。巧とは相変わらず仲が悪いものの、それまでに見られた身勝手な卑怯者の面は特に見られず、仲間のために自らの手を汚す覚悟を持つ者という良い意味でダークヒーローらしい面を見せている。
 巧の方もまた、「嫌いだが、仲間だ」とその奇妙な信頼を明確に口にしており、それを聞いた草加も複雑な面持ちで返していた。

 『ゲイツ、マジェスティ
 海東大樹から依頼を受け、カッシーンに襲われていた明光院ゲイツ達を救出する為に参戦。カッシーンをあと一歩の所まで追い詰めた。カイザスラッシュを発動する前に逃げられてしまった為、海東と共に撤退した。
 本作のカイザは本編途中から連れて来られたのか、カイザポインターが装備されていない。ジオウ本編での出来事を微かに覚えており、ゲイツの事を「彼も仮面ライダーじゃないのか?」と海東に問いかけている。変身シーンは無かった

ゲーム作品

 ガンバライド
 第4弾にSRで参戦。必殺技は「ゴルドスマッシュ」。第5弾でもSRで収録。4弾ではスキルがコウエイ用だったが、今回はゼンエイ用スキルのためゼンエイで使えるようになった。
 シャバドゥビ5弾では新必殺技「カイザスラッシュ」と共に久し振りにSRで収録された。第9弾のノーマルカードのスキル名「乾巧って奴の仕業なんだ」が話題になった。

 ガンバライジン
 無印の2弾ではレアとしての登場。その後、無印の6弾ではSRに昇格した。ナイスドライブ3弾ではライバルキャンペーンの1枚として収録される。高レアカードは、ファイズがいると発動するアビリティを持っている。
 ボトルマッチ3弾ではCPで収録。ライダータイム2弾では初のLRで収録。同じくLRで登場したファイズと共に、メモリアルタッグフィニッシュ「クロスエクシードチャージ」(クリムゾンスマッシュとカイザスラッシュの同時攻撃)を必殺技に持つ。
 同弾から声優が村上幸平氏の本人ボイスになった。2020年5月発送予定のプレミアムバンダイ限定のバインダー付属カードでもLRで登場。必殺技として「サイドバッシャー バトルモード」が収録予定。

 クライマックスヒーローズ
 2作目『W』から参戦。3作目『オーズ』ではラグナロクモードでの使い勝手がいいため、このモードでのオススメライダーに挙げられている。

 ライダージェネレーション
 『2』から参戦。「フォトンブラッドポイント」という一部必殺技に使用する専用ゲージを持つ。ライダーアビリティは「じゃまなんだよ!」。フォトンブラッドポイントをリロードする。
 ボスライダーとの会話がいつもの草加なため「平常運転」などとネタにされた。『レボリューション』でのライダーパワーは「じゃまなんだよ!」。スペシャル攻撃が変化する。

 バトライド・ウォー
 1作目からNPCとして登場。2作目では同じくNPCのNEW電王、スカル 、エターナルが敵になる中、カイザは基本的には味方としてのみ登場した。
 3作目『創生』ではプレイアブルキャラとして登場。村上幸平氏が演じている。「呪いのベルト」を発動させることで必殺技が強化される。超必殺技でサイドバッシャー・バトルモードに搭乗し、ミサイル、豪快な格闘攻撃が可能になる。

カイザの日
 本編3ライダーの中で唯一、変身コードと日付を一致させられるため、ファンの中には9月13日は「カイザの日」として、この日を狙ってカイザの絵をアップロードする者もいる。
 草加を演じた村上幸平は、毎年この日には公式ブログに草加に関する文章をアップしている。2008年には『カイザ祭』なるイベントをロフトプラスワンで行った。

CSMカイザギア
 プレミアムバンダイにて2017年9月13日、予約が開始された。ドライバーの他にカイザブレイガンなどカイザのツールが全て付属する。
 カイザブレイガンのガンモードはブレードパーツを取り外して再現されている。劇場版に登場した啓太郎カイザや、西田カイザのカイザスラッシュも再現可能である。
 草加雅人の台詞に加え、本来は本編の台詞ではない「これも全て乾巧って奴の仕業なんだ」や首が折れる音まで収録されているサイドバッシャーやジェットスライガーの音声、真理や啓太郎の台詞も収録。彼らからの着信遊びが可能。
 村上幸平氏が紹介する動画で、カイザギアを手にする前に持参したウェットティッシュで手を拭いたり、動画の最後で「これも全て乾巧って奴の仕業なんだ」とファンサービスを披露していた。

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 以上です。これで紹介を終えます。

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