【悪しき闇の王座!】仮面ライダーアナザーパラドクス / アナザーパラド【パズルとファイター】

2022年6月13日月曜日

悪のライダー 映画・Vシネ 仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダー解説 怪人解説

t f B! P L
 今回解説する仮面ライダーはアナザーパラドクスです。

「言ったろ? 心があるお前は失敗作なんだよ」
目次
  • アナザーパラド
    • 概要
    • 成長
    • 変身
    • バグスターを作るぜ!
    • パラドとの差異
  • 仮面ライダーアナザーパラドクス
    • スペック
    • 概要
    • 外見
    • 戦闘能力
    • 性能
      • 頭部『APヘッド-PK』
      • 全身
      • 胴体
      • 腕部『APグロウスアーム』
      • 脚部『APグロウスレッグ』
    • 必殺技
    • 備考
  • 劇中の活躍
    • VSパラドクス
    • 敗北
    • 最期

アナザーパラド
 『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング PartII 仮面ライダーパラドクスwithポッピー』の登場人物。仮面ライダーアナザーパラドクスの変身者。演じたのは甲斐翔真。ブラックパラドという表記もある。

 概要

 檀正宗に感染していたもう一人の「世界初のバグスターウィルスのバグスター」。檀黎斗と協力関係にあった紗衣子によって、旧・ネクストゲノム研究所にて、檀正宗の身体から採取されて分離。実体化を果たした。
 一見すると永夢から分離したパラドに瓜二つの姿をしており、永夢すら本自分のパラドと間違える程。しかし、黒ずくめの衣装に身を包み永夢のパラドとは髪型が微妙に違うなどの差異があり、どことなく冷たい印象を受ける。

 成長
 ゲーム病で消滅した人々を治療する為に八乙女紗衣子率いる再生医療センターと幻夢コーポレーションが共同開発した新作ゲーム「バグスターをつくるぜ!!」が収録されているバグヴァイザーGから出現するとパラドの振りをしてテストプレイヤーとしてゲームに参加。
 宝生永夢と数々のゲームを遊ぶ。当初は腕前が低く、ゲーム勝負では天才ゲーマーMである永夢に手も足も出なかった。だが育成されて成長するにつれ次第に天才ゲーマーMを上回る技術を身に付ける。しかし同時に凶悪な一面を持つようにもなって行く。

 変身
 育った後「バグスターをつくるぜ!!」のテストプレイ終了後に訝しんだ永夢がパラドではない事に気づくものの、最早用済みになったと判断して彼をバグヴァイザーで銃撃し、重傷を負わせる。変身能力も手に入れる。
 「バグスターをつくるぜ!!」に参加したのは、紗衣子の指示で永夢の「天才ゲーマー『M』の腕前」を手に入れるためだった。心を持たない彼の性格は冷酷かつ残忍そのものであり、自身を成長させること以外には興味がない。

 バグスターを作るぜ!
 バグスター育成シミュレーションゲーム。ゲーム病で消滅した患者の再生医療研究の一環として、聖都大学附属病院・再生医療センターと幻夢コーポレーションが共同で開発した。
 バグスターを人間らしく育てることで消滅者復元の足がかりとなる可能性を秘めていて、テストプレイヤーとして永夢がパラドを、八乙女がポッピーピポパポを育成する。
 その実態はバグスターに組み込まれている消滅者の遺伝子を復元、最終的にバグスターを人間で上書きすることで復元するゲーム。
 正宗の遺伝子を持つブラックパラドと檀櫻子の遺伝子を持つポッピーから遺伝子情報を再構築し、彼らの息子である黎斗の肉体を蘇らせることが八乙女紗衣子の目的であった。

 パラドとの差異
 人間と関わりを持ったことで心を持ったパラドを、ゲームの世界では生き残る事が出来ない弱者として「失敗作」と称し見下している。かつての正宗同様に目的のためなら一切手段は選ばない。
 冷酷ながらもどこか子供のような無邪気さを持ち、ゲームそのものは本気で楽しみ、グラファイトなどへの仲間意識も彼なりに持っていた初期のパラドとは違って、アナザーパラドはそういった無邪気さも皆無。本質的な部分での差異は多い。

仮面ライダーアナザーパラドクス パーフェクトノックアウトゲーマー
「さあ、ガチでやり合おうぜ。最高にスリリングで、命がけのゲームをな……」

デュアルガシャット! ガッチャーン! マザルアップ! 悪の拳強さ!闇のパズル連鎖!悪しき闇の王座! パーフェクトノックアーウト!!
 スペック

身長:201.0cm
体重:102.1kg
パンチ力:90.0t
キック力:94.4t
ジャンプ力:ひと跳び92.6m
走力:100mを1.2秒

 概要
 アナザーパラドがゲーマドライバーにガシャットギア デュアル アナザーをセットし、レバーを開くことで変身した姿。Vシネマ仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーパラドクスwithポッピー』に登場。
 本来ゲーマドライバーの使用には人間の遺伝子が必要だが、アナザーパラドは育成ゲーム『バグスターをつくるぜ!!』によって、宿主である正宗の遺伝子が生成されたことで使用が可能となった。

 外見
 見た目はパラドクス・レベル99に酷似しているが、全身のカラーリングが黒とガンメタルを基調とし、下半身のローブもボロボロになっている。
 アンダースーツからはパズルや炎の意匠が消失。ライドプレイヤー、ゲンム・レベル0及びレーザーターボ同様、黒地に銀のラインが入った「アナザギアスーツ」になっている。

 戦闘能力
 レベルが設定されていないものの、通常のパラドクス同様レベル99のスペックを持つ。心を持たない冷酷性も相まってパラドクスを上回る高い戦闘力を誇っている。
 畳みかけるような近接攻撃を仕掛ける。武器はガシャコンバグヴァイザーⅡを使用。ガシャコンパラブレイガンは使用しない。

 性能

頭部『APヘッド-PK』
 『シャットハイガード』が頭部を保護。激しい戦闘によって全身各部に生じた熱を吸収し、稼働エネルギーに変換・蓄積する。
 頭部を保護するパーツ『マザライドヘア』表面に塗布された耐爆コーティング剤によって必要以上に強度が高められており、決して折れない。
 索敵装置『PKデュアルシグナル』が周囲の動体反応を捕捉・識別し、自動的に追跡マーカーをセットする。内部モニターのレーダーマップには捕捉した敵や味方、エナジーアイテムの位置などが表示される。

視界機能
 視覚センサーにハイスピードカメラ並みの撮影機能や、夜間戦闘用の発光装置を搭載。右の『レッドアイライトスコープ』は敵の攻撃予備動作を確実に捉え、的確な反撃を決める。
 左の『ブルーアイライトスコープ』は敵の装備やスーツの構造・状態を分析し、脆くなっている部分をピンポイントで攻撃する。
 フェイスゴーグル『シルバンゴーグル』は遮蔽物に隠れた敵などを見つけ出す特殊な透過センサーや、視覚センサーの反応速度を強化する。

全身
 ボディスーツ『アナザギアスーツ』が変身者の動作を補助・強化。常人離れした身体能力をもたらす。攻撃力と防御力、反応速度を重視した調整が施されており、装着者の技量に応じて高い戦闘力を引き出すことができる。
 全身各部に装着された銀色のガードパーツ『シルビルドガード』が受けたダメージに応じてパーツの構造を組み換え、耐久性を高める。全身各部に搭載された「ゲインライザー」の制御プログラムを内蔵装置が書き換え、攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させる。

胴体
 胸部装甲『AP-メックライフガード』は内部中枢の損傷を防ぐため、急所に受けたダメージを半減し、全身に分散させる。残存体力が少ない程プロテクターの防御力が上昇する。
 胸部に表示される体力ゲージ『ライダーゲージ』が残存体力を可視化しており、ゲージが尽きると変身者の命に危険が及ぶ。
 右肩装甲『ファイライトショルダー』に特殊燃焼装置「マテリアバーナー」が内蔵。爆発を伴う炎の格闘攻撃を繰り出す。
 左肩装甲『パズレフトショルダー』はゲームエリア内のあらゆる物質を自在に操る特殊装置「マテリアコントローラー」が内蔵。複数のエナジーアイテムを組み合わせ、新たな効果を生み出せる。

腕部『APグロウスアーム』
 レベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力を上昇させる機能「ゲインライザー」を搭載。高速かつ細かい動作を得意としており、敵の急所を正確に狙い打つ。
 拳を覆う強化グローブ『スマッシュコンボグローブ』表面を通じてガシャコンウェポンとのデータ通信を行い、攻撃システムの連動と最適化を実行する。
 内蔵装置「ダメージインパルサー」により、パンチの衝撃を敵の装甲内部に伝えることが可能。対ライダー戦において高い効果を発揮する。

脚部『APグロウスレッグ』
 レベルや戦闘経験に応じて攻撃力や防御力を上昇させる機能「ゲインライザー」を搭載。瞬発力に優れており、軽快なフットワークで敵を端に追い詰め、一方的に連続技を叩き込む。
 バトルシューズ『スマッシュコンボシューズ』に内蔵された加速スラスターを利用することで、残像を伴う高速戦闘が可能。
 内蔵装置「ダメージインパルサー」により、キックの衝撃を敵の装甲内部に伝えることが可能。対ライダー戦において高い効果を発揮する。

 必殺技

パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー
 ゲーマドライバーのレバーを開閉して発動。両脚を揃えてから赤・青2色のエネルギーを纏わせてドロップキック、または飛び蹴りを放つ。最初の戦闘では竜巻旋風脚のようにエネルギーを撒き散らすキック技も繰り出した。

 備考
 変身に使うガシャット及びドライバーの出処は不明。だが、アナザーパラドの誕生に黎斗が関与していることを考えると、いずれも黎斗から与えられたのではないかと推測される。
 『ドライブサーガ 仮面ライダーブレン』では、秘密結社『無』のダークライダーの一員として登場。メタ的に言うと2020年が誕生年である為、2019年が舞台と思われる本作の世界ではまだ誕生していない
 NHKの「全仮面ライダー大投票」では正規ライダーであるにもかかわらず、投票対象からハブられた。この投票での選択画面は出典作品を細かく掲載している一方で、なぜかエグゼイドのVシネマが掲載されていない。

劇中の活躍

 VSパラドクス
 初戦ではパラドを撃破。「心があるお前は失敗作なんだよ」と言い、紗衣子にケーブルで拘束させた。茫然自失に陥ったパラドだが、彼の中にある正義の心、永夢を信じる心が彼を奮い立たせた。自分の中にある永夢の力でケーブルを引きちぎる。
 再戦ではゲノムスとタッグを組んで、パラド・ポッピーと戦闘。容赦ない攻撃を繰り出して圧倒する。しかし、永夢との繋がりで改めて心を持ったことによる真の強さを手に入れた事を再認識したパラドに徐々に追い詰められていく。
 ポッピーはゲノムスにとどめを刺す。パラドクスとアナザーパラドクスは互いにキメワザ『パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー』を繰り出す。拮抗の末、パラドが勝利。最後にパラドから「お前は消えろ」と言い渡され、絶叫を上げながら消滅する。

 敗北
 アナザーパラドは消滅の寸前、黎斗のバグヴァイザーⅡにデータとして吸引されていた。さらに、経口摂取によって取り込まれた。これによって黎斗は天才ゲーマーとしての力と天才ゲームクリエイターの力を得た。
 黎斗は人間としての蘇生には全く興味がなく、その目的は永夢により天才ゲーマーとして育成されたブラックパラドそのものだった。自身の目標すら踏みにじられた紗衣子をはじめ、唖然とする一同。

 最期
 続編である『PARTⅢ 仮面ライダーゲンムVS仮面ライダーレーザーにも僅かながら登場。正宗が再び仮面ライダークロノスに変身する為に、アナザーパラドが閉じ込められたガシャコンバグヴァイザーⅡを利用しアナザーパラドを再吸収する。
 だが最終的に正宗は黎斗の力に敗れて再び消滅。それに伴って、アナザーパラド自身も正宗と共に消滅したと思われる。このガシャコンバグヴァイザーⅡを使った貴利矢が黎斗を倒したことで、一連の事件は解決した。

─────────────────────

 以上です。これで紹介を終えます。

QooQ