今回解説する仮面ライダーはオーディンです。
「戦いを続けろ。生き残った者だけが私と戦い、力を得られるだろう」
【BGM・閲覧のお供に是非】
目次
- 神崎士郎
- 概要
- ライダーバトルの目的
- 繰り返されたバトル
- 過去
- TV本編の結末
- その他の媒体
- 仮面ライダーオーディン
- スペック
- 概要
- 変身者
- サバイブ
- 戦闘能力
- 役割
- 鳳凰召錫 ゴルトバイザー
- ゴルトフェニックス
- 所有カード
- アドベント
- ソードベント
- ガードベント
- スチールベント
- ストレンジベント
- サバイブ
- タイムベント
- ファイナルベント:エターナルカオス
- 劇中の活躍
- TV本編
- 劇場版
- TVSP
- 漫画版
- 本編外の活躍
- DRAGONKNIGHT版
- 仮面ライダーディケイド
- 超スーパーヒーロー大戦
- RIDER TIME仮面ライダー龍騎
- ライダージェネレーション2
神崎士郎
『仮面ライダー龍騎』の登場人物。神崎優衣の兄。演じたのは菊地謙三郎。1977年9月29日生まれで年齢25歳。オーディンの変身者ではないが、関りが深いため記述。
概要
ライダーバトルのゲームマスターにしてライダーシステムの開発者。様々な想いを抱えた人々に自身が開発したカードデッキを与え『戦いに勝ち残れば、どんな願いも叶えられる』というライダー同士の戦いを開始する。
直接手を出す事はないが、言葉巧みにライダー達の心理を揺さぶり続ける。自身もオーディンを通じてライダーバトルに参加している。更に鳳凰型モンスター達を従え、戦いの進行を妨害する者や優衣に危害を加える者の抹殺を命じている。
ミラーワールドの存在であるため、通常の人間とは異なり現実世界での活動に制限があり、どの鏡面からもミラーワールドから現実世界に出ることが出来る。
優衣との過去
子供の頃の士郎と優衣は、両親に放置されて狭い部屋に閉じ込められていた。優衣が士郎の目の前で死亡。彼が嘆き悲しんでた時、鏡の中からもう一人の優衣が現れて融合、蘇生させる。しかしその際「20回目の誕生日の日に消えちゃうよ?」と言い残す。
「私がそっちへ行ってお兄ちゃんと一緒にいてもいい?」と士郎に語り掛け、士郎はこれを承諾。優衣の鏡像が実体化した衝撃で爆発と火災が発生するなか、鏡像の優衣は動かなくなった優衣と一体化した。
ライダーバトルの目的
神崎士郎はやがて訪れる優衣の決められた死を回避するため、 優衣を消滅させない方法を研究。カードデッキによる仮面ライダーへの変身と、アドベントカードによるモンスターとの契約、そして仮面ライダーたちが戦った末に、勝者が新しい命を得られるというシステムを構築した。
オーディンの常軌を逸した強さも、新しい命を手に入れて優衣に与える為に、どんな強敵にも必ず勝つ為に設定したと思われる。劇場版では「ライダー同士の戦いで生き残った最も強い命を優衣に与える」という形になっていた。
『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』
仮面ライダー同士の戦いが進み、残っている者は城戸真司=仮面ライダー龍騎、秋山蓮=仮面ライダーナイト、北岡秀一=仮面ライザーゾルダ、浅倉威=仮面ライダー王蛇、霧島美穂=仮面ライダーファム、そしてまだ現れていない1名を加えた6名となる。
しかし、戦いの進行は士郎が考えていたよりもかなり遅く、妹である神崎優衣の20歳の誕生日が間近に迫っており、士郎は真司らを集めて3日以内に決着をつけるようタイムリミットを通告した。
神崎士郎が望まぬ結末に至った場合、オーディンの持つ「タイムベント」のカードを使って一連の戦いを"無かったこと"にし、一からやり直していた。何度も何度も戦いが繰り返されており、それがTV本編・劇場版・TVSP・二つのHERO SAGA等と推測されている。
TV本編が最終エピソードと思われるが、劇場版では神崎の消滅によりリセット不能になったため真相は不明。一応龍騎サバイブがストレンジベントでタイムベントを引き、その効果でリセットした可能性はあるが。
かつては両親と妹の優衣の4人で暮らしていたが、両親がある出来事で亡くなった為、優衣は叔母の沙奈子に、士郎はアメリカの知り合いに引き取られる。
養子として引き取られた際の旧姓は高見(たかみ)。アクレイ大学へ進学し、ポトラッツ教授に師事。彼以外には理解できない何かを研究していたが、大学での実験中に事故で亡くなったとされる。実際にはアメリカでの実験の結果ミラーワールドの存在と化したらしい。
日本に戻ると清明院大学に在籍。江島研究室では鏡の向こうの世界、ミラーワールドで活動する事が出来る「仮面ライダー」というシステムを開発。神崎士郎、江島教授、そして秋山蓮の恋人である小川恵理が参加していた。
事故
2号館研究棟の401号室でミラーワールドに関する実験を行なった。成功するが、その場にミラーモンスターのダークウィングが襲来。恵理が意識不明の重体、江島教授も別のモンスターに狙われる事になる。その後消息を絶つ。
大学に恵理を迎えにきた恋人の秋山蓮が、彼女を守るために士郎からカードデッキを受け取ってダークウイングと契約。研究室は解散となり、士郎も以後は行方不明となった。
士郎の名は「OREジャーナル」が調査している連続行方不明事件の行方不明者リストにも、高見士郎の名で登録されている。
TV本編の結末
城戸真司や手塚海之といった戦いに消極的なライダーの出現で思うようにライダーバトルは進まず、タイムリミットである優衣の20歳の誕生日が近づく。
妹を救うために何度も戦いを繰り返すが、真相を知ってしまった優衣は一向に新たな命を受け入れない。最後はオーディンを消滅させて蓮に新しき命を与えた。
その後また駄目だったと神崎邸で顔を歪める。その時、現実世界から消滅した優衣が、鏡の破片の中から姿を現す。「また繰り返すの最初から? もう終わりにしよう」と彼は優衣に諭される。
最後
「優衣を失いたくない、俺を一人にしないで!」と叫ぶ士郎に、優衣は優しく「私はいつでもお兄ちゃんの側にいるよ」と返した。
いつの間にか幼い頃の姿に戻った彼は、同じく幼い頃の姿に戻った優衣とどこかの空間で絵を描き始めた。そこに成長した姿の士郎と優衣が現れ、一緒に絵を描き始める。
それは「自分たちを守ってくれる怪物」の絵ではなく、「いろんな人が幸せそうに笑っている」絵だった。2003年、春。鏡の向こうの世界も、鏡から出てくる怪物も、願いを叶える為の殺し合いもない「平凡で平和な世界」。
様々な想いを抱え戦った人々も普通の生活を送っていた。ただ、そこには「ある兄妹」の姿はなかった。とある喫茶店に飾られた写真の中で幼い兄妹が幸せそうに笑っていた。
劇場版では自分のために他人が傷つき、犠牲になることを拒んだ優衣が自殺。自身も絶望して消え去った。それによってミラーモンスターのハイドラグーンの大群が現実世界に飛び出して人を襲いだす。
TVスペシャルでは、語り部としてのみ登場。城戸真司の決断を見た後に、答えはもう一つの物語が教えてくれるという語りで幕を閉じている。
『ライダータイム龍騎』には登場しないが、ジオウとゲイツに倒されたオーディン(CV:小山剛志)の最期の言葉が「優衣」であり、本人もしくはその残留思念がオーディンに変身していたととれる描写になっている。
備考
EPISODE_FINALにて彼が廃教会のオルガンで弾いている曲の名前は「神崎士郎」。本作を代表するBGMとして人気のあるBGMであり、絶望感を煽るような壮大な曲調が特徴。なお、TVCMで使用されているのはこの曲のサビ部分。
13という数に何かと縁があり、ライダーバトルの定員が13人、優衣を失った時の年齢は13歳、彼が操る仮面ライダーオーディンの名前の由来であるオーディンは死神としての側面を持っており、タロットカードでは『死神』が13番目のカードに当たるとされる。
仮面ライダーオーディン
スペック
身長:205cm
漫画版
体重:100kg
パンチ力:350AP(約17.5t)
キック力:500AP(約25t)
ジャンプ力:ひと跳び50m
走力:100mを4秒
パンチ力:350AP(約17.5t)
キック力:500AP(約25t)
ジャンプ力:ひと跳び50m
走力:100mを4秒
概要
『仮面ライダー龍騎』に登場するライダー。映像作品ではTV本編とTVSPに登場、映画版未登場。CVは小山剛志。自称「13番目の仮面ライダー」。
バトルロワイアルに勝ち残り、ただ一人残った仮面ライダーが最後に対戦する相手。名前は北欧神話の主神「オーディン」から。
基本色は金と茶。ライダーの共通装備であるVバックルも唯一色違いの金色。デザインモチーフは不死鳥だが、そこに『変身忍者 嵐』の嵐が組み込まれており頭部や肩のシルエットにそれが顕著。常に腕組みをした姿勢を取っている。
正体は不明。「仮面ライダー龍騎超全集」の最終巻では、「神崎士郎が浮浪者らしき人物にカードデッキを渡すシーン」の写真が掲載された。そのため、神崎が無作為に選んだ人間に変身させて代理として戦わせていたと考えられる。
放送前のジャンクションでは暗がりを歩く神崎の姿が一瞬でオーディンに変わったことや、神崎がオーディンのカードデッキを所持しており、士郎役の菊地謙三郎も自分が変身するかと思ったとインタビューで語っている。
設定では「サバイブ〜無限〜」のカードを所持。そのため唯一常時サバイブ体。そのため、使用する描写はない。デザイナーの早瀬マサト氏は「サバイブになっていないオーディンの姿も存在するのだろう」と発言している。
会話
神崎士郎の傀儡なので、オーディン本人の意思はないに等しいが、流暢に会話可能。最低限の知能は有している。
気配を気づかれ龍騎にドラグクローで殴られたら「殴ったうちには入らないがな…」、龍騎の核心を突いた問いかけに「知る必要はない、お前たちの戦いは何も変わらない」と返している。
ゲーム『ライダーレボリューション』でのプレイアブル時には唐突に敵の前に現れて勝負を挑んでくる謎のライダーという扱い。だが現れた理由を問われた際には「戦いに来た」と素直に答えており、ハート・ロイミュードや蜘蛛男の情報を正確に認識していた。
戦闘能力
北欧神話に登場する大神の名に負けない強力さ。作品に登場する13人の仮面ライダーの中では文句無しに最強である。身体・カード共に他のライダーの能力を遥かに凌駕している。戦闘では直立し腕を組んだまま主に裏拳、しかも右手のみで戦う。
他のライダーにないアドベントカードを用いない特殊能力を持つ。他のライダーが数人がかりでも圧倒。空中浮遊や念動力、金の羽根を撒き散らしながら瞬間移動という特殊能力も有している。この羽根は攻撃にも転用でき、触れた瞬間爆発する。
ライダーバトルの主催者である神崎士郎の意志に従い、彼の代わりにライダー達の戦いに直接的な介入を行う。実体を持たない神崎の代理として戦っている。他の12人の内、最後の1人となったライダーと戦うシード選手=ラスボスとしての役割を持つ。
普段はオーディンのカードデッキは士郎が所有している。勝ち上がって来たライダーを倒し、その生命を回収し神崎優衣に与える。神崎優衣に関して何かしらの不都合・脅威が出現した際の排除、戦況が膠着状態に陥った際に発破をかけたりもする。
弱点
現実世界でも大型トラックを片手で弾き飛ばす、王蛇やナイトサバイブといった実力を持ったライダーすら軽くあしらうなど、圧倒的な力を見せた。
しかし劇中では経験の差で逆転されたり、リセットの記憶がある内にメモをするなどして、瞬間移動のパターンを読まれたりするなど、遅れを取る場面も目立つ。
ナイトに飛翔斬やウイングランサーの貫通で倒されている。ライダーがサバイブ形態でオーディンを直接撃破した例は無いに等しい。
鳳凰召錫 ゴルトバイザー
錫杖型の召喚機。普段は所持しておらず任意で手元に出現する。先端の鳥状の飾りの下のスロット部分をスライドさせ、その中にアドベントカードを装填。
するとカードの能力を使用できる。サバイブ形態ライダー召喚機では唯一名称が「ツヴァイ」ではなく、発動時の音声にエコーも無い。
翼部分を観音開きのように展開すると、3枚のサバイブカードを装填するスロットが現れる。中央に常に「サバイブ〜無限〜」を装填しており、左右のスロットにはそれぞれ右の翼を描いた「サバイブ〜疾風〜」、左の翼を描いた「サバイブ〜烈火〜」を装填可能。しかし劇中でその姿を見せることはなかった。
スペック
身長:190.0cm
体重:110.0kg
特色/力:瞬間移動、飛行能力
概要
不死鳥型モンスター。AP8000。ミラーワールド内で最強というべき実力を誇る。しかし本編での登場シーンは最終回におけるファイナルベント発動時のみ。
サバイブ体だがバイク形態は確認できない。外見は黄金色の不死鳥フェニックスで、左右の目の色は烈火を司る赤色と疾風を司る青色。
戦闘能力
翼のゴルトウイングによる瞬間移動能力も持ち、1回の羽ばたきで移動できる。羽根の1枚1枚は鋼鉄をも寸断するほどの鋭い斬れ味を持つ。翼の上部に備わる宝珠は「ゴルトシンボル」と呼ばれ、右翼から暴風、左翼からは火炎を発生させる。
立ち位置
名称やモチーフがガルド系と類似。ガルド系のサバイブ体とも考えられている。その他彼と契約した者はガルドサンダーなど鳳凰型モンスター3体を従者として使役できる可能性、神崎兄妹を護る守護神的存在と予想されている。
3枚存在する「サバイブ」のカードは、組み合わせるとこのモンスターの絵柄になる。書籍では神崎士郎が契約しているとされる。
所有カード
ゴルトフェニックスを召喚する。8000AP。アドベントカードは存在するが、ファイナルベント召還時にゴルトフェニックスも含まれるため劇中未使用。
ゴルトフェニックスの翼の一部を模した剣『ゴルトセイバー』を召喚する。4000AP。二刀一対となっており、それぞれ「疾風」「烈火」の力を秘める。ただし二刀流で使用することは少なく、基本的に一振りずつで使用する。
数値上シザースのファイナルベントと同等の威力がある。劇中でも一本のみで疾風断を躱しつつナイトを攻撃する事で不発に終わらせるなどした。
ゴルトフェニックスの背と尾を模した大型の盾『ゴルトシールド』を召喚する。4000GP。非常に頑丈で他のライダーのファイナルベントをものともしない。
相手の武器や装備を奪う。龍騎に奪われたシールドを奪回した。
ストレンジベント
使用すると別のアドベントカードに変化する。龍騎サバイブと同様のもの。劇中未使用。
ライダーとその契約モンスターを強化する特殊カード。「無限」「疾風」「烈火」の計三枚で構成されている。「無限」は常時発動し続ける上、戦闘力も倍増する。
双葉社発行の『仮面ライダーの超常識』にてサバイブ(無限)の効果はベルトに金色の縁取りが現れるという設定が公開された。
その他「烈火」と「疾風」も本来はオーディンのカードだが、劇中では諸事情により別のライダーの手に渡った。サバイブカード3枚を並べるとゴルトフェニックスの絵柄が完成する。サバイブカードが3枚揃っている限り、ライダーバトルが無限に繰り返される。
時間の逆行を行える、オーディンの象徴ともいえるとんでもないカード。士郎の望まない結末に至った時に使用し、全てをリセット、一からやり直す。本編・劇場版・TVSP・その他の世界全てで結末が違う理由の答えとされているが、実際どこまで有効なのかは不明。
本編中でも一度使用し、その回は総集編になった。実は元々は商品化用に設定されたカードだったが、総集編の必要が出たために急遽本編登場となった。
ファイナルベント:エターナルカオス
名称、および10000APの威力だけが分かっている技。通称CMベント。劇中ではナイトサバイブに対して使用。ゴルトフェニックスがオーディンの背中と合体、強烈な光を放った瞬間CMへ。CM終了後ナイトは瀕死の重傷を負っていた。
PS1ゲーム版ではオーディンが瞬間移動しながら敵ライダーを翻弄し、最後は契約モンスターのゴルトフェニックスを背中に装着して上から勢いよく頭突きを喰らわす。
北米の『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』ではドラゴンナイトに対して使用。炎を纏って高速で体当たりを行った。ドラゴンナイトをベントするが、攻撃の反動のせいでダメージが規定値を超えて自分もベントされた。
その他のゲーム
『仮面ライダー クライマックスヒーローズ』シリーズでは劇中通り発光するのみで詳細は不明。ただし、フォーゼでは光の向こうで突進している姿が割とハッキリ見える。
『ガンバライジング』でもゴルトフェニックスが来て発光以外は詳細不明。ライダーレボリューションではゴルトフェニックスから波動を放って敵を破壊する。
「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」
召喚したゴルトフェニックスに黄金のエネルギーを集約させ、ゴルトバイザーを標的に振り向けて突撃させた。ジオウとゲイツの龍騎・ナイトのライドウォッチを使った必殺技と競り合った末、二つの力に反応して烈火と疾風のサバイブカードが消滅、押し負けた。
劇中の活躍
中盤に初登場。戦っていた龍騎、ナイト、ゾルダ、王蛇の前に現れ、彼らを圧倒し、タイムベントを発動。士郎と優衣の過去を修正した。後にナイトと戦闘。圧倒するが、一瞬の隙からウイングランサーで身体を貫かれてし消滅した。
その後復活。ライダーバトル最後の3日間において、龍騎&ナイトと戦闘。圧倒するが、龍騎に動きを抑えられたところをナイトの飛翔斬を受けて消滅。
最終日に再び復活。オーディンには特定の変身者がおらず、デッキも量産型。それが不死身の答えだった。2回もやられたのは高いスペック持ちでも、実戦経験不足による機転の利かなさによるもの。
ナイトとの最終決戦では、ナイトサバイブをテレポートを用いた斬撃で翻弄しつつ攻撃。ファイナルベント「エターナルカオス」を発動させナイトのサバイブ態を解除させるほどのダメージを与える。
しかし優衣が新たな命を拒絶した事で士郎が絶望。その影響でオーディンにも異変が生じ、ナイトを勝者と認めながら消滅した。
しかし優衣が新たな命を拒絶した事で士郎が絶望。その影響でオーディンにも異変が生じ、ナイトを勝者と認めながら消滅した。
劇場版
既に脱落者扱いで未登場となっている。一部ではリュウガの登場がなにかしら関係しているのでは?と言う考察もされている。何らかの事情でオーディンが倒され、最終手段としてやむを得ずリュウガを呼び出したというところだろうか。
TVSP
ミラーワールドを守る為に終盤リュウガと共に参上。真司と蓮の敵として二人を追い詰める。地下駐車場戦にて龍騎のデッキを粉々に握り潰した。戦う場合も戦わない場合も、彼は最後まで生き残る。
変身者は『仮面ライダーオフィシャルデータファイル』で榊原が真司に渡したメモの名前が「湯村敏幸」と「椎名修治」となっており、その上で「オーディンやリュウガなど、変身者を見せていないライダーだった可能性が高い」と二人のどちらかということになる。
変身者は『仮面ライダーオフィシャルデータファイル』で榊原が真司に渡したメモの名前が「湯村敏幸」と「椎名修治」となっており、その上で「オーディンやリュウガなど、変身者を見せていないライダーだった可能性が高い」と二人のどちらかということになる。
MEIMU氏による漫画版の世界においては、真司が戦わないことを選択した場合も消滅する。映像版の世界とは違い、ライダー達も普通に生活する平和な日常が戻ってくる。しかしコアミラーが破壊された際、周りが苦しむ中、ただひとり静かに龍騎を見つめていた。
本編外の活躍
DRAGON KNIGHT版
名称は仮面ライダーラス。ラス(Wrath)とは「憤怒」、「激怒」の意味。名前の由来はおそらく元のキャラであるオーディンから。
北欧神話の主神オーディンの名は、古ノルド語で「激怒(する者)」を意味すると言われている。ベンタラ人のヴィック・フレイザーが変身。26歳。
ゼイビアックスが彼の肉体に憑依、変身してドラゴンナイト達の前に現れた。憑依直後はゼイビアックスの声だったが、JTCの指摘でヴィックの姿で活動するようになってからはヴィックの声で話すようになる。ケイスは「ラスのアーマーを汚したわね」「ラスの身体にゼイビアックスなんて強過ぎるわ」と評し、レンは「汚れそのものだ」と評した。
戦闘
主にストライクと共闘。瞬間移動でセイレーンを翻弄し、ストライクにベントさせるなどの活躍。瞬間移動でストライクを連れて移動したことも。最期はサバイブカードを使ったドラゴンナイトとウイングナイトの2人と戦闘。
ドラゴンナイトのドラゴンライダーキックを瞬間移動で回避し、エターナルカオスでベントした。が、自身も大きなダメージを受けベントされた。だがベントされたのはラスの肉体だけであり、ゼイビアックス自身は無事だった。
最終決戦
ユーブロンに救出され、他のライダー達と共に参戦。こちらはヴィック本人であるため、正式なベンタラのライダーであり、正義の戦士。最後は13人全てのライダーの力を合わせたリンクベントにより、ゼイビアックスを撃破した。
備考
こちらでは各ライダーにサバイブカードが存在するが、ドラゴンナイトとウイングナイト以外のカードは失われているため、サバイブカードを未使用と思われる。原典のサバイブ体同様の姿をしているため、詳細は不明。
吹き替えを演じたのは石川英郎氏。ゼイビアックス憑依時は大塚芳忠氏。ラスが登場したのは物語の後半であるため新撮シーンが多く、原典のオーディンはあまりやらなかった派手なアクションを見る事が出来る。
「龍騎の世界」で登場。他の龍騎ライダーたち同様裁判の参加者の一人であり、原典のような特別なライダーとしては扱われていない。変身者は不明。事件の真相を探りタイムベントのカードを求める黒羽レンことナイトと交戦。
特にダメージも受けることもなく瞬間移動でナイトを翻弄していたが、何故か真正面から飛翔斬を喰らいあっさりと倒された。これによりタイムベントのカードはレンからシンジ手に渡り事件の真相に辿り着くことに。
超スーパーヒーロー大戦
直接は登場しなかったが、「チームカード」のメンバーとして参戦。ベースは誰かは不明だが、あれだけのチートカードを持っていて、更にディケイドもメンバーにいたのにも関わらず、決勝戦に進出せず敗北した模様。まあ、早期に退場させないと物語が進まないので仕方がない話なのだが。
『おまえ達は私には勝てない。このサバイブのカードがある限り……ゲームは続く。何度も、何度も、無限に……!』
仮面ライダージオウのスピンオフ作品でも登場。変身者は「白いフードの男」。今回起きた一連の事件の黒幕。アナザー龍騎ウォッチを作り出して加納に渡し、その後はアナザー龍騎が襲った人間から生命力を狩り集めて謎のクリスタルに保管していた。
EP3でアナザー龍騎を追うジオウとゲイツの前に出現。オーディンに変身して襲いかかった。三枚のサバイブカードを使用しており、真の力は三枚揃えた状態で力を解放し続ける限り、ライダーバトルが終わりなく続くと明かされた。この作用によって納得のいく結果が出るまでライダーバトルを続けさせようと目論んでいた。
戦闘
短距離ワープからの連続攻撃を取っ掛かりに二人を一方的に追い詰めたが、ジオウの持っていた龍騎ライドウォッチと、ゲイツの持っていたナイトライドウォッチが烈火と疾風のカードに共鳴。
エターナルカオスを放ち、龍騎スクランブルタイムブレーク&ナイトギワギワシュートのぶつかり合いになるが、ライドウォッチの力に反応した二つのサバイブカードが消滅したことで威力ダウン、そのまま押し切られ直撃を受けて敗北、消滅した。撃破を見届けたジオウとゲイツの傍らには、サバイブとなった龍騎とナイトの幻影が佇んでいた。
デッキをかざすとベルトが現れ、手放したデッキが勝手に装填され、「変身」の台詞と共に鏡像のオーディンが複数重なって変身。最後にゴルトフェニックスの翼が背後に一瞬出現するという流れであった。ただしジオウ独自の解釈かどうかは不明。
ファンの考察
明言されていないが、本作における変身者は神崎士郎もしくは神崎士郎のライダーバトルにかける執念が具現化した存在ではないかと視聴者から推測されている。神崎本人は龍騎本編で優衣と共に成仏しており、現世に残ってライダーバトルを繰り返すことに執着する動機が薄いため、後者だと思われる。
「何度やり直しても全てをぶち壊しにする」仮面ライダー龍騎がいないという条件下でまたも優衣を蘇らせるべく暗躍していたらしい。アナザー龍騎はそのための駒だったようだ。
ゲーム作品
バトライド・ウォー
龍騎終盤の再現シナリオで登場するが、ほぼオリジナル展開も同然であり、神崎優衣を追ってきた龍騎とナイトを相手に戦い、ゴルトセイバーでダークバイザーを受け止めている隙にドラゴンライダーキックを喰らうも、寸前で撤退した。
ライダージェネレーション2
ゴウラに蘇らせられたライダーの一人として登場。劇中同様に自我がなく、大体決まった答えしか返さない。しかしながら、ライダー達がオーディンに耳を貸さない理由から、ライダー達のあり方や背景を知ることが出来る。
戦いを能動的に挑むライダーも少なからず存在している。本編で因縁のあるナイトが該当するが、ストロンガーはライダー同士での争いを否定しつつも、戦いを扇動するならば同じ仮面ライダーであるオーディン相手でも直々に戦うと表明した。
戦わない理由 | ライダー |
---|---|
同士討ちを望んでいないから | 昭和ライダー、仮面ライダーオーズ、キバ、レンゲル他多数 |
戦う理由がないから | カブト、アギト、ブレイド、プロトバース他多数 |
人を守るための力だから | 鬼戦士。響鬼もこの理由だが、修行の一環ならokらしい。 |
戦いの過酷さを知っているから | クウガ、ディケイド、キバーラ |
友と戦う辛さを知っているから | てつを、メテオ |
命令するならお前が戦え | ガタック、シン |
ダチになりたいから | 仮面ライダーフォーゼ |
面倒臭いので関わりたくない | 仮面ライダーファイズ、ディエンド |
無関係のライダーを争いに巻き込みたくない | 龍騎 |
その他 | W、カイザ、カリス、ゾルダ |
─────────────────────
以上です。これで紹介を終えます。